カフェの住人あるいは新たな時代の代弁者

大西啓太

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上の立場の人

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ウチの喫茶店の
店長にしても
一部のパートの
おばさんにしても
あの人たちの
普段からの
言うことを
聞いていると
詰めが甘いし
全く客観性にも
合理性にも
欠けている

ここが日本ではなく
アメリカなら
仕事上の
部下や
同僚に
何かモノを
言おうならば
客観的な
証拠や
事実に基づいた
データなどを
部下や
同僚に
提示しながら
相手が納得がいくまで
説得しようとするが
ウチの店長や
一部のパートの
おばさんは
それが全くと
言っていいほど
欠落している

あの人たちは
相手に何かモノを
言うにしても
何の客観性も
合理性もなく
決まりだから
こうしなさいとか
決まったことだから
こうしなさいとか
他のパートの
人たちや
おれに対して
そういうモノの
言い方をしてくる

これでは相手を
説得したことには
ならないし
納得もしない
言われた方も
不安に思うし
モヤモヤとした
不満も残る

あの人たちが
仕事上の
上司や
リーダーと
言うのであれば
そんなことでは
上司としても
リーダーとしても
失格なんだ

何か相手に
モノを言うのであれば
客観的な
データや
証拠に
基づいて
相手が納得するまで
徹底的に
突き詰めないと
いけないが
あの人たちには
それが全くと言って
いいほど
欠落している

普段からの
言動を
聞いていても
詰めが甘すぎるんだ

おれは人の上に
立ちたいとか
リーダーに
なりたいと
思っている
訳ではないが
おれよりも
目上に立つ
立場の人が
そんなことでは
上の立場の
人とは言え
反論すらしたく
無くなってくる

おれがこんなことを
面と向かって
言ったところで
店長も
パートのおばさんも
きょとんとした
顔をして
理解できないだろうから
黙っているだけだ

だからおれは
店長にも
一部の
パートのおばさんにも
自分の
本音は言わないし
自分にとって
大事なことも
極力隠して
言いたくない

言ったところで
あの人たちには
おれのことを
理解できない
だろうし
あの人たちは
物事の
根本的なところが
分かってないし
信用が
出来ないからだ

ただし
上からの
命令だと
言うのであれば
こちらも
不承不承
言うことを
聞くことが
あるかも
しれないが

でもウチの喫茶店は
一般の企業や
社会とは
かけ離れている
ところだ

誰とは言わないが
パートのおばさんの中でも
これがよそならば
3日でクビに
なるような
給料ドロボーが
10年以上
働いている
ぐらいの
ところだモンね

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