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おはよう
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「今日も、念のため休みだって」
静が不満そうにそう告げた。まあ、ここに元がいないんだから、休みなんだろう。
「でも、今日は元気そう」
「まーな?熱も下がったし、明日には行けるんじゃないかって茜ちゃんが言ってたから。元も起きていたし」
朝から、元の家に行ったらしい。思わず笑う。
「何だよお前?」
「元気そうって言ったのは、静のこと。昨日と違って、今日は復活って感じがするなって思って」
言われた静は、照れたように口を尖らす。
「うるせーな!それより、おっさんは?昨日行ったんだろ?」
静の言葉に、昨日のオツさんとのやり取りを思い出す。
「何と言うか、まだ未知数」
魔法らしきものは使っていないことを言うと、静は納得がいかないようだった。
「だって、動いてんじゃん。あのおっさん」
「うん、でも、そういう分かりやすいような、不思議なことってしなさそう」
何となくだけど、そんなに簡単に見せてくれない気がした。カンだけど…。
「それよかお前」
「ん?」
「ウチ、思い出したけど、いつか基と話した時、何を考えてたんだよお前?」
「いつかっていつ?」
「…火曜」
静の言葉に、教室でのやり取りを思い出す。繰り返して記憶した会話。
「あのさ…、あの時、教室で基は『何も知らない』って言ったんだ」
「で?」
静は首を傾げる。
意味が伝わっていないことに、一息つく。
分かりやすいように、考えながら口を開く。
「普通さ、自分が何を聞かれるかまず確かめない?聞かれた内容が、分かってから『知らない』って言うと思うんだけど」
慎重に告げる言葉に、静もしばらく黙る。
「つーことは、アイツは何か隠しているってことか?」
「じゃないか、…と」
聞きたいことがある…「何を?」
が普通の流れだ。だけど、基は違った。
聞きたいことがある…「知らない」
あまりに不思議だったから、気になった。
「分からない」、じゃなくて「知らない」ってことは、何かは知っているってこと。
それは多分、基にとって聞かれたくないこととイコールだ。
静と話した後で、教室に向かった。元がいないと、やっぱり違和感がある。
教室に行くと、基が自分たちに気付き、そわそわとこっちに来た。昨日のことを気にしているんだろうか?
「あのね、中くん」
「うん?おはよ基」
「おはよう、この間、聞きたいことって、言ってたよね?」
さっき、静としていたことだったので、リアクションに困った。
「自分で言ったんだろ?」
静に突っ込まれて、「あー」と言葉を濁す。
「何を聞きたかったのか、気になって」
基は回りを気にしながら、小さい声で告げる。
教室の中はガランといしていて、誰かに聞かれる心配がない。それでも、自分の声が大きくならないように、基は口に手を添えていた。昨日のように。自分もつられて、小さな声を出す。
「あの、さ」
「うん」
「学童って、どんなところ?」
「え?」
「え?基って、学童に行ってるじゃん」
「う、うん」
「だから、学童ってどんなところか、聞きたいな、って」
基がポカンとした顔をする。
「あれ?やっぱり、聞かれたくなかった?」
「う、ううん。違うんだ、そっか。そうだったのか、なら…」
「基?」
「ううん、大丈夫」
基の様子がおかしい。それは静も感じたのだろう。
静が不満そうにそう告げた。まあ、ここに元がいないんだから、休みなんだろう。
「でも、今日は元気そう」
「まーな?熱も下がったし、明日には行けるんじゃないかって茜ちゃんが言ってたから。元も起きていたし」
朝から、元の家に行ったらしい。思わず笑う。
「何だよお前?」
「元気そうって言ったのは、静のこと。昨日と違って、今日は復活って感じがするなって思って」
言われた静は、照れたように口を尖らす。
「うるせーな!それより、おっさんは?昨日行ったんだろ?」
静の言葉に、昨日のオツさんとのやり取りを思い出す。
「何と言うか、まだ未知数」
魔法らしきものは使っていないことを言うと、静は納得がいかないようだった。
「だって、動いてんじゃん。あのおっさん」
「うん、でも、そういう分かりやすいような、不思議なことってしなさそう」
何となくだけど、そんなに簡単に見せてくれない気がした。カンだけど…。
「それよかお前」
「ん?」
「ウチ、思い出したけど、いつか基と話した時、何を考えてたんだよお前?」
「いつかっていつ?」
「…火曜」
静の言葉に、教室でのやり取りを思い出す。繰り返して記憶した会話。
「あのさ…、あの時、教室で基は『何も知らない』って言ったんだ」
「で?」
静は首を傾げる。
意味が伝わっていないことに、一息つく。
分かりやすいように、考えながら口を開く。
「普通さ、自分が何を聞かれるかまず確かめない?聞かれた内容が、分かってから『知らない』って言うと思うんだけど」
慎重に告げる言葉に、静もしばらく黙る。
「つーことは、アイツは何か隠しているってことか?」
「じゃないか、…と」
聞きたいことがある…「何を?」
が普通の流れだ。だけど、基は違った。
聞きたいことがある…「知らない」
あまりに不思議だったから、気になった。
「分からない」、じゃなくて「知らない」ってことは、何かは知っているってこと。
それは多分、基にとって聞かれたくないこととイコールだ。
静と話した後で、教室に向かった。元がいないと、やっぱり違和感がある。
教室に行くと、基が自分たちに気付き、そわそわとこっちに来た。昨日のことを気にしているんだろうか?
「あのね、中くん」
「うん?おはよ基」
「おはよう、この間、聞きたいことって、言ってたよね?」
さっき、静としていたことだったので、リアクションに困った。
「自分で言ったんだろ?」
静に突っ込まれて、「あー」と言葉を濁す。
「何を聞きたかったのか、気になって」
基は回りを気にしながら、小さい声で告げる。
教室の中はガランといしていて、誰かに聞かれる心配がない。それでも、自分の声が大きくならないように、基は口に手を添えていた。昨日のように。自分もつられて、小さな声を出す。
「あの、さ」
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「え?」
「え?基って、学童に行ってるじゃん」
「う、うん」
「だから、学童ってどんなところか、聞きたいな、って」
基がポカンとした顔をする。
「あれ?やっぱり、聞かれたくなかった?」
「う、ううん。違うんだ、そっか。そうだったのか、なら…」
「基?」
「ううん、大丈夫」
基の様子がおかしい。それは静も感じたのだろう。
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