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第2章 荒れ果てた故郷
第20話 出陣
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夜も更ける頃、沢山の兵士と荷車が城門の傍に集まっていた。
盗賊【黒い牙】を討伐するために集まった者たちが各々準備をしていた。私も冒険者時代の装備を身に着けていた。
隠れながら
彼らの前へ出た。
「良く集ってくれた、冒険者、治安維持部隊、そして騎士団の諸君!! 今回は盗賊【黒い牙】の討伐を行う、相手から激しい抵抗があるがこのアレクサンドラに仇なす敵だ、必ず壊滅させろ!!」
「はい」「了解」
全員、荷車や馬に乗り始めた。私も領主専用の馬車に乗り込む、此処へ来るときに乗ってきたオンボロ馬車ではない、質素だが立派な馬車が用意された。馬車曳くのも老馬ではない、私の所有するマジックアイテム【馬人形】から生み出された白馬だ。結構値段は張ったがかなり便利である。
来るときに使えば良かったなぁ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
討伐隊たちは素早く予定していた前線拠点に到着した。討伐隊に疲労は無さそうだ。今は全員突入する際の装備の装着やポーションの準備をしている。
私はルーカスやエルメスと今後の予定を確認している。
「領主様のマジックアイテムは素晴らしいモノばかりですね」
「流石と言うべきですね」
「状況で使えるモノや使えないモノもあるから使い方次第だよ」
そう、ここまで早く辿り付けられたのも私が身に着けているマジックアイテムのお陰だ。
マジックアイテム【戦乙女のサークレット】、これは装備者が戦闘スキルを一定値以上持つ女性であることが条件で行軍や指揮を執るときに全体のステータスやモチベーション、スキルなどを向上させるアイテム。これを使って行軍ペースを上げたのだ。
兵士の1人がこっちに近づいてきた。
「ルーカス隊長、エルメス団長、そして領主様。仕度が整いました」
おし、ここからが勝負だ。
「では手筈通りに見張りを素早く倒し、突入する。人質はすぐに保護し、降伏した者は拘束しろ」
「「「了解」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「敵襲!!敵襲!!」
「逃げろ!!」
「許してくだせぇ」
突入して30分、開けた所で襲いかかってきたり降伏したりしてきた連中に対処する。大半は武器を持った一般人だが、中には腕の立つヤツがいる、ソイツらは私が一手に引き受けていた。まぁ、手足を切って魔術で焼くことで止血するだけなんだがな。
ルーカスやエルメスを含めた連中もまずまずの結果を出していた。
「報告します!賊の大半は掃討出来ました。また、近くにいた違法奴隷や捕虜らしき民間人の保護しました。こちらの被害は負傷者5名のみとなっています」
洞窟全体の構造が分からんがこれで殆ど捕まえたり殺したかな。
腕の立つヤツが意外で被害が出たが死者がいないので、良かったかな。
「冒険者の皆さんは後続部隊に民間人を前線拠点まで護送を。予定通り持ってきた毛布と食料を配給をお願いします。捕縛した賊は治安維持部隊が牢屋に入れて見張っておき騎士団は死体を運び出しておいてくれ。
私はこのまま奥へ進む。高額賞金首の広範囲魔術の被害が及ぶ危険性があるため打ち合わせしておいた通りに行動を開始せよ!!現場の指揮はルーカス隊長とエルメス団長に一任する!」
「「「はっ!!」」」
さぁて、さっさと盗賊の頭見つけないと。
────────────────────
私生活が忙しくなってしまい、次の更新は三日後とさせていただきます。
盗賊【黒い牙】を討伐するために集まった者たちが各々準備をしていた。私も冒険者時代の装備を身に着けていた。
隠れながら
彼らの前へ出た。
「良く集ってくれた、冒険者、治安維持部隊、そして騎士団の諸君!! 今回は盗賊【黒い牙】の討伐を行う、相手から激しい抵抗があるがこのアレクサンドラに仇なす敵だ、必ず壊滅させろ!!」
「はい」「了解」
全員、荷車や馬に乗り始めた。私も領主専用の馬車に乗り込む、此処へ来るときに乗ってきたオンボロ馬車ではない、質素だが立派な馬車が用意された。馬車曳くのも老馬ではない、私の所有するマジックアイテム【馬人形】から生み出された白馬だ。結構値段は張ったがかなり便利である。
来るときに使えば良かったなぁ。
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討伐隊たちは素早く予定していた前線拠点に到着した。討伐隊に疲労は無さそうだ。今は全員突入する際の装備の装着やポーションの準備をしている。
私はルーカスやエルメスと今後の予定を確認している。
「領主様のマジックアイテムは素晴らしいモノばかりですね」
「流石と言うべきですね」
「状況で使えるモノや使えないモノもあるから使い方次第だよ」
そう、ここまで早く辿り付けられたのも私が身に着けているマジックアイテムのお陰だ。
マジックアイテム【戦乙女のサークレット】、これは装備者が戦闘スキルを一定値以上持つ女性であることが条件で行軍や指揮を執るときに全体のステータスやモチベーション、スキルなどを向上させるアイテム。これを使って行軍ペースを上げたのだ。
兵士の1人がこっちに近づいてきた。
「ルーカス隊長、エルメス団長、そして領主様。仕度が整いました」
おし、ここからが勝負だ。
「では手筈通りに見張りを素早く倒し、突入する。人質はすぐに保護し、降伏した者は拘束しろ」
「「「了解」」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「敵襲!!敵襲!!」
「逃げろ!!」
「許してくだせぇ」
突入して30分、開けた所で襲いかかってきたり降伏したりしてきた連中に対処する。大半は武器を持った一般人だが、中には腕の立つヤツがいる、ソイツらは私が一手に引き受けていた。まぁ、手足を切って魔術で焼くことで止血するだけなんだがな。
ルーカスやエルメスを含めた連中もまずまずの結果を出していた。
「報告します!賊の大半は掃討出来ました。また、近くにいた違法奴隷や捕虜らしき民間人の保護しました。こちらの被害は負傷者5名のみとなっています」
洞窟全体の構造が分からんがこれで殆ど捕まえたり殺したかな。
腕の立つヤツが意外で被害が出たが死者がいないので、良かったかな。
「冒険者の皆さんは後続部隊に民間人を前線拠点まで護送を。予定通り持ってきた毛布と食料を配給をお願いします。捕縛した賊は治安維持部隊が牢屋に入れて見張っておき騎士団は死体を運び出しておいてくれ。
私はこのまま奥へ進む。高額賞金首の広範囲魔術の被害が及ぶ危険性があるため打ち合わせしておいた通りに行動を開始せよ!!現場の指揮はルーカス隊長とエルメス団長に一任する!」
「「「はっ!!」」」
さぁて、さっさと盗賊の頭見つけないと。
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私生活が忙しくなってしまい、次の更新は三日後とさせていただきます。
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