日常生活の狂気

折り返しの時

恐ろしく長い
時間と
紆余曲折を経て
おれは再び
もと来た道を
歩き始めた
おれが音楽と
詩作に目覚めてから
早40年の
月日が流れた
40年！
それがどれだけ
長かったことか

おれは紆余曲折と
長い人生を経て
また元の場所へと
戻ってきた
あれから40年間
その40年という
月日が
どれだけ長く
感じたことだろうか

おれはこれから
少なくとも
40年は
生きるつもりでいる
そういう意味では
今がちょうど
おれの人生の
折り返し地点に
立っている

あれからもう
40年の
月日が流れた
その40年間が
おれにとって
どれだけ長く
感じたことだろうか

もしもおれが
これからあと
40年間
生きるとすれば
失った青春時代も
叶わなかった
おれの夢も
十分に
元が取れるだけの
時間と月日だ

40年間か
その40年間が
おれにはどれだけ
長く感じたことだろうか

おれがもしもこれから
あと40年間
生き延びれるならば
十分に
失った時間も
元が取れるだけの
月日が
残されている

40年間か
その40年が
おれにはどれだけ
長く感じた
ことだろうか

おれはあと
少なくとも
40年は
生きてみせる

そうすれば
十分に
元が取れる