【R18】年下ワンコくんによる調教記録

サラダ菜

文字の大きさ
12 / 49
ペットには躾が必要です

②※

***

「…おじゃまします」

「いらっしゃい環さん。上がってください」

一週間の勤務が終わり、俺は環さんを自分の家に呼び出した。
一緒に会社を出てはまずいので、自分が先に帰社して環さんには少しずれて会社を出るように指示した。

環さんは眉間に皺を寄せながら靴を脱いで、俺に促されるままリビングへと入ってきた。
会社では鬼上司として恐れられているこの人を今から好きにできると思うと興奮が収まらない。

「この一週間どうでした?」

「…別に、どうもしてない」

俺はゆったりとソファに座って、リビングの真ん中でどうすればいいかわからず佇んでいる環さんに話しかける。
環さんは俺のペットになってからも、会社での態度は驚くほど変わらなかった。
仕事に支障が出るかとも思ったけどそれも全くの杞憂だった。
どちらかというと環さんの周りの方が挙動不審で仕事が進んでなかったくらいだ。

「俺のこと意識してました?」

「…」

環さんは相変わらず眉間に皺を寄せたまま黙りこくっている。
このままだとこの人、一日中リビングに突っ立っていそうな気がする。

「環さん、こちらに来て俺の前に座ってください。後ろを向いて」

やっぱり嫌そうな顔をしながら緩慢な動きで俺に近づいてくる環さん。
嫌いな相手に背中を向けるのは嫌なのか、首を少しこちら側に向けて俺の動向を探ろうと必死だ。

「大丈夫ですよ、ネックレスを取るだけです」

「っ」

首元に指が当たってくすぐったいのか小さく息が漏れる。
首が弱いのか。覚えておこう。

「今は二人きりですからこちらをつけましょう」

事前に購入しておいたSMプレイ用の首輪をつけて環さんを立たせてやる。
上下黒のパンツスーツに不釣り合いな真っ赤な首輪は、整った顔立ちの環さんにとても似合っている。

「めちゃくちゃ似合ってますよ」

「…嬉しくない」

そりゃそうだ。
それにしても一週間前はあんなに素直な態度を見せてくれたのに、いつの間にか生意気な態度に戻ってるのは少しいただけないな。

「いつまでご主人様の前で服を着てるつもりですか?」

そう言われると、先程まで渋い顔をしていたのが一気に焦ったような表情になる。
俺がニコニコしながら様子をうかがっていると、観念したのかジャケットを脱いで、地面にそれを落とした。
ブラウスは割とスムーズに脱いだが、それからはもじもじとして中々脱ごうとしない。
いくら一週間前に痴態を晒しているとはいえ、自らストリップの真似事をするなんて相当恥ずかしいんだろう。
まあ、俺にはそんなこと関係ないけど。

「早くしないと手が滑っちゃいますよ」

「っ!」

スマホの画面を見せてやると、環さんは顔を青くしてキャミソールを脱ぎだした。
ネイビーの花柄のブラジャーが露わになる。
今日呼び出されることは分かっていたはずだから、悩んだ末にこのブラジャーを選んだのだと思うと可愛らしい。
すでに瞳を濡らし始めているのも高評価だ。

黒のパンツも脱ぎ、環さんが身に着けているものは上下ネイビーの下着と首輪だけになった。

「環さん、今日俺に見せるってわかっててその下着を着用したんですよね。なんでその下着にしたんですか?」

「…から」

「聞こえませんよ」

「…前、黒だった、から。黒以外に…した」

俺は思わず目を見開いて驚いてしまった。
おしゃれのことなんて全く無頓着だと思っていたけど、一応彼女なりに考えてたんだ。
しかも適当に選んだわけじゃなくて、俺の目をを意識して選んだのか。

まさかの可愛らしい一面に毒気を抜かれてしまった…なんてことはない。
環さんには悪いけど、俺は女性を虐めることで快感を得るタイプなんだよね。
感想 8

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end** ◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です! https://estar.jp/novels/26513389

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった

くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。 血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。 夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。 「……涼介くん」 薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。 逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。 夜、来て。 その一言が——涼介の、全部を壊した。 甘くて、苦しくて、止まれない。 これは、ある夏の、秘密の話。

独占欲全開の肉食ドクターに溺愛されて極甘懐妊しました

せいとも
恋愛
旧題:ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~ 救急救命士として働く雫石月は、勤務明けに乗っていたバスで事故に遭う。 どうやら、バスの運転手が体調不良になったようだ。 乗客にAEDを探してきてもらうように頼み、救助活動をしているとボサボサ頭のマスク姿の男がAEDを持ってバスに乗り込んできた。 受け取ろうとすると邪魔だと言われる。 そして、月のことを『チビ団子』と呼んだのだ。 医療従事者と思われるボサボサマスク男は運転手の処置をして、月が文句を言う間もなく、救急車に同乗して去ってしまった。 最悪の出会いをし、二度と会いたくない相手の正体は⁇ 作品はフィクションです。 本来の仕事内容とは異なる描写があると思います。