5 / 93
謁見
しおりを挟む
それから3週間がたった。あの日から三週間私は寝込んでいたようだ。私も口を濯いだが思いのほか体内に吸収されてしまったようで3週間も寝込んだようだ。
幸い王女様は3日で回復し無事なようだ。一人分の致死量を二人で分けたおかげでどちらも苦しんだが生き延びる事が出来たようだ。
今回の件でお父様は昇爵…なんて事はなかったが王家の覚えがよくなった様で色々優遇してもらったようだ。まぁ…そう全てがうまく行く訳ないか…
そしてさらに二週間後…私は歩けるまでに回復したので王宮に行く事になった。
どうやらお礼を直接したいらしく回復したら来てほしいとの事だった。
そして王宮…
「面を上げよ…気を楽にするといい。非公式な場だ。」
「はっ!」
お父様がひざまづいた状態から立ち上がり国王に向き直る。
私もそれに習い立ち上がる。
「このたびはほんとに助かった。そなたらの助けがなければ娘は確実に死んでいたであろう。後で調べてみたら分量次第で致死性がある毒だった。お前の娘が3週間も倒れた事からも充分致死量あったと推測される…それにしてもお前の娘は自分を犠牲にしてまで守るなんて女にしておくのがもったいないくらい勇敢な娘だな!」
そういって国王はフランクにお父様の背中を叩いた。
「そんな…もったいなきお言葉です。」
言葉とは裏腹にお父様はまんざらでもない顔をしていた。
「おい!おまえ!そう、おまえだ!」
あれ?誰だこの横暴な態度の奴は…
なんてくそ生意気なガキだ…
いあ…現実逃避はよくない…認めたくないけどこれがあの素敵な王子殿下の子供の頃だ…
知らなかった…あの優しい紳士な王子が子供の頃はこんなガキだったなんて…
「はい殿下…なんでございましょうか?」
「お…おまえはなんであの毒の治療法を知っていた!あんなやり方聞いた事ないぞ!らしいぞ!」
ぷ…何その言葉は…もしかして大人が言ってた事をそのまま言っちゃった感じかな?
あの王子もこんな可愛らしいときがあったんだ…
「いえ…ただの子供の浅知恵でございます。それがたまたまうまく行っただけの事です。あまり良いやり方とは言えません。現に私は3週間も意識不明でした。ですので、殿下のようなご身分の方は絶対マネをしないでくださいね?役割としての私の代わりはいくらでもいても殿下の代わりは他のものに勤まるものではございませんので…」
「むむ…何か難しい言葉だが心得たぞ」
「そのような事をしなくても殿下なら剣の訓練をすればこの国随一の剣の使い手になれますよ。今回のような事があっても賊を簡単に蹴散らせるくらいに…」
「な…馬鹿にしておるのか貴様!わ…私が剣が苦手なのを知っていてそんな皮肉を…」
え?なに言ってんの?ホント意味わからない…もしかしてこのときはまだ剣が苦手だった?
妹の死をきっかけにその苦手を克服しあそこまで鍛え上げたって言う事?
すごい…また知らなかった一面を知っちゃった…ただのゲームキャラだからそういう設定で、普通に才能があって簡単に強くなったのかと思ってた…血の滲む努力をしたって言う言葉は誇張とかではなく文字通りほんとにとんでもない努力をしたんだ…
「皮肉などでは断じてございません。国王様の御前に誓って嘘やハッタリや適当を言っているわけではありません。簡単にはなれませんが殿下はとても強くなれる方です。信じてください。」
これくらい言えば歴史の変化は最小限に抑えられるかな?
幸い王女様は3日で回復し無事なようだ。一人分の致死量を二人で分けたおかげでどちらも苦しんだが生き延びる事が出来たようだ。
今回の件でお父様は昇爵…なんて事はなかったが王家の覚えがよくなった様で色々優遇してもらったようだ。まぁ…そう全てがうまく行く訳ないか…
そしてさらに二週間後…私は歩けるまでに回復したので王宮に行く事になった。
どうやらお礼を直接したいらしく回復したら来てほしいとの事だった。
そして王宮…
「面を上げよ…気を楽にするといい。非公式な場だ。」
「はっ!」
お父様がひざまづいた状態から立ち上がり国王に向き直る。
私もそれに習い立ち上がる。
「このたびはほんとに助かった。そなたらの助けがなければ娘は確実に死んでいたであろう。後で調べてみたら分量次第で致死性がある毒だった。お前の娘が3週間も倒れた事からも充分致死量あったと推測される…それにしてもお前の娘は自分を犠牲にしてまで守るなんて女にしておくのがもったいないくらい勇敢な娘だな!」
そういって国王はフランクにお父様の背中を叩いた。
「そんな…もったいなきお言葉です。」
言葉とは裏腹にお父様はまんざらでもない顔をしていた。
「おい!おまえ!そう、おまえだ!」
あれ?誰だこの横暴な態度の奴は…
なんてくそ生意気なガキだ…
いあ…現実逃避はよくない…認めたくないけどこれがあの素敵な王子殿下の子供の頃だ…
知らなかった…あの優しい紳士な王子が子供の頃はこんなガキだったなんて…
「はい殿下…なんでございましょうか?」
「お…おまえはなんであの毒の治療法を知っていた!あんなやり方聞いた事ないぞ!らしいぞ!」
ぷ…何その言葉は…もしかして大人が言ってた事をそのまま言っちゃった感じかな?
あの王子もこんな可愛らしいときがあったんだ…
「いえ…ただの子供の浅知恵でございます。それがたまたまうまく行っただけの事です。あまり良いやり方とは言えません。現に私は3週間も意識不明でした。ですので、殿下のようなご身分の方は絶対マネをしないでくださいね?役割としての私の代わりはいくらでもいても殿下の代わりは他のものに勤まるものではございませんので…」
「むむ…何か難しい言葉だが心得たぞ」
「そのような事をしなくても殿下なら剣の訓練をすればこの国随一の剣の使い手になれますよ。今回のような事があっても賊を簡単に蹴散らせるくらいに…」
「な…馬鹿にしておるのか貴様!わ…私が剣が苦手なのを知っていてそんな皮肉を…」
え?なに言ってんの?ホント意味わからない…もしかしてこのときはまだ剣が苦手だった?
妹の死をきっかけにその苦手を克服しあそこまで鍛え上げたって言う事?
すごい…また知らなかった一面を知っちゃった…ただのゲームキャラだからそういう設定で、普通に才能があって簡単に強くなったのかと思ってた…血の滲む努力をしたって言う言葉は誇張とかではなく文字通りほんとにとんでもない努力をしたんだ…
「皮肉などでは断じてございません。国王様の御前に誓って嘘やハッタリや適当を言っているわけではありません。簡単にはなれませんが殿下はとても強くなれる方です。信じてください。」
これくらい言えば歴史の変化は最小限に抑えられるかな?
0
あなたにおすすめの小説
お妃候補に興味はないのですが…なぜか辞退する事が出来ません
Karamimi
恋愛
13歳の侯爵令嬢、ヴィクトリアは体が弱く、空気の綺麗な領地で静かに暮らしていた…というのは表向きの顔。実は彼女、領地の自由な生活がすっかり気に入り、両親を騙してずっと体の弱いふりをしていたのだ。
乗馬や剣の腕は一流、体も鍛えている為今では風邪一つひかない。その上非常に頭の回転が速くずる賢いヴィクトリア。
そんな彼女の元に、両親がお妃候補内定の話を持ってきたのだ。聞けば今年13歳になられたディーノ王太子殿下のお妃候補者として、ヴィクトリアが選ばれたとの事。どのお妃候補者が最も殿下の妃にふさわしいかを見極めるため、半年間王宮で生活をしなければいけないことが告げられた。
最初は抵抗していたヴィクトリアだったが、来年入学予定の面倒な貴族学院に通わなくてもいいという条件で、お妃候補者の話を受け入れたのだった。
“既にお妃には公爵令嬢のマーリン様が決まっているし、王宮では好き勝手しよう”
そう決め、軽い気持ちで王宮へと向かったのだが、なぜかディーノ殿下に気に入られてしまい…
何でもありのご都合主義の、ラブコメディです。
よろしくお願いいたします。
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
一夜限りの関係だったはずなのに、責任を取れと迫られてます。
甘寧
恋愛
魔女であるシャルロッテは、偉才と呼ばれる魔導師ルイースとひょんなことから身体の関係を持ってしまう。
だがそれはお互いに同意の上で一夜限りという約束だった。
それなのに、ルイースはシャルロッテの元を訪れ「責任を取ってもらう」と言い出した。
後腐れのない関係を好むシャルロッテは、何とかして逃げようと考える。しかし、逃げれば逃げるだけ愛が重くなっていくルイース…
身体から始まる恋愛模様◎
※タイトル一部変更しました。
悪役令嬢は死んで生き返ってついでに中身も入れ替えました
蒼黒せい
恋愛
侯爵令嬢ミリアはその性格の悪さと家の権威散らし、散財から学園内では大層嫌われていた。しかし、突如不治の病にかかった彼女は5年という長い年月苦しみ続け、そして治療の甲斐もなく亡くなってしまう。しかし、直後に彼女は息を吹き返す。病を克服して。
だが、その中身は全くの別人であった。かつて『日本人』として生きていた女性は、異世界という新たな世界で二度目の生を謳歌する… ※同名アカウントでなろう・カクヨムにも投稿しています
強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!
ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」
それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。
挙げ句の果てに、
「用が済んだなら早く帰れっ!」
と追い返されてしまいました。
そして夜、屋敷に戻って来た夫は───
✻ゆるふわ設定です。
気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。
「無加護」で孤児な私は追い出されたのでのんびりスローライフ生活!…のはずが精霊王に甘く溺愛されてます!?
白井
恋愛
誰もが精霊の加護を受ける国で、リリアは何の精霊の加護も持たない『無加護』として生まれる。
「魂の罪人め、呪われた悪魔め!」
精霊に嫌われ、人に石を投げられ泥まみれ孤児院ではこき使われてきた。
それでも生きるしかないリリアは決心する。
誰にも迷惑をかけないように、森でスローライフをしよう!
それなのに―……
「麗しき私の乙女よ」
すっごい美形…。えっ精霊王!?
どうして無加護の私が精霊王に溺愛されてるの!?
森で出会った精霊王に愛され、リリアの運命は変わっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる