淫臭

下郡ばった

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淫臭

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僕は自分の母親の事を世の中で最も淫乱で愚かな女だと思い続けていた。
それは今でもそうなのかも知れない。
ただ、ひとつ言える事はそれでも僕の母親である事には変わりない。


あれは僕が小学校の4年生だった頃、通学路には一軒の古本屋があった。
小さくて薄暗くて、埃っぽい印象のある普通の古本屋だったけど、その軒先には木箱をひっくり返したような台に古雑誌が山積みされていたのだった。
僕は毎日それとなく雑誌の山積みを眺めて通る。
電車の中でサラリーマンが読むような週刊誌に女性週刊誌。
それもあったがほとんどはエロ雑誌だったのだ。

今ではそんな物は見られない。
ヌード写真と根も葉もないエロ話が記事になっている体験談とか素人が書いた官能小説。
そう言った総合的なエロ雑誌が当時は普通にあったのだ。
僕はそれがどうしても欲しくて、確か「どれでも十円」みたいな札が掲げられていたと思う。
小学生の僕でも十円ぐらいならば持っていない額でもなかった。
それを子供が買えるかどうかという問題から、ある日僕はそこから一冊を持ち去ってしまった。

なんだ、簡単な事じゃないか。
最初は木箱の上に黙って十円を置いて行こうと思っていたりはしたのだが、その時はそれどころじゃなかった。
とにかく手にした本を持って逃げるので精一杯で夢中で走り去った。
もちろん万引きはいけない事だという自覚もあった。
それでいて、僕はそれからも何度か過ちを繰り返した。
その頃はまた新たなエロ雑誌が見たいという欲望よりもそれを得るスリルが勝っていた。
その何度目かには僕も常習化していて、まずは関係ない雑誌などもペラペラ捲りながら目ぼしい物を物色する。
これと言った物を手にして走り去ろうとした時に後ろに店主が立って睨みつけていたのだった。


僕の家は母子家庭で母とふたり、古いアパートに住んでいた。
電話もなく、管理人さん宅の呼び出しになっていた。
その時間には母は仕事に出ていて不在のはずだった。
だがしかし、一時間ほどして母が迎えに来たのだ。
思うに管理人さんが勤め先に連絡して、そこから母が来たのだと思う。
それから代金は支払うとか何とか、そんな問題じゃないとかいう話をしていて、母の態度がいつになく高飛車に感じられたのを覚えている。
そんなやりとりがしばらくあって、母は先に帰宅しているようにと言った。
僕は母のいう通り、とぼとぼとひとり帰宅したが、その時はこのままどこか遠くに行ってしまいたいと思った。
そんな事ができるはずもなく、帰宅してひとりテレビも点けずにいると夕方暗くなった頃に母は帰ってきた。


 僕が見た事もないような高飛車な態度からして、母の怒りは想像もつかない。
どんなにこっ酷く叱られるかと思っていたら、ズボンを脱ぐようにと母がいう。
言われた通りに僕は下半身を剥き出しにして、そこに座り込んだ。
母は皮の被ったペニスを掴むとそこを上下に擦り出した。
何をされるかチョン切られてしまうかと僕はただ何もできずに自分のペニスを眺めた。
気持ちが抑えられなかったらこうするようにと、僕は母の手の中で初めて射精した。

いったいどこの母親が息子にオナニーを教えるものだろうか。
僕はそれからも自慰行為を行っていた。
それは大概、母が帰る前。あるいは深夜に起き出して母が眠っている事を確かめてから布団の中でした。
もちろん、性器を自分で弄ったりする事はあったが射精に導く方法は知らなかった。
母の手の中で初めてそれを覚えて、またそれにはひとつ儀式があった。
かならず全裸になって、何も考えずに射精するまで擦り続けるのだ。
子供ながらに考えられるだけの卑猥な妄想などしない。
ただ頭の中を空っぽにして射精する。
母はやってるか?などとは聞かなかったが僕はそれを汚れ物のタオルで処理するのでそれは分かったと思う。

ある時、僕は汚れ物のタオルを取り出そうとして、母の脱ぎ捨てた下着に目をやった。
おかしな事にそれまでそんな物にまったく関心を寄せなかったのだ。
母親の汚れ物ではあるが女性器の匂いでもあり、形跡でもあった。
臭いを嗅ぎ、眺めて触れる。初めて実態化した物を前にオナニーをした。
履き古した下着にはくっきりとオマンコの跡が見られる。
オリモノ的なものが付着していた事もあったし、ウンチらしいものが薄っすらついてる事もあった。

 話は前後するけど、その頃母の職場が変わった。
相変わらずスーパーのパートタイムに出ていたのだったが店が変わって勤務時間も遅い時間になった。
それで夕飯は一人で食べる事が多くなったのだったがそれは別に何でもない事に過ぎなかった。
以前のように夕方には帰宅する事もあれば、遅い時間まで帰ってこない事もある。
それに時々ではあったけど、ふつうの時間に夕飯を済ませてから再び出て行く事などもあった。
今思うに閉店後作業みたいなのがあったのだろう。

小学生の僕は何を思ったのだろう。母恋しさみたいなものもあったかも知れない。
母が出て行った夜にその後を追ってみた日の事をよく覚えている。
そう、母が出勤して一時間ほどテレビを眺めていた後の事だった。
スーパーの灯りは落とされていたけど、正面から覗くと奥の方の売り場だけ電気がついていた。
当然の事だけど、中に母がいる事が分かった。
それで裏側にあたる従業員通用口みたいな所からこっそりと店内に入り込んだ。
何度か母に用事があって、そこに来た事がある。
狭い廊下は真っ暗で緑色の非常口の照明と火災報知器の赤いランプが灯っていただけで不気味に思えた。
他に人気を感じなかったからだろう。
つまり、売り場に出る大きな扉に至るまでの部屋はすべて無人の状態であった事を示す。
母はきっと、あの店内の灯りが点いている所にいる。もうそれだけで帰ろうと思った。
特には勤務中の母に急用があったわけではなかったのだ。

引き返そうとした。そうは思ったものの、物音を殺した足取りは売り場の扉の方へと向いた。
その手前の部屋を通り過ぎた時に微かなデスクスタンドの白い灯りをもっと弱めたような光とギコギコという軋むような音を確認した。


「んっ・・・はぁ・・はぁ・・・」

母の呻く声を聞いた気がした。
女のあの時の呻く声を聞いて、それが母親のそれとはなかなか気づきにくいものだろうけど、イメージの中で母を思い浮かべたのだ。
椅子にかけて後ろを向いた男の頭。
それを両腕に抱きかかえるようにおっぱいを揺らした母がその上で跳ね上がっていた。
母親のセックスを目の当たりにして、確かにショックだった。
しばらくそれを眺めていたように思う。どのくらいの時間かは分からないけど、僕はそのまま後ずさりして夜道をひとり帰って行った。
もちろん、その日の事は最期まで母には言わなかったが自分の息子にオナニーを教えるような女なのだ。
そうしてきっと母はあの後で古本屋のオヤジと寝る事でその場を収めて帰って来たのだろうとも思った。
そう、あの頃から母の中で何かが変わってしまった。
いつだったか、母の姉。つまり伯母にあたる人が来て、何やら揉めていた事があった。
それもたぶん、その前後の事だったと思うが話の内容はさっぱり聞かされていなかった。
後々から考えるに、たぶん母はどこかの男の子供を妊娠して姉にお金を無心したような話だったように思う。
それがあのスーパーの店長みたいな男の子供なのか、あるいは別の誰かなのかそれは今でも分からない。


 まだほんの子供だった僕は心のどこかで母を軽蔑していたがそれよりももっと複雑なものがあった。
そうして僕はやがて、もっととんでもない事を引き起こす。

前述したように僕は全裸になってオナニーする奇行があった。
大概は母のいないひとりのアパートで。あるいは母が寝息を立てる隣の布団の中で。
自慰行為に至る事の罪悪感や羞恥心などは存在しない。それは母が教えた行為なのだから。
それでも母の目の前でオナニーしてみせるような事は考えられなかった。

子供にとっての深夜に母が寝入っている事を確認して僕は布団の中でペニスを握る。
母は今でいうところのスリップみたいな姿で眠っていた。
ペニスを擦り始めてしばらくして母が纏うタオルケットをそっと捲ってみた。
黒い乳首が下着越しに滲み出ている。
興奮する自分の吐息を押さえようとしたのか僕は手を顔にあてていた。
母の乳房をこっそりと注意深く露出させた。
たぶん腋の部分から下着をずらしたように思う。母は寝息を立てていた。
揉んでみると手の中に柔らかさを実感した。
温かくて、夜店で釣り上げたゴムヨーヨーのような感触を覚えた。
乳首を弄ってみるとそれはぐんにゃりと弾力性があって、たちまちのうちに硬く尖った。
自分の母親ながら、いい形のおっぱいだと思った。
乳首もペニスと同様に弄ると硬くなるものかと自分の乳首も弄ってみた。
盗んだエロ本の中に見た女の体は思っていたよりエッチなものだった。そんな感情を覚えたのだ。
それからまたゆっくりとタオルを剥いで下着の上からオマンコに触ってみた。
未熟な男性器を触りなれていたその感触は「何もない」といった感じだった。

その時はそこで自慰行為もやめて、着衣を着けてからしばらく興奮を噛み締めていたがいつしか眠りに落ちていた。
だけどそれがエスカレートしていって、時々眠った母の体を弄るのが癖になった。
下着をそっと下ろしてみた時にそこには醜い陰毛が黒々と茂っていてその奥にはよくは見えなかったが薄い舌先のようなものがはみ出していた。
母の下着にその形跡を残す正体だ。
臭いを嗅いでみると率直に小便臭い。饐えた汗の臭いのようなあるいは薬っぽいような匂いがした。

また別のある夜には脚をこじ開けてそこを覗き込んでみた。
そんな事を幾度となく繰り返していた。
女性器の形はだいたい見て分かったがそこをペロリと舐めてみようとした時に母が寝がえりを打ってお尻を向けてしまった。
貝のように閉じた女性器と肛門が丸見えになる。
母の陰毛は結構濃い方でオマンコの末端から肛門の周りにまで細くて短い毛が生えていた。
 そこで気が咎めて、もうやめておこうと思ったのだが、下ろしてしまった下着を元に戻す事ができない事に戸惑う。
母の肛門をじっと眺めているうちにそこもまたペロリと舐めてみた。
ウンチの穴を舌で舐める・・・僕ほそれに今までで一番興奮を覚えてくらくらと眩暈がした。
それで仕方なく、僕は母の下着を引き抜いてしまい。精液を処理したタオルと共に汚れ物のカゴに放り込んだのだった。
そうするより仕方なかったのだ。母は下着を着けるのを忘れて眠ってしまった事にする。

母の躰は僕にとってエロスそのものだった。それは夜のみにその扉を開き、その興奮が射精を誘う。
性器からはみ出した陰唇も陰毛の生え際も肛門も乳首も・・・
醜いものであって感動的でそうして例えば生命を育むための機能的な器官だった。
寝入った母親の躰を弄り、最後に必ず肛門をペロリと舐めるのがその頃の僕の習慣だった。
自慰行為に至る時に全裸になる儀式と同じようなものだったのだ。


気が済むまで眺めて弄った体を横に向けて、最後に肛門に顔を近づけた時に母はぶぅ・・・とオナラをした。
僕はオナラの匂いを胸いっぱいに嗅いだ。母の匂いだ。
横向けにされた母は微かに体を震わせて笑っているように思えた。
そう、いつの頃からか分からないけど母は目覚めていて知っていたのだろう。
普通に考えれば寝がえりを打った時点で意図的に拒否したようなもので、それ以降はそれを承知していたのだろう。
目覚めて下着を履いていなければ、その時点で普通不審に思うはずだ。

それらは僕が5年生の時。
その頃には僕が学校に行っている間に母が男を連れ込んでいた事をそれとはなしに勘づいていたし、逆に僕が寝ているのを確かめて深夜に1~2時間ほど母が外出する事も知っていた。

母親と息子の間に凝り固まった暗黙の了解があったに違いない。

六年生になったある晩に僕は母を押え込んだ。
セックス好きな母親のオマンコに自分のペニスを挿し込んでみたくて、どうにも抑えられなかった。

「や、やめなさい!」

そればかりは母も拒んだ。覆いかぶさった僕の耳元で大声を上げて抵抗する。
僕はその腕を力一杯に掴んで離れようとはしなかった。
その瞬間に背徳的なセックスなど、もはやどうでもいい。ただただ後には引けなかった。
長い時間、僕は柔らかな母親の体温を感じていた。
さすがに自分の母親を犯す事はあきらめたけど、その後どうしたのか僕は覚えていないのだ。
たぶん、母子共々そのまま意地を張るのに力尽きて眠ってしまったのだろうと・・・これは後々に思う。

 それから母が誘ってきた。
意志の疎通というのか、心の行き違いのようなものを幾度か経てその経緯は覚えてはいない。
僕は成人してからもよくそんな事はあると思った。
思うところはひとつにあるのに、お互いの持つ蟠り(わだかまり)のようなものが折り合わずに結局はそれに至る経緯など、ないがしろに成立する。
とにかくそれは冬の日で母が自分で拡げた陰部の中身を僕はじっと見降ろしていた。
近くに寄せた電熱ストーブのオレンジ色の灯りが母の肩に反射する色を今も鮮明に思い出す。
母の裂け目は腫れあがったように赤く膨れていて、その周囲を覆う陰毛の生え際がやけに生々しく感じた。
裂けた中心からは校庭に咲くサルビアの花を思わせる管状のものがちょろりと伸びてそこからくすんだ紫色を帯びた陰唇がぺろんと垂れ下がる。
ひくりひくりと収縮する見慣れた母の肛門が妙に愛着を感じさせた。

醜悪なものがエロスの象徴だった。
陰毛の生え際。くすんだ陰唇。白いぽつぽつを浮き上がらせた黒い乳首。
オナラの匂い。母子の欲情。
それらは大人になっても僕の中で官能の象徴とされた。
裸で抱き合って布団の中で腰を奮う。そうして自分に生を与えて育んだ母の中に射精した。
母はその間も僕の頭を撫で続けて深い息遣いでその動きを合わせていた。
いつか閉店後のスーパーで覗き見た男に抱かれる母の表情とはまったく別のものだった。
この時からどちらが誘うともなく、母とのセックスが繰り返される。


「いたい・・・」

母の手でぴりりと剥がされた僕のペニスは銭湯で目にする「大人のペニス」と同じ形をした。
生まれて初めて空気に触れた部分に母の舌が敏感に感じられて思わず後ずさりする。
セックスする前に母は必ずフェラチオしてくれた。
時には互いに舐め合って、欲情が盛り上がったところで口と口を繋ぎ合い。互いに弄り合う。
仰向けになった僕を母は体を逆向きに舐め続けていた。

薄土色の三角形の中心に母の肛門が見えた。
舐めたり触れたりする事に抵抗しなかったが指を突っ込むと母は嫌がった。
その頃には避妊してセックスする。
就寝際に母がゴムの箱を取り出すと僕は心躍らせた。
それでいてもどこか母の中に射精してしまいたい欲望はあった。
性欲を絡み合わせる母を孕ませる事で何か本能的な征服感を夢見ていたのかも知れない。

お尻の穴に射精する分には決して妊娠はしない。
母の愛撫を遮るように僕は肛門に取りついて舐め始めた。
ごつごつと盛り上がった舌触りを愉しみながらオマンコを弄ってやると母は悦んだ。
ペニスを突っ込んでみようとした。母は嫌がって尻を奮う。
お尻の割れ目を両手で開くように支えてゆるりと押し付けると母はそう抵抗しなかったように思えた。
ペニスを掴んでそこに無理やり押し込んだ。

「あぁ・・ふぅ・・・」

お尻の穴に硬くなったペニスが入っている。
動くと抜けてしまいそうでヒクリと締め付ける感触を実感していた。
心なしか、お尻を突き上げて受け入れたように思えた母も早く射精に至ってしまわなければ気が変わってしまう。
ズコズコと押し入れる母の後ろ姿が何となく哀れに思えた。僕らはそこからアナルセックスまで愉しむようになった。
そうしてそれは中学二年生になる頃まで続く。


中学二年生のある日。母は忽然と疾走した。
その頃には日中に男を連れ込んでる形跡がちらほらと目立っていた。
使用済みのコンドームがクズカコの中に遺棄されていたり、どういうセックスを愉しんでいるのか大人の玩具が洗濯機の上に放置されていた事もあった。
僕はそれらに関して、嫌悪も嫉妬も感じなかった。あぁ、そんなものか・・・と、でも言った感情でそれを見過ごして僕と母の関係はまたそれとは違うところにあった。

数日を過ぎても母は帰らず、僕は母のお姉さん。つまり伯母に連絡してみる。
警察に話を聞かれたり、知らない親戚らしい人が来たり大騒ぎだったが、僕は何か事情があって男と逃げたのだろうとぐらいにしか思わなかった。
そうして僕は伯母のところに引き取られて、高校を卒業するまでそこで暮した。



伯母の家は僕のところとは違って、伯父がいて僕より少し年上の従姉がいた。
母子家庭だった僕はある時に伯母から母の私生児だった事を聞かされた。
だがそんな事情はどこかで知っていたように思う。なぜなら僕は父親の顔を知らないからだ。
幼い頃に死んだとか、母の話はどこか曖昧だった事と父親の遺影はどこにもなかった事。
小学生のまだ早いうちに僕は何となく、そんな知ってはいけない事情を察していた。
それはあの頃の母があまりにも優しかったからだろうと考える。

伯母の家に引き取られた僕はやがて伯母とも関係を持つ。
始まりはつまるところ、僕が強姦したようなものだったけど経緯はこの際たいした事情ではない。
ここは僕の私観かも知れないけど、互いに求め合って結局のところで手っ取り早くカタをつけたような感じだったのだ。
これも蟠りの終結をつまるところで手っ取り早く強引につけたようなものだった。

下腹部がぷくりとふくよかでそこには痛々しい手術の跡があった。
それを除けば乳首の色や形。陰毛の生え方なども姉妹というのは母の躰にそっくりだった。
僕は伯母の仕草に母の匂いを求めたのかも知れない。
そんな折に伯母は僕が母の私生児だった事を枕話に言って聞かせた。

アナルセックス。
伯母にはこれが初めての経験だったのだろうかひどく痛がったけど、結局は受け入れて母のように歓喜した。
お尻の穴に指を突っ込んで中をマッサージする事に伯母の方はあまり抵抗を示さなかったのだ。

例えば手を取り合ったりキスしたり、それがセックスの初歩的な行為だったとするならばアナルセックスは僕の中で究極に価した。
排泄器官で性交を試みる行為は互いに許し合ってこそでき得る事のように思えた。
大人の世界にはもっと背徳的な性交もあったろうけど、僕にはそれが究極だった。

伯母は伯父との夫婦生活に使う大人の玩具を好んで僕にそれを使わせ、その反応を見せる事が好きだった。
乳首を強く噛ませたり、浴室で放尿を見せつけたり・・・マゾヒスト的な性癖があったのかも知れない。

「あぁっ・・もうダメ・・もうダメ・・・」

ペニスよりも一周り太い玩具をヴァギナに挿し込んでアナルを犯される伯母は尻をふりふり歓喜した。
膣孔から玩具が抜け落ちてしまいそうだというのだ。
手形がつくほどお尻を引っ叩くと膣孔と肛門をぎゅっと絞め込んだ。
いつもの遊びであった。
ベッドの上にポトリとこぼした玩具は鈍い音を微かに唸らせ、叔母はオーガズムに震える。
それで許すものかと肛門に激しく突き入れる。
家庭というサイクルの空白の中でパンパンと知りを打つ音が響き渡る。

僕はもうすぐ中学三年生。新しい学校にもそれなりに馴染んで春休みの朝だった。
二つ年上の従姉は早朝からテニスの練習に出かけて家には伯母とふたりきりだった。
朝からセックスしてやると伯母は一日中機嫌がよかった。
分かり易い女で以前の母との生活が気難しく感じられた。
従姉とは義姉として上手く付き合っていた。
引き締まった太腿の肌の張りなど、どこかそそるものはあったけど性的な交渉は一切なかった。
当然の事だけど、その母との関係は全く勘づかれないように注意を払った。
そうなるとここに居られなくなってしまう。
思うに伯母はその事にもいくばくかの懸念を払って、僕に躰を提供していた節もあったかも知れない。

例え従姉同士とはいえ、一つ屋根に暮らせば何が起こるか分かったものではないからだろう。
とにかく母に似た伯母の躰が僕は好きだった。
セックスを愉しむその表情も肌の匂いも僕に充ちたりをもたらせた。
そのまま伯母といつまでも暮らしていてもよかったのだが、高校を卒業して僕は県外の社員寮がある会社に就職した。
とはいってもそんなに離れた土地でもないので休暇にはちょくちょく帰省して、その度に伯母とセックスする。
 
会社の方は少し大きな流通系の会社だった。
交代勤務で夜勤があるので社員寮も完備されていて、それだけの理由から僕はそこに就職を希望した。
エミはそこの総務課に所属する六つ年上の女だった。
二十歳そこそこで六歳の年齢差は結構大きかったがそれでどうとは心底思わなかった。
それはおそらく母といい伯母といい、セックスの対象に年齢的な観念がなかったからだろう。

不思議な事にそこで初めて気づいたけど、血縁のない女を抱いたのはそれが初めてだった。
そのためか「アナルにヤらせてくれ」とはなかなか言えないところがあった。
躰を重ね合わせているうちにエミは以前、S県の風俗店で働いていた事を打ち明けた。
どうりで容姿のわりにセックスが上手いはずだ。

体型は全体的にぽっちゃりとしていて視力がひどく低い。
赤い縁の分厚い眼鏡をしていて、それが顔の中で小さく見える。
顔はお世辞にも美人とは言えない。それでも声色が優しく肌がきれいだった。
おっぱいが大きく、薄茶色の乳輪がその三分の一くらいまで広く染みついていた。
その分、乳首は勃起してもぽつんとあるほどしかなかった。
女のおっぱいにも色々あるもんだと思った。
母と伯母のおっぱいは同じ遺伝子を汲むのだから似ていて不思議はない。
エロ本の中の平面に観た女のおっぱいはどれも同じに見えた。

まもなくして僕は社員寮を出て、彼女と一緒に暮らす事にした。
女が独り暮らすアパートに転がり込んだ形に過ぎなかったのだけれど。
これも伯母が嫉妬するような気がして、なかなか言い出せなかった。
ふたりきりになると、この女はベッドの中でもどこでも所かまわずオナラをした。
僕はその匂いが好きだった。
母の匂いに似ている気がしたのだ。それでも僕には性処理道具だったのだろう。
この時点ではそのぐらいの感情しかなかったように思える。ところがそうもいかなくなってしまったのだ。
エミは僕の子供を孕んでしまったのだった。この時になって僕はようやく、叔母にエミの事を話した。
伯母は喜んでくれて、エミを連れて帰ってくるようにと言った。
躰の隅々までを知っている女がふたり、楽し気に話しているのはどうにも照れ臭かった。

もう逃げられるわけもなく、僕は女と籍を入れる。
それと同時期にして、K県警察から連絡を受けた。

「・・・・という女性をご存じですか?」

「母・・・ですが。」

事件性もない病死だったと聞かされた。
遺体を引き取りに来るか、同居していた人に引き渡して構わないかという確認の電話だった。
僕はその事を伯母にも妻にも言わなかった。

「ごめんね。汚い穴ばかり使わせちゃって。」

「何言ってんだよ。お前の全部が好きだよ。」

高々と上げた女の足の裏を僕は指で撫でて行った。
下腹部は張り出して来て、膣孔は使えなかった。

「ふぅ・・・あっ・・・」

腰を寄せ付けてアナルにズブリと挿し込む。ベッドの上で女は短いため息を漏らした。
伯母はアナルセックスでちゃんとオーガズムに達した。
妻をイカせる事ができるだろうか。

「無理するなよ。」

「ううん・・・気持ちいいよ・・」

結合部。鈍く艶を帯びたペニスが女の肛門からその一部を覗かせて、その上で萎れた花のように女性器が開いているのを目にした。
パツンパツンと肌の当たる音がして、そこはかとない淫臭が立ち込めたように思えた。
この女といると、僕は時々母と一緒に暮らしているような気がふとするのだった。 





 

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