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一章 ソフト勧誘編
プレイボール一塁側 広瀬るい
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わたしには嫌いなものがある。
朝バナナ、トマト、プロテイン、小さくて子供っぽい自分の容姿に何より野球……。
春、出発の季節。
鏡に映る、大人っぽい顔とはお世辞にも言えない自分の顔を見ながら、くせ毛の混じった肩よりも少し長い髪をくしでとかし、真新しい制服に袖を通した。
「……ダサ」
高校生になれば少しは変わると思っていた姿は中学までと対して変わらない。違いと言ったら制服くらいだ。
「こんなはずじゃなかったのになぁ……。ううん、ダメだ、ダメだ! 今日は大事な日! しっかりしないと!」
せめて顔だけでも……と気を取り直してメイク道具に手を伸ばす。
人並みに白くなってきた健康的な肌をファンデで更に白くし、薄ピンクのチークを頬にのせる。マスカラとアイシャドウで目を大きくみせると、カラコンも忘れない。そして、最後に濃い赤のカラーリップを塗った。
「おっ、いい感じ?」
雑誌で勉強したメイク。このメイクが正解かどうかはわからないが不馴れなわりには上出来だ。
わたしの名前は『広瀬 るい』この春から花の女子高生だ。
中学を卒業し親元を離れ長崎の高校に進学した。独り暮らしが出来れば別にどこでも良かったのだけど、さすがに年頃の女の子が独り暮らしというのには親が反対。どうにか説得して選んだのが、親戚が営む下宿所がある長崎の高校だった。
実家を出た理由はいたって単純で、全てをリセットして新しい環境でスタートしたかったからだ。とは言っても別に親が厳しかった訳じゃない。門限も特になかったし、勉強にうるさいわけではなかった。むしろそういった事に関してはゆるかったと思う。
ただひとつ、野球の事を除けばだけど……。
「陽子ママ行ってきまーすっ!」
「あら、もう行くとね? 早かねぇ。忘れ物はしとらんね?」
「はい! 多分大丈夫ですっ!」
下宿先は田舎って感じの二階建ての古民家。その一階の角を改装して、パン屋も営んでいる。最近では雑誌の町のパン屋さん特集で一位になったくらいの繁盛店だ。わたしも食べたけど、どれも格別に美味しい! 特におすすめなのはクロックムッシュ。ここだけの話、お昼用に鞄に一つ忍ばせているくらいだ。
わたしは叔母でもあるパン屋のオーナー兼家主の陽子ママに外用の笑顔で声をかけると、飛び出すように玄関を後にした。
外は柔らかな陽の光が辺り一面に広がって穏やかな空気が漂っていた。
普段なら気にする事もないそんな陽気も春の風も全てがいつもと違って感じる。
その時、どこからともなく吹く風に乗って桜の花びらが飛んできた。わたしはその花びらをキャッチしようと咄嗟に手を伸ばした。
「おっ、取れた! 何だか上手くいく気がする!」
その偶然に後押しされるように、わたしは最初一歩を踏み出した。
最初の目的地は最寄りのバス停。バス停は下宿先の目と鼻の先、距離にして三十メートルくらいのところにある。下宿先様々だ。
「ん? あの子……」
バス停には、わたしと同じ制服を着た少女が立っていた。その子は大きなエナメルバッグを肩にかけ、バッグには“光ヶ浦”の文字が刺繍されている。
「同じ高校だ。野球部のマネージャーかな? それにしても綺麗な子だなぁ……」
真っ直ぐ腰まで伸びる綺麗な艶のある髪に鼻筋の通った整った顔。同姓のわたしでさえ見とれてしまうほどの美少女だった。
(先輩かな? 挨拶した方がいいかな?)
今日は入学式。もし同い年ならまだ部活にも入ってるわけがない。だからあの子はきっと上級生だろう。そんな事を考えながら彼女を見ていると、視線に気付いたのか不意に目が合った。
(――やば!)
わたしは直ぐに視線をそらした。
(――いま、絶対変な子だと思われたよ)
わたしは気まずさを隠すようにそっぽ向くと、そそくさ彼女の斜め後ろに移動した。
(うわっ、大きいな……。お姉ちゃんと同じくらいかな?)
改めて近くで見ると彼女は身長も高かった。157センチのわたしよりも頭ひとつぶんくらい大きいだろうか、おそらく170センチは超えている。
そんなモデルのような彼女と見比べるように自分の体を確認する。
(やっぱりわたしってチビで寸胴だよなぁ……)
新しいスタートを切ったはずなのにいきなりの劣等感。
(いや、いや、わたしはまだ発展途中! 頑張れわたし! 負けるなわたし!)
そう言い聞かせながらバスを待った。
◇
数分が経過したところでバスはやってきた。最初の試練だ。
長崎のバスは整理券式で後払い制だ。わたしの地元のバスは前払い式だった。だから初めて乗った時はかなり戸惑った。とは言っても今日で乗るのは二回目。今も不安でいっぱいだ。
(あ、そうだ。あの子はどうしてるかな?)
郷に入っては郷に従え。長崎の高校生がどんな風にバスで過ごすか興味のあったわたしは同じバス停で乗った少女を探す。
バスの後方に座ったわたしの二つ前の席に彼女はいた。
(えっうそ! 寝てるっ? てか寝るの早っ!)
彼女はおそらくエナメルバッグを膝に乗せ、それに覆い被さるようにうずくまって寝ているのだろう。
その光景に少し親近感がわいた。わたしも地元ではよく電車で寝たりしたものだ。
(やっぱりどこの県も同じなんだなぁ)
そんな自分と同じような彼女の一面を見て、わたしは静かに笑った。
◇
バスに揺られること十五分、高校近くのバス停に着いた。
ここまでくれば、同じ制服を着た人たちもちらほら。見るからに新入生の人、ズボンの裾が破けて革靴のかかとを踏んでいる人、同じ学校のはずなのに違う学校の紋章の入った補助バッグを持っている人もいる。
「あ~、緊張してきた……」
学校に近づくにつれて、落ち着きを取り戻していた心臓が再び早くなっていく。
わたしの通う“私立光ヶ浦高等学校”は高台というか、山の中腹にある。
スポーツが盛んで、全国大会に出場する部活も多数存在する。空手にハンドボール、卓球に野球。まぁ野球に関しては最近はもっぱら県ベスト4止まりらしいが、昔は甲子園に出たこともあるくらいの古豪だ。
進学率も就職率もそこそこ高い。おそらく、普通科進学クラス、普通科、商業科、機械科と四つに分類される学科分けが理由だろう。
大通りから少し入って川を越えると、すぐに住宅地になる。その住宅地の家と家の間に高校へと続く階段があるのだが、それがまた分かりにくい。入学説明会の時は何回迷ったことか……。
他にもいくつかルートがあるらしいが、あいにく新入生のわたしは一回通ったことのあるそのルートしか知らない。
「第二の試練だ……」
第二の難関、光ヶ浦高等学校名物“地獄階段”さっきも言ったが、高校は山の中腹にある。そこにたどり着くには今、目の前にあるつづら折りのように延びていく長い階段をのぼらなくてはならないのだ。
「……ふぅーー。よし、行くぞ」
わたしはそんな強敵に挑むため、一度深呼吸をすると歩みを進めた。
◇
のぼりだして十分くらい経っただろうか、前を歩く生徒たちはやすやすと階段をのぼっていく。一方わたしはと言うと……かなり必死だった。
「それにしても……、本当に……、長いよ。この……、階段」
汗がにじみ出るほどの長い階段、足に乳酸がたまっていくのがわかる。その時、前を歩く女子生徒の足を見てふと思った。
(おぉ……なんてことだ……、ふくらはぎがたくましいっ!)
さすが坂の町長崎。わたしも野球をしていたから体力にはそこそこ自信があった。育ってきた環境が違うだけでこうも差がでるなんて……。まるで外国人選手と対戦している、そんな気分だった。
それからほどなくしてわたしは第二の難関をクリアし、教室の前に着いた。
わたしのクラスは普通科一年B組だった。B組はスポーツ進学クラスだ。
勉強と部活を両立を図る唯一のクラスで基本的に特待生や推薦組はこのクラスに集結する。なぜわたしがこのクラスになったかは私自身わからない。
教室に入る頃には時計は八時をまわっていた。入学式は九時からということもあって生徒の数はまだ少なかった。
名前も知らないクラスメートたちを横目に自分の席を探す。
「――あった。ここがわたしの席か」
席は窓際だった。ふと窓の外に目をやると、そこには満開の大きな桜の木がこちらを見守るように植わっていた。
「なんか縁があるねぇ。これから三年間よろしくね」
わたしは桜の木に向かってそう呟いた。
やる気と不安と緊張と、色々と大変? だった初登校だったが何だかんだであっという間だった。
家族の事、進路の事、野球の事、何度も何度も親と衝突した。そんな、中学までの環境を一度リセットして、ここから新たなスタートを切る。
わたしの知らない土地でわたしを知らない人たちと、新しい自分を見つけるために。
「よし! 気合い入れていくぞ!」
今、心の中で試合開始のサイレンがなり響いた――。
朝バナナ、トマト、プロテイン、小さくて子供っぽい自分の容姿に何より野球……。
春、出発の季節。
鏡に映る、大人っぽい顔とはお世辞にも言えない自分の顔を見ながら、くせ毛の混じった肩よりも少し長い髪をくしでとかし、真新しい制服に袖を通した。
「……ダサ」
高校生になれば少しは変わると思っていた姿は中学までと対して変わらない。違いと言ったら制服くらいだ。
「こんなはずじゃなかったのになぁ……。ううん、ダメだ、ダメだ! 今日は大事な日! しっかりしないと!」
せめて顔だけでも……と気を取り直してメイク道具に手を伸ばす。
人並みに白くなってきた健康的な肌をファンデで更に白くし、薄ピンクのチークを頬にのせる。マスカラとアイシャドウで目を大きくみせると、カラコンも忘れない。そして、最後に濃い赤のカラーリップを塗った。
「おっ、いい感じ?」
雑誌で勉強したメイク。このメイクが正解かどうかはわからないが不馴れなわりには上出来だ。
わたしの名前は『広瀬 るい』この春から花の女子高生だ。
中学を卒業し親元を離れ長崎の高校に進学した。独り暮らしが出来れば別にどこでも良かったのだけど、さすがに年頃の女の子が独り暮らしというのには親が反対。どうにか説得して選んだのが、親戚が営む下宿所がある長崎の高校だった。
実家を出た理由はいたって単純で、全てをリセットして新しい環境でスタートしたかったからだ。とは言っても別に親が厳しかった訳じゃない。門限も特になかったし、勉強にうるさいわけではなかった。むしろそういった事に関してはゆるかったと思う。
ただひとつ、野球の事を除けばだけど……。
「陽子ママ行ってきまーすっ!」
「あら、もう行くとね? 早かねぇ。忘れ物はしとらんね?」
「はい! 多分大丈夫ですっ!」
下宿先は田舎って感じの二階建ての古民家。その一階の角を改装して、パン屋も営んでいる。最近では雑誌の町のパン屋さん特集で一位になったくらいの繁盛店だ。わたしも食べたけど、どれも格別に美味しい! 特におすすめなのはクロックムッシュ。ここだけの話、お昼用に鞄に一つ忍ばせているくらいだ。
わたしは叔母でもあるパン屋のオーナー兼家主の陽子ママに外用の笑顔で声をかけると、飛び出すように玄関を後にした。
外は柔らかな陽の光が辺り一面に広がって穏やかな空気が漂っていた。
普段なら気にする事もないそんな陽気も春の風も全てがいつもと違って感じる。
その時、どこからともなく吹く風に乗って桜の花びらが飛んできた。わたしはその花びらをキャッチしようと咄嗟に手を伸ばした。
「おっ、取れた! 何だか上手くいく気がする!」
その偶然に後押しされるように、わたしは最初一歩を踏み出した。
最初の目的地は最寄りのバス停。バス停は下宿先の目と鼻の先、距離にして三十メートルくらいのところにある。下宿先様々だ。
「ん? あの子……」
バス停には、わたしと同じ制服を着た少女が立っていた。その子は大きなエナメルバッグを肩にかけ、バッグには“光ヶ浦”の文字が刺繍されている。
「同じ高校だ。野球部のマネージャーかな? それにしても綺麗な子だなぁ……」
真っ直ぐ腰まで伸びる綺麗な艶のある髪に鼻筋の通った整った顔。同姓のわたしでさえ見とれてしまうほどの美少女だった。
(先輩かな? 挨拶した方がいいかな?)
今日は入学式。もし同い年ならまだ部活にも入ってるわけがない。だからあの子はきっと上級生だろう。そんな事を考えながら彼女を見ていると、視線に気付いたのか不意に目が合った。
(――やば!)
わたしは直ぐに視線をそらした。
(――いま、絶対変な子だと思われたよ)
わたしは気まずさを隠すようにそっぽ向くと、そそくさ彼女の斜め後ろに移動した。
(うわっ、大きいな……。お姉ちゃんと同じくらいかな?)
改めて近くで見ると彼女は身長も高かった。157センチのわたしよりも頭ひとつぶんくらい大きいだろうか、おそらく170センチは超えている。
そんなモデルのような彼女と見比べるように自分の体を確認する。
(やっぱりわたしってチビで寸胴だよなぁ……)
新しいスタートを切ったはずなのにいきなりの劣等感。
(いや、いや、わたしはまだ発展途中! 頑張れわたし! 負けるなわたし!)
そう言い聞かせながらバスを待った。
◇
数分が経過したところでバスはやってきた。最初の試練だ。
長崎のバスは整理券式で後払い制だ。わたしの地元のバスは前払い式だった。だから初めて乗った時はかなり戸惑った。とは言っても今日で乗るのは二回目。今も不安でいっぱいだ。
(あ、そうだ。あの子はどうしてるかな?)
郷に入っては郷に従え。長崎の高校生がどんな風にバスで過ごすか興味のあったわたしは同じバス停で乗った少女を探す。
バスの後方に座ったわたしの二つ前の席に彼女はいた。
(えっうそ! 寝てるっ? てか寝るの早っ!)
彼女はおそらくエナメルバッグを膝に乗せ、それに覆い被さるようにうずくまって寝ているのだろう。
その光景に少し親近感がわいた。わたしも地元ではよく電車で寝たりしたものだ。
(やっぱりどこの県も同じなんだなぁ)
そんな自分と同じような彼女の一面を見て、わたしは静かに笑った。
◇
バスに揺られること十五分、高校近くのバス停に着いた。
ここまでくれば、同じ制服を着た人たちもちらほら。見るからに新入生の人、ズボンの裾が破けて革靴のかかとを踏んでいる人、同じ学校のはずなのに違う学校の紋章の入った補助バッグを持っている人もいる。
「あ~、緊張してきた……」
学校に近づくにつれて、落ち着きを取り戻していた心臓が再び早くなっていく。
わたしの通う“私立光ヶ浦高等学校”は高台というか、山の中腹にある。
スポーツが盛んで、全国大会に出場する部活も多数存在する。空手にハンドボール、卓球に野球。まぁ野球に関しては最近はもっぱら県ベスト4止まりらしいが、昔は甲子園に出たこともあるくらいの古豪だ。
進学率も就職率もそこそこ高い。おそらく、普通科進学クラス、普通科、商業科、機械科と四つに分類される学科分けが理由だろう。
大通りから少し入って川を越えると、すぐに住宅地になる。その住宅地の家と家の間に高校へと続く階段があるのだが、それがまた分かりにくい。入学説明会の時は何回迷ったことか……。
他にもいくつかルートがあるらしいが、あいにく新入生のわたしは一回通ったことのあるそのルートしか知らない。
「第二の試練だ……」
第二の難関、光ヶ浦高等学校名物“地獄階段”さっきも言ったが、高校は山の中腹にある。そこにたどり着くには今、目の前にあるつづら折りのように延びていく長い階段をのぼらなくてはならないのだ。
「……ふぅーー。よし、行くぞ」
わたしはそんな強敵に挑むため、一度深呼吸をすると歩みを進めた。
◇
のぼりだして十分くらい経っただろうか、前を歩く生徒たちはやすやすと階段をのぼっていく。一方わたしはと言うと……かなり必死だった。
「それにしても……、本当に……、長いよ。この……、階段」
汗がにじみ出るほどの長い階段、足に乳酸がたまっていくのがわかる。その時、前を歩く女子生徒の足を見てふと思った。
(おぉ……なんてことだ……、ふくらはぎがたくましいっ!)
さすが坂の町長崎。わたしも野球をしていたから体力にはそこそこ自信があった。育ってきた環境が違うだけでこうも差がでるなんて……。まるで外国人選手と対戦している、そんな気分だった。
それからほどなくしてわたしは第二の難関をクリアし、教室の前に着いた。
わたしのクラスは普通科一年B組だった。B組はスポーツ進学クラスだ。
勉強と部活を両立を図る唯一のクラスで基本的に特待生や推薦組はこのクラスに集結する。なぜわたしがこのクラスになったかは私自身わからない。
教室に入る頃には時計は八時をまわっていた。入学式は九時からということもあって生徒の数はまだ少なかった。
名前も知らないクラスメートたちを横目に自分の席を探す。
「――あった。ここがわたしの席か」
席は窓際だった。ふと窓の外に目をやると、そこには満開の大きな桜の木がこちらを見守るように植わっていた。
「なんか縁があるねぇ。これから三年間よろしくね」
わたしは桜の木に向かってそう呟いた。
やる気と不安と緊張と、色々と大変? だった初登校だったが何だかんだであっという間だった。
家族の事、進路の事、野球の事、何度も何度も親と衝突した。そんな、中学までの環境を一度リセットして、ここから新たなスタートを切る。
わたしの知らない土地でわたしを知らない人たちと、新しい自分を見つけるために。
「よし! 気合い入れていくぞ!」
今、心の中で試合開始のサイレンがなり響いた――。
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