日常生活の狂気

創作の意義

ネット投稿は
既存の出版などとは
比較にならないほど
おれにとっては
強力なメディアだ

おれが新作の詩を
書き終えれば
瞬時に
発表することが
出来るし
後になってから
手を加えたり
削ったり
書き直すことは
いくらでも出来る

おれの知り合いでも
電子書籍として
販売してみたらと
勧めた奴もいたが
ネット投稿だけでも
多少のおカネは
入ってくるし
おれには喫茶店での
仕事の収入もある

ネット投稿だけでも
充分生活が
成り立つところまで
既に来ている
出版なんかに
こだわる理由は
一つもない

おれはネット投稿だけで
詩人として
成功を収めて
名声を
世間に轟かせた
それなのに
どうして出版なんかに
こだわる必要が
あると言うんだい？

おれの中では
出版への興味も
こだわりも
徐々に失いつつある

これからも
ネット投稿だけで
やっていける
ところまで
やっていきたい

おれはもう既に
詩人としての
価値も評価も
名声も
手に入れたと見て
間違いない

おれは既に
人気詩人だ

その昔
おれはまだ
何にも無かった頃に
「世間の
有象無象の
話題に上るところまで
来れば
おれは大したモノ
なんだがな」と
思っていたが
もう既に
このおれは
それぐらいの
レベルまで
来ているんだ

それもこれも
ネット投稿という
強力な
メディアのおかげだ

おれはもう既に
出版への
興味も
こだわりも
失いつつある

これからも
おれはネット投稿
一本で
やれるところまで
やってやる

頭が悪い奴に限って
自分が創作した
作品を
すぐにおカネと
結びつけようとする

そんなモノは
二の次だ
特に売れないうちは
ただひたすら
良い作品を
創作する
ことだけを
考えろ
そうすれば
運が良ければ
売れることもある

有名無名問わず
どこの世界の
アーティストも
おカネなんて
二の次だ

それよりも
良い作品を
創り続けること
それが一番
肝心なことだ