122 / 396
第2章 人間⇔少女化魔物
111 朝の訪問者と、久し振りの
しおりを挟む
サンダーバードの少女化魔物たるルトアさんと真性少女契約を結んだ翌日。
昨日かなり身を入れて訓練を行ったため、今日の朝は割とゆっくり過ごしていた。
イリュファが作ってくれた遅めの和朝食をよく噛んで食べ、一休み。
それから、さて今日はどうしようかと考える。
昨日に引き続き、訓練施設に行って複合発露を試すという選択肢もあるが……。
そんな風に悩みながら、いつものようにテアを教育するサユキ達を眺めていると――。
「来客のようですね」
職員寮の自室の扉を誰かがコンコンと軽く叩く音が耳に届き、イリュファがそちらを振り返りながら呟く。
「私が出ます」
丁度、祈念魔法で洗いものをしていた彼女だったが、その手を止めるとエプロンドレスで手を拭う素振りを見せながらパタパタと駆け足気味に玄関へと向かった。
その姿はメイドさんと言うよりも、主婦という感じだ。
まあ、維持の設定をしなければ祈念魔法で生み出した水などは消え去るので、エプロンドレスが湿ったり汚れたりすることはないし、手を拭う真似をする必要はないが。
そう考えると彼女の素振りは不思議だ。
百年以上生きている間に、どこかで癖がついたのだろうか。
まあ、それはともかく。
ここに来客とは珍しいな。
と言うか、初めてのことだ。一体誰だろうか。
興味が引かれ、俺もまた彼女の後に続いてその背後に立つ。
「どなたですか?」
「あ、えっと、イリュファさんですか? ルトアです! おはようございます!」
と、イリュファの問いに答えて、扉の外から聞き慣れた声が聞こえてきた。
訪問者はルトアさんだったらしい。
少し驚きながら俺はイリュファと立ち位置を入れ替わり、扉を開けて顔を出した。
「ルトアさん、どうしたんですか? 仕事中なのでは?」
既に補導員事務局の営業開始時間は過ぎているはずだが……。
「イサク君!! おはようございます!!」
「ああ、ええと、うん。おはようございます」
問いの答えの代わりに返ってきた挨拶に、一先ず俺も扉を支えながら挨拶を返す。
まあ、挨拶は大事だからな。
「それで、どうしたんですか? サボりですか?」
改めて、若干冗談っぽく尋ねる。
「ち、違います! イサク君、酷いです!」
すると、サボり疑惑を向けられたからか、ルトアさんは慌てたように即座に否定して不満を顕にした。可愛らしく唇を尖らせながら。
その姿にちょっと苦笑しつつ「すみません」と謝っておく。
「イサク君だから許しますけど――」
微妙に不満顔を残しながら謝罪を受け入れるルトアさん。
呼び方はもう、仕事中でもイサク君で通すつもりのようだ。
「ちゃんとしたお仕事ですよ! トリリス様の指示で迎えに来たんです!」
「トリリス様の? ……まあ、とりあえず上がって下さい」
「はい! あ、いえ、そうしたいのは山々なんですが、すぐに補導員事務局まで来て頂きたいんです! イサク君指名で緊急依頼が出ましたので」
「え? 俺を指名で?」
ルトアさんがトリリス様の指示でここに来たということは、俺指名の緊急依頼とやらも彼女かその上の存在が依頼主なのだろう。
色々サポートして貰っている手前、断るのは余りにも心苦しいし、何より補導員への依頼ということなら苦しむ少女化魔物が必ずいるはず。
であれば、断るなどという選択肢は俺には初めから存在しない。だから――。
「分かりました。少しだけ待って下さい」
ルトアさんにそう断り、一度扉を閉めて外出の準備を始める。
と言っても、訓練に行くことも視野に入れて軽く身支度はしていた。
イリュファの洗いものも、祈念魔法のおかげで前世程に時間は取られない。
「ほら、テアちゃん。お出かけだよ」
サユキに促されてコクリと頷いてから影の中に入ったテアに、残る面々も続く。
ほとんどそれだけで準備は整う。
そうして俺達は、特にルトアさんを待たせることなく外に出た。
「では、行きましょう!」
と、ルトアさんは俺の手を握り、若干引っ張るようにしながら歩き出す。
すぐにとは言いながら、別に複合発露を使ったり、走ったりする程ではないらしい。
まあ、補導員事務局まではそう距離もないし、誤差の範疇かもしれないが。
依頼の内容、実際の緊急性はトリリス様から指示を受けたルトアさんなら知っているだろうし、その彼女がそうしているのだから問題にはならないと思っておく。
「……しかし、俺がいなかったらどうするつもりだったんです?」
昨日、張り切って訓練したからこそ今日の朝は家で少しのんびりしていたが、場合によっては外出していたかもしれない。
それこそ早朝から訓練施設に行っていたりしたら、無駄足を踏ませた上に、一応は緊急を冠した依頼の実行が遅れてしまっていただろう。
「トリリス様がイサク君は家にいるとおっしゃっていたので!」
「ああ……成程」
そう言えば、彼女にはレギオの事件を即座に把握していた程の情報網があったか。
それを使えば、俺が職員寮を出たかどうかぐらいはすぐに分かるはずだ。
FAX的な機能を持つムニがいれば、尚タイムラグも少なくなる。
勿論、確実ではないが、行き違い続けるということはないだろう。
今のところ俺の行動範囲もそう広くはないしな。
そう頭の中で考えて納得していると――。
「ふんふんふーん」
隣からルトアさんの小さな鼻歌が聞こえてきた。
それに合わせ、繋いだままの手を握る力がちょっと強くなっていることに気づく。
上機嫌の原因はこれと見て間違いない。
そう意識すると少し気恥ずかしくなるが、別に嫌ではないし、彼女が自分の気持ちに正直になっているということであれば喜ばしい。
とは言え、ちょっと顔が熱くなるのは避けられないが……。
傍から見て分かるぐらいに表面化する前に、補導員事務局に到着したようだった。
ルトアさんが鼻歌をやめ、残念そうに少し俯き気味になる。微妙に歩みが鈍る。
「……さ、入りましょう!」
しかし、仕事は仕事と気持ちを切り替えたように顔を上げ、ルトアさんは俺に元気な笑顔を向けながら手を引いて一歩先に中へと入った。
俺も頷いて彼女に倣う。
「ん?」
すると、補導員事務局の中には珍しく何人もの人影。それも見覚えある姿があった。
シニッドさんとウルさん、ルーさん。
ガイオさんとタイルさんもいる。
いや、それよりもその奥にいるあの二人は――。
「イサクううううううぅっ!!」
直後、半分泣いているかのような大声と共に、影が素早い動きで突っ込んでくる。
ラグビー選手もかくやとばかりの前傾姿勢で。
「おっと」
それを前に、俺は無意識に横に避けてしまった。
……ルトアさんと手を繋いだまま。
「ふえ!?」
そのせいで。本当に意図せずに。
俺に引っ張られたルトアさんは、その影の軌道上に来る形になってしまい――。
「ぐえっ」
諸にタックルを食らってしまった彼女は、短い呻き声を上げながら倒れてしまった。
余りの衝撃に手が離れてしまったせいで支えがなくなり、影と諸共に床に転がる。
「会いたかったのじゃああああっ!!」
「う、うぎゅぎゅ、く、苦し……」
興奮の余り、勘違いしたままルトアさんを締め上げる影。
困惑と呆れ気味に顔を上げると、苦笑しながら近づいてくるもう一人の姿。
そこにいたのは、愛すべき俺の家族。
母親たるファイム・ロリータ・ヨスキ。
そして、父親たるジャスター・ライン・ヨスキだった。
昨日かなり身を入れて訓練を行ったため、今日の朝は割とゆっくり過ごしていた。
イリュファが作ってくれた遅めの和朝食をよく噛んで食べ、一休み。
それから、さて今日はどうしようかと考える。
昨日に引き続き、訓練施設に行って複合発露を試すという選択肢もあるが……。
そんな風に悩みながら、いつものようにテアを教育するサユキ達を眺めていると――。
「来客のようですね」
職員寮の自室の扉を誰かがコンコンと軽く叩く音が耳に届き、イリュファがそちらを振り返りながら呟く。
「私が出ます」
丁度、祈念魔法で洗いものをしていた彼女だったが、その手を止めるとエプロンドレスで手を拭う素振りを見せながらパタパタと駆け足気味に玄関へと向かった。
その姿はメイドさんと言うよりも、主婦という感じだ。
まあ、維持の設定をしなければ祈念魔法で生み出した水などは消え去るので、エプロンドレスが湿ったり汚れたりすることはないし、手を拭う真似をする必要はないが。
そう考えると彼女の素振りは不思議だ。
百年以上生きている間に、どこかで癖がついたのだろうか。
まあ、それはともかく。
ここに来客とは珍しいな。
と言うか、初めてのことだ。一体誰だろうか。
興味が引かれ、俺もまた彼女の後に続いてその背後に立つ。
「どなたですか?」
「あ、えっと、イリュファさんですか? ルトアです! おはようございます!」
と、イリュファの問いに答えて、扉の外から聞き慣れた声が聞こえてきた。
訪問者はルトアさんだったらしい。
少し驚きながら俺はイリュファと立ち位置を入れ替わり、扉を開けて顔を出した。
「ルトアさん、どうしたんですか? 仕事中なのでは?」
既に補導員事務局の営業開始時間は過ぎているはずだが……。
「イサク君!! おはようございます!!」
「ああ、ええと、うん。おはようございます」
問いの答えの代わりに返ってきた挨拶に、一先ず俺も扉を支えながら挨拶を返す。
まあ、挨拶は大事だからな。
「それで、どうしたんですか? サボりですか?」
改めて、若干冗談っぽく尋ねる。
「ち、違います! イサク君、酷いです!」
すると、サボり疑惑を向けられたからか、ルトアさんは慌てたように即座に否定して不満を顕にした。可愛らしく唇を尖らせながら。
その姿にちょっと苦笑しつつ「すみません」と謝っておく。
「イサク君だから許しますけど――」
微妙に不満顔を残しながら謝罪を受け入れるルトアさん。
呼び方はもう、仕事中でもイサク君で通すつもりのようだ。
「ちゃんとしたお仕事ですよ! トリリス様の指示で迎えに来たんです!」
「トリリス様の? ……まあ、とりあえず上がって下さい」
「はい! あ、いえ、そうしたいのは山々なんですが、すぐに補導員事務局まで来て頂きたいんです! イサク君指名で緊急依頼が出ましたので」
「え? 俺を指名で?」
ルトアさんがトリリス様の指示でここに来たということは、俺指名の緊急依頼とやらも彼女かその上の存在が依頼主なのだろう。
色々サポートして貰っている手前、断るのは余りにも心苦しいし、何より補導員への依頼ということなら苦しむ少女化魔物が必ずいるはず。
であれば、断るなどという選択肢は俺には初めから存在しない。だから――。
「分かりました。少しだけ待って下さい」
ルトアさんにそう断り、一度扉を閉めて外出の準備を始める。
と言っても、訓練に行くことも視野に入れて軽く身支度はしていた。
イリュファの洗いものも、祈念魔法のおかげで前世程に時間は取られない。
「ほら、テアちゃん。お出かけだよ」
サユキに促されてコクリと頷いてから影の中に入ったテアに、残る面々も続く。
ほとんどそれだけで準備は整う。
そうして俺達は、特にルトアさんを待たせることなく外に出た。
「では、行きましょう!」
と、ルトアさんは俺の手を握り、若干引っ張るようにしながら歩き出す。
すぐにとは言いながら、別に複合発露を使ったり、走ったりする程ではないらしい。
まあ、補導員事務局まではそう距離もないし、誤差の範疇かもしれないが。
依頼の内容、実際の緊急性はトリリス様から指示を受けたルトアさんなら知っているだろうし、その彼女がそうしているのだから問題にはならないと思っておく。
「……しかし、俺がいなかったらどうするつもりだったんです?」
昨日、張り切って訓練したからこそ今日の朝は家で少しのんびりしていたが、場合によっては外出していたかもしれない。
それこそ早朝から訓練施設に行っていたりしたら、無駄足を踏ませた上に、一応は緊急を冠した依頼の実行が遅れてしまっていただろう。
「トリリス様がイサク君は家にいるとおっしゃっていたので!」
「ああ……成程」
そう言えば、彼女にはレギオの事件を即座に把握していた程の情報網があったか。
それを使えば、俺が職員寮を出たかどうかぐらいはすぐに分かるはずだ。
FAX的な機能を持つムニがいれば、尚タイムラグも少なくなる。
勿論、確実ではないが、行き違い続けるということはないだろう。
今のところ俺の行動範囲もそう広くはないしな。
そう頭の中で考えて納得していると――。
「ふんふんふーん」
隣からルトアさんの小さな鼻歌が聞こえてきた。
それに合わせ、繋いだままの手を握る力がちょっと強くなっていることに気づく。
上機嫌の原因はこれと見て間違いない。
そう意識すると少し気恥ずかしくなるが、別に嫌ではないし、彼女が自分の気持ちに正直になっているということであれば喜ばしい。
とは言え、ちょっと顔が熱くなるのは避けられないが……。
傍から見て分かるぐらいに表面化する前に、補導員事務局に到着したようだった。
ルトアさんが鼻歌をやめ、残念そうに少し俯き気味になる。微妙に歩みが鈍る。
「……さ、入りましょう!」
しかし、仕事は仕事と気持ちを切り替えたように顔を上げ、ルトアさんは俺に元気な笑顔を向けながら手を引いて一歩先に中へと入った。
俺も頷いて彼女に倣う。
「ん?」
すると、補導員事務局の中には珍しく何人もの人影。それも見覚えある姿があった。
シニッドさんとウルさん、ルーさん。
ガイオさんとタイルさんもいる。
いや、それよりもその奥にいるあの二人は――。
「イサクううううううぅっ!!」
直後、半分泣いているかのような大声と共に、影が素早い動きで突っ込んでくる。
ラグビー選手もかくやとばかりの前傾姿勢で。
「おっと」
それを前に、俺は無意識に横に避けてしまった。
……ルトアさんと手を繋いだまま。
「ふえ!?」
そのせいで。本当に意図せずに。
俺に引っ張られたルトアさんは、その影の軌道上に来る形になってしまい――。
「ぐえっ」
諸にタックルを食らってしまった彼女は、短い呻き声を上げながら倒れてしまった。
余りの衝撃に手が離れてしまったせいで支えがなくなり、影と諸共に床に転がる。
「会いたかったのじゃああああっ!!」
「う、うぎゅぎゅ、く、苦し……」
興奮の余り、勘違いしたままルトアさんを締め上げる影。
困惑と呆れ気味に顔を上げると、苦笑しながら近づいてくるもう一人の姿。
そこにいたのは、愛すべき俺の家族。
母親たるファイム・ロリータ・ヨスキ。
そして、父親たるジャスター・ライン・ヨスキだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる