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第1話 異世界へ
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「あれ、ここどこ?」
河野颯太、彼は車の衝突事故に遭ってしまいその命を落としてしまった。そしてその事実は彼自身がわかっている、自分は死んだはずだと。
しかし目の前に広がるのはただただ白い空間、自分は浮いているのかそうでないのかわからない、異質な空間にいるのだ。
「あなたを呼んだのは私です、颯太さん」
「!?あなたは?」
颯太は声のするほうに振り向くとそこには一人の女性、しかしどう見てもただの女性には見えなかった。口元にうっすら見える牙、瞳は緑と黄のオッドアイ、明らかに日本人ではなかった。
「私の名前はテーゼ、この世界の魔物を司る者です」
「魔物!ってことは俺のことを食べるんですか?」
「違います、私は別に食べませんよ。私があなたを呼んだ理由は、こちらの魔物、」
テーゼの横にモニターらしきものが出てくる。そこに映し出されているのは青く、丸いボールのような見た目をしたあの魔物、
「ス、スライム!!!」
「そうです、あなたが日本で暮らしていたころは確かスライムがお好きでしたよね」
「はいはいその通りです!!」
颯太はスライム系の小説や漫画をこよなく愛しており、時折スライムがいたらなどと少し寒い想像もしていたぐらいである。
「この世界ではスライムは現在絶滅寸前なのです」
颯太はその言葉に驚く。スライムは分裂して増殖するため魔物の中でも比較的多い部類に入る、そんな想像を持っていたからである。
「理由はこの世界の人々がスライムが死体や無機物等を食べる姿を見て有益な存在ではないと判断し、また人間の間で奴隷のブームが出てきたためにスライムを除去するようになったのです。しかしスライムは元もと人と共生する魔物として生まれてきたため、なんとか絶滅させないためあなたを呼びました」
「はあ、俺はそこで何かやらないといけないんですか?」
「いえ、特に使命はありませんが、ただ1つあるとすれば先ほどのスライムと仲良くやってくださいね」
「当り前ですよ!!」
颯太はこぶしを握って気合を示しそれを見たテーゼは少し安堵した表情になった。
「でも俺が魔物がいる世界に送り込まれてもどうしようもないですよ」
「そこは安心してください、すべては流れのままに。その時々に身を任せればきっといいことが起きると思います」
その言葉を言い終えるころにに颯太が光り始めた。
「これは?」
「もう間もなく異世界へ飛ばされます。ぜひよい人生を送ってください」
そして颯太の体は亜空間から消え異世界へと飛ばされた。
「どうかご無事で」
テーゼはただただ颯太の無事を祈るだけだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うん?ここは森か。ってことは異世界か」
目を開けるとそこはとても日本では見れないような光景、まさしくファンタジーな世界が広がっていた。しかし付近に動物や魔物らしきものを見つけることはなかった。
「それじゃあ癒しのスライムちゃんを探しに行きましょうか」
颯太はウキウキしながらスライムを探しに行った。ここから彼の異世界での第二の人生が始まった。
河野颯太、彼は車の衝突事故に遭ってしまいその命を落としてしまった。そしてその事実は彼自身がわかっている、自分は死んだはずだと。
しかし目の前に広がるのはただただ白い空間、自分は浮いているのかそうでないのかわからない、異質な空間にいるのだ。
「あなたを呼んだのは私です、颯太さん」
「!?あなたは?」
颯太は声のするほうに振り向くとそこには一人の女性、しかしどう見てもただの女性には見えなかった。口元にうっすら見える牙、瞳は緑と黄のオッドアイ、明らかに日本人ではなかった。
「私の名前はテーゼ、この世界の魔物を司る者です」
「魔物!ってことは俺のことを食べるんですか?」
「違います、私は別に食べませんよ。私があなたを呼んだ理由は、こちらの魔物、」
テーゼの横にモニターらしきものが出てくる。そこに映し出されているのは青く、丸いボールのような見た目をしたあの魔物、
「ス、スライム!!!」
「そうです、あなたが日本で暮らしていたころは確かスライムがお好きでしたよね」
「はいはいその通りです!!」
颯太はスライム系の小説や漫画をこよなく愛しており、時折スライムがいたらなどと少し寒い想像もしていたぐらいである。
「この世界ではスライムは現在絶滅寸前なのです」
颯太はその言葉に驚く。スライムは分裂して増殖するため魔物の中でも比較的多い部類に入る、そんな想像を持っていたからである。
「理由はこの世界の人々がスライムが死体や無機物等を食べる姿を見て有益な存在ではないと判断し、また人間の間で奴隷のブームが出てきたためにスライムを除去するようになったのです。しかしスライムは元もと人と共生する魔物として生まれてきたため、なんとか絶滅させないためあなたを呼びました」
「はあ、俺はそこで何かやらないといけないんですか?」
「いえ、特に使命はありませんが、ただ1つあるとすれば先ほどのスライムと仲良くやってくださいね」
「当り前ですよ!!」
颯太はこぶしを握って気合を示しそれを見たテーゼは少し安堵した表情になった。
「でも俺が魔物がいる世界に送り込まれてもどうしようもないですよ」
「そこは安心してください、すべては流れのままに。その時々に身を任せればきっといいことが起きると思います」
その言葉を言い終えるころにに颯太が光り始めた。
「これは?」
「もう間もなく異世界へ飛ばされます。ぜひよい人生を送ってください」
そして颯太の体は亜空間から消え異世界へと飛ばされた。
「どうかご無事で」
テーゼはただただ颯太の無事を祈るだけだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「うん?ここは森か。ってことは異世界か」
目を開けるとそこはとても日本では見れないような光景、まさしくファンタジーな世界が広がっていた。しかし付近に動物や魔物らしきものを見つけることはなかった。
「それじゃあ癒しのスライムちゃんを探しに行きましょうか」
颯太はウキウキしながらスライムを探しに行った。ここから彼の異世界での第二の人生が始まった。
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