断頭台の悪役令嬢!ゲームのハッピーエンドが死亡フラグだったなんて聞いてない!

LENA

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気まずい空気

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「サ、サラ?どうしたの!?どこかいたいの?」

 考え事から復帰するとレオンが私の顔を見ながらすごく心配そうな顔をしていた。
 そんな心配させるほどひどい顔で考えていたのかな?
 どうしようっと思い顔を隠そうと手で顔を触るといつの間にか自分が涙を流している事に気づいた。
 え?なんで?
 いつのまに?

「なんで泣いているの?あいつになにかされたの?それとも僕が何かしちゃったかな?だとしたらごめんね…」
「ううん…な、なんでもないの…だから、今はちょっとそっとしておいてほしい…かな…」

 ち、違うの!なにいってるの私…なんでそんなレオンを突き放すような言い方するのよ!
 せっかくレオンが心配してくれているのになんでそんな言い方しか出来ないの?
 悪いのは私なのに…レオンは何も悪くないのに…

「そ、そっか…うんわかったよ。またあとでね」

 とレオンは少し寂しげな笑顔でそう言って少し離れたところにいった。
 違う違う違うの!レオン!行かないで!ホントはそばにいてほしいのに!
 ココロがぶれて怖くて不安でだからこそレオンにそばにいてほしいのに…なんで突き放しちゃったんだろう…

 ううん…ほんとはわかってる…
 後ろめたかったんだよね。
 少しでもレオンから気持ちが離れそうになった自分が…
 そんな自分のそばに大好きなレオンがいるとレオンが穢れちゃう気がして
 そばにいてほしいけど近づいてほしくない…
 そんな矛盾に立ち向かわずに逃げた卑怯な自分を認めたくなかった。

 はぁ…ホントなにやってるんだろう私…
 お父様を侯爵にするって言う壮大な計画を成し遂げなきゃいけないのに…
 そんな大変な時にレオンへの気持ちなんて言う根本的な事で足元挫いちゃうなんて…
 ちゃんと気をしっかり持たなきゃ…

 あとでレオンにも謝っておこう。ホントは今すぐ謝りに行くべきなんだろうけどもう少しだけ心を落ち着けてからじゃないとまともに話せそうにない。
 多分今行って話すると途中で私声を出して大泣きしてしまう気がする。
 今感情のコントロールが出来なくなって来てる。
 何か楽しい事考えなきゃ…楽しい事楽しいこと…レオンの事…私にとって楽しい事はレオンの事しかない…レオン…レオン…ってよく考えたら今レオンって女の子の服着てるんだったわね。なんだっけ…そうレオノーラちゃんになってるんだったね。

 ふふふ…レオノーラちゃんか…レオンとは別にレオノーラちゃんがいたらどんだけ楽しいだろうか。こんな気持ちも女の子同士だから相談できたりするのかな。よくよく考えてみたら恋愛の相談なんてされる事はあってもする事は一度もなかったな。
 私も誰かに相談したい。答えなんてなくても良いから話を聞いてもらって楽になりたいや…
 みんなこんな気持ちで私に相談してたのかな…
 やっと今になってわかったよ。こんな不毛で無駄で意味のないことなのに気持ちがあふれて抑えられなくなってしまうことだったんだね。
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