Ink×Pineapple ~南国では、果糖の摂りすぎにご注意を!~

理屈だよ子

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第2話 茘枝

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テーブルには南国を思わせる木の温もりをほんのり感じる器が並び、店内は柔らかな明かりに包まれていた。

Inkはグラスを傾ける。指先がグラスの縁に触れるたび、軽く弄ばれている感覚が身体に走る

「……東京の夜は、少し刺激が強いですね」

Rioがつぶやくように言う。
自分の声が思ったよりも甘く、吐息混じりなことに首もとが熱くなる。Inkは揺れる液面から目をそらすと、微かな笑みをこぼした。

料理を箸でつまむたび、手が震える

軽い視線、わずかに傾く首筋、唇の端に浮かぶ笑み……

そのすべてに魅了され、Rioの理性を静かに揺らす。

「……お酒、進みますね」

Rioが甘く囁き、唇を少し震わせる。
その声の妖しさに、Inkが応えた。

「ええ、あなたと話しているとつい飲んでしまう」



Inkは視線を止め、Rioに向けた

熱く、鋭い視線がこちらを刺す

思わず見てしまった

真っ直ぐに熱く見つめるその目を









ーーホテルの一室ーー

InkとRioは食事を済ませると、飲み直すことにした

先程からRioの口数が減っている

「ワインはいかがですか?ボルドーの97年ものです」

Inkが声をかけると

Rioがゆらりとこちらへ距離を詰めているのを視界に捉える

次の瞬間、

唇に触れる柔らかく熱い欲。


「んっ……」と、小さな息がもれる。Inkは少し目を見張ったが、すぐさま彼の後頭部に手を当て引き寄せる。

ぐいっと押し付けられた唇は絡み合い、湿った熱がじわじわと口内に広がる。Inkの舌先がそっと触れ、

Rioの口内に滑り込む。ぬちっ、とした感触が刺激となり、理性の端を揺さぶる。

Rioは息を吐きながら、唇を押し返し、互いの体を微かに押し当てると、同時に二人の心拍が重なる。

「んっ……くっ……」
呼吸が絡み、互いの熱が胸元や手のひらに伝わる……すべてが甘く、官能が押し寄せた


Inkは堪らずRioの腰をぐっと引き寄せ、さらに深く割り込む。
舌が絡み合い、濡れた感触が体の奥まで伝わるたび、胸の奥から熱が漏れだす。

Rioも体を預けながら、その熱に身を委ねた。

唇と舌、体温と吐息が溶け合い、ねっとりと濃密な時間が二人を包む。

体が小刻みに震えるたび、Inkはさらに体を押し付け、唇を貪るように絡める。
Rioが甘い声を漏らし、唇を吸われる快感に体を揺らす。

二人の体がぴたりと密着し、呼吸も熱もねっとりと絡み合う。

夜の空気が湿り、吐息と体温が溶け合う

湿度のある二人の世界は濃く、鮮明になっていくのである。




互いの舌が絡み合いながらInkはシワのないスーツを脱ぎ、Rioは柔らかな髪をかきあたた

二人重なるようにベッドに倒れ込むとRioがInkの下着に手をかけながらささやいた

「やっと鎧を脱いでくれましたね」

そう言うと同時に下着を下げる

現れたのは豊潤な"それ"

恍惚の表情を浮かべるRioにInkは問う。

「お好きですか?」

Rioは応えるかのようにそこに口をつける

ぴちゃ…くちゅ、ちゅ…

「…っ…ぁあ…Rio」

べろ…っと
RioはInkのそこを一通り舐め上げると

そのままねっとりとInkの股の付け根まで舌でたどりInkの欲情を掻き立てる

Inkはたまらず起き上がるとRioの上に覆い被さった

形勢逆転

Inkの目は完全に獲物を見るそれであった。

Inkは自国から持ち込んだ、ボトルを取り出す

その中の液体をゆっくりと、垂らした
音もなく落ちたはずなのに、その瞬間、空気が変わる。

甘い。

ひんやりとした湿度を含んだ、どこか花に近い香り。

ライチだ、と遅れて気づく。

皮を割ったときの、あの一瞬の匂い。
透明で、瑞々しくて、喉の奥に残る甘さ。

垂れた雫が広がるにつれて、香りもまた、静かに拡散していく。
目に見えないはずなのに、確かにそこにあると分かる存在感。

空気が、肌が、思考が。
すべてが、少しだけ緩んでいく。

静かに、深く、意識を侵していった。

潤滑剤を秘部へと塗り込み、続けて指を埋め込む

ぬちゅぬちゅと音を立てながらすすむそれがこりっとしたものを捉えた

そこをごりごりと指を動かし押すと、

「っあ!…ああっ!っはあ…っ」

とRioが喘ぐ

「見つけた」

一言だけ。
そう言うとInkは指を二本じゅくっっと侵入させそのまま上下に動かす。こりっこりっと刺激を受ける間Rioは唇を噛み締めていた

そのようすを少し上から眺めるInkはそのまま続けてこりこり、こりこりっとあそび続ける

「ぁあっぁあ…ぁあっ」と押すたびに反応する

Rioの声にInk自身も反応する

「もういいだろ?」

「んっ…まだ」

Rioは呻くことしかできない

Inkのいきり立った肉棒がRioの秘部にあてがわれる

次の瞬間、一気に貫かれた


「ぅあ!…っぁあ!」

Rioが堪らず声をあげる、そこへ
ぐんっと熱をもって立て続けに押し進んでくる質量に

Rioは口を開け視線は天井の明かりを一点に見つめ受け止めていた

「はぁ…はぁ…ぁあ」

ズンっズンっと容赦なく奥を侵す物体に
堪えるようにRioはシーツを掴む

Inkは夢中でRioの中を堪能していた
奥をめがけて腰を打ち付けるInk

「んぁっぁあっ!」

じゅくじゅくになるまでかき回した後

びくびくっと震えるRio

それと同時に締まるそこに

Inkも「くっ……」とうめく

どちらからともなく口づけを交わす二人の口内。欲情の味が広がる。

二人を包む茘枝ライチの香りとともにーー。



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