絶滅寸前のスライムと異世界満喫生活

Miiya

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第3話 スライムと仲良く?

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霧吹きをかけられた瞬間にスライムは電流のような感覚となんとも言い難いほどの幸福感に襲われていた。そして先ほどまで感じていた恐怖心が抑えられていた。

「キュ、キュ」

むしろスライムはさきほど受けた霧吹きの水を欲しがっているのだ。

「お、やっぱこの水がいいんだろ。ほれほれもっとかけてやるぞ」

効果てきめんだと判断した颯太はスライムにさらに吹きかけていく。かけられるたびにどんどん幸福感がたまり続けるスライムと、その様子を見てさらに吹きかけていく。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ふー、すごいてっかてかになっているな」

あれから20分が経った。調子に乗って霧吹きに入っていた水をすべてスライムに吹きかけた。その結果スライムはまさしく黄金のように光り輝いていた。

霧吹きの水がとても気に入ったのか触手をうねうねと揺らしてアピールしてしまうほどである。

「さて、スライムに会うことができたし少し休憩する場所でも...スライムもついてくるのか?」

その場で立った颯太だったがスライムが触手でズボンの裾をつかんでいた。どうやらスライムは颯太が恐怖の対象ではないと認識したようである。

「大歓迎だよ。よかった念願のスライムと仲良くなれて」

颯太は再びしゃがんでスライムに近づいて持ち上げる。持ち上げるとその柔らかさに魅了されてしまい颯太はスライムを抱きしめる。

「うーんこれがスライムボディかー。気持ちいいー」

颯太はスライムの柔らかさを堪能しつつも近場の岩に腰を落としスライムも降ろす。

「スライムに会えたらなんかお腹が空いたよ。あ、でも名前をそろそろ付けないと、いつまでもスライムじゃな」

スライムは名前という言葉に反応してその場で嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねる。完全に言葉を理解しているのだがそこは颯太は気にすることはなかった。

「うーん、かわいらしい名前でリンで」

特に由来もない感じであるが、スライム自身は名前をもらえたことにとても喜んでいる。そしてスライム、もといリンは触手を颯太に伸ばす。どうやら握手を求めているらしい。

「これからよろしくね」

颯太はそうリンに言って握り返す。この瞬間に颯太とリンとの間で主従関係が生まれた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「リンは何か食べる?」

颯太はテーゼからもらった食料をリンに見せるがリンはあまり食べたがらないようで携帯食料を触手で指す。

「これね、え?それだけで大丈夫?」

携帯食料を半分にしてリンに渡すとリンはそれを受け取り体内に入れて消化するもそれだけで満足したのか食べようとしなかった。

「それじゃ水は飲む?」

水筒を渡すとリンは器用に触手を使って水筒の水を飲み始める。飲むとだんだんと体の張りが良くなっているように見える。

「うーん、すこし眠くなって…き…た」

颯太は体を伸ばすと眠気に襲われ岩の上から落ちてしまう。しかし、リンは後ろに回り自身の体を大きくさせて颯太を起こさずキャッチした。颯太に影響が全くなかったのかそのまま熟睡してしまう。

リンは颯太を起こさないように形を変えてより眠りが深くなるように配慮した。
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