60 / 86
第7章『本土決戦』
第12話 記憶喪失
しおりを挟む
情報参謀の話はこうだった。
実は数年前、俺とユイは公園で出合い、その時、俺は栄養失調と脱水症で死にそうだったユイに、食事を買い与えたそうなのだ!
…記憶に無いが、もしそれが事実だとすれば、俺は2回もユイに食事を食べさせた事になる。 …この食いしん坊めっ。
その後、何かの作戦中に衛鬼兵団前哨基地が斬鬼軍に攻撃され、幸い犠牲者はいなかったが、これを斬鬼軍による宣戦布告と捉えた参謀本部は、俺の身を護るために、俺と兵団員、そして鷹音さん達の記憶全てを、完全に消し去ったのだそうだ。
何せ、俺はこいつらと違って、何の特殊能力も持っていない。 下手をすれば、たった一本の針を刺されただけでもあの世行き…だ。
その為、何処からも俺の情報が漏れないように、俺と兵団との関係性を断ってくれたそうなのだ。
その後、斬鬼軍をあっさりと壊滅した衛鬼兵団は、この『司令徽章』だけが記憶していた、この次元に存在しているはずの、臨時司令官…つまり俺を探してくれて、再会出来たのだ。
実は数年前、俺とユイは公園で出合い、その時、俺は栄養失調と脱水症で死にそうだったユイに、食事を買い与えたそうなのだ!
…記憶に無いが、もしそれが事実だとすれば、俺は2回もユイに食事を食べさせた事になる。 …この食いしん坊めっ。
その後、何かの作戦中に衛鬼兵団前哨基地が斬鬼軍に攻撃され、幸い犠牲者はいなかったが、これを斬鬼軍による宣戦布告と捉えた参謀本部は、俺の身を護るために、俺と兵団員、そして鷹音さん達の記憶全てを、完全に消し去ったのだそうだ。
何せ、俺はこいつらと違って、何の特殊能力も持っていない。 下手をすれば、たった一本の針を刺されただけでもあの世行き…だ。
その為、何処からも俺の情報が漏れないように、俺と兵団との関係性を断ってくれたそうなのだ。
その後、斬鬼軍をあっさりと壊滅した衛鬼兵団は、この『司令徽章』だけが記憶していた、この次元に存在しているはずの、臨時司令官…つまり俺を探してくれて、再会出来たのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる