断頭台の悪役令嬢!ゲームのハッピーエンドが死亡フラグだったなんて聞いてない!

LENA

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男二人の怪しい密談…お父様視点

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 私はロバート=クラーク…男爵である。いや…先ほど子爵になった。

 そんな私だが迂闊な発言をしてしまった事で子爵に成ったその日に危うく神の御許へ旅立つところだった。
 それを救ったのは娘のサラである。サラは私の命よりも大切なホントに天使である。
 とは言え…あまりに優秀すぎる。私はそこが怖い…優秀すぎる子供は神に気に入られてしまってその御許へすごく早い段階で呼ばれる事になる…という話があるのだ。
 いくら神でも私の天使をそんなやすやすと渡すわけには行かないのだ。

 話は逸れたが今私は陛下と二人っきりである…実に恐ろしい状況である。もう泣いて許しを請えば逃げられるなら今すぐにも逃げたい状況なのだ。
 そんな私に陛下は私の首に腕を回し顔を近づけ小声で言った。

「で、実際あの娘をお前はどう思う?」

 質問の意図が読めない…

「ど、どうと仰られても…」
「腹を割って話そう…あれはどう考えてもおかしいだろう…本当に人間か?お前とお前の妻から生まれたのは間違いないのか?どこかで拾っただとか神が舞い降りてお前たちの前に授けたとかそんなのじゃないんだよな?」

 陛下まで荒唐無稽な事を考え出している。

「陛下…お気持ちは理解できますが一応…人としてのごく普通の手順で妻の腹から生まれた子供で間違いありません。ですが…もし私も誰かにあれは神かなにか超常的な物が関わっていると言われれば信じてしまいそうになっている節はあります。」
「そうか…間近で見てる親であるお前もそう思うか…大体、今回の事も前回の事も正直な所あの娘からなにか助言めいたものをもらっていたのであろう?責めている訳ではない。正直に申せ。私の見立てではお前は与えられた仕事なら着実に確実にこなせるほどの優秀さはあるがこのような大きな手柄を立てれるような人間ではないと思っていた。お前にはお前の優秀さがあるからお前にふさわしい仕事を与えこつこつと実績を与えてゆくゆくは…そうだな…ざっと20年くらいの実績があれば…子爵に取り立てよう…位に考えていた。だがそれがどうだ?前回と今回の件…こんな読みが外れるとは思わなかったぞ。」

 どうやら陛下は私の能力も何もかもお見通しのようだ…
 私のような木っ端貴族の男爵家の情報まで全て頭に入ってるなんてホントに恐ろしい方だ。

「陛下のお考える通りでございます。サラはある日急に私は侯爵になると言いだしこの昇爵、突然適当な理由をつけて王女を見たいと言いだしあの事件…突然急に私の狩りを見たいと言いだし今回の事件…偶然と言えばそれまでですが…たぶんですが…何かを知っていてそれを知られずに知らせたかった…そのように感じております。」
「ふむ…さしずめ予言の巫女と言った所か?確信は得られないが何かあるかも知れんな…よし、とりあえずお前はあの子の好きにさせてやれ。なにやらかすかわからんから過剰と言えるくらいの準備でサポートしてやれ!その準備の金であれば少しくらいなら融通してやる。」
「は!陛下の仰せのままに…」
「じゃ…もどるか。あ…でもこのまま戻ったんじゃあの娘に怪しまれるから一応予定通り殴っとくか…俺の気分も晴れるしな!」

 グホッ!
 私は陛下に見事なコブシをみぞおちに入れられ呻くのだった。
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