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第10章 新たなる街への旅路編
第134話 またミラーゼルに向けて
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「本当にありがとうな。わしらはまた幸せに過ごせることができそうじゃ。」
「いえ、この先も元気にやってください。」
つい1,2週間前までは衰退して崩落寸前であったのに今では村民たちは生き生きとした顔をしながら畑作業や狩りに向かっている。村自体もかなり発展して畑のサイズはなんと6倍ほどまで広がり多種多様の植物が元気に咲いている。
家もテイロたちによってモンスターに襲われても全然籠城戦に持ち込めるほどの耐久性を手に入れてる上にリーンが壁を溶解液を固めたシートで補強しているため子供にも安心設計になっていた。
狩りに関してもまず森に出ることすらできなかった村人たちもミニスライムたちの訓練を受けた結果周りの雑魚モンスターぐらいは狩れるようになっていて食事事情も改善されていた。
狩の道具もテイロがある程度の武器を作れたので人数分の鉄槍に弓など村人にも簡単に扱うことのできる仕様になっていた。事実狩りに出る村人たちは2,3日で習得してすぐに倒せるようになっていた。
「ところでおぬしたちはどこに向かってる途中なんじゃ?」
「ミラーゼルに行く予定です。」
「おお、あそこか。なら防寒対策をしとかないといけないぞ。」
防寒対策?そんなことリリーシアではあんまり聞いてないけどなんでだろう。
「この近くから進むとなるとおそらく【マーク10】という雪山に行くことになるからのう。」
マーク10、そんな山の名前は聞いたことなかったな。シルがもし知ってたらまた聞いてみようか。
「途中で洞窟があるからそこは多少吹雪は少ないが周りはかなりの猛吹雪だから防寒対策が必要なんじゃ。」
「なるほど、わかりました。できる限りの防寒対策はしておきます。」
村長の話を聞いて近くで一緒にいたリーンが『防寒対策ですね、かしこまりました。到着するときまでには仕上げておきますのでまたシンジ様からいくつか案をいただきますね。』と腕を動かす。
「どうやらリーンが服を作ってくれるそうなので何とかなりそうです。」
「そうか、リーン殿なら大丈夫そうじゃな。」
村長はリーンの衣装づくりを十分に信頼しているからかそんな言葉が出てきた。村人数十人用の服を経った」数日で作り上げたからな。
「この先なにがあるかわからんが元気でやってくんじゃぞ。」
「もちろんです!」
村長と固い握手を交わして村を出る準備を進める。すでにテイロが村に作った家を解体している。少し時間がかかってそうなのでほかにすべきことを終わらせとく。
ルーは羽を何枚かちぎると村の子供たちにどうぞ、と一人一人に丁寧に渡していた。赤い羽根募金に渡すような感じだけど渡しているのは赤ではなく日光に照らされている銀色の羽だ。
「ありがとうーー!」「大切に飾るね~~」
そんな子供たちの感謝の言葉に応えるようにルーはバサッと翼を広げて誇示する。子供たちは感激のまなざしをルーに向ける。
「シンジ様、出発の準備が完了しましたよ。」
「ありがとう、あとはテイロの解体が終わるのを待つだけだな。」
村に時々置いてあった俺たちの私物も完全に片づけ終わったようだ。アクアも近くの井戸の水を確認し終わってるみたいだしユールはかなり暇してる。マロは頭の上で器用に寝ている。というかちゃんと夜もぐっすり寝ていたはずなのになんでまだ寝ているんだ。
「あ、テイロ解体し終わった!?」
テイロが遠くからぴょんぴょんと戻ってきて急いで駆け寄ると自信満々に腕を上げて完了したことを伝える。これでいよいよ終わりか。子供を助けた結果こんなことになったけど意外と楽しかったしこれはこれでよかったな。
「ばいば~い!」「また来なよ!」「元気でな!!」「ありがとねー」
見送りに来てくれた人たちがそんな言葉をかけてくれる。こうやって笑顔になってくれるとなんか心から込みあがってくるものがあるな。
「そういえばシルはマーク10っていう山知ってる?」
「マーク10ですか。あまり有名な名前ではないので名前しか知らないですが。」
「このあと通過するらしい山なんだけどすごい猛吹雪があるらしいから気をつけろって言われたんだ。」
「そういうことですか。リリーシアでも特に聞かなかった名前ですね。」
「ああ、そこがかなり気になるんだよな。結構な数の冒険者に話を聞いたことだし1人ぐらい知っててもおかしくないしよくわからないな。」
まだまだ遠くまで来てないはずだしさすがに防寒対策が必要と呼ばれるならほかの冒険者も通る際に気を付けるはずだしちょっと気がかりだな。
「今考えても仕方ありません。それよりも早く移動しましょうか?」
「そうだね、到着してから考えればいいか。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「フリースが戻ってきてないな。」
場所は変わって魔王城にて。シンジによって倒されたフリースがいつまでたっても帰還しないことに魔王が少しばかり気にかけていた。
「魔王様!!結果が出ました。」
「ほう、して結果は?」
「フリース様の魔力反応が完全に消えてしまってます。おそらく何者かに倒されたと思います。」
「ふむ。奴は変な奴だがそれでも事故を起こすような奴でもないし仮に事故にあっても簡単に戻ってこれるはずだろう。そう考えるのが妥当か。」
「おそらくシンジにやられたのでは?」
「む?リドか、どうしてそう思う。」
「実はフリース殿にどのあたりに偵察に行くか尋ねたところ魔力反応がするところとおっしゃられ向かった方向にはリリーシアがありまして。」
「しかしなぜリリーシアがシンジと関係があるのだ?」
「わたくしの新たな能力がようやく開花いたしまして、その能力を使った結果シンジはリリーシアにいたと判明したのです。」
リドは魔王側についた際に魔王の恩恵というスキルでシンジを見つけ出す能力を手に入れた。この能力は1度使えば2か月は使えないと発展途上である。
「ほほう、ついに能力が。わかった、ではまた刺客を送るとしてどんな考えがいいと思う?」
「そうですね、では奴らが次に修行のために向かうであろうミラーゼルの近くの山にアザゼラ殿を送ってみてはどうでしょうか。」
「それは悪くないな。」
そんな魔王軍の悪だくみもシンジの知らない場所で進んでいた。
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つい1,2週間前までは衰退して崩落寸前であったのに今では村民たちは生き生きとした顔をしながら畑作業や狩りに向かっている。村自体もかなり発展して畑のサイズはなんと6倍ほどまで広がり多種多様の植物が元気に咲いている。
家もテイロたちによってモンスターに襲われても全然籠城戦に持ち込めるほどの耐久性を手に入れてる上にリーンが壁を溶解液を固めたシートで補強しているため子供にも安心設計になっていた。
狩りに関してもまず森に出ることすらできなかった村人たちもミニスライムたちの訓練を受けた結果周りの雑魚モンスターぐらいは狩れるようになっていて食事事情も改善されていた。
狩の道具もテイロがある程度の武器を作れたので人数分の鉄槍に弓など村人にも簡単に扱うことのできる仕様になっていた。事実狩りに出る村人たちは2,3日で習得してすぐに倒せるようになっていた。
「ところでおぬしたちはどこに向かってる途中なんじゃ?」
「ミラーゼルに行く予定です。」
「おお、あそこか。なら防寒対策をしとかないといけないぞ。」
防寒対策?そんなことリリーシアではあんまり聞いてないけどなんでだろう。
「この近くから進むとなるとおそらく【マーク10】という雪山に行くことになるからのう。」
マーク10、そんな山の名前は聞いたことなかったな。シルがもし知ってたらまた聞いてみようか。
「途中で洞窟があるからそこは多少吹雪は少ないが周りはかなりの猛吹雪だから防寒対策が必要なんじゃ。」
「なるほど、わかりました。できる限りの防寒対策はしておきます。」
村長の話を聞いて近くで一緒にいたリーンが『防寒対策ですね、かしこまりました。到着するときまでには仕上げておきますのでまたシンジ様からいくつか案をいただきますね。』と腕を動かす。
「どうやらリーンが服を作ってくれるそうなので何とかなりそうです。」
「そうか、リーン殿なら大丈夫そうじゃな。」
村長はリーンの衣装づくりを十分に信頼しているからかそんな言葉が出てきた。村人数十人用の服を経った」数日で作り上げたからな。
「この先なにがあるかわからんが元気でやってくんじゃぞ。」
「もちろんです!」
村長と固い握手を交わして村を出る準備を進める。すでにテイロが村に作った家を解体している。少し時間がかかってそうなのでほかにすべきことを終わらせとく。
ルーは羽を何枚かちぎると村の子供たちにどうぞ、と一人一人に丁寧に渡していた。赤い羽根募金に渡すような感じだけど渡しているのは赤ではなく日光に照らされている銀色の羽だ。
「ありがとうーー!」「大切に飾るね~~」
そんな子供たちの感謝の言葉に応えるようにルーはバサッと翼を広げて誇示する。子供たちは感激のまなざしをルーに向ける。
「シンジ様、出発の準備が完了しましたよ。」
「ありがとう、あとはテイロの解体が終わるのを待つだけだな。」
村に時々置いてあった俺たちの私物も完全に片づけ終わったようだ。アクアも近くの井戸の水を確認し終わってるみたいだしユールはかなり暇してる。マロは頭の上で器用に寝ている。というかちゃんと夜もぐっすり寝ていたはずなのになんでまだ寝ているんだ。
「あ、テイロ解体し終わった!?」
テイロが遠くからぴょんぴょんと戻ってきて急いで駆け寄ると自信満々に腕を上げて完了したことを伝える。これでいよいよ終わりか。子供を助けた結果こんなことになったけど意外と楽しかったしこれはこれでよかったな。
「ばいば~い!」「また来なよ!」「元気でな!!」「ありがとねー」
見送りに来てくれた人たちがそんな言葉をかけてくれる。こうやって笑顔になってくれるとなんか心から込みあがってくるものがあるな。
「そういえばシルはマーク10っていう山知ってる?」
「マーク10ですか。あまり有名な名前ではないので名前しか知らないですが。」
「このあと通過するらしい山なんだけどすごい猛吹雪があるらしいから気をつけろって言われたんだ。」
「そういうことですか。リリーシアでも特に聞かなかった名前ですね。」
「ああ、そこがかなり気になるんだよな。結構な数の冒険者に話を聞いたことだし1人ぐらい知っててもおかしくないしよくわからないな。」
まだまだ遠くまで来てないはずだしさすがに防寒対策が必要と呼ばれるならほかの冒険者も通る際に気を付けるはずだしちょっと気がかりだな。
「今考えても仕方ありません。それよりも早く移動しましょうか?」
「そうだね、到着してから考えればいいか。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「フリースが戻ってきてないな。」
場所は変わって魔王城にて。シンジによって倒されたフリースがいつまでたっても帰還しないことに魔王が少しばかり気にかけていた。
「魔王様!!結果が出ました。」
「ほう、して結果は?」
「フリース様の魔力反応が完全に消えてしまってます。おそらく何者かに倒されたと思います。」
「ふむ。奴は変な奴だがそれでも事故を起こすような奴でもないし仮に事故にあっても簡単に戻ってこれるはずだろう。そう考えるのが妥当か。」
「おそらくシンジにやられたのでは?」
「む?リドか、どうしてそう思う。」
「実はフリース殿にどのあたりに偵察に行くか尋ねたところ魔力反応がするところとおっしゃられ向かった方向にはリリーシアがありまして。」
「しかしなぜリリーシアがシンジと関係があるのだ?」
「わたくしの新たな能力がようやく開花いたしまして、その能力を使った結果シンジはリリーシアにいたと判明したのです。」
リドは魔王側についた際に魔王の恩恵というスキルでシンジを見つけ出す能力を手に入れた。この能力は1度使えば2か月は使えないと発展途上である。
「ほほう、ついに能力が。わかった、ではまた刺客を送るとしてどんな考えがいいと思う?」
「そうですね、では奴らが次に修行のために向かうであろうミラーゼルの近くの山にアザゼラ殿を送ってみてはどうでしょうか。」
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そんな魔王軍の悪だくみもシンジの知らない場所で進んでいた。
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