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第二十章 聖女の行進
にゅうこく
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隊列も整い、ついに出発する。
あとわずかで帝国領だ。
先頭を進むのは海亀にのったオレ達、後にはぞろぞろと続く踊り続ける集団。
「本当に、この世界の人ってタフだぞ」
「そうっスね」
後ろの方で、サムソン達が呑気に話をしている声が聞こえる。
オレは会話に参加する余裕がない。
桶を持っている状態のためだ。
手放しで茶釜に乗るのは、なかなか難しい。
油断をすると倒れそうだ。
もっとも、少しぐらいよろめいても茶釜から落ちることはない。
そこはミズキの言う通り、茶釜はなんだかんだいって、乗る人に合わせてバランスを取ってくれている。
ちなみにあれから更に色々と話をした結果、他の仲間たちも、神具もしくは神を象徴する何かを持つことになった。
一つの神が目立ちすぎるのは、やはり神々の力を束ねて勝利したという流れと逆行するということだ。
パレードの音は取り直してはみたが、やっぱり変わらない陽気な音楽。
だが、爆音ではない。
それなりの音。
聖なる舞が、効果を発揮しているので、会話ができるくらいには音量を調整した。
代わりに遮音の壁も、効果を弱めている。
ある程度快適な音量で音楽を聴きながら踊るので、後の人達もノリノリだ。
「おいおい、また増えたぞ」
ようやく少し茶釜に慣れてきたので、振り返る余裕ができた。
先程から、何度も何度も、後ろにいる同僚たちが人が増えた人が増えたと言っていたので、気にはなっていた。
やっとできた余裕を持って後ろを振り向くと、出発時の1.5倍から2倍ぐらいの人になっていた。
舞い踊る人々が増えている。
増えた人は、難民ではない。
アサントホーエイから出迎えた人が、勢いを緩めずに側を駆け抜けて行くと思っていたが、隊列に加わっていたのか。
聖なる踊りは、人が加われば加わるほど効果は大きくなるようだ。
すでにアンデッド達は、視界には映らなくなった。
踊り手が増えることで聖なる力が届く範囲が広がっているようだ。
「あのさ」
「代わらないからね」
「ちぇ。もういいよ。アンデッドがいなくなったし、このパレードをやめるってのはどうかな?」
「多分、止められないぞ、これ」
オレのやめようという提案に、サムソンがのぞき込むように後ろをみて無理だと断言する。
確かに、やめようと言った後が怖いな。
なんでこうなったのだろう。
「それにしても、お前らだけずるくないか? オレは桶だぞ。桶。カガミが持ってる杖と交換しないか?」
「これ、神具じゃないそうです。やっぱり象徴する物は神具でないとダメだそうですよ」
「神具なら、ほら」
ミズキが言いながら、チッキーを見る。
チッキーはフィギュアを持っていた。
トッキーとピッキーは2人がかりで、あの大きな羽飾りのついた兜を持っている。
他の同僚たちは、杖や槍。
どう考えても杖や槍の方が見栄えがいい。
神具はどうして微妙なものしかないんだ。
まったく。
だけれども、同僚達が持つ杖や槍は、神具ではないので儀式のメインにはもってこられないそうだ。
「なぜ我々は、神具をテヒーラに持ち込んでいなかったのだ」
どこかの神官が、その状況を嘆いていた言葉を思い出す。
神具というのは、そこまで珍しい物ではないそうだ。希少品ではあるが、それなりの数があるという。
なので、その気になれば、あの村に全ての神様の神具が揃っていたはずなのにと、悔しがっていたのだ。
オレも悔しい。
きっと、もう少しまともな物があったはずだ。
「特にこの桶」
パレードの先頭という立場で、どう持って進めばいいのかわからない。
今は抱きかかえるように持っているが、これでいいのだろうか?
まぁ、考えてもしょうがない。
朝に隊列を整え出発したオレ達は、延々と続く丘陵地帯を進んでいたが、昼を前にして、ようやくアサントホーエイの町が見えてきた。
町の境となる高い壁から、大きな2つの鐘が見えた。
アサントホーエイの町に入ると、いくつもの鐘が見えるそうだ。
鐘の鳴る町アサントホーエイ。
それが帝国の入り口となる町の、もう一つの呼び名だった。
『ガラーン! ガラーン!』
澄んだ鐘の音が辺りに響き渡る。
遠くにある鐘の音が聞こえるということは相当大きな音がするのだろう。
だが、澄んだ鐘の音は不思議と嫌いにはならない。
「いい音ですね」
「そうそう、遮音の壁を弱めておいて正解だったと思います。思いません?」
それからも、たまに鳴る鐘の音を聞きながら進んでいく。
町が近づくにつれて、町の外にも人が溢れていることがわかった。
もう町の外は安全だという判断なのだろう。
オレ達が進む道はあけられているので、特に進行に問題はない。
だが、オレ達を一目見ようと集まった人達には引く。
ところが、そんな民衆の視線は、オレ達に向くことがなかった。
踊る人達はオレ達にとってもいい作用があったのだ。
「あの踊る人達のお陰で、ボク達が目立たなくて済むっスね」
「そうそう、あんまり目立ってないよね」
そうなのだ。
民衆は踊る神官たちに目を奪われ、先頭を進むオレ達にはそこまで関心を示さなかったのだ。
おかげで人に囲まれているが、視線にさらされているような感じはない。
このまま無事にアサントホーエイの町へ入ることができればいいなと思う。
それで町に入ったら休憩して、ついでにこのパレードは解散。
もうアンデッドが出ないのだから、これ以上パレードを続ける必要もないだろう。
町の城壁が近づくにつれ、入り口を塞ぐように兵士達が並んでいる姿が見えてきた。
「立ち入り禁止って事っスかね?」
そんな感じはしない。
すぐに数人の騎士を連れて、身なりのいい男が近づいてきた。
ギリアとは違う服装。ゆったりとしたローブを着て、頭にも布を巻いている。乗っている馬にもふわりと布がかぶせてある。
その男は、オレの横を通り抜け、ノアを見上げて声をあげた。
「初めまして。ノアサリーナ様。私はこの町を預かる者。アーブーンスと申します。こたびは我らが町を脅かしていた、アンデッドの軍勢を、その聖なる力で追い払っていただき、感謝の言葉もございません。つきましては一つ質問をよろしいでしょうか?」
「えぇ。もちろんです。アーブーンス様。ですが、私はこのような幼き身ゆえ、実務的なことは、前を進リーダに任せています」
「では、リーダ殿」
領主はオレに向かって呼びかけてきた。
海亀へと近づき声をかけた領主アーブーンスは、オレの斜め後ろの場所にいる。
「はい?」
体をねじるようにして振り向いた時。
『バシャ』
やっちまった。
やはり茶釜に乗るのになれていない。
バランスを崩してよろめいたオレは、手に持っていった桶を豪快に振り回してしまった。
そして、オレはこの町を預かるという男……アーブーンスに対して、桶の水をぶっかけてしまったのだ。
あとわずかで帝国領だ。
先頭を進むのは海亀にのったオレ達、後にはぞろぞろと続く踊り続ける集団。
「本当に、この世界の人ってタフだぞ」
「そうっスね」
後ろの方で、サムソン達が呑気に話をしている声が聞こえる。
オレは会話に参加する余裕がない。
桶を持っている状態のためだ。
手放しで茶釜に乗るのは、なかなか難しい。
油断をすると倒れそうだ。
もっとも、少しぐらいよろめいても茶釜から落ちることはない。
そこはミズキの言う通り、茶釜はなんだかんだいって、乗る人に合わせてバランスを取ってくれている。
ちなみにあれから更に色々と話をした結果、他の仲間たちも、神具もしくは神を象徴する何かを持つことになった。
一つの神が目立ちすぎるのは、やはり神々の力を束ねて勝利したという流れと逆行するということだ。
パレードの音は取り直してはみたが、やっぱり変わらない陽気な音楽。
だが、爆音ではない。
それなりの音。
聖なる舞が、効果を発揮しているので、会話ができるくらいには音量を調整した。
代わりに遮音の壁も、効果を弱めている。
ある程度快適な音量で音楽を聴きながら踊るので、後の人達もノリノリだ。
「おいおい、また増えたぞ」
ようやく少し茶釜に慣れてきたので、振り返る余裕ができた。
先程から、何度も何度も、後ろにいる同僚たちが人が増えた人が増えたと言っていたので、気にはなっていた。
やっとできた余裕を持って後ろを振り向くと、出発時の1.5倍から2倍ぐらいの人になっていた。
舞い踊る人々が増えている。
増えた人は、難民ではない。
アサントホーエイから出迎えた人が、勢いを緩めずに側を駆け抜けて行くと思っていたが、隊列に加わっていたのか。
聖なる踊りは、人が加われば加わるほど効果は大きくなるようだ。
すでにアンデッド達は、視界には映らなくなった。
踊り手が増えることで聖なる力が届く範囲が広がっているようだ。
「あのさ」
「代わらないからね」
「ちぇ。もういいよ。アンデッドがいなくなったし、このパレードをやめるってのはどうかな?」
「多分、止められないぞ、これ」
オレのやめようという提案に、サムソンがのぞき込むように後ろをみて無理だと断言する。
確かに、やめようと言った後が怖いな。
なんでこうなったのだろう。
「それにしても、お前らだけずるくないか? オレは桶だぞ。桶。カガミが持ってる杖と交換しないか?」
「これ、神具じゃないそうです。やっぱり象徴する物は神具でないとダメだそうですよ」
「神具なら、ほら」
ミズキが言いながら、チッキーを見る。
チッキーはフィギュアを持っていた。
トッキーとピッキーは2人がかりで、あの大きな羽飾りのついた兜を持っている。
他の同僚たちは、杖や槍。
どう考えても杖や槍の方が見栄えがいい。
神具はどうして微妙なものしかないんだ。
まったく。
だけれども、同僚達が持つ杖や槍は、神具ではないので儀式のメインにはもってこられないそうだ。
「なぜ我々は、神具をテヒーラに持ち込んでいなかったのだ」
どこかの神官が、その状況を嘆いていた言葉を思い出す。
神具というのは、そこまで珍しい物ではないそうだ。希少品ではあるが、それなりの数があるという。
なので、その気になれば、あの村に全ての神様の神具が揃っていたはずなのにと、悔しがっていたのだ。
オレも悔しい。
きっと、もう少しまともな物があったはずだ。
「特にこの桶」
パレードの先頭という立場で、どう持って進めばいいのかわからない。
今は抱きかかえるように持っているが、これでいいのだろうか?
まぁ、考えてもしょうがない。
朝に隊列を整え出発したオレ達は、延々と続く丘陵地帯を進んでいたが、昼を前にして、ようやくアサントホーエイの町が見えてきた。
町の境となる高い壁から、大きな2つの鐘が見えた。
アサントホーエイの町に入ると、いくつもの鐘が見えるそうだ。
鐘の鳴る町アサントホーエイ。
それが帝国の入り口となる町の、もう一つの呼び名だった。
『ガラーン! ガラーン!』
澄んだ鐘の音が辺りに響き渡る。
遠くにある鐘の音が聞こえるということは相当大きな音がするのだろう。
だが、澄んだ鐘の音は不思議と嫌いにはならない。
「いい音ですね」
「そうそう、遮音の壁を弱めておいて正解だったと思います。思いません?」
それからも、たまに鳴る鐘の音を聞きながら進んでいく。
町が近づくにつれて、町の外にも人が溢れていることがわかった。
もう町の外は安全だという判断なのだろう。
オレ達が進む道はあけられているので、特に進行に問題はない。
だが、オレ達を一目見ようと集まった人達には引く。
ところが、そんな民衆の視線は、オレ達に向くことがなかった。
踊る人達はオレ達にとってもいい作用があったのだ。
「あの踊る人達のお陰で、ボク達が目立たなくて済むっスね」
「そうそう、あんまり目立ってないよね」
そうなのだ。
民衆は踊る神官たちに目を奪われ、先頭を進むオレ達にはそこまで関心を示さなかったのだ。
おかげで人に囲まれているが、視線にさらされているような感じはない。
このまま無事にアサントホーエイの町へ入ることができればいいなと思う。
それで町に入ったら休憩して、ついでにこのパレードは解散。
もうアンデッドが出ないのだから、これ以上パレードを続ける必要もないだろう。
町の城壁が近づくにつれ、入り口を塞ぐように兵士達が並んでいる姿が見えてきた。
「立ち入り禁止って事っスかね?」
そんな感じはしない。
すぐに数人の騎士を連れて、身なりのいい男が近づいてきた。
ギリアとは違う服装。ゆったりとしたローブを着て、頭にも布を巻いている。乗っている馬にもふわりと布がかぶせてある。
その男は、オレの横を通り抜け、ノアを見上げて声をあげた。
「初めまして。ノアサリーナ様。私はこの町を預かる者。アーブーンスと申します。こたびは我らが町を脅かしていた、アンデッドの軍勢を、その聖なる力で追い払っていただき、感謝の言葉もございません。つきましては一つ質問をよろしいでしょうか?」
「えぇ。もちろんです。アーブーンス様。ですが、私はこのような幼き身ゆえ、実務的なことは、前を進リーダに任せています」
「では、リーダ殿」
領主はオレに向かって呼びかけてきた。
海亀へと近づき声をかけた領主アーブーンスは、オレの斜め後ろの場所にいる。
「はい?」
体をねじるようにして振り向いた時。
『バシャ』
やっちまった。
やはり茶釜に乗るのになれていない。
バランスを崩してよろめいたオレは、手に持っていった桶を豪快に振り回してしまった。
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