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1章
41話 日本人として一番欠かせないものがある!
しおりを挟む創造で作り出した家の一階と二階全てを見終えた。
多少どころか物凄く不自然な点が山盛りで存在していたが、俺は気にしないことにした。
「はあー、なんだか疲れたな.......」
こんな独り言をこぼすくらいには疲れているが、正直それと同じくらいは、日本で暮らしていたのと同レベルの暮らしがこの異世界でも出来ることに有難みを感じている。それにしても、やりすぎ感は否めないが、今更気にしても遅いので自重なんてする気はない。
リビングにあるソファーに座り、数分程休憩した後、俺はとうとう一番の目玉ポイントに向かうことにする。
それは、日本人として一番欠かせない場所だ。
俺は先程までの疲れ等忘れて、軽快な足取りで階段を降りて、一階に、そして、地下に移動した。
地下に移動すると、すぐ目の前に一つだけ扉が存在していた。
ごくりっ。
その場で生唾を飲んだ音が鳴り響く。
ふうー。
俺は一度深呼吸をして、気持ちを整えてから、その場に続く扉を開く。
「あっ、まだここ脱衣場だった」
部屋を見た瞬間、そんな間抜けな呟きが漏れた。
いや、お恥ずかしい。完全に浮かれすぎていた。
脱衣場の作りは、シンプルだ。
片側の壁に沿って棚が置かれ、その棚の中には、脱いだ服などを仕舞う籠が置かれている
逆側には、化粧台が四台分程あり、ドライヤー、櫛、スキンケア類の消耗品が備え付けられている。
やはり文明の利器がここにも存在しているが、便利だからなんの問題もない。
浴室へと続く扉のすぐ横には、体重計があり、そのすぐ側にトイレの個室も完備されている。
正に完璧な銭湯。
ふっふっふっ。さて、それじゃあ最後に、皆さんお待ちかねの、浴室へと向かおうじゃないか!!!
俺は先程よりもより一層ワクワクして、浴室へと続く扉を開く。
「..................」
そこには、言葉にならない程に美しい浴室があった。
俺は創造で風呂場をイメージした時、こんなことを考えていた。
『ここは異世界なんだし、どうせならテル〇エ・ロ〇エみたいな風呂がいいよなー』
そして、そんな想像通りに、その風呂場は創造されていた。
そこは、石造りの高級感溢れるテルマエ。
浴槽は1つしかないものの、その浴槽の大きさは、大人10人が入れるくらい大きい。まあ、入るのは俺だけなので無駄に大きなとは少しだけ思ったが、口には出さない。
そして、なんと言っても最も素晴らしい点は、やはり浴槽の最奥に存在しているマーライ〇ンみたいなやつの彫像だ。
あれこそ求めていたテルマエになくてはならないものだ。
あれがテルマエだ。あれこそがテルマエだ!!!!!
そして、そんな浴室を見てしまった俺は、ある衝動に駆られてしまう。
早くお風呂に入りたい。疲れた身体を芯から癒したい。
そんなことを思ったのと同時に、俺はあることに気づいてしまう。
「あれ? てか、どうやってお湯張ったり沸かしたりするんだ? んー? ボイラー室的なのって........て、あっ!」
そう、浴槽に貯めるためのお湯を出す場所が存在しないのだ。
だが、慌てることは無かった。
浴室に入ってすぐ近くの壁側に、一ミリもイメージしていなかったもう1つの部屋へと続く扉を発見した。
ふふっ。多分あそこに行けばお湯を張れる。そして沸かせる。
間違いない。
俺は何故かその時確信めいたものがあった。
あそこに秘密が隠されている。そんな確信が......。
そして、俺は何も疑うことなく、その扉を開けて、中へと侵入する。
さあ、早くお風呂を準備しないと............え?
え?
は?
へ?
ど、どうなってんの?
俺が入ったその部屋は、俺の馴染み深い場所だった。
この世界に来てからも何度も来た。俺の1番馴染み深い部屋。
そこはレベルアップした時に行く俺の部屋こと、謎部屋だった。
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