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85 ネメアーの討伐
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非常にまずい。油断したな。
まさかこの砂煙の中、正確に私に命中させるとは。
腹部に直撃したからか、口から血を吐き出す。
内臓までやられたかな。
すぐに回復薬を飲んで、あとは自然回復スキルに頼るしかない。
逃げるのは楽だけど、かなり怒っているから追ってくるだろうな。
この魔物を外に出すわけにはいかない。
立ち上がり戦闘態勢に入る。
砂煙でネメアーは見えないが、私には気配探知がある。
この砂煙を利用して一度だけ攻撃を仕掛けてみよう。
私は反応がある方向へと岩石弾を放つ。
「ロックショット!」
いつもより魔力を込めて、5発ほど展開した岩石弾を発動させた。
気配探知スキルである程度の位置は分かるけど、正確には特定できないから複数の岩石弾を放つ必要がある。
「グオオオォォォ……」
どうやら命中したみたいだ。
ネメアーの呻き声も聞こえたので、私は風魔法で砂煙を払い除ける。
ネメアーの胴体に3発の岩石弾が命中している。
今回は魔力を込めたおかげか、胴体を貫通していた。
あれ? 最初に頭に命中させた傷がなくなっている。
こいつも自然回復スキルを持っているのか……。
面倒だな。
ネメアーは私が見えたと同時に魔法を放ってくる。
「アースウォール」
ネメアーが放ってきた魔法は土魔法の土槍だ。
すぐさま私は土壁で防御する。
「風魔法の次は土魔法か……」
まさか2種類の魔法を使ってくるとは思わなかった。
もうないよね。頼むよ。
とりあえず私は崩落を防ぐためにネメアーの魔法を相殺しつつ、攻撃をしなくてはいけない。
それに自然回復もあるから時間も掛けられない。
「本当に面倒な魔物だな」
ケートスの時も危なかったけど、あの時はこの洞窟と違って広大な海上だったから遠慮なく魔法も使えた。
しかし、洞窟となると余裕がないのに手加減して倒すようなものだ。
考えていてもネメアーの攻撃は止まらない。
次々と土槍と風撃を交互に飛ばしてくる。
私も同じ魔法で相殺をする。
このままだと魔力量の勝負になってしまう。
ネメアーよりも魔力量が多いとも思わないから、このままだと私が不利だ。
私も負けじと岩石弾と風刃を同時に複数展開してネメアーに放つ。
ネメアーも土壁で防御するが、岩石弾はそれを貫いた。
私の岩石弾は少し特殊なので、普通の土壁で防げるものではない。
なんか獅子を討伐に来たのに、まさか魔法戦になるとは思わなかった。
てっきり防御力高めで喰いちぎってくる魔物だと思っていたのに……。
カレンたちがいなくて良かったかも。
ネメアーはさすがにあの2人では倒せない。
そもそも攻撃が通らないからね。
2人を守りながらの戦闘だったらさらに危なかった。
正直いまだに倒し方が分からない。
洞窟の外ならいくらでも倒し方はあるけど。
倒し方を考えながらネメアーからの魔法を相殺していく。
隙ができたらこっちから魔法を放つ。
時々魔力回復薬を飲んで魔力も回復していく。
この繰り返しをしばらく続けていくと、一つの案が浮かぶ。
「これならロックインパルスも使えるかな……」
やり方は単純だが、もしかしたら岩石撃を使っても崩落を防ぐこともできるかもしれない。
さすがに広範囲攻撃の魔力波は怖いけど。
とりあえずやってみよう。
私はすぐに洞窟の壁と天井にいつもより魔力を込めて土壁を作る。
トンネルを掘った後にその内側をコンクリートで覆うような感じだ。
これで岩石撃を行使しても土壁がクッションになって崩落を防げると考えた。
「よし! ロックインパルス!」
手加減なしで岩石撃を発動する。
ネメアーも負けじと風撃を行使したみたいだが、すぐに打ち消されて直撃する。
ズバアアアァァァァン!
ネメアーに直撃したことにより、頭と胴体が切り離された。
そして私の土壁も崩れる。
でも、洞窟には影響がないようだ。
「成功だ……」
一か八かではあったがなんとか上手くいった。
気配探知で確認しても反応が消えている。
間違いなく討伐完了だ。
すぐにネメアーに近づき強奪スキルを使用する。
なんだかんだ久しぶりに使うな。
名前:ヒナタ
種族:人族
年齢:15歳
職業:魔法使い
HP :116/237(+34)
MP :42/375(+33)
スキル:水魔法LV7
風魔法LV8(+1)
火魔法LV5
土魔法LV8(+1)
無属性魔法LV5
無限収納
威圧LV4
毒霧LV1
毒耐性LV3
麻痺耐性LV2
気配察知LV5
気配遮断LV4
隠密LV6(+1)
発情LV2
遠視LV4
気配探知LV6(+1)
自然回復LV6(+2)
身体強化LV3(+1)
物理攻撃耐性LV6
ユニークスキル:強奪
なるほどネメアーの持っていたスキルが物理攻撃耐性だったのか。
こんなスキルを人族の私が持っていいのかってくらい便利なスキルだよね。
あと、久しぶりにステータスを見たからか、よく使っているスキルはレベルが上がっている。
こんなにスキルを持っている人って多分いないよね。
人外認定されそうで怖いよ。
さて、疲れたしすぐに寝たいけど街に帰ろう。
ネメアーを無限収納にしまって洞窟から出る。
「よかった。嬢ちゃん無事だったか」
ん?
なんか洞窟の前に30人くらいの武装した騎士いる。
どうしたんだ?
「えっと。何かあったんですか?」
「洞窟からすごい音がしていたから、嬢ちゃんを助けに行こうと騎士を集めたんだ!」
あちゃー。
この人いい人すぎるだろう。
私が本物の女性だったら惚れちゃうよ。
あれ、よく見たらイケメンかも……?
いかんいかん。
ボーイズラブに目覚める気はないぞ!
「それは心配をお掛けしました。この通りネメアーは討伐しましたのでご安心を」
そう言って、無限収納から首と胴体が切り離されたネメアーを騎士の前に出す。
「……」
騎士たちが無言だ。
何か言ってくれないと困るんだけど。
「本当に嬢ちゃんが倒してくれたのか……?」
「そうですけど……」
「「「うおおおおおおお!」」」
騎士たちが歓喜している。
今気がついたけどこれってかなり目立つんじゃない?
私の平和なスローライフにこの状況はやばい。
「あ、あの。あまり目立ちたくないので口外しないでくださいね」
1人の騎士に言ったがあまり聞いていない。
お願い! 私の話を聞いて!
「あの!」
私は叫ぶ。
騎士たちの注目が集まった。
「私が討伐したことは口外しないでください……」
全員が黙っている。
なんか頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいるように見える。
「嬢ちゃんは何を言っているんだ? 鉱山に住み着いたネメアーを討伐したんだ。英雄として国からも褒賞金がもらえるぞ」
「褒賞金は嬉しいですけど、目立ちたくないので私が討伐したことは秘密にして欲しいんです。どこかの高ランク冒険者が討伐したことにしてもらえませんか?」
褒賞金が貰えるのは素直に嬉しい。
お金に困ってはいないけど貰えるのならあって困るものでもないからね。
でも英雄にはなりたくないよ。英雄。ダメ、絶対。
「嬢ちゃんが言うならこっちは構わないが、冒険者ギルドで報告すると嫌でも目立つぞ」
「それはこちらでなんとかします」
とりあえず疲れたから帰って寝たい。
私は騎士たちに念を押してから鉱山の近くにある街の宿に泊まって眠りについた。
冒険者ギルドは明日でいいや。
まさかこの砂煙の中、正確に私に命中させるとは。
腹部に直撃したからか、口から血を吐き出す。
内臓までやられたかな。
すぐに回復薬を飲んで、あとは自然回復スキルに頼るしかない。
逃げるのは楽だけど、かなり怒っているから追ってくるだろうな。
この魔物を外に出すわけにはいかない。
立ち上がり戦闘態勢に入る。
砂煙でネメアーは見えないが、私には気配探知がある。
この砂煙を利用して一度だけ攻撃を仕掛けてみよう。
私は反応がある方向へと岩石弾を放つ。
「ロックショット!」
いつもより魔力を込めて、5発ほど展開した岩石弾を発動させた。
気配探知スキルである程度の位置は分かるけど、正確には特定できないから複数の岩石弾を放つ必要がある。
「グオオオォォォ……」
どうやら命中したみたいだ。
ネメアーの呻き声も聞こえたので、私は風魔法で砂煙を払い除ける。
ネメアーの胴体に3発の岩石弾が命中している。
今回は魔力を込めたおかげか、胴体を貫通していた。
あれ? 最初に頭に命中させた傷がなくなっている。
こいつも自然回復スキルを持っているのか……。
面倒だな。
ネメアーは私が見えたと同時に魔法を放ってくる。
「アースウォール」
ネメアーが放ってきた魔法は土魔法の土槍だ。
すぐさま私は土壁で防御する。
「風魔法の次は土魔法か……」
まさか2種類の魔法を使ってくるとは思わなかった。
もうないよね。頼むよ。
とりあえず私は崩落を防ぐためにネメアーの魔法を相殺しつつ、攻撃をしなくてはいけない。
それに自然回復もあるから時間も掛けられない。
「本当に面倒な魔物だな」
ケートスの時も危なかったけど、あの時はこの洞窟と違って広大な海上だったから遠慮なく魔法も使えた。
しかし、洞窟となると余裕がないのに手加減して倒すようなものだ。
考えていてもネメアーの攻撃は止まらない。
次々と土槍と風撃を交互に飛ばしてくる。
私も同じ魔法で相殺をする。
このままだと魔力量の勝負になってしまう。
ネメアーよりも魔力量が多いとも思わないから、このままだと私が不利だ。
私も負けじと岩石弾と風刃を同時に複数展開してネメアーに放つ。
ネメアーも土壁で防御するが、岩石弾はそれを貫いた。
私の岩石弾は少し特殊なので、普通の土壁で防げるものではない。
なんか獅子を討伐に来たのに、まさか魔法戦になるとは思わなかった。
てっきり防御力高めで喰いちぎってくる魔物だと思っていたのに……。
カレンたちがいなくて良かったかも。
ネメアーはさすがにあの2人では倒せない。
そもそも攻撃が通らないからね。
2人を守りながらの戦闘だったらさらに危なかった。
正直いまだに倒し方が分からない。
洞窟の外ならいくらでも倒し方はあるけど。
倒し方を考えながらネメアーからの魔法を相殺していく。
隙ができたらこっちから魔法を放つ。
時々魔力回復薬を飲んで魔力も回復していく。
この繰り返しをしばらく続けていくと、一つの案が浮かぶ。
「これならロックインパルスも使えるかな……」
やり方は単純だが、もしかしたら岩石撃を使っても崩落を防ぐこともできるかもしれない。
さすがに広範囲攻撃の魔力波は怖いけど。
とりあえずやってみよう。
私はすぐに洞窟の壁と天井にいつもより魔力を込めて土壁を作る。
トンネルを掘った後にその内側をコンクリートで覆うような感じだ。
これで岩石撃を行使しても土壁がクッションになって崩落を防げると考えた。
「よし! ロックインパルス!」
手加減なしで岩石撃を発動する。
ネメアーも負けじと風撃を行使したみたいだが、すぐに打ち消されて直撃する。
ズバアアアァァァァン!
ネメアーに直撃したことにより、頭と胴体が切り離された。
そして私の土壁も崩れる。
でも、洞窟には影響がないようだ。
「成功だ……」
一か八かではあったがなんとか上手くいった。
気配探知で確認しても反応が消えている。
間違いなく討伐完了だ。
すぐにネメアーに近づき強奪スキルを使用する。
なんだかんだ久しぶりに使うな。
名前:ヒナタ
種族:人族
年齢:15歳
職業:魔法使い
HP :116/237(+34)
MP :42/375(+33)
スキル:水魔法LV7
風魔法LV8(+1)
火魔法LV5
土魔法LV8(+1)
無属性魔法LV5
無限収納
威圧LV4
毒霧LV1
毒耐性LV3
麻痺耐性LV2
気配察知LV5
気配遮断LV4
隠密LV6(+1)
発情LV2
遠視LV4
気配探知LV6(+1)
自然回復LV6(+2)
身体強化LV3(+1)
物理攻撃耐性LV6
ユニークスキル:強奪
なるほどネメアーの持っていたスキルが物理攻撃耐性だったのか。
こんなスキルを人族の私が持っていいのかってくらい便利なスキルだよね。
あと、久しぶりにステータスを見たからか、よく使っているスキルはレベルが上がっている。
こんなにスキルを持っている人って多分いないよね。
人外認定されそうで怖いよ。
さて、疲れたしすぐに寝たいけど街に帰ろう。
ネメアーを無限収納にしまって洞窟から出る。
「よかった。嬢ちゃん無事だったか」
ん?
なんか洞窟の前に30人くらいの武装した騎士いる。
どうしたんだ?
「えっと。何かあったんですか?」
「洞窟からすごい音がしていたから、嬢ちゃんを助けに行こうと騎士を集めたんだ!」
あちゃー。
この人いい人すぎるだろう。
私が本物の女性だったら惚れちゃうよ。
あれ、よく見たらイケメンかも……?
いかんいかん。
ボーイズラブに目覚める気はないぞ!
「それは心配をお掛けしました。この通りネメアーは討伐しましたのでご安心を」
そう言って、無限収納から首と胴体が切り離されたネメアーを騎士の前に出す。
「……」
騎士たちが無言だ。
何か言ってくれないと困るんだけど。
「本当に嬢ちゃんが倒してくれたのか……?」
「そうですけど……」
「「「うおおおおおおお!」」」
騎士たちが歓喜している。
今気がついたけどこれってかなり目立つんじゃない?
私の平和なスローライフにこの状況はやばい。
「あ、あの。あまり目立ちたくないので口外しないでくださいね」
1人の騎士に言ったがあまり聞いていない。
お願い! 私の話を聞いて!
「あの!」
私は叫ぶ。
騎士たちの注目が集まった。
「私が討伐したことは口外しないでください……」
全員が黙っている。
なんか頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいるように見える。
「嬢ちゃんは何を言っているんだ? 鉱山に住み着いたネメアーを討伐したんだ。英雄として国からも褒賞金がもらえるぞ」
「褒賞金は嬉しいですけど、目立ちたくないので私が討伐したことは秘密にして欲しいんです。どこかの高ランク冒険者が討伐したことにしてもらえませんか?」
褒賞金が貰えるのは素直に嬉しい。
お金に困ってはいないけど貰えるのならあって困るものでもないからね。
でも英雄にはなりたくないよ。英雄。ダメ、絶対。
「嬢ちゃんが言うならこっちは構わないが、冒険者ギルドで報告すると嫌でも目立つぞ」
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