日常生活の狂気

まあ、ムリだろうね

おれが普段
日中に
働いている
喫茶店は
障がい者の
福祉施設として
運営している
こともあり
一般企業とは
雰囲気が
まるで違う

おれが生きているうちは
何とかウマく
いっているが
遅かれ早かれ
消滅する
運命にあると
断言できる

よそで働いたら
3日でクビに
なるハズの
仕事が出来ない
給料泥棒の
パートのおばさんが
10年以上も
働いているし
危機管理能力が
恐ろしく欠如している
極楽とんぼのような
パートのおばさんが
喫茶店創業以来の
一番の
古株として
デカい顔をして
働いている
良いところも
あるんだけどね

その事実だけでも
驚くべきことだが
今の喫茶店というのは
一つの組織としての体を
まるでなしていない

おれがいくら
こんなことを
店の店長や
パートの人に
訴えても
分からないだろうし
聞く耳を持っても
くれないだろうから
黙っているだけだ

今の喫茶店は
働く場所としては
良いところかも
しれないが
遅かれ早かれ
いずれは消滅する
運命にあると
断言できる

おれが喫茶店で
働いている間は
何とか
続いていられる
かもしれないが
おれが喫茶店から
いなくなった
後からでは
さすがに
どうにもならない

今の喫茶店が
消滅する前に
一財産を
築いて
一人でも
生活出来るように
なれば良いと
おれは密かに
そう思っている

何にせよ
一財産を
築けるのなら
早い方が良い
喫茶店が
存続の危機に
立たされる前に
一財産を
築きたい

そうすれば
今の喫茶店が
消滅しても
おれは食いっぱぐれる
こともなく
生活できる

でも喫茶店が
今のままなら
良くなるどころか
時間とともに
少しずつ
だんだんと
悪い方へと
向かって行き
いずれは消滅する
運命にあると
断言できる

そうなる前に
おれは一人でも
生活ができるレベルに
しておきたいと
密かに
願っている

おれはますます
今さえ楽しければ
それで良いと言う
刹那的な
気分に
なってくる