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意識へ
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ま…ぶ…し…い…
沈んでいる?…
浮かんでいる?…
ここは?…
水の中?…
違う…でも何か暖かいものに包まれてるような…
それでいて深く落ちていくような…
そんな感覚…
どこか懐かしく…
それは原初にして最古の場所…
淡い光の中…
流れてくる…
意識…
夢…
現実…
それは王子から見た私だった…
王子には自信がなかった…
国王になる自信も…
一人の人間としての自信も…
私に対する嫉妬…羨望…憧憬…
自分の中に渦巻く暗い感情に苦しんでいたこと…
そんな自分を私であったサラがまっすぐ見つめ肯定している…
生まれて初めて抱く感情…
驚愕…焦燥…困惑…
自分でコントロールできない感情…
それは熱くて…切なくて…
そして色づく世界…
鮮烈たる赤…静寂たる青…安寧たる黄…
それらが織り成し合わさり形作る世界…
その世界が私で…
わたしがそこにいて…
私がすべてだった…
わかったよ…レオン王子…あなたの事よくわかったよ…
ごめんね…今までわかってあげられなくて…
もう大丈夫…
もう強がんなくてもいいよ…
もう無理しなくてもいいよ…
ただあなたらしくいてほしいの…
あなたでいてくれればそれでいいから…
一緒に歩いていこう…
そしてまた真っ白になった…
気がつくとそこはもうさっきの光の中ではなく王宮の王子が刺された場所だった。
王子には刺された傷あとすらなくナイフが床に落ちていた。
二人は口づけをしたまま見つめあっている…
したまま…
え?
なにをしたまま?
したまま!??!?
あああああああああ
どうしよどうしよ!!
王子が死んで私も死のうと思ったから口づけしちゃったけど…
なんか回復魔法発動しちゃったよ!!
今まで一回も出来なかったのに…ピンチに覚醒しちゃったよ、私!
どうすんの!?
まずいよ!いや…王子が無事なのはホント良かったんだけど…
そうじゃなくて…あの…その…
子爵風情が王子の唇を奪っただとか不敬罪で処されちゃうよ!!
あぁ…顔が熱い…絶対真っ赤になってるよこれ…こんな顔見られるの恥ずかしいよぉ…
王子も真っ赤になっている。
あわわわわ…でもでもでも…さっき意識の中で感じた王子の気持ちが本当なら…嫌じゃ…ないよね?
てかてかてか…!わたしたち?まだ5歳だし?こういうのは5歳まではノーカンって言うか?
うん!子供のお遊びだし?みたいな?
そんなことで大人が目くじら立てて怒ったりしないよね?
許されるよね?
あ…でも別に子供のお遊びって言っても私の王子に対する気持ちはいつでも本気だし?
はわわわわわ
どうしよう
もうわけわかんない
いっそ処刑されるくらいなら王子をこのまま押し倒しちゃう?
ってなにいってるのよ私!?そんなはしたない事出来るわけないでしょ!
冷静になって…落ち着いて…私…
クールアズアイスの気持ちよ!
氷のように冷静に…
「と、とりあえず、王子…わたくし…離れますね…」
ふぅ…はぁ…はぁ…ゆっくり…おちついて…
「ぼくはべつにこのままでもいいかな…なんて…」
ふきゃああああああああああああああ
何を言いますかこの王子は!?
せっかく落ち着いてきたのにまた沸騰しちゃったじゃない!
王子…この歳でこんなプレイボーイだったなんて…
信じられない…
こんなんじゃ私の心臓が持たないよ!
沈んでいる?…
浮かんでいる?…
ここは?…
水の中?…
違う…でも何か暖かいものに包まれてるような…
それでいて深く落ちていくような…
そんな感覚…
どこか懐かしく…
それは原初にして最古の場所…
淡い光の中…
流れてくる…
意識…
夢…
現実…
それは王子から見た私だった…
王子には自信がなかった…
国王になる自信も…
一人の人間としての自信も…
私に対する嫉妬…羨望…憧憬…
自分の中に渦巻く暗い感情に苦しんでいたこと…
そんな自分を私であったサラがまっすぐ見つめ肯定している…
生まれて初めて抱く感情…
驚愕…焦燥…困惑…
自分でコントロールできない感情…
それは熱くて…切なくて…
そして色づく世界…
鮮烈たる赤…静寂たる青…安寧たる黄…
それらが織り成し合わさり形作る世界…
その世界が私で…
わたしがそこにいて…
私がすべてだった…
わかったよ…レオン王子…あなたの事よくわかったよ…
ごめんね…今までわかってあげられなくて…
もう大丈夫…
もう強がんなくてもいいよ…
もう無理しなくてもいいよ…
ただあなたらしくいてほしいの…
あなたでいてくれればそれでいいから…
一緒に歩いていこう…
そしてまた真っ白になった…
気がつくとそこはもうさっきの光の中ではなく王宮の王子が刺された場所だった。
王子には刺された傷あとすらなくナイフが床に落ちていた。
二人は口づけをしたまま見つめあっている…
したまま…
え?
なにをしたまま?
したまま!??!?
あああああああああ
どうしよどうしよ!!
王子が死んで私も死のうと思ったから口づけしちゃったけど…
なんか回復魔法発動しちゃったよ!!
今まで一回も出来なかったのに…ピンチに覚醒しちゃったよ、私!
どうすんの!?
まずいよ!いや…王子が無事なのはホント良かったんだけど…
そうじゃなくて…あの…その…
子爵風情が王子の唇を奪っただとか不敬罪で処されちゃうよ!!
あぁ…顔が熱い…絶対真っ赤になってるよこれ…こんな顔見られるの恥ずかしいよぉ…
王子も真っ赤になっている。
あわわわわ…でもでもでも…さっき意識の中で感じた王子の気持ちが本当なら…嫌じゃ…ないよね?
てかてかてか…!わたしたち?まだ5歳だし?こういうのは5歳まではノーカンって言うか?
うん!子供のお遊びだし?みたいな?
そんなことで大人が目くじら立てて怒ったりしないよね?
許されるよね?
あ…でも別に子供のお遊びって言っても私の王子に対する気持ちはいつでも本気だし?
はわわわわわ
どうしよう
もうわけわかんない
いっそ処刑されるくらいなら王子をこのまま押し倒しちゃう?
ってなにいってるのよ私!?そんなはしたない事出来るわけないでしょ!
冷静になって…落ち着いて…私…
クールアズアイスの気持ちよ!
氷のように冷静に…
「と、とりあえず、王子…わたくし…離れますね…」
ふぅ…はぁ…はぁ…ゆっくり…おちついて…
「ぼくはべつにこのままでもいいかな…なんて…」
ふきゃああああああああああああああ
何を言いますかこの王子は!?
せっかく落ち着いてきたのにまた沸騰しちゃったじゃない!
王子…この歳でこんなプレイボーイだったなんて…
信じられない…
こんなんじゃ私の心臓が持たないよ!
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