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【覇王魔窟】101階にあがる。
現れたのは、巨大なトカゲ。ドラゴンではなく、本当にただのデカいだけのトカゲ型魔物。〈魔物図鑑:視覚版〉によると、その名は〈蜥蜴魔〉。
うーん。なんだろう。
たとえば【覇王魔窟】にまだ上ったことがないころの私が、道端とかでこの〈蜥蜴魔〉に遭遇していたら、恐ろしさのあまり気絶していたかも。
しかし、すでに〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉という、建物サイズのドラゴンと戦ったあとでは──迫力不足。
まず《波動砲Lv.2》をぶち当て、その衝撃によって動きを鈍らせる。《操縦》で魔改造鍬〈スーパーコンボ〉を加速させる。
このとき〈スーパーコンボ〉に私は掴まっているので、私自身が急加速。一気に〈蜥蜴魔〉との距離を詰め、《爆雷舞》を発動。
この打撃スキルは、《爆打》と《雷打》の効果をあわせ相乗効果で威力も増幅、だけではなくスキル自体が連続攻撃もの。よって敵が防御か回避しない限りは、撃破まで攻撃が続く。そして──〈蜥蜴魔〉をあっさりと殺させていただいた。魔素を取り込む。
「うーん。気のせいかなぁ。《爆雷舞》の威力が、かなり強いような?」
試しに100階に降りると、〈鎧獣(ガードビースト)〉が現れた。
攻略記録ポイントで100階に上がったさいは、〈鎧獣(ガードビースト)〉は撃破済みとして出現しない。だがいったん101階まで上がって降りた場合、出現するようだ。
これは知っておいて良かった。〈緊急脱出トンカチ〉が使えない状態で1階まで降りようとした場合、100階からは敵魔物が出現するわけだ。
まぁ、とにかく実験、実験と。
前回〈鎧獣(ガードビースト)〉を倒したときは、まだ《爆雷舞》パネルを解放しておらず、最も効果的だったのが《氷打》だった。それで撃破まで3時間かかったのだ。それだけ硬い敵だった。
さて、今回はどうか。
《爆雷舞》発動。3分弱で倒してしまった。
「おお、《爆雷舞》での威力アップが想定以上の爆上がりだよ」
では攻略に戻ろう。102階、103階、104階、105階…………………順調に撃破の撃破で、1日のうちに150階まで上がってしまった。
あれっっ、ギリギリの命の駆け引きができなくなってしまった!
というか、【覇王魔窟】さん手抜きじゃないですか?
どうも100階からはずっと、14階にいた〈スライム〉みたいな、初見殺し的な魔物が出てこない。つまり、力技系の魔物ばかりだ。もしかすると、そういう種類の魔物を集めた階層域なのかもしれない。
だが私としては、すでに中間層レベルの〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉を撃破しているし、まったく勝てる気がしなかったとはいえ、999階の〈悪鬼羅刹(ザ・ボーイ)〉とも対峙している。
そういう身なので、あえて偉そうな態度を取らせていただくならば、いまさら下層階で力技だけの魔物が出てきても、「へぇ、そうですかい」という感じ。
とにかく魔素は順調に集まり、武装Lv.は前回【覇王魔窟】を出たときのLv.136から、Lv.198まで上がっている。
ただし、実は【覇王魔窟】の100階に攻略記録ポイントで上がったときから、すでにLv.162まで上がっていたのだけど。
そう、〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉を殺させていただいたとき取り込んだ莫大な魔素によって(厳密には〈蚤量魔(フリーデッド)〉も何十体か撃破しているけど)。
たった一体の魔物を倒しただけで、26もLv.が上がったわけで、これが『〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉は500階クラス』と推測した根拠でもある。
とにかく、ここいらで貯まったスキルポイントを少し消化しておこうか。
現在のスキルポイントは350。かなりの量だが、パネル解放に必要なスキルポイントも増えてきている。
まずは『武器の打撃力をUPする(打撃Lv.4)』と『使用者の防御力をUPする(防御Lv.4)』、双方とも次のパネルを解放。
『武器の打撃力をUPする(打撃Lv.5)』と『使用者の防御力をUPする(防御Lv.5)』だ。
こういう地味だけど、基礎上げは大事。使用したスキルポイントは、24。
つづいて打撃領域で、《爆雷舞》の次の未解放パネル《破嵐打》を解放。
『破壊力重視の一撃必殺打を放つ。ただしチャージに5秒かかり、また他のスキルも含めて連続発動は不可』。
おそらく《爆雷舞》より強力な一撃だが、《爆雷舞》のように気軽には使えないようだ。チャージ時間も気になるけど、『他のスキルも含めて連続発動は不可』ということは、外したあとに《爆雷舞》などに切り替えるのにも時間がかかるわけだろう。
絶対に外さない場面じゃないと、使えないわけだね。まぁ必殺技みたいなのがあるのは、戦略が増えるので良い良い。
使用したスキルポイントは35。
さてと、つづいて防御領域から《鎧装甲》の次の未解放パネルを、気乗りしないけど開く。
というのも、ここで解放した防御スキルは《装甲領域》。『仲間3人まで一時的に防御力を上げる』というものだから。
ソロプレイヤーとしては、まぁいらない。ただバランスよく解放していきたいので、防御領域だけ無視はできない。
使用したスキルポイントは35。
ふむ。ちょっと一考。
栽培領域の《耕作:見習い人》の次の未解放パネルが、また《無題》なのだ。しかも解放に必要なスキルポイントは、50ときている。
だけど《耕作:見習い人》は凄く使えるスキルだったし(弱点も大きいけども)、やっぱり栽培領域も解放していきたい。
だから《無題》を解放。
すると、次の未解放パネルも《無題》だった。そんな気はしたけどもね。
とりあえず、ここでパネル解放はやめておこうかな。
残りスキルポイントは、206。なんとなくだけど、一気に使うべきときがきそう。いや、単に私が貯金しておきたい性格なだけかも。
では151階へ。
現れたのは、巨大なトカゲ。ドラゴンではなく、本当にただのデカいだけのトカゲ型魔物。〈魔物図鑑:視覚版〉によると、その名は〈蜥蜴魔〉。
うーん。なんだろう。
たとえば【覇王魔窟】にまだ上ったことがないころの私が、道端とかでこの〈蜥蜴魔〉に遭遇していたら、恐ろしさのあまり気絶していたかも。
しかし、すでに〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉という、建物サイズのドラゴンと戦ったあとでは──迫力不足。
まず《波動砲Lv.2》をぶち当て、その衝撃によって動きを鈍らせる。《操縦》で魔改造鍬〈スーパーコンボ〉を加速させる。
このとき〈スーパーコンボ〉に私は掴まっているので、私自身が急加速。一気に〈蜥蜴魔〉との距離を詰め、《爆雷舞》を発動。
この打撃スキルは、《爆打》と《雷打》の効果をあわせ相乗効果で威力も増幅、だけではなくスキル自体が連続攻撃もの。よって敵が防御か回避しない限りは、撃破まで攻撃が続く。そして──〈蜥蜴魔〉をあっさりと殺させていただいた。魔素を取り込む。
「うーん。気のせいかなぁ。《爆雷舞》の威力が、かなり強いような?」
試しに100階に降りると、〈鎧獣(ガードビースト)〉が現れた。
攻略記録ポイントで100階に上がったさいは、〈鎧獣(ガードビースト)〉は撃破済みとして出現しない。だがいったん101階まで上がって降りた場合、出現するようだ。
これは知っておいて良かった。〈緊急脱出トンカチ〉が使えない状態で1階まで降りようとした場合、100階からは敵魔物が出現するわけだ。
まぁ、とにかく実験、実験と。
前回〈鎧獣(ガードビースト)〉を倒したときは、まだ《爆雷舞》パネルを解放しておらず、最も効果的だったのが《氷打》だった。それで撃破まで3時間かかったのだ。それだけ硬い敵だった。
さて、今回はどうか。
《爆雷舞》発動。3分弱で倒してしまった。
「おお、《爆雷舞》での威力アップが想定以上の爆上がりだよ」
では攻略に戻ろう。102階、103階、104階、105階…………………順調に撃破の撃破で、1日のうちに150階まで上がってしまった。
あれっっ、ギリギリの命の駆け引きができなくなってしまった!
というか、【覇王魔窟】さん手抜きじゃないですか?
どうも100階からはずっと、14階にいた〈スライム〉みたいな、初見殺し的な魔物が出てこない。つまり、力技系の魔物ばかりだ。もしかすると、そういう種類の魔物を集めた階層域なのかもしれない。
だが私としては、すでに中間層レベルの〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉を撃破しているし、まったく勝てる気がしなかったとはいえ、999階の〈悪鬼羅刹(ザ・ボーイ)〉とも対峙している。
そういう身なので、あえて偉そうな態度を取らせていただくならば、いまさら下層階で力技だけの魔物が出てきても、「へぇ、そうですかい」という感じ。
とにかく魔素は順調に集まり、武装Lv.は前回【覇王魔窟】を出たときのLv.136から、Lv.198まで上がっている。
ただし、実は【覇王魔窟】の100階に攻略記録ポイントで上がったときから、すでにLv.162まで上がっていたのだけど。
そう、〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉を殺させていただいたとき取り込んだ莫大な魔素によって(厳密には〈蚤量魔(フリーデッド)〉も何十体か撃破しているけど)。
たった一体の魔物を倒しただけで、26もLv.が上がったわけで、これが『〈橙鎧龍(オレンジドラゴン)〉は500階クラス』と推測した根拠でもある。
とにかく、ここいらで貯まったスキルポイントを少し消化しておこうか。
現在のスキルポイントは350。かなりの量だが、パネル解放に必要なスキルポイントも増えてきている。
まずは『武器の打撃力をUPする(打撃Lv.4)』と『使用者の防御力をUPする(防御Lv.4)』、双方とも次のパネルを解放。
『武器の打撃力をUPする(打撃Lv.5)』と『使用者の防御力をUPする(防御Lv.5)』だ。
こういう地味だけど、基礎上げは大事。使用したスキルポイントは、24。
つづいて打撃領域で、《爆雷舞》の次の未解放パネル《破嵐打》を解放。
『破壊力重視の一撃必殺打を放つ。ただしチャージに5秒かかり、また他のスキルも含めて連続発動は不可』。
おそらく《爆雷舞》より強力な一撃だが、《爆雷舞》のように気軽には使えないようだ。チャージ時間も気になるけど、『他のスキルも含めて連続発動は不可』ということは、外したあとに《爆雷舞》などに切り替えるのにも時間がかかるわけだろう。
絶対に外さない場面じゃないと、使えないわけだね。まぁ必殺技みたいなのがあるのは、戦略が増えるので良い良い。
使用したスキルポイントは35。
さてと、つづいて防御領域から《鎧装甲》の次の未解放パネルを、気乗りしないけど開く。
というのも、ここで解放した防御スキルは《装甲領域》。『仲間3人まで一時的に防御力を上げる』というものだから。
ソロプレイヤーとしては、まぁいらない。ただバランスよく解放していきたいので、防御領域だけ無視はできない。
使用したスキルポイントは35。
ふむ。ちょっと一考。
栽培領域の《耕作:見習い人》の次の未解放パネルが、また《無題》なのだ。しかも解放に必要なスキルポイントは、50ときている。
だけど《耕作:見習い人》は凄く使えるスキルだったし(弱点も大きいけども)、やっぱり栽培領域も解放していきたい。
だから《無題》を解放。
すると、次の未解放パネルも《無題》だった。そんな気はしたけどもね。
とりあえず、ここでパネル解放はやめておこうかな。
残りスキルポイントは、206。なんとなくだけど、一気に使うべきときがきそう。いや、単に私が貯金しておきたい性格なだけかも。
では151階へ。
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