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みんなが振り返る美女にみんなが振り返るブス
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街行く全ての人が私を見ている。私の美しさに皆が羨望の眼差しで振り返る。
「これが美人が見ている世界…」
美人で有名なあの子たちはこんな世界を毎日見ていたのね。私はたった3時間なのにホントずるい。
そう…私は昨日までブスだった。町を歩けば悪い意味で全ての人が私を見ていた。
昨日までは誰もが私を醜いと罵っていた…
◆
「うぁ…なにあれ…」
「あれはないわ…」
「おい。お前あの女に告白しに行けよ。」
「冗談言うなよ!あんなのとキスするくらいなら男とするほうがマシだよ!」
「え…お前…そっち趣味だったのか…頼むから俺の尻を狙うのだけは勘弁してくれよな!」
「ちょ、ちげぇよ!俺はノーマルだからな!?女の子の方が好きだからな!?」
「そうか…女の子の『方が』か…じゃーやっぱ男も好きなのか…いくら好きでも尻だけは勘弁してな?」
「うがああああ!ちがうってのぉ!あれが不細工すぎて女とか男とかそう言う次元じゃなくもう絶対無理って言う言葉のあやだろうが!!」
「ぎゃはははははは!おもしれぇ」
何が面白いのだろう…当の私は一ミリも笑えないと言うのに…
私は何のために生まれてきたのだろう。私が生きている意味ってあるのかな?
あんな男たちの笑いの的にされるために生まれてきたならそんなのあんまりだ。
そんな事を考えながら歩いていたら道に躓き身体のバランスを崩してしまう。
「うわぁ!?」
いやそこは『きゃっ』でしょ…かわいらしい女の子はみんなそんな声を上げるよ。
ダメだ私…中身までブスなんだもん。ホント生きてる価値ないよね。
だけど倒れそうになったそのとき誰かが私の身体を支えてくれた。
「だいじょうぶ?怪我はない?」
目の前には息をするのも忘れそうなほどの美男子がいた。
「だ、だ、いじょ…す、す、すみません!私なんかが触れてしまって!ごめんなさいぃぃ!」」
頭が真っ白になってなに言ってるわからなくなったけどとにかく逃げたくてその場を走って逃げた。
◆
「あなたがわざわざ人の心配するなんて珍しいわね。」
「ん?そう?」
「まさかあの子に興味持ったの?偽りの博愛主義者のあなたが!?」
「ふふふ…どうだろうね。」
◆
何がすみませんで何が触れてしまってごめんなさいなんだろう。私は何でこんなに卑屈なんだろう。どうせさっきの人だって私のこと心の中では笑っているだろうに…さっきのだってたまたま石ころが転がってきたから拾っただけ程度の感覚で助けてくれただけだろうに…私なんか無価値で無意味な存在なんだから。
そんな事考えながらひたすら走った。
気がつけば森の中…
そして目の前に倒れる老婆…
え?ここどこ?なにこれ?
「これが美人が見ている世界…」
美人で有名なあの子たちはこんな世界を毎日見ていたのね。私はたった3時間なのにホントずるい。
そう…私は昨日までブスだった。町を歩けば悪い意味で全ての人が私を見ていた。
昨日までは誰もが私を醜いと罵っていた…
◆
「うぁ…なにあれ…」
「あれはないわ…」
「おい。お前あの女に告白しに行けよ。」
「冗談言うなよ!あんなのとキスするくらいなら男とするほうがマシだよ!」
「え…お前…そっち趣味だったのか…頼むから俺の尻を狙うのだけは勘弁してくれよな!」
「ちょ、ちげぇよ!俺はノーマルだからな!?女の子の方が好きだからな!?」
「そうか…女の子の『方が』か…じゃーやっぱ男も好きなのか…いくら好きでも尻だけは勘弁してな?」
「うがああああ!ちがうってのぉ!あれが不細工すぎて女とか男とかそう言う次元じゃなくもう絶対無理って言う言葉のあやだろうが!!」
「ぎゃはははははは!おもしれぇ」
何が面白いのだろう…当の私は一ミリも笑えないと言うのに…
私は何のために生まれてきたのだろう。私が生きている意味ってあるのかな?
あんな男たちの笑いの的にされるために生まれてきたならそんなのあんまりだ。
そんな事を考えながら歩いていたら道に躓き身体のバランスを崩してしまう。
「うわぁ!?」
いやそこは『きゃっ』でしょ…かわいらしい女の子はみんなそんな声を上げるよ。
ダメだ私…中身までブスなんだもん。ホント生きてる価値ないよね。
だけど倒れそうになったそのとき誰かが私の身体を支えてくれた。
「だいじょうぶ?怪我はない?」
目の前には息をするのも忘れそうなほどの美男子がいた。
「だ、だ、いじょ…す、す、すみません!私なんかが触れてしまって!ごめんなさいぃぃ!」」
頭が真っ白になってなに言ってるわからなくなったけどとにかく逃げたくてその場を走って逃げた。
◆
「あなたがわざわざ人の心配するなんて珍しいわね。」
「ん?そう?」
「まさかあの子に興味持ったの?偽りの博愛主義者のあなたが!?」
「ふふふ…どうだろうね。」
◆
何がすみませんで何が触れてしまってごめんなさいなんだろう。私は何でこんなに卑屈なんだろう。どうせさっきの人だって私のこと心の中では笑っているだろうに…さっきのだってたまたま石ころが転がってきたから拾っただけ程度の感覚で助けてくれただけだろうに…私なんか無価値で無意味な存在なんだから。
そんな事考えながらひたすら走った。
気がつけば森の中…
そして目の前に倒れる老婆…
え?ここどこ?なにこれ?
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