SNOW LAGOON ―.。*°+.*雪六花の環礁*+。*°+.― 〔妄想科学漫遊道行〕

ゆじじ

文字の大きさ
10 / 11

虎さん(笑

しおりを挟む

―――シベリア帝国―――

シベリア帝国は現在、女帝を抱いた議院内閣制の立憲君主国家である。
元は第一次世界大戦の最中、総力戦は近代化の遅れたロシア帝国を擦り減らし革命で終焉と混乱の始まり。やがて内戦に成り白軍と赤軍、共和君主勢力とソ系共産勢力に別れた。各国が調停と称してシベリア各地に出兵、その時に緩衝国家として産まれたのが極東共和国である。
そんな中、白軍に救出され銃殺を免れたロマノフ家の子供達が、生命からがら共和国に流れ着き亡命を果たす。どの様な後ろ楯が在ったのか、長男アレクセイが港湾都市ウラジオストクを首都と定め、シベリア帝国の成立を宣言したので在った。
赤軍の戦時経済は国力をドン底に、其れでも白軍は押され始め次々と潰されて征った。シベリア帝国も―――

しらたま(よくもまぁ、暗殺の横行する『おそろしあ(笑』から逃げて来られたモンだ。アレクセイ、血友病で直ぐに死んじまったらしいじゃねぇか)
五十六「あん時の後ろ楯はアラスカの先に喰い込みたかった米国・・・英国や仏国、日本も一枚噛んでやがったかもな。シベリアから何処もかしこも手を引こうって時に」
しらたま(結局、ウラン=ウデからチタを皮切りにハバロフスクまで押し込められて、紛争吹っ掛けられ続けて今は沿海州と北樺太を残すのみ。米国にも見捨てられたか)
五十六「アラスカの目の前のベーリング海峡が共産主義者共の手に落ちちまったからな、支援どころじゃねぇ自国の防衛に廻すわな」

別に共産主義が悪いと思った事は無い。小さな共同体コロニーで運用すると設備投資が個人の利益として直結し易い為、生活水準が上がり易く子供やお年寄りを集団で保護し易い。就労世代には働き易く、兼業して外に出て資産を貯めるのも良いだろう。
問題は国単位で運用する事だ、美しい理念など『何ソレ美味しいの?』とばかりに強大な権力が人を狂わせ暴走させる。個人を幸せにする為のモノが、腐臭を撒き散らす膿溜まりを存続させて逝くモノに変わる。
ともあれ、シベリアにてコルチャークとクラスノシチョコフの策謀に因って産まれた。白系ロシア人の縋りついた帝国は今、風前の灯火を迎えようしていた。その頃―――

しらたま(聴こえるか五十六?擬似斥力場は貴様の出力で効果範囲を広く設定してある、・・・1000㎞、抉り跳ばすぞ!)
五十六『応!』

巫女が滑る様に加速しながら、延々と続くロシア名物を土台ごと粉砕、撒き散らして征く。
192体の猫叉は全力で路線周囲の敵性体の排除、無力化して巫女の行動を阻害する可能性を潰して征く。・・・まぁ、ンな必要は無いだろうが・・・擬似斥力場は補給物資を満載した貨物を軽々と舞い上げた。

しらたま(ソ連領内に潜入して鉄道を爆破工作し続ければ・・・関東軍には本当に馬鹿しか居なかったのか?・・・さて、次はハバロフスク解放と往きたい処だが・・・援軍要請は出たのかね?)

この夜、チタから東へ延びるシベリア鉄道は文字通り消滅した。

******************

滑腔砲は命中率が悪い。ライフル弾の様に回転している訳では無いので、直進性は無いと言って良い。
なので思考弾頭ロボットが、後方に噴出するガス等を制御して目標まで誘導する必要が有る。

―――シベリアへ―――

カートリッジにロケットブースタをセットして、猫叉達は連続体を編み込み弾頭と成る。高速飛翔体生成装置ライトガスガンの最大出力で射出されたソレは10㎞/sを超え、更にブースタに点火、身体が浮く感覚、第一宇宙速度に届き低軌道に到達する。
太陽光の輪環が映える闇に染まる円い惑星、其処に人の営みが感じられる細々とした灯火。思わず前足を伸ばし肉球が生体膜に触れ止まる、どうしようも無い空虚さが生体機械の身体を崩れさせる様な。
・・・悪寒を無視し針路を微調整していると、粘体類の一チームが擦れ違い様に激励メッセージを贈って来た。

しらたま(アイツ等・・・暇なのかよ、ちく、しょ・・・う)
五十六「・・・先輩から励まされて嬉しい、と言った処か?猫叉」

図星を刺された猫叉がジロリと後ろの巫女を見遣る。
巫女はあぐらをかき、肩に薙刀を載せた格好で宙に浮いて居た。この次空では人類?初の宇宙飛行だと云うのに実に堂々としている。・・・眼を瞑った儘だが。

しらたま(もしかして・・・怖いのか?直ぐに大気圏突入だから我慢しろ)
五十六「そんなんじゃねぇやい!・・・武者震いだ」
しらたま(核子斥力拡張、分離準備パージセット、減速排熱膜準備。・・・一緒に来てくれて有り難うよ、五十六)
五十六「ん、何だって?・・・お、おぉおぉおおお!?」

上手い角度で入れた様だ、物凄い振動と共に視界が紅に染まる。
やがて黒い大地が目の前に広がり、見上げると星々の間を幾筋もの流星が尾を引いて逝く。ロケットブースタの分離パージも上手く行った。
減速限界域で排熱膜を更に拡げ、地表付近で解除、192体と一人がチタの東に降り立った。

―――ハバロフスク西―――

アムール川を挟んで対岸に集合、夜明けの光が未だ燻る街の影を色濃く映す。
鉄橋を落とせばハバロフスクの防衛は楽だったろうに、潜入工作員コミンテルンの扇動によりパルチザンが蜂起したらしい。ソ連軍八個師団は易々と侵入を果たし・・・掠奪と暴行、其れよりも酷いかも知れない暴嵐が過ぎ去った。
その独特の美しい街並みだった筈の場所に住んでいた人々は今―――

五十六「まだ援軍要請が来ていない?議員連中が誰も居ないだと!?アナスタシア様が近衛軍を引き連れ特攻?子供等を預けられて領事が途方に暮れている・・・何の冗談だ」
しらたま(・・・もういい、吾輩一人で殺戮る。貴様は日本との関係を疑われるかも知れんから付いて来るな)

巫女が振り向いた先には化け物が一匹、鉄橋をに四足で歩いていた。

******************

初めに小さな白猫が散歩している姿、場違い過ぎ不自然過ぎたが誰もが注意を払わない。鉄橋を渡って来るのは味方、補給部隊の筈で警戒など必要無い。
戦利品の物色に誰もが夢中だ、特に白系の子供達は妖精の様だと例えられる事が多い。親は殺されるか強制労働収容所送り、もし子供がパルチザンやソ連兵の手に落ちでもしたら・・・直ぐに死ねた者は幸運かも知れない。
小さい筈の白猫の遠近感が狂ってゆく、姿が歪み虹色の光を纏う。何時の間にかに二叉の尾を持つ巨大な白猫叉ホワイトタイガーが、金目の奥を赫黒く光らせ縦に裂けた瞳孔からナニかを漂わせ顕現する。
いきなり目の前に大虎が顕れた様に視えたのだろう、パルチザンの一人が悲鳴を上げながら小銃を連射する。何ら効果を与えてはいないが、弾が切れても撃ち続けようとする。

しらたま(今直ぐに下らねぇ事を止めろ、武器を棄てて投降するなら植物人間にするくれぇで勘弁してやる!)

ハバロフスク全体に質量を保った様な『声』が轟く。だが、将校らしき男が戦車でパルチザンを追い立てる様に現れると大白猫叉ホワイトタイガーを囲ませた。上に出た奴は化粧をした気持ち悪い顔で、裸の少年達に首輪を点けて連れ回してやがる。

督戦カマ野郎「獣臭いわネェ、同志達イィ毛皮が欲しイでショ?とっトと始末しちゃいナさぁイ」

オカマの言葉に銃撃が始まる。向かって来るなら死んだ方がマシな目に合わせてやろう、平然と進み出す大白猫叉ホワイトタイガーの顔が愉悦に歪む。オカマの顔が引き攣り砲手の頭を焦りながら蹴る、砲炎が砲弾を押し出し近距離で命中、生体繊維が解けた様に舞いダメージが?・・・其れでも迫って来るのを見てまた蹴る、蹴り続ける、弾込め作業邪魔してんじゃねぇよ。やっと放たれた砲弾は・・・割れ、パルチザン達を巻き込んで爆発した。

五十六「全く、観ちゃいられねぇんだよ。猫叉」
しらたま(バカヤロー!何で来た・・・とか言って欲しいのか?何処に逃げ遅れた民間人が居るか分からんのだから爆発とかさせんな。それに・・・これからこうするんだよ)

破裂音、軽い雷の様な音がして残存していた敵性体の動きが総じて停まる。見れば大白猫叉ホワイトタイガーの上に浮いた輪環から、稲妻の迸る様な虹色の線が四方八方に伸びていた。首に巻き付かれた者たちは、其処から下を動かす事が出来ない。武器が落ち、首を吊った様に浮かんで居た。

しらたま(脳幹掌握済み、身体不随追加、情報走査開始、終了。流石に192体分、直接接続での意識野処理速度、容量共に凄いな。・・・さて、ゴミ共の後始末だが)
ゴミオカマ「ヒギッィィィイイィィィッ!イッヤァァァアアァァァッホウッ!!」

あ、狂いやがった。てーか、最期の『ホウッ』て何だ?

******************

ダンスでも始まるのかYO?!トカ、そんなコトは無く。

クズ部下達「フザけんナァ!」「クソったれガァ!!」「戻しやがレェ!」
しらたま(首から上だけの癖に・・・糞五月蠅ぇ)
五十六「おい、猫叉・・・?」

狂いオカマの顎を猫?パンチで潰す。クズ達を集めて生体繊維を輪環に戻し、叫び上げる事が出来無いオカマを目の前に放ると、短い悲鳴と共にクズ達は静かに為った。
捕らえられていた少年達の方に向かう。逃げる気力も湧かない位酷い目に遭わされて居たのか、それとも虎に拠って漸く死ねると思えるのか・・・虎を写す瞳に何の感情も表さない。

しらたま(寒かったろう?少し待ってな)

言葉と共に少年達を戒めていた物が、割れる音と共に落ちる。少年達一人一人に輪環が降り、歪みが形を造ると合成繊維が編み込まれて往き―――カワイイ虎の着ぐるみの集団が顕れた!!薄い層が何重にも空気を封じ込めた防寒仕様である。もちろん防水、雪解けの泥水も弾きマス。

しらたま(良し、可愛いゾ!と・・・五十六~、生体機械用圧縮糧食レーションと水、チョ~ダイッ?)
五十六「貴様・・・、俺にだけ背負わせて置いて!・・・まぁ、この被害状況では分子蓄積量ストックパイルが心許無いか」
しらたま(炊き出しでもしてやりたいが、ハバロフスク解放が先だ。五十六、駅の補給列車を停めてくれ、南へ向かう路線を少し潰すだけで良い。吾輩は中央へ向かい残る駐留部隊を潰す、施設に集められているらしい人々も解放する)
五十六「分かった、急ぐか」

二手に分かれようとすると、クズ達に呼び止められる。

クズ部下達「ま、待てヨ」「マさかこのママァ」「俺達ハ悪くねェ!カマ野郎ガァ」

コイツ等も糞虫か・・・幾筋も生体繊維が伸び、巻き揚げたモノを少年達の前に落とす。様々な武器、寸胴鉄釘パイル等、バールの様な・・・それを視た少年達の瞳に感情の揺らぎが見えた。

しらたま(てめぇ等は悪い事はナニもしていないのだよなぁ?なら、この子等に助けて貰えるだろうぜ。・・・や・さ・し・く・な?)

虎と巫女が消える。消えた方角で雷の様な音と光、膨れ上がる土煙と爆発音が響いて来る。

少年達「パパ、ママ・・・」「返せ・・・ソーニャ、ターニャを」「オジサン達も痛いの・・・スキ?」
糞虫部下達「「「「「ヒィッギィィィイイィィィッ!!!」」」」」

楽しそうな少年達の細やかな笑い声の中、鈍い音が続く。狂気に満ちた『おそろしあ(違』が現出するも、やがて少年が一人泣き出すと周囲に伝染して行った。

年長の少年「皆んな、あの『虎サン』の手伝いに往こう」

武器を背負えるだけ背負った少年が促すと、全員が頷き付いて行った。

☓☓オカマ「ヒュー、ヒュー♡」

天に向かって聳え立つ!・・・寸胴鉄釘パイルを尻に生やした糞虫共をその場に遺して。

******************

何でこうなった?・・・普通、シベリアとかでは虎とかに遇ったら『死』を意味するモンだろ。なのに―――

しらたま(あのね、吾輩は此れから馬鹿共を成敗しに―――)
双子ちゃん「トラさん、行っちゃヤダー」「一緒に居るノー」

あ、お腹の毛は良いけど、体表毛は硬質化してあるからダメェー!恐れ知らずと云うか・・・双子ちゃんが取り憑き、よじ登ろうとするので慌てて硬質化を解除する。

老婆「御背中の虹色の輪環から溢れる羽根の様な・・・その者、聖母マリア様が遣わして下さった御使いに違いなイ」
しらたま(え、お婆さん?ロシア正教会とかには全く関係有りませんからっ!この禍々しい目と尻尾を見て!化け物ですよー、猛獣どころの話じゃねぇンだよーっ!!)

何処に此れだけ隠れて居たんだと、救けた人達と共にワラワラと縋り付かれる。皆、恐怖に青褪めている、暴行を受けた者は酷いものだ。出兵の頃からシベリアの地では軍民関係無く、パルチザンとの間には虐殺と云う言葉が当て嵌まる。廃墟が幾つ生まれたか―――
心情は判るが今は殲滅行動中で安全が全く確保出来ていない、何処かに居る敵性体に重砲の着弾位置でも指定されたら堪ったもんじゃない。取り敢えず、この双子には直ぐ離れて貰って、全員で補給物資の有る駅舎に向かって貰う。

しらたま(だが、適当な奴が居ない・・・軍関係者でも生き残って要ればな)
白虎少年「虎さん!お願いデス、僕達にも何か手伝わせて下サイ!!」
虎ちゃんズ「「「「「お願いしマス!!!」」」」」

其処へ丁度良・・・げふげふん、少しは吹っ切れただろうか?目の輝きが良い感じに成った、着ぐるみ少年達が現れて協力を申し出てくれる。返り血が頼もしい(ぇ

しらたま(ならば・・・これ以上、頭の狂った糞虫共の手に掛かって死ぬのは赦さん。ここに居る誰も死なさん様に駅舎に向かい、列車から物資を奪い何が何でも生き延びろ)
虎ちゃんズ「「ダー」ダダーッ!」「ダヴァイ!」「ハラショーッ!」「マグーッ!」「「ポニョ」ポニョッ!」
しらたま(え、了解ってコト?・・・最後の『ポニョ』ってどう書くの?!あ、ちょまっ、チミ達ィー)

重々しく宣ったせいか、頬を紅潮させ毅然とした態度で直ぐ様行動を開始する着ぐるみ少年達。神の使徒とでも思い込んだのか、全員が素直に従い付いて往く。ぽつねんと残されたカタチに為る大白猫叉ホワイトタイガーの右前足が空を掻いていた。

しらたま(・・・ふ、此れで後顧の憂いは無くなったと云うモノ。我が力が存分に揮えるのだ!・・・寂しくなんか無いやいっ!!)
五十六「何故に一人芝居なんぞを演って処るんだ、猫叉よ・・・」
しらたま(・・・ほぅえっ?貴様、何時から其処に存在た?!)
五十六「は?・・・『今来たトコ♡』だが(笑」
しらたま(イラッ・・・ナンで『♡』を付けた?ウルの漫画か?漫画なのかーっ!)

まぁ、そんな巫山戯合いながらも先に進み、反撃が無いのを訝しみながら中央広場に出る。其処には―――

******************

血に染まった景色、ソ連兵やパルチザン達の姿は無い。良く見ると血に拠って紋様が描かれているのが解る、幾重にも重なっている様だ。

???「お待ちして居りまシタ」

声のする方へ顔を向けると、何時の間に其処に存在たのか祭壇の様なモノの前に一人の僧侶みたいな男が笑みを浮かべて居た。

???「折角、このワタクシがわざわざ力を貸してヤッタ!と云うのに兵達のコノ体たらく」

芝居掛かったポーズで腕を一周、ヤレヤレと如何にも残念そうに嘆息する。

???「補給を絶ち切られた前線の馬鹿が煩いのなんノッテ!」

狂った笑みと共に雰囲気が変わる、奴の感情の高鳴りに合わせ血の紋様が光りを?

しらたま(空間走査に感、自己小宇宙形成反応・・・コイツ、使徒類級か?!)
五十六「は?・・・此の坊さん、人間だ・・・ろ?」

脈動する闇が纏わり付く様な、そんな力の―――

???「貴方方は何処の結社の方で?・・・我が名はプーチン、他人からは『怪僧ラスプーチン』と呼ばれており・・・マッスル!」

―――狂気に世界が歪む。





******************

拾話了。
おそろしあ代表、プーチン元大統領のご先祖様?登場((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
此処まで読んで下さり本当に有り難う御座います!でわまた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

月弥総合病院

僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)

三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。 佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。 幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。 ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。 又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。 海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。 一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。 事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。 果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。 シロの鼻が真実を追い詰める! 別サイトで発表した作品のR15版です。

処理中です...