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1章
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ボイジャーとコッコは二人で森の中に入っていった。
「見ろ」
ボイジャーは茂みに身を隠しながらコッコに足元を示した。
「この地面の抉れ方は、フレイムエレファントが歩いた後だ。あいつらは無駄に縄張りを広げたりはしない。巣はこの先だろうぜ」
ボイジャーは音を立てないように慎重に進む。
コッコもそれに倣いながら後を追う。周りを気にしながら静かな声で聞いた。
「で、フレイムエレファントの巣で何をしようっていうの? そこで僕は何をしたらいい?」
ボイジャーは後ろを振り向かず、小声で答えた。
「フレイムエレファントは刺激物が大好きだ。奴らはこの辺りの希少な植物であるグミンジールの実がなる木の根元に必ず巣を作る。俺はグミンジールの実をしっけいできればいい」
コッコはまた無茶なことをと思った。フレイムエレファントは超大型の魔物だ。背丈は5メートルをゆうに超える。とても気性が荒く、攻撃に火炎を使うなど、戦闘能力もかなり高い。正直、ボイジャーとコッコが二人ではとても太刀打ちできない。そんなフレイムエレファントから大好物の実を奪う?
「で、どうやって実を回収するんだい?」
自信満々に笑うボイジャーの顔を覗き込みながらコッコは聞いた。
「そうだな。エスタにとってきてもらおうかな」
コッコの問いにボイジャーは一度だけ振り返り、満遍の笑みを浮かべて答えた。
結局他人任せか、とコッコは思った。ボイジャーは食べ物のことになるとそのことしか考えられない。いつもそうだ。美味しいものを食べることに全力なのだ。はた迷惑な話だ。付き合いの長いコッコでも毎回うんざりさせられる。しかし、コッコはそんな一途なボイジャーを、少し羨ましいと思っている。口には出さないが。
ボイジャーが作戦を説明する。
「まずはエスタを頑丈な鎖でつないでくれ。鎖は、いつもの要領で頼む。あとは俺が鎖を操り、エスタがグミンジールを取ってくる」
エスタ。エスターナは聖剣の名前だ。とてつもない力を持った聖剣。今は理由あってボイジャーの包丁となっている。
そんな聖剣エスターナの入った腰袋がガコンガコンと揺れる。
「おい! ボイジャーお前! オレをまたしょうもないことに使おうってんじゃないだろうな!?」
聖剣エスターナは喋るのだ。意思もある。
「さぁ、コッコ。頼むぜ!」
ボイジャーはエスタの言葉を無視してコッコを正面から見据えた。
ふっーっとコッコは大きな息を吐いた。
コッコは自分の道具袋から金属のプレートを1枚取り出した。白銀に輝く両掌くらいのプレートだ。それを優しく両手で包むと聞き慣れない言葉で囁き出した。コッコ達のドワーフにしかわからない鉱石たちとをつなぐ古い言葉だ。コッコは自分の意思をプレートに伝えていく。次第にプレートが淡く輝き出した。コッコは腰にぶら下げているハンマーを引き抜く。黒い鉱石のハンマーに赤い塗料で装飾が施されている。そのハンマーをプレートに軽くぶつける。すると白銀のプレートがまるで生き物のように波打ち形を変えていく。ものの数秒でプレートは一本の鎖へと姿を変えた。
ボイジャーはその様子を満足気に眺めると、腰袋から一本のナイフを取り出す。真っ白い刀身の美しいナイフだ。その白さは思わず吸い込まれそうになる。鍔にはツルや葉をかたどった彫刻が施されている。柄には暗い青で染められた動物の皮が巻かれている。
コッコはボイジャーのナイフ、聖剣エスターナを受け取ると、鎖をしっかりと固定した。
「や、ヤメロー」
エスタがなにか騒いでいる。ボイジャーはまたまたそれを無視して右手にエスタ、左手に鎖の束を持った。
「じゃあ、行ってくる」
ボイジャーはコッコにそう言うと駆け出した。
草木を華麗に飛び越え、凄いスピードでフレイムエレファントの巣に突っ込んでいく。
フレイムエレファントが近づくボイジャーに気づく。ホースのように長い鼻をボイジャーに向ける。その鼻の先端から勢いよく火炎が吹き出した。ボイジャーは左に飛び、火炎を避ける。ボイジャーがいた場所から火柱が上がる。
「コッコ。後始末は任せる。エスタ。行くぞ!」
「ちょっとまて。オレはやるとは言ってねーぞ」
ボイジャーの右手の中でエスタが騒いでいる。
「なんだ? エスタ。お前、ビビってるのか? フレイムエレファントは確かに強い魔物だからな。無理もない。たかがナイフのお前には荷が重いか」
ボイジャーはわざと挑発するようにエスタに言った。
「はぁ? ビビってねーし。あんなやつ、オレ様にかかりゃイチコロだぜ」
「そいつは頼もしいな。そりゃ!」
力強い掛け声とともにボイジャーは右手のエスタを投げ飛ばした。
エスタは宙を切り裂き、フレイムエレファントへと向かって飛んでいく。
フレイムエレファントもすぐさま反応した。鼻の両脇から突き出しているサーベルのような牙を向けた。エスタの刃がキラリと光る。
その時、追いついてきたコッコがエスタに向かって叫んだ。
「エスタ! 決して傷つけるな!」
「ちっ。コッコ様の命令ならしょうがない」
エスタはくるりと刃を裏返し、みねで牙を受け止め、方向を反らせた。フレイムエレファントの大きなからだが揺らぐ。エスタは相手の力を利用し、グミンジールの木めがけて加速していった。
「オラァ!」
エスタの刃がグミンジールの木から実を跳ね飛ばす。
「今だ!」
エスタの掛け声でボイジャーは鎖を器用に操作し、エスタの軌道を変える。跳ね飛ばした実をうまく絡め取り、一気に引き戻した。
「さぁて、逃げるぞー。コッコ。後始末よろしく」
「うん」
怒り狂うフレイムエレファントから距離を取り、コッコは水色の石を一つ取り出した。水鉱石。長い年月をかけて水を取り込んで精製された石だ。その石に語りかける。水鉱石が大きく輝き出す。コッコは石を持つ出に力を込めると、石は粉々に砕け散った。その途端、水が溢れ出す。水はフレイムエレファントが燃やした草木から炎を奪う。その光景をみてフレイムエレファントも後ずさる。フレイムエレファントは水が苦手なのだ。
「行くよ」
それを見てコッコは駆け出す。ボイジャーも後を追った。
「やるー」
ボイジャーはぴゅーっと唇を鳴らした。
「僕はただ石の力を借りただけだよ。あの石が地中で取り込んできた水の力をね」
「ここまでくれば大丈夫かな」
ボイジャーはそう言うと走るのをやめた。コッコもそれに続く。
ボイジャーは手に持つグミンジールの実を見た。
ちょうど掌に乗るくらいの真っ赤な実だ。ゴツゴツとした硬そうな皮に覆われている。
これで材料はそろったの?
コッコはボイジャーに尋ねる。
「いや、まだ調味料が手に入っただけだ。あと、一個だな」
二人はあと一つの食材のありかを聞きに町に戻った。
「見ろ」
ボイジャーは茂みに身を隠しながらコッコに足元を示した。
「この地面の抉れ方は、フレイムエレファントが歩いた後だ。あいつらは無駄に縄張りを広げたりはしない。巣はこの先だろうぜ」
ボイジャーは音を立てないように慎重に進む。
コッコもそれに倣いながら後を追う。周りを気にしながら静かな声で聞いた。
「で、フレイムエレファントの巣で何をしようっていうの? そこで僕は何をしたらいい?」
ボイジャーは後ろを振り向かず、小声で答えた。
「フレイムエレファントは刺激物が大好きだ。奴らはこの辺りの希少な植物であるグミンジールの実がなる木の根元に必ず巣を作る。俺はグミンジールの実をしっけいできればいい」
コッコはまた無茶なことをと思った。フレイムエレファントは超大型の魔物だ。背丈は5メートルをゆうに超える。とても気性が荒く、攻撃に火炎を使うなど、戦闘能力もかなり高い。正直、ボイジャーとコッコが二人ではとても太刀打ちできない。そんなフレイムエレファントから大好物の実を奪う?
「で、どうやって実を回収するんだい?」
自信満々に笑うボイジャーの顔を覗き込みながらコッコは聞いた。
「そうだな。エスタにとってきてもらおうかな」
コッコの問いにボイジャーは一度だけ振り返り、満遍の笑みを浮かべて答えた。
結局他人任せか、とコッコは思った。ボイジャーは食べ物のことになるとそのことしか考えられない。いつもそうだ。美味しいものを食べることに全力なのだ。はた迷惑な話だ。付き合いの長いコッコでも毎回うんざりさせられる。しかし、コッコはそんな一途なボイジャーを、少し羨ましいと思っている。口には出さないが。
ボイジャーが作戦を説明する。
「まずはエスタを頑丈な鎖でつないでくれ。鎖は、いつもの要領で頼む。あとは俺が鎖を操り、エスタがグミンジールを取ってくる」
エスタ。エスターナは聖剣の名前だ。とてつもない力を持った聖剣。今は理由あってボイジャーの包丁となっている。
そんな聖剣エスターナの入った腰袋がガコンガコンと揺れる。
「おい! ボイジャーお前! オレをまたしょうもないことに使おうってんじゃないだろうな!?」
聖剣エスターナは喋るのだ。意思もある。
「さぁ、コッコ。頼むぜ!」
ボイジャーはエスタの言葉を無視してコッコを正面から見据えた。
ふっーっとコッコは大きな息を吐いた。
コッコは自分の道具袋から金属のプレートを1枚取り出した。白銀に輝く両掌くらいのプレートだ。それを優しく両手で包むと聞き慣れない言葉で囁き出した。コッコ達のドワーフにしかわからない鉱石たちとをつなぐ古い言葉だ。コッコは自分の意思をプレートに伝えていく。次第にプレートが淡く輝き出した。コッコは腰にぶら下げているハンマーを引き抜く。黒い鉱石のハンマーに赤い塗料で装飾が施されている。そのハンマーをプレートに軽くぶつける。すると白銀のプレートがまるで生き物のように波打ち形を変えていく。ものの数秒でプレートは一本の鎖へと姿を変えた。
ボイジャーはその様子を満足気に眺めると、腰袋から一本のナイフを取り出す。真っ白い刀身の美しいナイフだ。その白さは思わず吸い込まれそうになる。鍔にはツルや葉をかたどった彫刻が施されている。柄には暗い青で染められた動物の皮が巻かれている。
コッコはボイジャーのナイフ、聖剣エスターナを受け取ると、鎖をしっかりと固定した。
「や、ヤメロー」
エスタがなにか騒いでいる。ボイジャーはまたまたそれを無視して右手にエスタ、左手に鎖の束を持った。
「じゃあ、行ってくる」
ボイジャーはコッコにそう言うと駆け出した。
草木を華麗に飛び越え、凄いスピードでフレイムエレファントの巣に突っ込んでいく。
フレイムエレファントが近づくボイジャーに気づく。ホースのように長い鼻をボイジャーに向ける。その鼻の先端から勢いよく火炎が吹き出した。ボイジャーは左に飛び、火炎を避ける。ボイジャーがいた場所から火柱が上がる。
「コッコ。後始末は任せる。エスタ。行くぞ!」
「ちょっとまて。オレはやるとは言ってねーぞ」
ボイジャーの右手の中でエスタが騒いでいる。
「なんだ? エスタ。お前、ビビってるのか? フレイムエレファントは確かに強い魔物だからな。無理もない。たかがナイフのお前には荷が重いか」
ボイジャーはわざと挑発するようにエスタに言った。
「はぁ? ビビってねーし。あんなやつ、オレ様にかかりゃイチコロだぜ」
「そいつは頼もしいな。そりゃ!」
力強い掛け声とともにボイジャーは右手のエスタを投げ飛ばした。
エスタは宙を切り裂き、フレイムエレファントへと向かって飛んでいく。
フレイムエレファントもすぐさま反応した。鼻の両脇から突き出しているサーベルのような牙を向けた。エスタの刃がキラリと光る。
その時、追いついてきたコッコがエスタに向かって叫んだ。
「エスタ! 決して傷つけるな!」
「ちっ。コッコ様の命令ならしょうがない」
エスタはくるりと刃を裏返し、みねで牙を受け止め、方向を反らせた。フレイムエレファントの大きなからだが揺らぐ。エスタは相手の力を利用し、グミンジールの木めがけて加速していった。
「オラァ!」
エスタの刃がグミンジールの木から実を跳ね飛ばす。
「今だ!」
エスタの掛け声でボイジャーは鎖を器用に操作し、エスタの軌道を変える。跳ね飛ばした実をうまく絡め取り、一気に引き戻した。
「さぁて、逃げるぞー。コッコ。後始末よろしく」
「うん」
怒り狂うフレイムエレファントから距離を取り、コッコは水色の石を一つ取り出した。水鉱石。長い年月をかけて水を取り込んで精製された石だ。その石に語りかける。水鉱石が大きく輝き出す。コッコは石を持つ出に力を込めると、石は粉々に砕け散った。その途端、水が溢れ出す。水はフレイムエレファントが燃やした草木から炎を奪う。その光景をみてフレイムエレファントも後ずさる。フレイムエレファントは水が苦手なのだ。
「行くよ」
それを見てコッコは駆け出す。ボイジャーも後を追った。
「やるー」
ボイジャーはぴゅーっと唇を鳴らした。
「僕はただ石の力を借りただけだよ。あの石が地中で取り込んできた水の力をね」
「ここまでくれば大丈夫かな」
ボイジャーはそう言うと走るのをやめた。コッコもそれに続く。
ボイジャーは手に持つグミンジールの実を見た。
ちょうど掌に乗るくらいの真っ赤な実だ。ゴツゴツとした硬そうな皮に覆われている。
これで材料はそろったの?
コッコはボイジャーに尋ねる。
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