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第2章『黙した傷の在処、語らぬ想い』
28.慈愛と自嘲-1
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「……」
渡された書類を眺めながら、レヴィは横に立つクロウをちらりと一瞥する。
というのも、任務内容を知らされるところまではいつも通りだが、彼が「ちょっと不機嫌そう」に見えるのだ。だが付き合いが長いだけに、何となく理由は分かる。
「ちょっと、良いですか?」
クロウは書類を机に置き、静かに口を開いた。
「立地や動員されていると思しき戦闘員のタイプを考えれば、レヴィ向きの任務ではないですね。
それは分かります……なら、オレだけで良くないですか? レヴィは必要ないと思いますよ」
(あー、もう! やっぱり言ったよこの人……!)
予想通り、クロウは「レヴィの同行拒否」を申し出てきた。
最近、潜入任務が増加傾向にあることを踏まえて、どちらか片方だけでも休める時に身体を休めておくべき——これが、現在のステフィリオンの方針だ。
しかし、この指令はその方針に反している。
彼は別にレヴィが邪魔だと言いたいわけではなく、「休ませてやってくれ」と言いたいのだ。
指令を出したルーシオもその辺りのことはちゃんと分かっており、彼は特に驚く様子も見せずに口を開く。
「お前が考えてることは分かる。だが、むしろ逆だ。2人掛かりでさっさと終わらせて、少しでも早く帰って休んで欲しいってだけだ」
(……そう、なんだよな)
ここ半年の間、クロウが集中的に狙われている。
組織の最大戦力かつ、表向きとはいえステフィリオンのリーダーという看板を背負っている彼の狙い撃ち自体は毎年、特に“この時期”になると恒例ではある。
だからこそ、しっかり対処できてはいた。対処してきた。
しかし、今年はあまりにも酷い。
さらにいえば、どうやら今年は仕掛ける攻撃手段が変わったようで、クロウの消耗が非常に激しい。
このままでは身体的には折れずとも、精神的に折れてしまいそうだ。
現場に出る自分ですら気づいていることに、司令塔であるルーシオ達が気づいていないはずがない。
エスメライは「良いか?」と前置きをしてから、クロウの顔を覗き込む。
「あたしらはさ、サイプレスの時は『たまたま無傷で済んだ』だけだと思ってる。もうね、明らかにドラグゼン側があんたを潰しに来てるとしか思えん」
「……まあ、流石に自覚はありますよ。あの時も、戦闘員が多いのは覚悟してました。とはいえ、いくらなんでも一気に60人突っ込んでくるとは思ってなかったですね」
「つまり、今回もそういうことされないとは限らないんだよ。明確にあんたをターゲットにした案件だからこそ、ひとりで行って欲しくない。珍しくレヴィの手が空いてんだし、ここは引いてくれ」
「拠点の規模を考えたら、それは無いかと。60人も入りませんって。そもそも、この時期のオレ狙い撃ちは毎年恒例でしょう?」
クロウが引かない。
エスメライは黒い瞳を細め、彼を見据えた。
「……今回ばかりは、あたしらは引かない。この条件を呑め。レヴィだってそう思うだろ?」
急に話を振られたが、この件については完全に同意見だ。レヴィは頷き、クロウを見上げる。
「ひとりで背負わないでくださいよ。ボクは大丈夫ですから!」
彼女がそう言えば、クロウはバツが悪そうに目を背ける。
「オレが狙い撃ちされてるからこそ、言ってんだ。最近はマジで何してくるのか、毎回毎回予想がつかねぇ。
例年とは、違う。ふた開けるまで、何が起きんのか分かんねぇから言ってんだよ」
だったらなおさら、と言いたいところだが、それをすれば意地になって拒否されるのは目に見えている。
だからこそ、何も言わない。
そうすれば、彼が先に折れてくれると理解していた。
今は、下手に煽るようなことを言うべきではない。
(……本当に素直じゃなさすぎなんだよな、この人は)
恐らく、クロウ自身は相当に不安になっているはずだ。何なら「助けて欲しい」という気持ちが大なり小なりあるはずだ。
しかし、彼は絶対にそんなことは言わない。むしろ、自分が助けて欲しい状況だからこそ、言わない。
自分が耐えれば良いだけの問題に、他の誰かを巻き込みたくない……そう考えるはずだ、とレヴィは解釈していた。
(うん、エスラさんもルーシオさんも、ボクと同じ“作戦”で行きそうだ。なら、ボクも便乗しよう)
良くも悪くもクロウは他者からの善意を、与えられた好意を、問答無用で断ち切ることができる人間ではない。そんな彼の特性を理解した上で、レヴィ達は3人掛かりでクロウに無言の圧を掛ける。
「……っ」
そうしてしばらく待っていると……案の定、と言ったところだろうか。彼は苛立ちを隠せない様子で頭をガシガシと掻いた。
「分かりました、分かりましたよ! 一緒に行きます。それで良いんでしょう?」
ものすごく不本意そうだが、折れてくれた。
ほっとすると同時、あまりにも分かりやすすぎて少し笑ってしまいそうになってしまう。そして改めて作戦を説明された後は、深夜帯までしばしの自由時間だ。
銃の整備でもしようかと自室に向かおうとすると、エスメライに肩を叩かれた。
「どうしましたか?」
どうやらクロウが部屋を出るのを見計らっていたらしい。
彼女はルーシオと顔を見合わせ、口を開く。
「今回の被害者なんだが、種族は入り乱れ状態らしい。だが恐らく、全員が“幼い子ども”だっていう情報が入ってきている」
「! それは……」
クロウの事情は、知っている。
だからこそ、現在の彼は子どもを前にすること自体がある意味、苦手だと知っている。
そしてつまり、これは彼に対する精神攻撃であると理解できる。ドラグゼンは、彼の過去を完全に把握しているためだ。
そもそも、ステフィリオンに襲撃されることを想定した拠点なのだろう。
それは、分かっている。
だが被害者がいる以上、放置はできない……それすらも、奴らの作戦なのだろうが。
ルーシオはクロウには渡さなかった書類を見せてきた。
追跡班から追加で入った情報らしい。彼は目を細めながら、口を開く。
「クロウ本人に伝えるかどうか悩んだんだが、伝えたら伝えたで、お前の同行を全力で拒否すんのが目に見えてたからなー……それこそ『何をされるか分からない』って」
「その上、ボクに弱みなんて見せたくないでしょうからね、あの人……」
8つも歳が離れているのだから仕方がない部分もあるのかもしれないが、クロウはやけにレヴィを子ども扱いする節がある——彼の場合は、レヴィとの出会い方が悪かったとも言えるが。
(ボクは全然、気にしてないのにさ)
袖に隠れた、消えない傷の数々を撫でる。
「……」
泣いて叫んでも、やめてもらえなかった。今でも鮮明におもいだせるほどに、痛かった。地獄の方がきっとマシだと思えるほどに辛かった。消えていなくなりたいほどに、怖かった——だが、全て過去のことだ。
(むしろ、ボクが居たせいで……)
昔を思い出してしまい、少し切なくなる。
しかし今はルーシオの話をきちんと聞くべきだろう。レヴィは顔を上げ、ルーシオと視線を合わせる。
「今までにも似たような事例は多々あった。だから流石に『その光景』を見るだけでクロウが発狂するようなことはないだろうし、何が来ても卒なくこなすとは思う……が、お前は一応知っといてくれ」
「……分かりました」
可能であれば、被害者達の解放は全て自分が受け持とう。
そんなことを考えながら、レヴィは軽く頭を下げ、会議室を後にした。
渡された書類を眺めながら、レヴィは横に立つクロウをちらりと一瞥する。
というのも、任務内容を知らされるところまではいつも通りだが、彼が「ちょっと不機嫌そう」に見えるのだ。だが付き合いが長いだけに、何となく理由は分かる。
「ちょっと、良いですか?」
クロウは書類を机に置き、静かに口を開いた。
「立地や動員されていると思しき戦闘員のタイプを考えれば、レヴィ向きの任務ではないですね。
それは分かります……なら、オレだけで良くないですか? レヴィは必要ないと思いますよ」
(あー、もう! やっぱり言ったよこの人……!)
予想通り、クロウは「レヴィの同行拒否」を申し出てきた。
最近、潜入任務が増加傾向にあることを踏まえて、どちらか片方だけでも休める時に身体を休めておくべき——これが、現在のステフィリオンの方針だ。
しかし、この指令はその方針に反している。
彼は別にレヴィが邪魔だと言いたいわけではなく、「休ませてやってくれ」と言いたいのだ。
指令を出したルーシオもその辺りのことはちゃんと分かっており、彼は特に驚く様子も見せずに口を開く。
「お前が考えてることは分かる。だが、むしろ逆だ。2人掛かりでさっさと終わらせて、少しでも早く帰って休んで欲しいってだけだ」
(……そう、なんだよな)
ここ半年の間、クロウが集中的に狙われている。
組織の最大戦力かつ、表向きとはいえステフィリオンのリーダーという看板を背負っている彼の狙い撃ち自体は毎年、特に“この時期”になると恒例ではある。
だからこそ、しっかり対処できてはいた。対処してきた。
しかし、今年はあまりにも酷い。
さらにいえば、どうやら今年は仕掛ける攻撃手段が変わったようで、クロウの消耗が非常に激しい。
このままでは身体的には折れずとも、精神的に折れてしまいそうだ。
現場に出る自分ですら気づいていることに、司令塔であるルーシオ達が気づいていないはずがない。
エスメライは「良いか?」と前置きをしてから、クロウの顔を覗き込む。
「あたしらはさ、サイプレスの時は『たまたま無傷で済んだ』だけだと思ってる。もうね、明らかにドラグゼン側があんたを潰しに来てるとしか思えん」
「……まあ、流石に自覚はありますよ。あの時も、戦闘員が多いのは覚悟してました。とはいえ、いくらなんでも一気に60人突っ込んでくるとは思ってなかったですね」
「つまり、今回もそういうことされないとは限らないんだよ。明確にあんたをターゲットにした案件だからこそ、ひとりで行って欲しくない。珍しくレヴィの手が空いてんだし、ここは引いてくれ」
「拠点の規模を考えたら、それは無いかと。60人も入りませんって。そもそも、この時期のオレ狙い撃ちは毎年恒例でしょう?」
クロウが引かない。
エスメライは黒い瞳を細め、彼を見据えた。
「……今回ばかりは、あたしらは引かない。この条件を呑め。レヴィだってそう思うだろ?」
急に話を振られたが、この件については完全に同意見だ。レヴィは頷き、クロウを見上げる。
「ひとりで背負わないでくださいよ。ボクは大丈夫ですから!」
彼女がそう言えば、クロウはバツが悪そうに目を背ける。
「オレが狙い撃ちされてるからこそ、言ってんだ。最近はマジで何してくるのか、毎回毎回予想がつかねぇ。
例年とは、違う。ふた開けるまで、何が起きんのか分かんねぇから言ってんだよ」
だったらなおさら、と言いたいところだが、それをすれば意地になって拒否されるのは目に見えている。
だからこそ、何も言わない。
そうすれば、彼が先に折れてくれると理解していた。
今は、下手に煽るようなことを言うべきではない。
(……本当に素直じゃなさすぎなんだよな、この人は)
恐らく、クロウ自身は相当に不安になっているはずだ。何なら「助けて欲しい」という気持ちが大なり小なりあるはずだ。
しかし、彼は絶対にそんなことは言わない。むしろ、自分が助けて欲しい状況だからこそ、言わない。
自分が耐えれば良いだけの問題に、他の誰かを巻き込みたくない……そう考えるはずだ、とレヴィは解釈していた。
(うん、エスラさんもルーシオさんも、ボクと同じ“作戦”で行きそうだ。なら、ボクも便乗しよう)
良くも悪くもクロウは他者からの善意を、与えられた好意を、問答無用で断ち切ることができる人間ではない。そんな彼の特性を理解した上で、レヴィ達は3人掛かりでクロウに無言の圧を掛ける。
「……っ」
そうしてしばらく待っていると……案の定、と言ったところだろうか。彼は苛立ちを隠せない様子で頭をガシガシと掻いた。
「分かりました、分かりましたよ! 一緒に行きます。それで良いんでしょう?」
ものすごく不本意そうだが、折れてくれた。
ほっとすると同時、あまりにも分かりやすすぎて少し笑ってしまいそうになってしまう。そして改めて作戦を説明された後は、深夜帯までしばしの自由時間だ。
銃の整備でもしようかと自室に向かおうとすると、エスメライに肩を叩かれた。
「どうしましたか?」
どうやらクロウが部屋を出るのを見計らっていたらしい。
彼女はルーシオと顔を見合わせ、口を開く。
「今回の被害者なんだが、種族は入り乱れ状態らしい。だが恐らく、全員が“幼い子ども”だっていう情報が入ってきている」
「! それは……」
クロウの事情は、知っている。
だからこそ、現在の彼は子どもを前にすること自体がある意味、苦手だと知っている。
そしてつまり、これは彼に対する精神攻撃であると理解できる。ドラグゼンは、彼の過去を完全に把握しているためだ。
そもそも、ステフィリオンに襲撃されることを想定した拠点なのだろう。
それは、分かっている。
だが被害者がいる以上、放置はできない……それすらも、奴らの作戦なのだろうが。
ルーシオはクロウには渡さなかった書類を見せてきた。
追跡班から追加で入った情報らしい。彼は目を細めながら、口を開く。
「クロウ本人に伝えるかどうか悩んだんだが、伝えたら伝えたで、お前の同行を全力で拒否すんのが目に見えてたからなー……それこそ『何をされるか分からない』って」
「その上、ボクに弱みなんて見せたくないでしょうからね、あの人……」
8つも歳が離れているのだから仕方がない部分もあるのかもしれないが、クロウはやけにレヴィを子ども扱いする節がある——彼の場合は、レヴィとの出会い方が悪かったとも言えるが。
(ボクは全然、気にしてないのにさ)
袖に隠れた、消えない傷の数々を撫でる。
「……」
泣いて叫んでも、やめてもらえなかった。今でも鮮明におもいだせるほどに、痛かった。地獄の方がきっとマシだと思えるほどに辛かった。消えていなくなりたいほどに、怖かった——だが、全て過去のことだ。
(むしろ、ボクが居たせいで……)
昔を思い出してしまい、少し切なくなる。
しかし今はルーシオの話をきちんと聞くべきだろう。レヴィは顔を上げ、ルーシオと視線を合わせる。
「今までにも似たような事例は多々あった。だから流石に『その光景』を見るだけでクロウが発狂するようなことはないだろうし、何が来ても卒なくこなすとは思う……が、お前は一応知っといてくれ」
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