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第24話 バトルロイヤル13 王子様
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吹雪の舞う要塞の近くで、エルフの王子であるレオは冷気と戦いながら邪悪な敵と戦っていた。
彼の剣が氷を砕き、敵を切り裂きながら進む中、ドルチェが姿を現した。
「あーらら。ティータイムが終わった後に王子様のお出迎えなんて感激だわぁ♡」
ドルチェの目には冷酷な光が宿り、吹雪の中で不気味な存在感を放っている。
レオが冷静にドルチェを見据えながら「お前がこの混乱の元凶なのか?」と放つ。
ドルチェは冷ややかな笑みを浮かべ、「ふふふん。どうでもいいことよ?エルフの国の王子様。貴方は私のディナーになるの♡」
高貴な心を持つレオは舐められた口調に顔をしかめながら、ドルチェとの間合いを計る。
素早く光の弓矢を引き絞り、巨大な氷塊を狙い定めて打ち砕いていく。
しかし、ドルチェの放つ氷魔法が目にも止まらぬ速さでその矢を阻み、再び氷の壁が形成されていく。
その瞬間、レオは剣を素早く抜いてドルチェに襲いかかる。だが、ドルチェも負けじと周囲にクリスタルの様な氷の壁を作り出し、高速で回転しながら氷の鋭い刃がレオに向かって飛び出していく。
氷の刃がレオを貫こうとする瞬間、彼はひらりと身をかわし、軽やかな動きで危険を回避する。その繰り返しだ。
「あ~らら。王子様、素敵なダンスね。一緒に踊りましょう!」
「ふざけるなッ!僕は貴様のような奴が大嫌いだ!」
レオは天に向かって手をかざし、強く祈るように唱える。すると、暗い空から太陽の光が眩しく照らし始め、その光は瞬く間に氷を溶かし、クリスタルをも砕き始めた。
ドルチェが作り出した氷の防御は一瞬にして崩れ去り、レオはその隙を見逃さず、再び剣を構えてドルチェに迫っていく。
ドルチェは驚愕の表情を浮かべながらも、冷静さを保とうとするが、レオの神聖な力に圧倒され、額に汗が滲む。
しかしドルチェはニヤリと不敵な笑みを浮かべると、ゴスロリの少女の姿から一変して、巨大な純白の大蜘蛛に変身した。
彼女の8つの目はルビーのように輝き、恐ろしいほどの冷酷さを帯びている。
ビューーーーーーッッ
その巨体が素早く動き、レオに向かって鋭い糸を吹きかけた。
「わっ!なんだこれは…醜悪なモンスターめ!」
糸はレオの身体を一瞬で包み込み、彼をがんじがらめにしてしまう。
身動きが取れなくなり、レオは手から剣を落としてしまう。
カチンッ
乾いた剣の音が地面に響く。
「あらら、王子様、動けなくなっちゃったのね♡」
「こんな所で終わると思うなよ」
ドルチェの巨大な足音が近づく中、レオは冷や汗を流しながらも、最後の力を振り絞る。
「ホワイトライオンよ…来い…!」
レオ堂々とした声で叫び、天を仰ぐようにして残された魔力を注ぎ込む。すると、彼の目の前に眩い光が現れ、その中から威風堂々たるホワイトライオンが召喚された。
グルルルル…
ライオンは勇敢に咆哮し、主人であるレオを守るためにドルチェに立ち向かう。
ドルチェの糸に絡め取られたレオを守りながら、ホワイトライオンはドルチェに対して果敢に攻撃を仕掛けていく。
ついに糸を解いたレオはその背に乗り、何とか自分の剣を取り戻そうと奮闘する。
「よしっ!」
剣を取り戻したレオはホワイトライオンに乗り蜘蛛の背中を剣で突き刺した。
ブシュッ!
ドルチェは血を吐き出しながら耳をつんざく様な声を上げる。
「ギャァアアアーーー!!!」
「この悪魔め…!!」
「はぁ、はぁ…。悪魔だと?私はミヤビによって召喚された時空の門番なり。元々は神に使える者だった。少女の身体に入れられた魂と肉体が融合し地上で蘇ったのだ」
それまでのドルチェとは違う威厳ある口調で答える大蜘蛛。
ボコッ。ボコボコボコッ
レオが乗っている蜘蛛の背中の後ろから細胞が組み合わさるようにボコボコと音を立てながら、蜘蛛と融合したドルチェが上半身を出した。
一糸纏わぬ姿の上半身を出しながら、邪悪な笑みを浮かべ、高速でレオに近づく。
プシャァ
「なん…だと…」
ドルチェは目にも止まらぬ速さでレオの心臓を素手で貫いた。
「かはっ」
レオが苦しげに息を漏らし、鮮血が彼の口から滴り落ちる。
「さようなら、王子様…」
ズボッ
ドルチェは冷たく囁くとレオの胸から手を引き抜いた。
レオの身体はぐったりとドルチェの手から滑り落ち、彼の剣も冷たく乾いた音を立てて地面に落ちた。
そしてホワイトライオンは光と共に天に消えていくのであった。
「さようなら…私ね、王子様と踊るのが夢だったのよ」
ドルチェは1人俯きながら呟いた。
彼の剣が氷を砕き、敵を切り裂きながら進む中、ドルチェが姿を現した。
「あーらら。ティータイムが終わった後に王子様のお出迎えなんて感激だわぁ♡」
ドルチェの目には冷酷な光が宿り、吹雪の中で不気味な存在感を放っている。
レオが冷静にドルチェを見据えながら「お前がこの混乱の元凶なのか?」と放つ。
ドルチェは冷ややかな笑みを浮かべ、「ふふふん。どうでもいいことよ?エルフの国の王子様。貴方は私のディナーになるの♡」
高貴な心を持つレオは舐められた口調に顔をしかめながら、ドルチェとの間合いを計る。
素早く光の弓矢を引き絞り、巨大な氷塊を狙い定めて打ち砕いていく。
しかし、ドルチェの放つ氷魔法が目にも止まらぬ速さでその矢を阻み、再び氷の壁が形成されていく。
その瞬間、レオは剣を素早く抜いてドルチェに襲いかかる。だが、ドルチェも負けじと周囲にクリスタルの様な氷の壁を作り出し、高速で回転しながら氷の鋭い刃がレオに向かって飛び出していく。
氷の刃がレオを貫こうとする瞬間、彼はひらりと身をかわし、軽やかな動きで危険を回避する。その繰り返しだ。
「あ~らら。王子様、素敵なダンスね。一緒に踊りましょう!」
「ふざけるなッ!僕は貴様のような奴が大嫌いだ!」
レオは天に向かって手をかざし、強く祈るように唱える。すると、暗い空から太陽の光が眩しく照らし始め、その光は瞬く間に氷を溶かし、クリスタルをも砕き始めた。
ドルチェが作り出した氷の防御は一瞬にして崩れ去り、レオはその隙を見逃さず、再び剣を構えてドルチェに迫っていく。
ドルチェは驚愕の表情を浮かべながらも、冷静さを保とうとするが、レオの神聖な力に圧倒され、額に汗が滲む。
しかしドルチェはニヤリと不敵な笑みを浮かべると、ゴスロリの少女の姿から一変して、巨大な純白の大蜘蛛に変身した。
彼女の8つの目はルビーのように輝き、恐ろしいほどの冷酷さを帯びている。
ビューーーーーーッッ
その巨体が素早く動き、レオに向かって鋭い糸を吹きかけた。
「わっ!なんだこれは…醜悪なモンスターめ!」
糸はレオの身体を一瞬で包み込み、彼をがんじがらめにしてしまう。
身動きが取れなくなり、レオは手から剣を落としてしまう。
カチンッ
乾いた剣の音が地面に響く。
「あらら、王子様、動けなくなっちゃったのね♡」
「こんな所で終わると思うなよ」
ドルチェの巨大な足音が近づく中、レオは冷や汗を流しながらも、最後の力を振り絞る。
「ホワイトライオンよ…来い…!」
レオ堂々とした声で叫び、天を仰ぐようにして残された魔力を注ぎ込む。すると、彼の目の前に眩い光が現れ、その中から威風堂々たるホワイトライオンが召喚された。
グルルルル…
ライオンは勇敢に咆哮し、主人であるレオを守るためにドルチェに立ち向かう。
ドルチェの糸に絡め取られたレオを守りながら、ホワイトライオンはドルチェに対して果敢に攻撃を仕掛けていく。
ついに糸を解いたレオはその背に乗り、何とか自分の剣を取り戻そうと奮闘する。
「よしっ!」
剣を取り戻したレオはホワイトライオンに乗り蜘蛛の背中を剣で突き刺した。
ブシュッ!
ドルチェは血を吐き出しながら耳をつんざく様な声を上げる。
「ギャァアアアーーー!!!」
「この悪魔め…!!」
「はぁ、はぁ…。悪魔だと?私はミヤビによって召喚された時空の門番なり。元々は神に使える者だった。少女の身体に入れられた魂と肉体が融合し地上で蘇ったのだ」
それまでのドルチェとは違う威厳ある口調で答える大蜘蛛。
ボコッ。ボコボコボコッ
レオが乗っている蜘蛛の背中の後ろから細胞が組み合わさるようにボコボコと音を立てながら、蜘蛛と融合したドルチェが上半身を出した。
一糸纏わぬ姿の上半身を出しながら、邪悪な笑みを浮かべ、高速でレオに近づく。
プシャァ
「なん…だと…」
ドルチェは目にも止まらぬ速さでレオの心臓を素手で貫いた。
「かはっ」
レオが苦しげに息を漏らし、鮮血が彼の口から滴り落ちる。
「さようなら、王子様…」
ズボッ
ドルチェは冷たく囁くとレオの胸から手を引き抜いた。
レオの身体はぐったりとドルチェの手から滑り落ち、彼の剣も冷たく乾いた音を立てて地面に落ちた。
そしてホワイトライオンは光と共に天に消えていくのであった。
「さようなら…私ね、王子様と踊るのが夢だったのよ」
ドルチェは1人俯きながら呟いた。
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