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鏡の中へ···[1]
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激しい目眩と煩わしい悪夢に苛まれて、目を覚ましたのは、午前十一時を回ってからの事だった····。わたしは、横に寝ている身体を起こして、額に滲み出している汗を拭い取った。ひどく疲れているのだ····。 わたしは鏡の前に立ち、着替えをする。わたしの悪夢から覚めたばかりの凍結された意識は····未だ幽かな余韻を残す目眩の中で····ズルズルと鏡の中へと引き込まれてゆくのだった····。 われながらその妙な出来事に、わた
しは
恐怖と驚きを隠す事が出来なかった。あまりの恐ろしさのために····わたしは震えた。それだけではない····、わたしはどこかの····深い····谷間に、落ちるような宙づりの状態の中で、意識を失いつつあった····。
そのうちわたしは、<何処とも知れぬ場所>に横たわっていた。そこが····鏡の中だと気づいたのは、目前に控える怖ず怖ずとした········わたし········の姿を観じたからだった········。
しは
恐怖と驚きを隠す事が出来なかった。あまりの恐ろしさのために····わたしは震えた。それだけではない····、わたしはどこかの····深い····谷間に、落ちるような宙づりの状態の中で、意識を失いつつあった····。
そのうちわたしは、<何処とも知れぬ場所>に横たわっていた。そこが····鏡の中だと気づいたのは、目前に控える怖ず怖ずとした········わたし········の姿を観じたからだった········。
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