ストーカー竜娘と復讐鬼の王子様 ―今、あなたの後ろにいるの―

逢月 悠希

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第2章『黙した傷の在処、語らぬ想い』

27.白か黒か

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——会議室。

 机の上に散らばる紙の上に、ルーシオが突っ伏している。
 彼に呼び出されたエスメライは「こいつも割と過労気味だよな」と労う気持ちを抱いていた。

「最近、うちの追跡班ハウンズがめちゃくちゃ仕事してくれて、助かるような、案件が増える分、戦闘員達の過労が心配で悲しいような……」
「あー……また何か引っ掛かけてきたのか?」
「そうなんだよ、最近のアイツら、有能で助かるんだよな」

 問えば、ルーシオは複数の書類を机の上に並べた。
 ただ、手書きで「済」という文字が右斜め上に記された書類がいくつか混じっていた。

「ん? 済?」
「なんか、追跡班の一部の奴らが軽い案件を『調べるついでに潰して帰ってくる』ようになったんだよなー……」
「は?」

 とんでもない言葉が返ってきた。
 エスメライはどこか困惑を隠せない様子のルーシオの言葉を待つ。

「最初は危ねぇからやめろって言ったんだが、注意してもやめる気が一切ねぇんだよ。
 とはいえ、自分達がやれるかやれねぇかの見極め自体は完璧だから放置することにした。実際問題、かなり助かってるしな」
「……マジかよ」

 そういえば最近、拠点潜入系以外の案件が入ってこない。
 具体的に言うと、“繁殖場案件”が来ないのだ。

 繁殖場はその名の通り、商品となる竜人族や有翼人族を無理矢理繁殖させ、売り捌く倫理観の欠片もない場所だ。放置するメリットは1mmもないため、発見次第潰すようにしているのだが……。

(アレはなー……やってることがやってることだからクロウはほぼ確実に吐くし、レヴィにはガチで見せたくないもんしかないし、で相当困ってたもんなぁ……)

 繁殖場案件に関しては戦闘員の2人を動かしたくない。クロウに関しては行かせたところで「何もできない」も同然だし、だからと言ってレヴィを行かせるという選択肢も出ない。
 レヴィには本気で何も見せたくない。空気を吸わせることすら嫌だ。もう18歳だということは分かっているが、かなり小さな頃から面倒を見ているせいで耐えられない。

 唯一の救いは、繫殖場はドラグゼン目線だと下請け企業に近い立ち位置だ。ゆえに機密情報はほぼほぼ扱っておらず、必然的に警備も非常に甘い。
 そのため、どうしても繁殖場への潜入が必要な場合は不意打ちを仕掛けるような形でルーシオやヴェルシエラが強行していた。
 何ならラザラス加入後は本当に申し訳ないと頭を下げつつ、全力で彼に丸投げしていた。頭が良すぎて秒ですべての事情を察したラザラスは、一切拒むことなく繁殖場を潰し回ってくれた。

「そうか、繁殖場片づけてくれてるのか……」
「気づいたか? 最近は拠点潜入案件が多発してんのもあるが、とにかく“変態打線”と“踊る親衛隊”と“祭壇建築家”が元気なんだよ」
「うわぁ」

 言えない。

 追跡班の結成理由になったクロウのファンは、ありとあらゆる状況に対応できそうな打線がもはや余裕で組めるし、レヴィのファンは光る棒を振り回しながら暇さえあれば踊るようになったし、ラザラスのファンは隠し撮り写真で祭壇を作り始めたし、何ならロゼッタに狂った奴が何故か“一定数”現れただなんて——絶対に、言えない。

 ある意味では深刻な問題を抱えた追跡班の面々を思い浮かべつつ、ルーシオはどこか悲し気に笑った。

「まあ、裏でやってる推し活のことは置いといて……奴らも、気づいてただろうからな。
 繁殖場案件は危険度も重要度も低い割に、戦闘員全員に多大な負荷が掛かってたことくらい」

 エスメライは、「済」と書かれた書類を手に取り、口を開く。

「だよなー……クロウは派手にメンタルブレイクするし、レヴィの教育には信じられんレベルで悪いし、
 大量に繁殖場を見つけようもんならラザラスが過労死一直線だったからなぁ……ファンなら、推しの異常には気づくよな」

 最近、追跡班が追跡するだけでなく、勝手に『お片づけ』して必要なものだけ持ち帰ってくるようになった。本当に、ありがたい。ありがたい、が……。

(変態と、変態予備軍の集いじゃなきゃなければ、なぁ……)

 ルーシオという名の防波堤のお陰で被害を未然に防いでいるが、彼らは油断すると意味が分からない被害を出すタイプの変態だ。
 そうでなければ、手放しで喜べたのに。変態と天才は紙一重とは言うが、体現しないで欲しかった——。

 残念すぎる優秀部隊爆誕の事実に、エスメライは乾いた笑い声を上げるしかなかった。

「……でな、それだ。ちょうど、それ」

 ルーシオはエスメライが持つ紙束を指差し、口を開く。

「追跡班が繁殖場から新たな拠点潜入案件と一緒に“変なの”持って帰ってきたんだ。読んで欲しい」
「変なの? ……って、んえ!?」

 改めて紙束に視線を落とし、エスメライは声を裏返らせた。
 その紙には、一枚の写真が付属している。

「オスカー・ドレイク。本名は『オスカー・ローランド・ドレイク』って言うらしい。
 公称年齢は52歳だが、実年齢は46歳。俗にいう“大御所”って呼ばれる国際的俳優だ……知ってるよな?」

 癖毛の黒髪、褐色の肌。引き締まった長身の体躯。
 薄く色がついたサングラスを好むらしく、写真の中の彼もサングラスを身につけていた。
 その下の瞳は、夕陽を思わせるような橙色をしており、彼の端正な顔立ちは、男女問わず誰もが魅了されると言い切っていいだろう。

 ドラマやCM、バラエティー番組。テレビで彼を見ない日は、まず無いだろう。
 ジャンルどころか、活躍の場は国内外すら問わない。そんな、グランディディエ連邦が誇る大御所俳優——それが、オスカー・ドレイクだ。

 当然、エスメライも彼の存在は把握していた。

「そりゃ、まぁ……本名は知らなかったけどさ。つーか、なんで公称年齢のが上になってんだ。普通は逆だろ」
「んー、大御所って呼ばれるには若すぎるからじゃねぇか?
 46歳って言われたら老けて見えるが、52歳って考えれば、ギリギリ納得の外見だしな」

 だが、少し老けて見えたとて、彼の魅力は変わらない。

 出演した作品のすべてに影響を及ぼす程の、あまりにも高い演技力。
 これだけ盤石な地位を築いておきながら、デビュー当初から一切変わらない朗らかな性格。そこに圧倒的な行動力を兼ね備えている。何なら外国語を普通に話せてしまうせいで、国際交流の場に呼ばれることもしばしばだ——この国における彼の存在は、彼の貢献度は、あまりにも大きい。

(オスカー・ドレイク……)

 そんな彼は、国内外問わず“破天荒おじさん”と呼ばれ、親しまれている。

……通称が、限りなく悪口に近い。
 国が誇る大御所俳優なのに。

「ミドルネームがあるってことは、貴族サマなんだよな。ドレイク家の長男だが、家督は弟が継いでるらしい。理由は分からん」
「へぇ……」

 貴族かぁ、とエスメライはオスカーの写真をまじまじと見つめる。
 破天荒ではあるが、確かにその振る舞いには隠し切れない気品が滲み出ているような気がする。貴族と言われても、別に驚かない。

「……」

 エスメライが「そんなことはどうでも良い」と言わんばかりの反応を見せると、ルーシオはどこか呆れた様子で彼女を見つめていた。

「ドレイクって苗字自体は今でこそ珍しくないが、“貴族の”ドレイク家はフェンネル家の分家だ。
 今でいうサイプレスエリアの統治を任されていた一族っぽいぞ」
「えぇっ!?」
「おまっ、本当に知らなかったのかよ!? 流石にフェンネル家に関する勉強はある程度しとけよ!?」

……ぐうの音も出ない。
 ルーシオは厳しく指摘しつつも、ケラケラと笑っている。エスメライが気にしていることを、理解しているのだろう。

「ま、シグは三男だし、フェンネル家は“あんなん”だし、エスラが何も分かってなくてもあんま気にしねぇとは思うが……ってことで、話を戻すか」

 こんな話をしている場合ではない。
 ルーシオは少しだけ躊躇いつつ、おもむろに口を開いた。

「その破天荒おじさんなんだが……人身売買的な意味で真っ黒だったり、限りなく黒に近かったりする政府関係者との関わりがあるらしい」
「え……」
「まだ直に取引はしてないみたいだが、少なくとも、何かしらは既にやってる可能性が高い。
 繁殖場の管理人室に貼ってあったメモに、オスカーの名前と連絡先が残っていたみたいなんだ」

 それを聞き、エスメライは眉をひそめる。
 気が、重くなった。

 確定で黒い、とまでは言い切れないが、要注意人物であることに変わりはないのだ。

「破天荒おじさんが黒だとは、流石に思いたくないなぁ……」
「ぶっちゃけ、俺も」

 オスカーに対する印象は、悪くはない。
 悪くはないどころか、かなり好意的に見ている。

……だからこそ、ショックが大きい。
 ルーシオは資料を指差し、口を開く。

「13ページ目を見てくれ」

 言われるがままに、資料を捲る。空欄だらけの紙が、そこにはあった。

「それ見たら分かるだろ? あの追跡班が、ろくに追いきれてないんだ。
 芸能人とはいえ、普通の人間だってのに、まったく尻尾が出ていないらしい」
「……」
「だからこそ『怪しい』って事実だけは、どう足掻いても動かねぇ」

 記載があるのは、基本的にオスカーが公開している情報のみだ。
 非魔術師であること、近々カイヤナイト公国で行われるスポーツの祭典に駆り出されること、現在公開中の映画の情報……その程度、だ。

 その他は本名と実年齢、彼が住んでいる家の住所と実家の住所、そして、彼と関わりが深い政府関係者の一覧くらいで——彼自身が『黒』だと言い切れる情報は、どこにもない。あまりにも、不自然に感じられるほどに。

「つーことで、この件については近いうちに……少なくともカイヤナイト公国に飛ばれる前に、オスカーに接触しておこうと思う」
「……。メンバーはどうする? あんたは確定だよね?」
「そうだな。まあ、非魔術師とはいえ、裏から護衛か何か出てきたら困るからな。
 クロウを連れていく。黒なら捕縛するし、単なるグレーなら……これ以上関わらないように、脅す」

 妥当な判断だろう。
 可愛らしい風貌のレヴィは暗殺はともかく、脅迫には向かない。絶望的に向かない。
 そしてラザラスは、色んな意味でだ……レヴィ以上に、こっちがダメだ。しかも今は顔面ミイラ男だ。
 クロウ以外の選択肢が、存在しない。とはいえ彼は、元々脅迫向きの能力を持っている。

「クロウなら『恐種アビスシード』が使えるしね。しかも非魔術師なら、あれで一撃だよね」

 恐種。
 闇属性の上級魔術で、効果は『周囲の人間に自身への恐怖心を植え付けること』だ。
 脅迫行為に、最も向いている術だと言い切れる。

「でも……ホントにさ。やんなっちゃうね」

 それでも、エスメライは悲しくなってしまった。
 彼女の気持ちが、痛いほどに分かるのだろう。ルーシオは吐き捨てるように口を開いた。

「本当にな。少なくとも『真っ白はありえない』って事実が嫌すぎる」

 オスカーは、何らかの形でドラグゼンに関わっている。
 ルーシオの言う通り、この事実だけはどうしても揺らがない。

 彼はため息を吐き、机の上に置かれていた別の資料を指差した。

「……で、そっちは最近多発しまくってる潜入案件な。場所はまた“ブライア”だよ。ほんっとうに嫌だ。……マジで、嫌」

 ブライアは、ラザラスが大怪我を負った場所だ。
 前回とはかなり場所が違うようだが、地名だけで苦い記憶が脳裏を過ぎる。

 エスメライはパラパラと紙を捲っていく。
 規模や立地、想定される戦闘員の数などを考えるに、「サイプレス拠点潜入作戦よりはマシだろうか」という印象だ……だが、これは……。

 頭痛をこらえるように、彼女はこめかみを押さえながら重い口を開いた。

「普通に考えるなら、これ、またクロウ向けの案件だよね」
「だな」
「ラズはロゼッタの『感影センス』で動き回ってるけど、ここに顔出さないってことは包帯取れてないんだろうしなぁ……目が見えてない奴を、現場に放り出すのはちょっと……」
「治療怖がって逃げ回んのがアイツの悪いとこだからな……って、ラザラスは今週生放送の収録無かったか? あ、いや、それは置いといちゃいけないが、一旦置いとくとして……で、潜入案件なんだが」

 ルーシオは机に右手を置き、口を開く。

「間違いなくクロウが単独で行ける任務だが、あの日の“ロゼッタの勘”を信じる。
 今回は同時案件も無いし、クロウとレヴィの2人体制で行きたい」
「……そうだね。それが良いと思う。万全を期すのは、大事なことだよ。
 規模的が小さめだからクロウは初手で文句言うだろうけど、押し切るよ」
「ああ」

『根拠は無いです。勘です。でも何となく、次は無傷じゃ済まない気がするんですよね』

 サイプレス拠点潜入作戦の後、ロゼッタはこんなことを言っていた。
 次は無傷じゃ済まない。だから、レヴィを同時に動員すべき。

 ロゼッタ本人は“勘”だと言っていた。
 しかし、その発言にいたる何かしらの“根拠”は少なからずあった筈だ。

 エスメライは、奥歯を噛み締める。

(次は無傷じゃ済まない……か)

——これは元々、負傷覚悟の戦いだ。

 戦闘員の怪我を恐れていては、何もできない。
 本来は死者が出ることすら、覚悟しなければならない。

 だけど……それでも。
 たとえ現場に出る3人が、死ぬ覚悟を決めていたとしても。

(怪我をして欲しくない、傷ついて欲しくないってのは、あたし達のエゴに過ぎないのかねぇ……)

 どうしようもない無力感を胸に抱きながらも、今はクロウとレヴィの2人に、早急に指示を出さなければならない。
 エスメライは重く沈む気持ちを頭の片隅に追いやり、ルーシオと作戦の内容を詰めていった。
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