日常生活の狂気

ハッピーエンド

おれは再び
変な女に
危うく
引っかかりそうに
なってしまった

弁当屋や
喫茶店や
公民館や
調剤薬局や
目医者さんで
働く女たちは
みんないい娘
なんだが
それとは別の
ところで
働いている
女2人は
本当に
最悪の女だった

おれのことを
何の取り柄もなく
貧乏くさい
タダの変なおっさんだと
勘違いして
いたらしい

2人とも
接客態度は
最悪だった
おれがお客として
買い物を
しに行くと
キチガイのように
怒りながら
接客を
していた

まるで商品を
買いに来た
お客さんに
ケンカでも
売っているような
接客態度だった

でもめでたく
そこのお店は
まもなく
今月いっぱいで
遠いところに
移転になる
そうなれば
あの2人とは
永遠に
お別れだ
もう二度と
会うことも
無くなるだろう

それにしても
どこをどう
間違えたら
あんなキチガイ女が
出来上がるんだろう

あの2人の女は
思考回路が
まともじゃない

何しろ
サービス業のクセに
普通に
買い物に来た
お客さんに
ケンカを売るぐらいだ
思考回路が
まともじゃない

でもまもなく
あの2人の
キチガイ女とも
永遠に
お別れだ
もう二度と
会うことも
無くなるだろう

どこをどう
間違えたら
あんなキチガイ女が
出来上がるのか
不思議で
しょうがない

でもあの
キチガイ女も
おしまいだ
お店自体が
もうすぐ
無くなっちまう

そうなれば
あの2人の
キチガイ女とも
永遠に
お別れだ

めでたしめでたしってやつ