Marriage Interview~異種お見合い婚~

土筆祐依

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葵の章

葵の章⑦

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 毎度お馴染み、レオンハルトが滞在するホテルの一室に五人は集まっていた。

 エドワードとのやり取りを話すと、全員が驚いた後に微妙な顔をしていた。

「え?マジで??俺達そんなに目立ってた??」

「い、意外です・・・」

「意外ですが、別に悪い事をしているわけではありませんし・・・」

「その通りだ!堂々としてれば良いんだよ!」

 レオンハルトは空の背中をバンッと叩いた。相変わらずの衝撃だ。 
 そのまま倒れそうになった空をイフラースがキャッチし、支えてくれた。

「確かに俺も同族の候補者と行動していなかったので、何も言えませんでした。そもそも俺以外に人族の候補者っていましたっけ・・・?」

 ふと空が感じた疑問。

 今思えば空の周りに人族の候補者は一人もいない。すれ違いもしない。
 その事実に気付いた瞬間、空はゾッとした。

「そ、空くん!深く考えたら駄目ですよ!」

「そうだぞ空!人族が一番嫌われているのは周知の事実だ!」

「・・・レオンハルト王さ、それ、慰めになっていないから・・・」

「そ、空くんは大丈夫ですよ!イケメンで優しいですから!」

 ・・・四人が慰めると言う事は、見合い会場で空以外の人族を一人も見ていないからだろう。

 これはプレッシャーだ。

 空が失敗すれば人族は現状のまま、なりふり構わず子孫繁栄に励むしかなくなる。
 十七でこの重責は正直キツい!

「俺、失敗したら国に居場所がなくなるかも知れませんね・・・」

「その時は俺の国に来い。お前なら審査無しで移住させてやる!」

「有鱗目の国なら任せて下さい!コネならあります!私が空くんを守ります!」

「鳥の国も良いぞ~~。空ならいつだって大歓迎だ」

「鹿の国は福祉面も充実していますし、空くんに不自由はさせません!」

 空は感動して涙が出そうになった。お兄様方はいつだって空に優しい。
 
 目立つのが何だ。俺は彼らが大好きだから一緒にいるんだ。友情に種族なんて関係ない!これからも周りの目は気にしない!

「ありがとうございます!その時はよろしくお願いします!」

「おう!」

「「はい!」」

「任せとけっ!」



 
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