断頭台の悪役令嬢!ゲームのハッピーエンドが死亡フラグだったなんて聞いてない!

LENA

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ライバルは王女?

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 国王とお父様が帰ってきた。
 どうやらお父様の首は無事であるようだ。でもなんかお腹押さえている。腹痛かな?ってそんな分けないよね。国王にきっと腹パン入れられたんだ。あのヤンキー国王め…
 まぁ仕方ない。うかつな発言のお父様も悪い。

「おぉ…そうだった。サラよ。部屋でイリスとレオンが待ってるから会ってやってくれ。」
「はい。陛下。」

 やったぁ。王子に会える~
 髪の毛跳ねてないかな?
 口に食べかす付いてないかな?
 歯に青海苔が付いてたらどうしましょう…
 って青海苔なんて食べてないから付くわけないよね。

 なんかそわそわしてきちゃった。大丈夫よサラ。相手はあの王子とは言え5歳児…がきんちょである。私は同じ歳でもココロお姉さんなんだから恥ずかしいところは見せれないわ。私がリードできるくらいの余裕を見せてあげないと…
 そ、それに…この世界にはイリス王女がいる。あんな芸術品みたいな美少女が常に隣にいるまま大人になるって事は王子にとってはあれが基準になるのよ?
 どうすんのよこれ。私がちょっとやそっとおしゃれがんばったからって勝ち目ないじゃない…いや…兄妹だから勝ち目云々の話にはならないけどやっぱイリス王女が死ななかった事で多少なりとも影響あるよね絶対…
 この世界で王子に愛されるためにはたぶんゲームのイベント攻略だけではきっと足りない…もっと女性として見かけだけじゃなく内面も磨いていかなきゃ…
 お父様にがんばってもらって身分を正式につりあうようになっても身分だけの成り上がりがさつ王妃とか影で呼ばれたらたぶん前回の焼き直しになるだけ…
 そんなの悔しすぎる…諦めないわ…私も直接叙爵や昇爵は無理でもその爵位にあった人間性を身につけなければ。もう誰にも文句言わせない、誰もがうらやむ憧れの夫婦になってみせる。

「そろそろ終わりそうか?」

 な!!目の前には私の背の高さまでしゃがみこんだ陛下の姿があった。
 考え事に集中しすぎて気づかなかった。

「す、すいません…陛下…私のようなものがこのようにして王子や王女の二人に直接会える様に計らってもらえた事は真に光栄なのですがその栄誉を授かるには私はまだまだ未熟なのでもっと精進しなければと愚考しておりました。」
「ははは。ふむふむそうか。いい心がけだがお前の年齢から言えば充分ではないか?先に進みすぎるとレオンも高嶺の花には気後れしてしまうかも知れんからな。ははははは」

 高嶺の花?何を言ってるんだ?誰の話しをしているんだろう。
 そんな事を話しながら私たちは王子と王女のいる部屋に向かったのだった。
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