断頭台の悪役令嬢!ゲームのハッピーエンドが死亡フラグだったなんて聞いてない!

LENA

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また会う日まで

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 お父様がキースを追っ払ってから月日はあっという間に流れ…ついにこの日が来た。
 レオン王子の帰還である。

「サラ…ここで過ごした半年間とても楽しかったよ。」
「いえ…王子にそう言ってもらえて光栄です。」

 そう言う私に王子はすごく悲しそうな顔をした。

「サラ…今日はまだ…これからまた王子としてもどるけどせめて今日くらいはレオンって呼んでよ。」

 しかし、既に周りには迎えの従者たちが集まっていた。国王も来ていた。

「申し訳ございません…大変心苦しいのですがそれは…」

 そういい…周りに視線だけ向ける。
 意図を理解し王子もわがままを言うのを諦めたようだ。
 私だってホントはずっとこのまま一緒にいたいし離れたくないし対等な立場として過ごした時間は何物にも変えがたいものだった。
 だけどもうそれは終わり。

「そうか…仕方ない。サラ元気で…また…」
 そういい私たちに背を向け馬車の方に向かっていく。
 あぁこんな別れかたでいいのかな…別に今生のお別れでもなんでもないけど半年も一緒にいたのに最後がこれってどうなんだろう。まぁ仕方ないよお互い立場ってものがあるし。身分の差は越えられないのよ…今はまだ…
 そう思いながら王子を見送る。
 だけど…でも…


「レオン!……………王子」


 その声に振り向くレオン。駆け寄る私。そして私はレオンに抱きつき…



 頬にキスをした。



「いつか必ずレオンにふさわしい貴族としての女性になるから…待っててね…」

 そう耳元でささやく。

 そして離れ

「失礼しました。糸くずが着いていたものでお取りしました。」

 当然真っ赤なうそである。周りだってわかってる。ウソだということくらいは。だけど貴族の令嬢がそう言うのならそれはそう言うものなのだ。これを追求するのは無粋と言うものなのだ。

 あるものは驚愕の顔を浮かべていたりもしたが国王は私の行動と発言にニタニタしていたりもする。この国王は本当にもう…なんというか…なんというかである。
 お父様にいたっては少し憎憎しげに王子を見ていたりもする。ダメだよお父様…さすがにこんな公の場で王子にそんな視線を向けるのは…

 じゃー公の場で王子にキスするのは良いのかって?いいのよ!今は身分の壁はあるけど逆に今は私子供だし。5歳子が戯れにキスするくらい誰も咎めはしない。
 これが成人した女性が高位の身分のものに自分から抱きつきキスを迫ったなどとあっては淫乱痴女のレッテルを貼られて二度と社交界に出れなくなるだろうけど。
 だけど今なら大概の事は子供だからで許されるのだ。使わない手はないと思わない?
 そうでしょ?
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