第3次パワフル転生野球大戦ACE

青空顎門

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第3章 日本プロ野球1部リーグ編

208 開幕戦(ビジター)の始球式

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 日本プロ野球に新たに参入した新興球団である村山マダーレッドサフフラワーズには、当然ながら1部リーグにおける歴史はない。
 そのため、過去の順位に基づいて何か決めごとをする際には、基本的に入れ替え戦でやり合った仙台グリーンギースの成績を参照することになる。
 今シーズンのペナントレースの日程についてもそうだ。
 そして、その結果として。
 村山マダーレッドサフフラワーズのシーズン開幕戦はビジターでのスタート。
 対戦相手は札幌ダイヤモンドダスツということになった。

 北海道に本拠地を置く第2のプロ野球チームであるこの球団は、私営1部イーストリーグで昨年3位、一昨年2位とここ数年安定して好成績を残している。
 おかげで、今年も開幕戦の本拠地開催権を得ることができていた。
 レギュラーメンバーも昨年度からそう大きく変わっていないため、昇格し立ての村山マダーレッドサフフラワーズの試金石としては上等な相手だろう。

『それでは、ダイヤモンドダスツ選手の登場です!』

 ホームチーム主体の開幕セレモニーの終盤。
 そんな場内アナウンスを合図に、スターティングオーダーに名を連ねた選手達が派手な演出と共に初回の守備につくためにベンチからフィールドに駆けていく。

『右翼手、菅野陽大! 中堅手、紐本義彦! 左翼手、紺羽篤介! 遊撃手、田代敏雄! 三塁手、片谷秀男! 二塁手、青井修史! 一塁手、柏田康則!』
「「「「ワアアアアアアアアアァァッ!!」」」」
「……いやあ、凄い歓声っすね」
「1部プロの開幕戦だもの。当然よ」

 名が呼ばれる度に球場が揺れる。
 その様子をベンチから眺めながら、倉本さんと美海ちゃんが感慨深げに言った。
 こういうエンタメ感の強い演出は、アマチュア時代には中々見られないものだ。
 改めて、1部リーグのプロ野球選手になった実感を得ているのだろう。
 開幕セレモニーには俺達もグラウンドに整列したりして参加してもいるからな。

 とは言え、どことなく空元気のような雰囲気も感じられる。
 WBW惨敗の鬱憤を晴らそうと、ちょっと過剰に騒いでいるようにも見えた。
 勿論、何ら悪いことではない。
 しかし、相手チームの主催試合だけに大半は札幌ダイヤモンドダスツのファン。
 今日、どんな試合になるかを考えると少しばかり申し訳なくも思う。

『捕手、高藤慎二! DH、蘭堂亜連!』

 キャッチャーが守備位置に行き、一段落。
 当然ながら、DHの選手はフィールドには入らない。
 蘭堂選手は1塁側のベンチ前でボールを観客席に投げ込んでから一旦引っ込む。
 投手の登場はまだだ。

『それでは、試合に先立ちまして始球式を行います! 本日、開幕戦の始球式を行うのは、北海道が誇る大スター! 俳優の大海原遥さんです!!』
「みなみん! 生大海原遥っすよ! 生大海原遥!」
「……未来って芸能人とか興味あったの?」
「さすがに大海原遥は知ってるっすよ! 茜っちだって知ってるはずっす」
「まあ、かなり知名度があるし? 知ってることは知ってるだろうけどね。あの子なら多分『別に興味ない』って切り捨てると思うわよ?」

 美海ちゃんはバッターボックスに視線を向けながら言う。
 メモリアル的なタイミングで特別ゲストを呼んでいるとかでもなければ、始球式の打席に立つ選手はビジターチームの1番打者が担当することが多い。
 そのため、今日1番打者として出場予定のあーちゃんが打席に入っていた。
 始球式のバッターが美少女(人妻)選手。
 中々特別感があるな。

「って言うか、私としてはそんなことよりも茜がやらかさないかの方が心配よ。そこのところ、どうなの? 茜の旦那様?」

 札幌ダイヤモンド球場のバッターボックスに立つあーちゃんの姿を脳裏に刻み込んでいると、急に美海ちゃんから話を振られる。
 彼女が言わんとしていることは分かる。
 始球式の、それもバッター側のやらかしと言えば1つしかないだろう。

「いやあ、特に何も注意はしなかったけど……さすがに大丈夫じゃないか?」
「ま、そうよね。あの子だって始球式がどういうものかは理解してるはずだし」

 軽い口調の美海ちゃん。
 彼女も冗談のつもりで言ったのだろう。
 しかし……。
 この会話がフラグになってしまいそうだ。
 普通に空振りしてくるはずだけど、ちょっと心配になってきた。

『それでは、大海原遥さん! お願いします!』

 始球式のためにマウンドに上がった大海原氏は、テレビで見るよりも背が高くスラッとしているように感じる。
 さすが俳優と言うべきか、しっかり体型を整えているようだ。
 その彼は大きく振りかぶる。
 そして中々見栄えのいいワインドアップからボールを投じた。

「あ」

 インコース高め。若干ボール気味。
 一瞬、大海原氏が「しまった」という顔をする。
 始球式の球としては厳し過ぎるコースだ。
 しかも、事前に聞いていた話によると、彼は番組の企画で今日のために札幌ダイヤモンドダスツの投手から投球指導を受けていたらしい。
 その賜物か、110km/h以上の速度が出てそうなのも危うさを増していた。

 対するバッターボックスのあーちゃん。
 彼女はのけぞることなくアウトステップ気味に踏み込む。
 そこから右腕をうまく畳み、左肘を抜き……。

 ――カアンッ!!

 きっちりボールをバットの芯で捉えた。
 前世で3度の三冠王に輝いた打者を彷彿させるような完璧なインコース打ちだ。
 打球は理想的な軌道で上がり、そのままグングン伸びていく。

「あー……」

 そしてレフトポールの根元に当たりながらスタンドに飛び込んだ。

「やらかしたわね……」

 それを目の当たりにして、美海ちゃんが頭を抱えてしまう。
 マウンドでは、大海原氏が打球を見送った状態でポカンと口を開けていた。
 球場も静まり返ってしまっている。
 その間に逃げるようにベンチの手前まで来ていたあーちゃんも気まずそうだ。

「……体に近いところに来たから、つい」

 彼女は誰に追及された訳でもないのに、自分から言い訳を口にしている。
 いくらマイペースなあーちゃんでも、ちゃんと空振りするつもりでいたようだ。
 しかし、内角に厳しく来ると【直感】し、咄嗟に打ちに行ってしまったらしい。

 体に向かってくるコースだと、微妙に空振りしにくいからな。
 始球式なのだからとにかく振らないといけないという意識。
 そして幸か不幸か振っても当たらないような暴投ではなく、技術があればフルスイングできるような絶妙なコースに来てしまったこと。
 それらが重なって、この結果を生んでしまったに違いない。

「怒られないかしら」
「……ファンの反感は買うかも」

 始球式でいい感じのノーバウンド投球をするためにプロの指導を受けるというのは、今生では割とよくある番組企画の1つだ。
 その一環で、大海原氏も全力投球を試みたのだろう。
 勿論、指導者のお墨つきは貰ってはいたはずだ。
 しかし、本番の緊張感の中で打席に立ったのは女の子。
 動揺してコントロールが乱れ、ボールが内角の厳しいところに来てしまった。
 少なくともバックスクリーンにも映った中継画面の絵面としては、美少女野球選手にインコース攻めした図っぽくなっている。
 始球式で打つ事例も稀にあるとは言え、いくら何でも開幕戦の始球式でホームランは相手ファンとしては面白くないだろうと思うが……。
 リプレイされているあの映像で何とか緩和されないものか。
 ちょっと現実逃避気味にそんなことを思ってしまう。

「ま、まあ。大海原遥は今でこそ俳優メインっすけど割とコメディアン寄りのマルチタレントっすから、ネタにして流してくれるはずっすよ! 茜っち!」
「みっく……」

 大海原氏の芸能界での立ち位置的な観点からフォローしようとする倉本さん。
 とは言え、ベンチの前で言い訳をしていても何の改善もされない。

「あーちゃん、一緒に謝りに行こう」
「ん……しゅー君、ごめんなさい」

 しょんぼりしながら小さく頷いた彼女の手を引いてフィールドに向かう。
 小走りで行く俺の後を、あーちゃんは肩を落としながらついてくる。
 ゴーイングマイウェイな彼女がマズいと感じているのは成長の証ではある。
 だが、こういう状況で即座に対応できる程の経験値は未だ備わってはいない。
 俺に迷惑がかかってしまうかもと内心慌てていて。
 どう動けばいいか分からなくなっている様子だ。
 社交性の乏しさも出てしまっている。
 18歳になって法的に成人こそしたが、彼女はまだまだ成長途中。
 今回のは出会い頭の事故みたいなものでもあるし、責める気はない。
 失敗は次の糧にすればいいのだ。

 何はともあれ。
 球団スタッフに視線とジェスチャーで了承を得てから、マウンドでわざとらしく崩れ落ちたように膝をついている大海原氏のところに2人で向かう。
 彼はいつの間にか気を取り直し、動作で演出っぽい雰囲気を醸し出していた。
 1流芸能人の片鱗が見て取れる。

「申し訳ありません。大海原遥さん」
「すみませんでした」

 2人並んで頭を下げると、彼は立ち上がって笑顔で「いやいや」と手を振る。

「こちらこそ、当てそうになってしまって申し訳ないです」

 そして逆に謝る大海原氏。
 彼は「ホームランを打たれたのは一生のネタになる」と笑って許してくれた。
 さすがは好感度No.1タレントだ。対応がいい。
 大海原氏の言葉はマイクを通して球場に流れ、そのおかげで全体的にネタっぽい雰囲気になって空気が和らいだように感じられる。
 ありがたい。
 最後に感謝を込めて彼と握手を交わしてから、俺達は周りの球団スタッフや相手選手達にもペコペコ頭を下げながら3塁側ベンチに戻った。
 続いて、大海原氏もまた観客席に手を振りながらマウンドを降りる。

『大海原遥さんに大きな拍手をお送り下さい! ありがとうございました!』

 場内アナウンスも仕切り直し、進行を再開する。

『ダイヤモンドダスツ先発投手! 白川有樹!』

 そして、ようやく札幌ダイヤモンドダスツの先発がマウンドに立った。
 終盤でグダッてしまったが、ここまでが開幕セレモニー。
 白川選手が投球練習を始め、後は通常の試合と同じ流れだ。
 開幕戦のスターティングオーダーは以下の通り。

【先攻】村山マダーレッドサフフラワーズ
1番 捕手  野村茜
2番 二塁手 倉本未来
3番 投手  野村秀治郎
4番 右翼手 瀬川昇二
5番 三塁手 崎山武蔵(ムサシ)
6番 一塁手 大法豊
7番 左翼手 志水義信
8番 遊撃手 大坂誠司
9番 中堅手 木村大成

【後攻】札幌ダイヤモンドダスツ
1番 右翼手 菅野陽大
2番 二塁手 青井修史
3番 中堅手 紐本義彦
4番 DH  蘭堂亜連
5番 左翼手 紺羽篤介
6番 一塁手 柏田康則
7番 三塁手 片谷秀男
8番 遊撃手 田代敏雄
9番 捕手  高藤慎二
投手 白川有樹

 試合開始前に一騒動起こしてしまったが、勝負は勝負。
 気持ちを切り替えて戦いに挑もう。

「プレイ!」

 まずは先攻。村山マダーレッドサフフラワーズの攻撃から。
 やらかしたあーちゃんが先頭打者として打席に入り……。

 ――カァン!

 そんなこんなで。
 1部リーグのプロ野球選手として初めてのシーズンか始まったのだった。
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