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第二十一章 行進の終焉、微笑む勝者
まーくしーと
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「じゃ、それで」
「ミズキ氏?」
「このまま話をしても、結論出なさそうだしさ。一旦、リーダに付き合って、その結果みて決めてもいいかなって」
「そうっスね。いざとなったら先輩が何とかしてくれるっスよ」
「私は考えたいと思います。でも、私達以外の人達にも意見を聞くというのは賛成です」
「なんか当初思っていたのとは違う方向に話が向かっている気もするが……しょうがないか……」
皆の適当なコメントを聞いて、悲しい。
オレの熱意と危機感が伝わらなかったらしい。
人の気持ちはすぐに変わらない。これはきっと、異世界ボケというやつなのだろう。
「あのね。リーダ。私も頑張る!」
ノアが熱意のこもった言葉でオレを慰めてくれる。
「おいら達もやります」
「がんばるでち」
「私もがんばるわぁ」
同僚とは違うノア達の前向きな言葉に、心が温かくなる。
「で、これからどうするのぉ」
ロンロが間の抜けた声でオレに質問してきた。
彼女なりの決意の表れだろう。
かぶとを小脇に抱えて、軽装だがこれから戦いにでも行きそうな服装に着替えてフヨフヨと浮いている。
別に、戦うわけではないけれど。
「そうだな、人事異動の希望シートを作る。まず、書面を用意するんだ。ちょっと作ってみようか」
影の中から一枚適当な紙を取り出す。
大きめの紙だ。実際作るとしたら、A4サイズぐらいに切った方がいいだろう。
「まずは人事異動の紙って何が書いてあったっけ?」
いざ書くとなるとなかなか思いつかない。
ということで頼りになる同僚達に訊ねる。
「人事異動。私、経験ないんだよね」
「ボクも聞かれたことないっス」
「名前と年齢を普通聞くと思います」
「名前、年齢と」
とっかかりがあれば思い出してくるものだ。
確かに名前と年齢は聞いていた。
家族構成っていうのがあったな。
さらさらと、思いつくままに書き進む。
希望する職種。
得意な業務。
希望する勤務地。
自宅か借家か。
ポンポンと思いつく。
「えーと、あとは、あっ、そうそう、通勤時間だよ。やっぱり職住接近ってのは大事だよな」
「おい、リーダ」
「何だ、サムソン?」
「自宅か借家か、なんてこと今回聞かなくてもいいだろ?」
「そうっスよ」
そうしたら、どうやって住宅手当を……あっ、そういえばすっかり忘れていた。
ここ異世界だった。住宅手当なんてないよな。
「いや、ついつい熱くなっちゃったよ」
「これを叩き台にしよう。今の状況に合わせて書き換えてしまえばいいと思うぞ」
「そうっスね」
「何を聞くかはそれでいいとして紙はどうします? もらった物に、紙はないと思います」
今ある紙と、聖地タイアトラープで手に入る紙か……、在庫あるだけ買っても、足りなさそうだ。
「でも、注文するとなると何ヶ月もかかるっスよ」
確かに、あの地の果てまで見える大行進の全員に、紙を配るのは大変だ。
しかも、この世界はそこまで紙の需要がない。
超巨大魔法陣に使った紙の余り、インクを魔法で消してしまえば、まかなえるかな。
「ちなみにどれくらいの数が必要になるんだろうね?」
「確かラーメンの時点で3万人は超えていたと思います」
3万?
マジで?
「3万人にラーメン配ったのか?」
「苦労したじゃん」
「準備だけでも10日以上スよ。魔法でお椀を増やして、一行の料理人総動員して、時間合わせて、あれは相当苦労したっスね」
「まぁ、仕組み作ってしまえばスケールするのは簡単だったからな」
スケール……、規模を拡大するのは簡単とか、簡単に言いやがって。
「沢山、台車を作りました」
「サムソン様と一緒に設計図も沢山作りました」
え? 設計図?
「台車って、ピッキーが作っただけじゃないの?」
「あれはグループ1の分だけだ。ピッキー達の工夫を設計図に落とし込んで、部品をくばったりしてな」
「グループが50を超えたとき、少し躓いて焦ったっスよね」
「グループって?」
「ラーメンのためにな、給仕班を15班で1グループとしたんだよ。用意したレシピでラーメン作れる料理人が足りなくて、貴族の使用人にも手伝ってもらって、間に合わせたぞ」
オレが多いと思っていたのは、うち一つのグループだけか。
確かに思ったより大がかりになったなと思っていたが、3万とか予想外だ。
まぁ、何人いるのかと聞かれれば、それくらいはいるよな。
――楽勝だ。まかせろ。
そうサムソンが言っていたので、全部まかせて、オレはラーメンの味を追求していたけれど、知っていたらラーメンの味どころじゃなかった。
いや、知らなくて良かった。
「ラーメンの時は、お椀をどうしたんだ?」
3万と聞いてしまうと、さすがに量が多すぎる。モペアの力では無理だろう。
前に旅をしたときは、食器を100個くらい作って疲れたと言っていた。
あのときは、フォークやなんやかんやを人数分お願いしたから、種類が多くて余計つかれたのかもしれないが、それでも数が桁違いだ。
さすがに無理なのは確実にわかる。
「数日かけて準備したな。モペアの力だけでなくて、行進の皆にもお願いしてな。それを複製の魔法で増やしたから、問題なかったぞ」
「複製の魔法か」
だが、今持っている紙は、ほとんどが複製の魔法を限界までかけているものだ。
この町で複製していない物を買い込んで増やすか。
複製していない紙は高いんだよなぁ。
「紙にこだわる必要ないんじゃない?」
確かに紙にこだわる必要ないか。木片でもいいか。いざとなれば聞き取りして、集計にパソコンの魔法を使うって手もある。
それから先、数日は試行錯誤だ。
とりあえず紙を買えるだけ買った。追加生産分も押さえる。
他にも木片や、聞き取りについても、検討した。
「まーくしーと……でしたか」
「そうそう。こうやって紙に印をつけてもらってね」
結局、行進の参加者全員に番号を振って、番号をふった紙を配ることにした。
紙はカードサイズ。マークシート形式にした。
文字が読めなくてもマークシートなら希望を聞いて、集計もしやすい。
行進の参加者リストは、ラーメンを配るときに作った仕組みの再利用だ。
「木片は取り込めないか……。紙でないとパソコンの魔法に取り込むのが難しい」
「あの水につける方法はダメだったんだ」
「上手く水にくぐらせることができなくては。見ながら打ち込むなら、大丈夫だが」
「前も苦労したしさ、入力は面倒だからやめよ」
木片の利用は、集めた木片の集計につかえなかったので却下することになった。
というわけで、紙を利用する。
だが、紙の枚数には限度があったので、一枚一枚を小さくする必要があった。
これも、マークシートを利用した理由。
カードサイズにしたことは別の点でも利点があった。
「ブラウニーに書いてもらいます?」
マークシートを書いた紙をどうやって用意するかと言ったときだ。
紙にマークシートを書いて、複製の魔法で増やす。
増やしすぎると書くこともままならないほど、脆い紙になるので、複製回数には限度がある。
ということで、何枚もマークシートを書いた紙を用意しなくてはならない。
沢山呼ぶのもなぁ。
とはいえブラウニーの力にも限度がある。
誰が呼んだとしても、大量に呼ぶとあいつらは怒るのだ。
「あのね。判子でつくるのは?」
そこにノアが判子でやろうとアイデアを出してくれたのだ。
前に作った判子。芋判ならず豆判。あれでカードサイズの紙にマークシートを書く。
毎日の食事を配ってくれている給仕班の人に、マークシートの配布と回収をお願いする。
集計はパソコンの魔法を使う。
そういった計画だ。
そして、それは、準備が終わって、いざ実行と言う時だった。
「ノアサリーナ様! 大変でございます!」
ユテレシアが駆け込んでくる。
「なにか、あったのですか?」
「魔王が……魔王が復活しました!」
大変な時に、これまた凄いニュースが飛び込んできた。
「ミズキ氏?」
「このまま話をしても、結論出なさそうだしさ。一旦、リーダに付き合って、その結果みて決めてもいいかなって」
「そうっスね。いざとなったら先輩が何とかしてくれるっスよ」
「私は考えたいと思います。でも、私達以外の人達にも意見を聞くというのは賛成です」
「なんか当初思っていたのとは違う方向に話が向かっている気もするが……しょうがないか……」
皆の適当なコメントを聞いて、悲しい。
オレの熱意と危機感が伝わらなかったらしい。
人の気持ちはすぐに変わらない。これはきっと、異世界ボケというやつなのだろう。
「あのね。リーダ。私も頑張る!」
ノアが熱意のこもった言葉でオレを慰めてくれる。
「おいら達もやります」
「がんばるでち」
「私もがんばるわぁ」
同僚とは違うノア達の前向きな言葉に、心が温かくなる。
「で、これからどうするのぉ」
ロンロが間の抜けた声でオレに質問してきた。
彼女なりの決意の表れだろう。
かぶとを小脇に抱えて、軽装だがこれから戦いにでも行きそうな服装に着替えてフヨフヨと浮いている。
別に、戦うわけではないけれど。
「そうだな、人事異動の希望シートを作る。まず、書面を用意するんだ。ちょっと作ってみようか」
影の中から一枚適当な紙を取り出す。
大きめの紙だ。実際作るとしたら、A4サイズぐらいに切った方がいいだろう。
「まずは人事異動の紙って何が書いてあったっけ?」
いざ書くとなるとなかなか思いつかない。
ということで頼りになる同僚達に訊ねる。
「人事異動。私、経験ないんだよね」
「ボクも聞かれたことないっス」
「名前と年齢を普通聞くと思います」
「名前、年齢と」
とっかかりがあれば思い出してくるものだ。
確かに名前と年齢は聞いていた。
家族構成っていうのがあったな。
さらさらと、思いつくままに書き進む。
希望する職種。
得意な業務。
希望する勤務地。
自宅か借家か。
ポンポンと思いつく。
「えーと、あとは、あっ、そうそう、通勤時間だよ。やっぱり職住接近ってのは大事だよな」
「おい、リーダ」
「何だ、サムソン?」
「自宅か借家か、なんてこと今回聞かなくてもいいだろ?」
「そうっスよ」
そうしたら、どうやって住宅手当を……あっ、そういえばすっかり忘れていた。
ここ異世界だった。住宅手当なんてないよな。
「いや、ついつい熱くなっちゃったよ」
「これを叩き台にしよう。今の状況に合わせて書き換えてしまえばいいと思うぞ」
「そうっスね」
「何を聞くかはそれでいいとして紙はどうします? もらった物に、紙はないと思います」
今ある紙と、聖地タイアトラープで手に入る紙か……、在庫あるだけ買っても、足りなさそうだ。
「でも、注文するとなると何ヶ月もかかるっスよ」
確かに、あの地の果てまで見える大行進の全員に、紙を配るのは大変だ。
しかも、この世界はそこまで紙の需要がない。
超巨大魔法陣に使った紙の余り、インクを魔法で消してしまえば、まかなえるかな。
「ちなみにどれくらいの数が必要になるんだろうね?」
「確かラーメンの時点で3万人は超えていたと思います」
3万?
マジで?
「3万人にラーメン配ったのか?」
「苦労したじゃん」
「準備だけでも10日以上スよ。魔法でお椀を増やして、一行の料理人総動員して、時間合わせて、あれは相当苦労したっスね」
「まぁ、仕組み作ってしまえばスケールするのは簡単だったからな」
スケール……、規模を拡大するのは簡単とか、簡単に言いやがって。
「沢山、台車を作りました」
「サムソン様と一緒に設計図も沢山作りました」
え? 設計図?
「台車って、ピッキーが作っただけじゃないの?」
「あれはグループ1の分だけだ。ピッキー達の工夫を設計図に落とし込んで、部品をくばったりしてな」
「グループが50を超えたとき、少し躓いて焦ったっスよね」
「グループって?」
「ラーメンのためにな、給仕班を15班で1グループとしたんだよ。用意したレシピでラーメン作れる料理人が足りなくて、貴族の使用人にも手伝ってもらって、間に合わせたぞ」
オレが多いと思っていたのは、うち一つのグループだけか。
確かに思ったより大がかりになったなと思っていたが、3万とか予想外だ。
まぁ、何人いるのかと聞かれれば、それくらいはいるよな。
――楽勝だ。まかせろ。
そうサムソンが言っていたので、全部まかせて、オレはラーメンの味を追求していたけれど、知っていたらラーメンの味どころじゃなかった。
いや、知らなくて良かった。
「ラーメンの時は、お椀をどうしたんだ?」
3万と聞いてしまうと、さすがに量が多すぎる。モペアの力では無理だろう。
前に旅をしたときは、食器を100個くらい作って疲れたと言っていた。
あのときは、フォークやなんやかんやを人数分お願いしたから、種類が多くて余計つかれたのかもしれないが、それでも数が桁違いだ。
さすがに無理なのは確実にわかる。
「数日かけて準備したな。モペアの力だけでなくて、行進の皆にもお願いしてな。それを複製の魔法で増やしたから、問題なかったぞ」
「複製の魔法か」
だが、今持っている紙は、ほとんどが複製の魔法を限界までかけているものだ。
この町で複製していない物を買い込んで増やすか。
複製していない紙は高いんだよなぁ。
「紙にこだわる必要ないんじゃない?」
確かに紙にこだわる必要ないか。木片でもいいか。いざとなれば聞き取りして、集計にパソコンの魔法を使うって手もある。
それから先、数日は試行錯誤だ。
とりあえず紙を買えるだけ買った。追加生産分も押さえる。
他にも木片や、聞き取りについても、検討した。
「まーくしーと……でしたか」
「そうそう。こうやって紙に印をつけてもらってね」
結局、行進の参加者全員に番号を振って、番号をふった紙を配ることにした。
紙はカードサイズ。マークシート形式にした。
文字が読めなくてもマークシートなら希望を聞いて、集計もしやすい。
行進の参加者リストは、ラーメンを配るときに作った仕組みの再利用だ。
「木片は取り込めないか……。紙でないとパソコンの魔法に取り込むのが難しい」
「あの水につける方法はダメだったんだ」
「上手く水にくぐらせることができなくては。見ながら打ち込むなら、大丈夫だが」
「前も苦労したしさ、入力は面倒だからやめよ」
木片の利用は、集めた木片の集計につかえなかったので却下することになった。
というわけで、紙を利用する。
だが、紙の枚数には限度があったので、一枚一枚を小さくする必要があった。
これも、マークシートを利用した理由。
カードサイズにしたことは別の点でも利点があった。
「ブラウニーに書いてもらいます?」
マークシートを書いた紙をどうやって用意するかと言ったときだ。
紙にマークシートを書いて、複製の魔法で増やす。
増やしすぎると書くこともままならないほど、脆い紙になるので、複製回数には限度がある。
ということで、何枚もマークシートを書いた紙を用意しなくてはならない。
沢山呼ぶのもなぁ。
とはいえブラウニーの力にも限度がある。
誰が呼んだとしても、大量に呼ぶとあいつらは怒るのだ。
「あのね。判子でつくるのは?」
そこにノアが判子でやろうとアイデアを出してくれたのだ。
前に作った判子。芋判ならず豆判。あれでカードサイズの紙にマークシートを書く。
毎日の食事を配ってくれている給仕班の人に、マークシートの配布と回収をお願いする。
集計はパソコンの魔法を使う。
そういった計画だ。
そして、それは、準備が終わって、いざ実行と言う時だった。
「ノアサリーナ様! 大変でございます!」
ユテレシアが駆け込んでくる。
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