2人の少女と2つの物語

case B

私にとって、部活とは自己肯定感を上げてくれる場所だった。

自分よりも遥かにレベルの高い同級生
厳しくも優しく接してくれる先輩
苦手なことも挑戦させてくれる顧問
それらは私を成長させてくれた。

1度、チーム対抗リレーをした。
その時はまだ、実力も着いていなくて
ビリになってしまった。

悔しかった。泣きたかった。
それでも、頑張るしか無かった。
ビリのチームには罰ゲームがあり、
側転を50mしなければならなかった。
その時私は側転ができなくて、完璧な側転は出来なかった。不格好ながらも頑張って最後の1回、やっとしっかりと側転をすることが出来た。

私は努力した。
同級生に、先輩に、
少しでも早く追いつけるように。

そして、ついにその時がきた。
1年生最後の大会、、、
私は1着を取った。

同級生を抜いての1着だ。
嬉しくて泣きそうにもなった。
今までの努力が結果として現れてくれた。



頑張って、努力して、
本当によかった。