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第4章『駐留』
第2話 縁《えにし》
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長瀬は、この前の大家さんのような『鳩が豆鉄砲を食らったような顔』でユイを見た。
困ったな…。何か言い訳しないと…と考えていると、長瀬が姿勢を正し、挙手の敬礼をしながら「はっ、自分は、オジカ事務用品、関東営業所所属『長瀬正治』二等であります。 平殿とは同じ部隊であります。」と言った。
…なんだ? 最近は兵隊ごっこが流行ってんのか??
ユイは例によって…「あたしは衛鬼兵団司令官、『平 ユイ』大将である。 現在は指揮権を兄に移乗し、サポート業務に就いている。」と言いながら『兄』の時に、俺を肘で小突いた。
「はっ! お務めお疲れ様です。」 長瀬が再び敬礼した。
ユイも「ふむ。貴官も休暇返上、ご苦労。」と、答礼した。
…この二人、初対面なのに随分話が合っている。 …が、『あります』だの『貴官』だの、固っ苦しい言葉の応酬に、俺は頭痛がして来た。 腹も減って来たし、盛り上がっている二人をよそに、公園の手すりに腰掛け、洋風弁当を食べ始めた。
早々に食べ終わってしまい、俺がまた鷹音さんの動画を観ながらまったりしていると、二人が駆け寄って来た。
「平さん、すみません。すっかり盛り上がっちゃって」…良いよ~。ユイも楽しそうだったし。
「それで、実は来週の土曜日なんですが、俺のチームのサバゲ大会があるんです。ユイさんに、是非参加して頂きたいんですが、良いですか?」 …なるほど、サバゲをやってるからユイとも話が合うんだな。などと考えていると、二人のキラキラした視線が突き刺さった。
「良いよ。」こんな目で見られてたら許可しない訳にはいかない。
長瀬はノリノリで、ユイに敬礼し「閣下! では、当日お迎えに上がります」ユイも上機嫌で「うむ、期待する。」と、答礼した。
長瀬は俺に「ジュース、ご馳走様でした。じゃ、また明日~」と言って頭を下げ、別れた。
ユイは長瀬をいつまでも見送り、長瀬も度々振り返り、その度に手を降っている。
男女の出会いって、こんなにスムーズなんだな~…と感心させられた。
『運命の出会い』…良く耳にするけど、そんなの、夢の世界か、遠い出来事だと思っていた。しかし、今この二人を目の当たりにして、改めて『運命』について考えさせられた。
…俺と鷹音さんは、運命の糸で繋がっているのだろうか…?
困ったな…。何か言い訳しないと…と考えていると、長瀬が姿勢を正し、挙手の敬礼をしながら「はっ、自分は、オジカ事務用品、関東営業所所属『長瀬正治』二等であります。 平殿とは同じ部隊であります。」と言った。
…なんだ? 最近は兵隊ごっこが流行ってんのか??
ユイは例によって…「あたしは衛鬼兵団司令官、『平 ユイ』大将である。 現在は指揮権を兄に移乗し、サポート業務に就いている。」と言いながら『兄』の時に、俺を肘で小突いた。
「はっ! お務めお疲れ様です。」 長瀬が再び敬礼した。
ユイも「ふむ。貴官も休暇返上、ご苦労。」と、答礼した。
…この二人、初対面なのに随分話が合っている。 …が、『あります』だの『貴官』だの、固っ苦しい言葉の応酬に、俺は頭痛がして来た。 腹も減って来たし、盛り上がっている二人をよそに、公園の手すりに腰掛け、洋風弁当を食べ始めた。
早々に食べ終わってしまい、俺がまた鷹音さんの動画を観ながらまったりしていると、二人が駆け寄って来た。
「平さん、すみません。すっかり盛り上がっちゃって」…良いよ~。ユイも楽しそうだったし。
「それで、実は来週の土曜日なんですが、俺のチームのサバゲ大会があるんです。ユイさんに、是非参加して頂きたいんですが、良いですか?」 …なるほど、サバゲをやってるからユイとも話が合うんだな。などと考えていると、二人のキラキラした視線が突き刺さった。
「良いよ。」こんな目で見られてたら許可しない訳にはいかない。
長瀬はノリノリで、ユイに敬礼し「閣下! では、当日お迎えに上がります」ユイも上機嫌で「うむ、期待する。」と、答礼した。
長瀬は俺に「ジュース、ご馳走様でした。じゃ、また明日~」と言って頭を下げ、別れた。
ユイは長瀬をいつまでも見送り、長瀬も度々振り返り、その度に手を降っている。
男女の出会いって、こんなにスムーズなんだな~…と感心させられた。
『運命の出会い』…良く耳にするけど、そんなの、夢の世界か、遠い出来事だと思っていた。しかし、今この二人を目の当たりにして、改めて『運命』について考えさせられた。
…俺と鷹音さんは、運命の糸で繋がっているのだろうか…?
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