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第237話 盗撮
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「あそこまでやるとは聞いてなかったぞ」
愛翔が苦笑しつつそれでも優し気に桜と楓をつつく。
今3人は”結婚式”の余韻の中でテーブルに出されている軽食を口にしながらくつろいでいた。
「あはは、あたし達も最初は、そんなつもりは無かったのよ。ね、楓」
「ええ、最初は単にウェディングドレスでハロウィンパーティーに参加するだけのつもりだったのよ。それを私が不覚にもコスチュームについて”春”のメンバーにもらしてしまったのがきっかけで」
「そうそう、そしたら女子バスの方に、あの長嶺さんだっけ?がやってきてあれよあれよという間にこういう事になっちゃったのよね」
桜も楓もクスクスと笑いながら愛翔にしがみつき幸せそうな顔をしている。
けれど、そこで桜がふっと不安そうな顔に変わり
「でも、愛翔は嫌だった?」
愛翔はプッと吹き出しながら
「そんな不安そうな顔しなくてもいいよ。確かにびっくりしたけど、2人の可愛いところも見られたし、それに嬉しかったよ」
そういうと桜の頭を撫でようとして
「おっと、今は頭撫でたらセットが崩れるな」
代わりに愛翔は桜を抱き寄せ頬にキスを落とした。少し離れたところで黄色い悲鳴が上がったが既に3人は慣れてしまっていて気にも留めない。そのままの流れで愛翔は楓を抱き寄せ
「楓も素敵だよ」
そう言いながら楓の頬にも唇をよせた。
途端に愛翔が鋭い目つきになった。
「そこの君。勝手な撮影はマナー違反だぞ」
チャラそうな見た目の男子生徒に愛翔が鋭い声を掛けると、周囲に居た女子バスケットボール部のメンバーが取り囲む。
「そのままスマホを渡しなさい」
「そ、そんな横暴は許されないぞ。これは俺の……」
更に軽音楽部のメンバーが加わることで圧力を増した包囲網に男子生徒はスマホを手渡した。そこで撮影された動画データを削除し、長嶺が愛翔にスマホを持ってきた。
「これ一応さっき撮影されたデータは削除したけど、こういうの住吉君の方が詳しいでしょう。確認してもらえるかしら」
愛翔はスマホを受け取ると確認をしていく。
「スマホ内にはデータは残っていない。後は……。やはりクラウドに上げてあったか。これも削除して」
そこまで操作をすると愛翔は盗撮をした男子生徒に視線を向ける。観察を続け
「その人の左胸ポケットを探ってみてくれませんか」
愛翔の言葉に男子生徒はビクリと反応をし愛翔を見た。その後俯き、渋々といった感じでマイクロSDカードを手渡した。
その頃になると騒ぎを聞きつけた生徒会役員がやってくる。
「生徒会副会長の神薙だ。なんの騒ぎだこれは」
「盗撮だよ」
愛翔がそういうとスマホとマイクロSDカードを手渡す。
「スマホ内とクラウドのデータは削除させてもらった。その生徒の動きからするとマイクロSDカードにも何らかのデータを持ってる可能性が高い。できればこの場で確認して削除して欲しいんだが」
「わかった、確認させてもらう」
愛翔の言葉に神薙がマイクロSDカードを確認し顔を顰めると削除操作をした。
「今回の盗撮データは削除させてもらった。その上で聞く、このマイクロSDカードは君の物で間違いないか?」
「お、俺は預かっただけで……」
「なるほど。君には聞くことがある。生徒指導室に来てもらおう。あ、住吉は災難だったな。後は任せてパーティーを楽しんでくれ」
その後は女子バスケットボール部や軽音楽部の部員が3人と写真をねだり、さすがにそれには応える3人に周りから羨まし気な視線が集まり、桜と楓は女子限定でツーショット(?)スリーショット(?)の写真を撮ったりしながらパーティーを楽しんだ。
愛翔が苦笑しつつそれでも優し気に桜と楓をつつく。
今3人は”結婚式”の余韻の中でテーブルに出されている軽食を口にしながらくつろいでいた。
「あはは、あたし達も最初は、そんなつもりは無かったのよ。ね、楓」
「ええ、最初は単にウェディングドレスでハロウィンパーティーに参加するだけのつもりだったのよ。それを私が不覚にもコスチュームについて”春”のメンバーにもらしてしまったのがきっかけで」
「そうそう、そしたら女子バスの方に、あの長嶺さんだっけ?がやってきてあれよあれよという間にこういう事になっちゃったのよね」
桜も楓もクスクスと笑いながら愛翔にしがみつき幸せそうな顔をしている。
けれど、そこで桜がふっと不安そうな顔に変わり
「でも、愛翔は嫌だった?」
愛翔はプッと吹き出しながら
「そんな不安そうな顔しなくてもいいよ。確かにびっくりしたけど、2人の可愛いところも見られたし、それに嬉しかったよ」
そういうと桜の頭を撫でようとして
「おっと、今は頭撫でたらセットが崩れるな」
代わりに愛翔は桜を抱き寄せ頬にキスを落とした。少し離れたところで黄色い悲鳴が上がったが既に3人は慣れてしまっていて気にも留めない。そのままの流れで愛翔は楓を抱き寄せ
「楓も素敵だよ」
そう言いながら楓の頬にも唇をよせた。
途端に愛翔が鋭い目つきになった。
「そこの君。勝手な撮影はマナー違反だぞ」
チャラそうな見た目の男子生徒に愛翔が鋭い声を掛けると、周囲に居た女子バスケットボール部のメンバーが取り囲む。
「そのままスマホを渡しなさい」
「そ、そんな横暴は許されないぞ。これは俺の……」
更に軽音楽部のメンバーが加わることで圧力を増した包囲網に男子生徒はスマホを手渡した。そこで撮影された動画データを削除し、長嶺が愛翔にスマホを持ってきた。
「これ一応さっき撮影されたデータは削除したけど、こういうの住吉君の方が詳しいでしょう。確認してもらえるかしら」
愛翔はスマホを受け取ると確認をしていく。
「スマホ内にはデータは残っていない。後は……。やはりクラウドに上げてあったか。これも削除して」
そこまで操作をすると愛翔は盗撮をした男子生徒に視線を向ける。観察を続け
「その人の左胸ポケットを探ってみてくれませんか」
愛翔の言葉に男子生徒はビクリと反応をし愛翔を見た。その後俯き、渋々といった感じでマイクロSDカードを手渡した。
その頃になると騒ぎを聞きつけた生徒会役員がやってくる。
「生徒会副会長の神薙だ。なんの騒ぎだこれは」
「盗撮だよ」
愛翔がそういうとスマホとマイクロSDカードを手渡す。
「スマホ内とクラウドのデータは削除させてもらった。その生徒の動きからするとマイクロSDカードにも何らかのデータを持ってる可能性が高い。できればこの場で確認して削除して欲しいんだが」
「わかった、確認させてもらう」
愛翔の言葉に神薙がマイクロSDカードを確認し顔を顰めると削除操作をした。
「今回の盗撮データは削除させてもらった。その上で聞く、このマイクロSDカードは君の物で間違いないか?」
「お、俺は預かっただけで……」
「なるほど。君には聞くことがある。生徒指導室に来てもらおう。あ、住吉は災難だったな。後は任せてパーティーを楽しんでくれ」
その後は女子バスケットボール部や軽音楽部の部員が3人と写真をねだり、さすがにそれには応える3人に周りから羨まし気な視線が集まり、桜と楓は女子限定でツーショット(?)スリーショット(?)の写真を撮ったりしながらパーティーを楽しんだ。
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