265 / 435
第3章 日本プロ野球1部リーグ編
閑話22 1週間プロ野球(交流戦直前拡大版)
しおりを挟む
さあ、今週もやって参りました『1週間プロ野球』のお時間です。
激闘続く日本プロ野球の1週間を余すところなく伝えていく本番組ですが、交流戦のスタートを明日に控えた本日は序盤戦を振り返る拡大版でお送りいたします。
司会はわたくし、羽澤朗一。
コメンテーターは毎度お馴染み、パーフェクトサブマリンこと綿原博介さん。
更に、ゲストコメンテーターとして次期日本代表監督とも噂されている落山秀充さんをお呼びしております。
本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まあ、噂は噂ですよ。
今は監督もコーチもしていませんからね。
しがない解説員です。
とは言え、最初から真っ当に村山マダーレッドサフフラワーズや野村選手を評価していたのは落山さんぐらいですからね。
何の遺恨もなく彼らを呼べるという点では、あり得る話では?
自分の動画配信チャンネルで、好き勝手言っていただけだよ。
それを言うなら、綿原君も素直に彼らの活躍を受けとめているじゃないか。
数字は嘘を吐かないですからね。
生で見ても、選手としてモノが違うことは一目で分かりましたし。
いや、そういうのをちゃんと受け入れられる素直さがね。
やっぱり必要なんだと思うよ? 俺は。
選手として監督として以前に、人間としてね。
(先輩選手である落山秀充に対し、綿原博介が同意するように頷く)
冒頭から含蓄のあるお言葉、ありがとございます。
今日この場においても素直な感想、率直な意見をいただければ幸いです。
では、早速ですが、今シーズン現時点の順位表から見ていきましょう。
シーズン序盤戦45試合の結果です。
(画面が切り替わり、順位表が順に表示されていく。
【公営セレスティアルリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 東京プレスギガンテス 45 30 14 1 ―
2 大阪トラストレオパルズ 45 24 21 0 6.5
3 東京ラクトアトミクス 45 22 22 1 1.5
4 神奈川ポーラースターズ 45 21 24 0 1.5
5 広島オリエンタルバハムーツ 45 19 25 1 1.5
6 愛知ゴールデンオルカーズ 45 17 27 1 2
【公営パーマネントリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 兵庫ブルーヴォルテックス 45 31 14 0 ―
2 宮城オーラムアステリオス 45 26 17 2 4
3 福岡アルジェントヴァルチャーズ 45 23 20 2 3
4 千葉オケアノスガルズ 45 22 21 2 1
4 北海道フレッシュウォリアーズ 45 22 21 2 0
6 埼玉セルヴァグレーツ 45 7 38 0 16
【私営イーストリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 村山マダーレッドサフフラワーズ 45 41 4 0 M97
2 静岡ミントアゼリアーズ 45 21 24 0 20
3 札幌ダイヤモンドダスツ 45 19 25 1 1.5
4 横浜ポートドルフィンズ 45 18 26 1 1
5 長野ハイドバックウィーツ 45 17 27 1 1
5 富山ブラックグラウス 45 17 27 1 1
【私営ウエストリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 岡山ローズフェザンツ 45 27 18 0 ―
2 奈良キーンディアーズ 45 24 20 1 2.5
3 堺ノーブルオーロックス 45 23 22 0 1.5
4 宮崎サンライトフェニックス 45 21 23 1 1.5
5 京都フォルクレガシーズ 45 20 25 0 1.5
6 熊本ヴァリアントラークス 45 19 26 0 1)
……色々とおかしなことになっている部分もありますが、とりあえず1つずつ消化していくことにしましょう。
ええと、まずはどこから行きます?
一先ずは最も平和な私営ウエストリーグから行きましょう。
まあ、平和と言っても昨年リーグ優勝を果たした京都フォルクレガシーズが現在5位と波乱の序盤戦となっていますが……。
綿原さん、京都フォルクレガシーズの状態は如何でしょうか。
やはり主力選手の怪我が大きく響いていますね。
そのせいで打線がうまく機能していません。
とは言え、残り117試合。
後半戦までには彼らも帰ってくる予定ですし、まだまだ分からないと思います。
落山さん。
逆に、岡山ローズフェザンツの好調の要因は如何でしょう。
補強選手が下馬評通り、うまく噛み合っているのが非常に大きいですね。
特にリリーフが盤石になったのが大きいです。
リードして終盤戦に持ち込むことができれば、まず負けませんからね。
この調子で行くことができれば、今年はリーグ優勝も夢ではないでしょう。
勿論、そうそう好調が続かないのも野球というものですが。
シーズン開始前の落山さんの順位予想では岡山ローズフェザンツが1位、そして京都フォルクレガシーズが2位でしたか。
ええ。
戦力のバランスという点では、この2球団が特に優れていましたので。
まあ、怪我人が出てしまうと予想も何もありませんが。
最近では遺伝子情報から怪我のしやすさも分かると聞き及んでいますが……。
うん。筋損傷と遺伝子に関わりがあることは報告されているみたいだね。
ただ、まあ。
さすがに傍から見ただけでは個人の遺伝子情報までは分からないし、それを探るのはある意味でプライバシーの侵害にもなりかねない。
たとえ分かっていたとしても、この選手は使い過ぎると怪我をしそうだから球団の順位予想は低くしておきますなんてのはちょっとね。
怪我はしない想定で考えざるを得ないよ。
そうですね。
ですが、遺伝子検査でそんなことが分かるとなると、海峰選手がよく言う怪我をするもしないも才能という話が否めなくなってきますね。
とは言え、怪我を絶対にしないって訳じゃないんだから、それで野球選手の道を閉ざすのは違う話だろうけどね。
どちらかと言うと、その上で怪我をしないようにリスク管理をしたり、怪我をした後のケアを手厚くしたりするとか、そういう方向で考えたいところだね。
これまで怪我をしてこなかった選手、それこそ海峰君だって限界を超えた負荷がかかれば怪我をしてしまうんだから。
ええ。
私もそう思います。
(ここで羽澤アナが話を本筋に戻し、私営ウエストリーグ45試合のダイジェスト映像を流しながら振り返りを行う)
さて。続いて、同じく私営のイーストリーグに移ります。
こちらは……既にマジックナンバーが点灯している球団がいるのですが。
リーグの直接対決は残り15試合で、2位とのゲーム差が20となっています。
2位以下の自力優勝消滅がマジックナンバー点灯の条件なので、まあ、当然と言えば当然のことではありますが……。
落山さん、こんなにも数字の大きいマジックナンバーは見たことがありますか?
これ、史上初の出来事でしょ? ある訳ないよ、そんなの。
……ああ、いや、でも。
息子がやってる野球ゲームでは見たかもしれないね。
正にゲーム染みた成績という訳ですね。
マジック97。
異常極まりない数字だけど、あれだけの選手がいれば不思議はないと思うよ。
村山マダーレッドサフフラワーズには特別な選手が何人もいますが、やはり野村秀治郎選手が目を引きますね。
45試合終わって15勝は異常としかありません。
公言していた50勝が現実味を帯びてきています。
打撃成績の方も、申告敬遠が増えて数字が伸びにくくなってはいますが、それでも既に30本塁打以上打っていますからね。
彼の個人成績については、もはやゲームすら超えていると言っても過言ではありませんが、1人の力でチームの41勝はなし得ません。
勿論、野村秀治郎選手の貢献は計り知れないものがありますが、野球は1人の力だけで勝ち続けられるようにはできていませんから。
それは他のリーグを見ても明らかです。
1人だけなら、四球攻めである程度影響力を減らすことはできますからね。
50勝したとしても更に40勝は積まないとリーグ優勝もできませんし。
ええ。現時点でも彼の15勝以外に26勝している訳ですから。
そして、これだけ勝利を積み重ねることができた根本的な要因は打線でしょう。
野村秀治郎選手へのフォアボールが増えて以降も平均して2桁得点を叩き出す。
そんな打線があれば、このような成績にもなろうというものです。
とは言え、そんな球団でも4回負けています。
まあ、そこは敗因がハッキリしていますからね。
ブルペンデーで大炎上。大量2桁失点。
打線の力で肉薄するも最後まで届かず、敗北。
投手力は村山マダーレッドサフフラワーズの弱点ですからね。
防御率0点台、15戦15完投勝利の野村秀治郎選手。
防御率2点台で尚且つ毎回の援護で負けなし7戦7勝の浜中美海選手。
この2人は別格なので、ともかくとして。
他の投手はローテーションピッチャーでも防御率が6点とか7点とかですから。
リリーフの中には10点超えているのに普通に起用されている選手もいますし。
リリーフの方がこんなにも防御率が高いのも、ちょっと意味が分かりませんね。
不思議としか言いようがない球団です。
どうしてこのような状況になっているのでしょうか、落山さん。
まあ、企業チームからプロ野球に昇格して、僅か1年で日本プロ野球1部リーグにまで成り上がった球団だからだろうね。
急激な成長の歪みと言うべきか、個々の選手の能力差が大き過ぎるんだ。
ただ、2部リーグでも同様の傾向は見られていたのに1部リーグで悪化している訳ではないことを考えると、能力の底上げはなされていると思うよ。
実際、去年よりも全体的に球速もK/BBもよくなっているしね。
変化球を増やしたピッチャーもいる。
この1年戦い抜けば、1部リーグにも十分通用するようになるんじゃないかな。
そうなったら、もう手がつけられませんね。
現時点でこれと考えると……。
まあ、当面の村山マダーレッドサフフラワーズについては、もう別次元の球団と認識しておいた方がいいでしょう。
他球団のファンは特に、気にしないでおいた方がいいと思います。
打線の方は如何でしょうか。
私としては1番の野村茜選手。4番の倉本未来選手。
この2人の女性選手の活躍を取り上げたいですね。
彼女達の存在が今現在の強力打線を形作っていると言っていいと思います。
特に4番の倉本未来選手は間もなく200安打というところに来てますからね。
長打の数が少ないといったことを指摘される方もいますが、90%以上が単打にもかかわらず長打率は0.8を超えてOPSは1.6以上と正に異常です。
OPSが3.0を超えている野村秀治郎選手のせいで陰に隠れてしまっていますが、彼女は女性選手ですからね。
女の子相手にこう言うのは何ですが、化物としか言いようがありません。
長打率は塁打÷打数なので、単打も計算に入りますからね。
倉本選手の活躍が続けば、IsoPあるいはISOとも表記される長打力の指標が取り上げられる機会も多くなるかもしれません。
ただ、まあ。単打がほとんどとは言っても8割打者ですからね。
長打力が低くても異次元ですし、OPS1.6も理解できます。
落山さんが三冠王を取った時のOPSでも1.244ですからね。
生物としてレベルの違う存在のようにも思えますよ。
だからこそ、同じ化物同士の対戦を早く見たいんだよね。
ある程度の指標になりそうなのは、今のところ公営パーマネントリーグの磐城選手と山崎選手の対戦成績ぐらいのものだし。
2試合8打席の対決で山崎選手の2安打1本塁打でしたか。
エース対主軸のバッターとして考えると、割と現実的な数値のように思います。
そうそう。だからね。
実力が拮抗した選手同士であれば、俺達の時代のような数字に戻るのか。
また更に別の形になっていくのか。
それが楽しみなんだよ。
しばらくは過去の記録が塗り替えられていくだけになりそうですけど……。
後々全体のレベルが上がったら、一過性のものってことになっちゃいますよ。
まあ、それはそれでいいでしょ。
アメリカ大リーグの方でも記録がぶっ壊れてる訳だし。
そもそも記録なんてものは破られるためにあるんだからね。
それに日本に限らず、プロ野球選手の究極の目標はWBWで勝利することだ。
突出した選手が出てくることは何も悪いことじゃない。
問題はその中身。時代に合わせて、ちゃんと質がよくなっていっているのか。
他の選手達も追従していくことができるのか。
それ以上でもそれ以下でもない。そうだろう?
……ですね。
やはり綿原君は素直だね。
(笑みを浮かべる落山秀充の言葉に、綿原博介はどう反応したらいいものやらと迷っているかのような曖昧な表情を浮かべる)
話は尽きませんが、拡大版と言っても尺があります。
続いて公営セレスティアルリーグに行きましょう。
このリーグは大松選手。
それに尽きますね。
7戦6勝。負けなし。
打者としても6割20本塁打超え。
東京プレスギガンテス大幅躍進の原動力ですね。
ただ、最近は四球攻めを食らっている姿が多く見られます。
それに伴って、球団の方も当初の勢いはなくなっています。
勿論、四球攻めとは言っても出塁はできている訳なので、その機会をものにできなかった方が悪いと言えば悪いのですが……。
これは公営パーマネントリーグの磐城選手や山崎選手にも同じことが言えます。
そこのところ、落山さんはどのようにお考えでしょうか。
世間では物議を醸しているようですが。
まあ、作戦としてはアリでしょう。
綿原君も言いましたが、無条件で出塁できている訳ですからね。
後の選手が打てばいいだけのことです。
それは村山マダーレッドサフフラワーズが証明しています。
まあ、あそこの真似をしろというのは酷な話ではありますが。
大リーグでは制限をかけていますが……。
日本も追従すべきなのでしょうか。
結局のところ、何のための試合、何のためのプロ野球かってことだと思います。
単なる興行、あるいは逆に、何をしてでも勝たなければならない大事な試合ということであれば四球攻めも立派な戦術でしょう。
出塁というリスクを負って選択している訳ですからね。
ただ、1部リーグのペナントレースも日本プロ野球界そのものも、結局のところはWBWで勝つための前哨戦のような場です。
そんなところで申告敬遠をすることがWBWで何の役に立つのか。
私は疑問を抱かざるを得ませんね。
つまり?
私は制限賛成派ということです。
アメリカ代表は全員が全員、野村秀治郎選手クラスの選手ですからね。
なら、相手全員を敬遠するのか。
そんなことはできるはずがありません。
結局は勝負せざるを得ない。
だったら国内の化物に勝負を挑み、少しでも自身の成長の糧にすべきでしょう。
磐城選手は山崎選手と勝負をしていますからね。
抑えられる可能性があると自覚していてのことだとは思いますが、それでも根本的な意識の高さも感じざるを得ません。
勝負を避けて後のバッターを抑えた方が、磐城選手にとっても楽だろうしね。
後々の大舞台での戦いにおける引き出しを多くするために、優れたバッターとの対戦機会を逃さないようにしているんだろう。
そんな現状最高峰の対戦を唯一交流戦以外でも見ることのできる公営パーマネントリーグですが、ちょっと心配な球団が1つありますね……。
埼玉セルヴァグレーツですね。
このままのペースで行くと……シーズン100敗は当然の通過点として、シーズン最多敗戦記録も更新してしまいそうです。
一体、何が原因なのでしょうか。
選手の顔触れはそう変わっていないはずですが。
直接的な原因は投手陣の不調ですね。
昨年度に比べ、明らかに球速もK/BBも下がっています。
打線も尽く不調です。
ただ、全員が全員そうというのは不思議な話です。
個々の問題と言うよりも何かしらチーム環境に問題がありそうな気がしますね。
あれ?
そう言えば、今回のWBWでも似たような状況にあったような……。
・
・
・
激闘続く日本プロ野球の1週間を余すところなく伝えていく本番組ですが、交流戦のスタートを明日に控えた本日は序盤戦を振り返る拡大版でお送りいたします。
司会はわたくし、羽澤朗一。
コメンテーターは毎度お馴染み、パーフェクトサブマリンこと綿原博介さん。
更に、ゲストコメンテーターとして次期日本代表監督とも噂されている落山秀充さんをお呼びしております。
本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まあ、噂は噂ですよ。
今は監督もコーチもしていませんからね。
しがない解説員です。
とは言え、最初から真っ当に村山マダーレッドサフフラワーズや野村選手を評価していたのは落山さんぐらいですからね。
何の遺恨もなく彼らを呼べるという点では、あり得る話では?
自分の動画配信チャンネルで、好き勝手言っていただけだよ。
それを言うなら、綿原君も素直に彼らの活躍を受けとめているじゃないか。
数字は嘘を吐かないですからね。
生で見ても、選手としてモノが違うことは一目で分かりましたし。
いや、そういうのをちゃんと受け入れられる素直さがね。
やっぱり必要なんだと思うよ? 俺は。
選手として監督として以前に、人間としてね。
(先輩選手である落山秀充に対し、綿原博介が同意するように頷く)
冒頭から含蓄のあるお言葉、ありがとございます。
今日この場においても素直な感想、率直な意見をいただければ幸いです。
では、早速ですが、今シーズン現時点の順位表から見ていきましょう。
シーズン序盤戦45試合の結果です。
(画面が切り替わり、順位表が順に表示されていく。
【公営セレスティアルリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 東京プレスギガンテス 45 30 14 1 ―
2 大阪トラストレオパルズ 45 24 21 0 6.5
3 東京ラクトアトミクス 45 22 22 1 1.5
4 神奈川ポーラースターズ 45 21 24 0 1.5
5 広島オリエンタルバハムーツ 45 19 25 1 1.5
6 愛知ゴールデンオルカーズ 45 17 27 1 2
【公営パーマネントリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 兵庫ブルーヴォルテックス 45 31 14 0 ―
2 宮城オーラムアステリオス 45 26 17 2 4
3 福岡アルジェントヴァルチャーズ 45 23 20 2 3
4 千葉オケアノスガルズ 45 22 21 2 1
4 北海道フレッシュウォリアーズ 45 22 21 2 0
6 埼玉セルヴァグレーツ 45 7 38 0 16
【私営イーストリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 村山マダーレッドサフフラワーズ 45 41 4 0 M97
2 静岡ミントアゼリアーズ 45 21 24 0 20
3 札幌ダイヤモンドダスツ 45 19 25 1 1.5
4 横浜ポートドルフィンズ 45 18 26 1 1
5 長野ハイドバックウィーツ 45 17 27 1 1
5 富山ブラックグラウス 45 17 27 1 1
【私営ウエストリーグ】
順位 チーム名 試合 勝利 敗戦 引分 ゲーム差
1 岡山ローズフェザンツ 45 27 18 0 ―
2 奈良キーンディアーズ 45 24 20 1 2.5
3 堺ノーブルオーロックス 45 23 22 0 1.5
4 宮崎サンライトフェニックス 45 21 23 1 1.5
5 京都フォルクレガシーズ 45 20 25 0 1.5
6 熊本ヴァリアントラークス 45 19 26 0 1)
……色々とおかしなことになっている部分もありますが、とりあえず1つずつ消化していくことにしましょう。
ええと、まずはどこから行きます?
一先ずは最も平和な私営ウエストリーグから行きましょう。
まあ、平和と言っても昨年リーグ優勝を果たした京都フォルクレガシーズが現在5位と波乱の序盤戦となっていますが……。
綿原さん、京都フォルクレガシーズの状態は如何でしょうか。
やはり主力選手の怪我が大きく響いていますね。
そのせいで打線がうまく機能していません。
とは言え、残り117試合。
後半戦までには彼らも帰ってくる予定ですし、まだまだ分からないと思います。
落山さん。
逆に、岡山ローズフェザンツの好調の要因は如何でしょう。
補強選手が下馬評通り、うまく噛み合っているのが非常に大きいですね。
特にリリーフが盤石になったのが大きいです。
リードして終盤戦に持ち込むことができれば、まず負けませんからね。
この調子で行くことができれば、今年はリーグ優勝も夢ではないでしょう。
勿論、そうそう好調が続かないのも野球というものですが。
シーズン開始前の落山さんの順位予想では岡山ローズフェザンツが1位、そして京都フォルクレガシーズが2位でしたか。
ええ。
戦力のバランスという点では、この2球団が特に優れていましたので。
まあ、怪我人が出てしまうと予想も何もありませんが。
最近では遺伝子情報から怪我のしやすさも分かると聞き及んでいますが……。
うん。筋損傷と遺伝子に関わりがあることは報告されているみたいだね。
ただ、まあ。
さすがに傍から見ただけでは個人の遺伝子情報までは分からないし、それを探るのはある意味でプライバシーの侵害にもなりかねない。
たとえ分かっていたとしても、この選手は使い過ぎると怪我をしそうだから球団の順位予想は低くしておきますなんてのはちょっとね。
怪我はしない想定で考えざるを得ないよ。
そうですね。
ですが、遺伝子検査でそんなことが分かるとなると、海峰選手がよく言う怪我をするもしないも才能という話が否めなくなってきますね。
とは言え、怪我を絶対にしないって訳じゃないんだから、それで野球選手の道を閉ざすのは違う話だろうけどね。
どちらかと言うと、その上で怪我をしないようにリスク管理をしたり、怪我をした後のケアを手厚くしたりするとか、そういう方向で考えたいところだね。
これまで怪我をしてこなかった選手、それこそ海峰君だって限界を超えた負荷がかかれば怪我をしてしまうんだから。
ええ。
私もそう思います。
(ここで羽澤アナが話を本筋に戻し、私営ウエストリーグ45試合のダイジェスト映像を流しながら振り返りを行う)
さて。続いて、同じく私営のイーストリーグに移ります。
こちらは……既にマジックナンバーが点灯している球団がいるのですが。
リーグの直接対決は残り15試合で、2位とのゲーム差が20となっています。
2位以下の自力優勝消滅がマジックナンバー点灯の条件なので、まあ、当然と言えば当然のことではありますが……。
落山さん、こんなにも数字の大きいマジックナンバーは見たことがありますか?
これ、史上初の出来事でしょ? ある訳ないよ、そんなの。
……ああ、いや、でも。
息子がやってる野球ゲームでは見たかもしれないね。
正にゲーム染みた成績という訳ですね。
マジック97。
異常極まりない数字だけど、あれだけの選手がいれば不思議はないと思うよ。
村山マダーレッドサフフラワーズには特別な選手が何人もいますが、やはり野村秀治郎選手が目を引きますね。
45試合終わって15勝は異常としかありません。
公言していた50勝が現実味を帯びてきています。
打撃成績の方も、申告敬遠が増えて数字が伸びにくくなってはいますが、それでも既に30本塁打以上打っていますからね。
彼の個人成績については、もはやゲームすら超えていると言っても過言ではありませんが、1人の力でチームの41勝はなし得ません。
勿論、野村秀治郎選手の貢献は計り知れないものがありますが、野球は1人の力だけで勝ち続けられるようにはできていませんから。
それは他のリーグを見ても明らかです。
1人だけなら、四球攻めである程度影響力を減らすことはできますからね。
50勝したとしても更に40勝は積まないとリーグ優勝もできませんし。
ええ。現時点でも彼の15勝以外に26勝している訳ですから。
そして、これだけ勝利を積み重ねることができた根本的な要因は打線でしょう。
野村秀治郎選手へのフォアボールが増えて以降も平均して2桁得点を叩き出す。
そんな打線があれば、このような成績にもなろうというものです。
とは言え、そんな球団でも4回負けています。
まあ、そこは敗因がハッキリしていますからね。
ブルペンデーで大炎上。大量2桁失点。
打線の力で肉薄するも最後まで届かず、敗北。
投手力は村山マダーレッドサフフラワーズの弱点ですからね。
防御率0点台、15戦15完投勝利の野村秀治郎選手。
防御率2点台で尚且つ毎回の援護で負けなし7戦7勝の浜中美海選手。
この2人は別格なので、ともかくとして。
他の投手はローテーションピッチャーでも防御率が6点とか7点とかですから。
リリーフの中には10点超えているのに普通に起用されている選手もいますし。
リリーフの方がこんなにも防御率が高いのも、ちょっと意味が分かりませんね。
不思議としか言いようがない球団です。
どうしてこのような状況になっているのでしょうか、落山さん。
まあ、企業チームからプロ野球に昇格して、僅か1年で日本プロ野球1部リーグにまで成り上がった球団だからだろうね。
急激な成長の歪みと言うべきか、個々の選手の能力差が大き過ぎるんだ。
ただ、2部リーグでも同様の傾向は見られていたのに1部リーグで悪化している訳ではないことを考えると、能力の底上げはなされていると思うよ。
実際、去年よりも全体的に球速もK/BBもよくなっているしね。
変化球を増やしたピッチャーもいる。
この1年戦い抜けば、1部リーグにも十分通用するようになるんじゃないかな。
そうなったら、もう手がつけられませんね。
現時点でこれと考えると……。
まあ、当面の村山マダーレッドサフフラワーズについては、もう別次元の球団と認識しておいた方がいいでしょう。
他球団のファンは特に、気にしないでおいた方がいいと思います。
打線の方は如何でしょうか。
私としては1番の野村茜選手。4番の倉本未来選手。
この2人の女性選手の活躍を取り上げたいですね。
彼女達の存在が今現在の強力打線を形作っていると言っていいと思います。
特に4番の倉本未来選手は間もなく200安打というところに来てますからね。
長打の数が少ないといったことを指摘される方もいますが、90%以上が単打にもかかわらず長打率は0.8を超えてOPSは1.6以上と正に異常です。
OPSが3.0を超えている野村秀治郎選手のせいで陰に隠れてしまっていますが、彼女は女性選手ですからね。
女の子相手にこう言うのは何ですが、化物としか言いようがありません。
長打率は塁打÷打数なので、単打も計算に入りますからね。
倉本選手の活躍が続けば、IsoPあるいはISOとも表記される長打力の指標が取り上げられる機会も多くなるかもしれません。
ただ、まあ。単打がほとんどとは言っても8割打者ですからね。
長打力が低くても異次元ですし、OPS1.6も理解できます。
落山さんが三冠王を取った時のOPSでも1.244ですからね。
生物としてレベルの違う存在のようにも思えますよ。
だからこそ、同じ化物同士の対戦を早く見たいんだよね。
ある程度の指標になりそうなのは、今のところ公営パーマネントリーグの磐城選手と山崎選手の対戦成績ぐらいのものだし。
2試合8打席の対決で山崎選手の2安打1本塁打でしたか。
エース対主軸のバッターとして考えると、割と現実的な数値のように思います。
そうそう。だからね。
実力が拮抗した選手同士であれば、俺達の時代のような数字に戻るのか。
また更に別の形になっていくのか。
それが楽しみなんだよ。
しばらくは過去の記録が塗り替えられていくだけになりそうですけど……。
後々全体のレベルが上がったら、一過性のものってことになっちゃいますよ。
まあ、それはそれでいいでしょ。
アメリカ大リーグの方でも記録がぶっ壊れてる訳だし。
そもそも記録なんてものは破られるためにあるんだからね。
それに日本に限らず、プロ野球選手の究極の目標はWBWで勝利することだ。
突出した選手が出てくることは何も悪いことじゃない。
問題はその中身。時代に合わせて、ちゃんと質がよくなっていっているのか。
他の選手達も追従していくことができるのか。
それ以上でもそれ以下でもない。そうだろう?
……ですね。
やはり綿原君は素直だね。
(笑みを浮かべる落山秀充の言葉に、綿原博介はどう反応したらいいものやらと迷っているかのような曖昧な表情を浮かべる)
話は尽きませんが、拡大版と言っても尺があります。
続いて公営セレスティアルリーグに行きましょう。
このリーグは大松選手。
それに尽きますね。
7戦6勝。負けなし。
打者としても6割20本塁打超え。
東京プレスギガンテス大幅躍進の原動力ですね。
ただ、最近は四球攻めを食らっている姿が多く見られます。
それに伴って、球団の方も当初の勢いはなくなっています。
勿論、四球攻めとは言っても出塁はできている訳なので、その機会をものにできなかった方が悪いと言えば悪いのですが……。
これは公営パーマネントリーグの磐城選手や山崎選手にも同じことが言えます。
そこのところ、落山さんはどのようにお考えでしょうか。
世間では物議を醸しているようですが。
まあ、作戦としてはアリでしょう。
綿原君も言いましたが、無条件で出塁できている訳ですからね。
後の選手が打てばいいだけのことです。
それは村山マダーレッドサフフラワーズが証明しています。
まあ、あそこの真似をしろというのは酷な話ではありますが。
大リーグでは制限をかけていますが……。
日本も追従すべきなのでしょうか。
結局のところ、何のための試合、何のためのプロ野球かってことだと思います。
単なる興行、あるいは逆に、何をしてでも勝たなければならない大事な試合ということであれば四球攻めも立派な戦術でしょう。
出塁というリスクを負って選択している訳ですからね。
ただ、1部リーグのペナントレースも日本プロ野球界そのものも、結局のところはWBWで勝つための前哨戦のような場です。
そんなところで申告敬遠をすることがWBWで何の役に立つのか。
私は疑問を抱かざるを得ませんね。
つまり?
私は制限賛成派ということです。
アメリカ代表は全員が全員、野村秀治郎選手クラスの選手ですからね。
なら、相手全員を敬遠するのか。
そんなことはできるはずがありません。
結局は勝負せざるを得ない。
だったら国内の化物に勝負を挑み、少しでも自身の成長の糧にすべきでしょう。
磐城選手は山崎選手と勝負をしていますからね。
抑えられる可能性があると自覚していてのことだとは思いますが、それでも根本的な意識の高さも感じざるを得ません。
勝負を避けて後のバッターを抑えた方が、磐城選手にとっても楽だろうしね。
後々の大舞台での戦いにおける引き出しを多くするために、優れたバッターとの対戦機会を逃さないようにしているんだろう。
そんな現状最高峰の対戦を唯一交流戦以外でも見ることのできる公営パーマネントリーグですが、ちょっと心配な球団が1つありますね……。
埼玉セルヴァグレーツですね。
このままのペースで行くと……シーズン100敗は当然の通過点として、シーズン最多敗戦記録も更新してしまいそうです。
一体、何が原因なのでしょうか。
選手の顔触れはそう変わっていないはずですが。
直接的な原因は投手陣の不調ですね。
昨年度に比べ、明らかに球速もK/BBも下がっています。
打線も尽く不調です。
ただ、全員が全員そうというのは不思議な話です。
個々の問題と言うよりも何かしらチーム環境に問題がありそうな気がしますね。
あれ?
そう言えば、今回のWBWでも似たような状況にあったような……。
・
・
・
10
あなたにおすすめの小説
異世界での異生活 ~騎士団長の憂鬱~
なにがし
ファンタジー
成人年齢15歳、結婚適齢期40~60歳、平均寿命200歳の異世界。その世界での小さな国の小さな街の話。
40歳で父の跡を継いで騎士団長に就任した女性、マチルダ・ダ・クロムウェル。若くして団長になった彼女に、部下達はその実力を疑っていた。彼女は団長としての任務をこなそうと、頑張るがなかなか思うようにいかず、憂鬱な日々を送る羽目に。
そんな彼女の憂鬱な日々のお話です。
追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜
音無響一
ファンタジー
わーい、異世界来ちゃった!
スキルスキル〜何かな何かな〜
ネットスーパー……?
これチートでしょ!?
当たりだよね!?
なになに……
注文できるのは、食材と調味料だけ?
完成品は?
カップ麺は?
え、私料理できないんだけど。
──詰みじゃん。
と思ったら、追放された料理人に拾われました。
素材しか買えない転移JK
追放された料理人
完成品ゼロ
便利アイテムなし
あるのは、調味料。
焼くだけなのに泣く。
塩で革命。
ソースで敗北。
そしてなぜかペンギンもいる。
今日も異世界で、
調味料無双しちゃいます!
勇者召喚の余り物ですが、メイド型アンドロイド軍団で冒険者始めます
水江タカシ
ファンタジー
28歳独身、一般事務の会社員である俺は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へと転移した。
勇者、聖女、剣聖――
華やかな肩書きを持つ者たちがもてはやされる中、俺に与えられたのは聞いたこともないスキルだった。
【戦術構築サポートAI】
【アンドロイド工廠】
【兵器保管庫】
【兵站生成モジュール】
【拠点構築システム】
【個体強化カスタマイズ】
王は落胆し、貴族は嘲笑い、俺は“役立たず”として王都から追放される。
だが――
この世界には存在しないはずの“機械兵器”を、俺は召喚できた。
最初に召喚したのは、クールな軍人タイプのメイド型戦闘アンドロイド。
識別番号で呼ばれる彼女に、俺は名前を与えた。
「今日からお前はレイナだ」
これは、勇者ではない男が、
メイド型アンドロイド軍団と共に冒険者として成り上がっていく物語。
屋敷を手に入れ、土地を拠点化し、戦力を増強しながら、
趣味全開で異世界を生きていく。
魔王とはいずれ戦うことになるだろう。
だが今は――
まずは冒険者登録からだ。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
木を叩いただけでレベルアップ⁉︎生まれついての豪運さんの豪快無敵な冒険譚!
神崎あら
ファンタジー
運動も勉強も特に秀でていないがめっちゃ運が良い、ただそれだけのオルクスは15歳になり冒険者としてクエストに挑む。
そこで彼は予想だにしない出来事に遭遇する。
これは初期ステータスを運だけに全振りしたオルクスの豪運冒険譚である。
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる