【BL】田中くんは私の性癖です【完結】

サラダ菜

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水遁の術

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コフーコフー

せせらぎというには少し耳障りな音。
体にまとわりつく違和感。
鼻で息ができないという不便さ。

しかし!!!!
私は一向に構わないッ!!!!!!

「今日コンビニ寄る?」

「いいよ、お前いつもの?」

「うん」

ア”尊いッ…!!!!!!!!!!

田中くんと真瀬の会話は抗うつ剤と言っても差し支えない…いずれ全てのガンに効く…!!!

コフーガフッガフッ

あぶな。興奮しすぎて溺れるところだった。
田中くんを追いし者であれば誰でも使える水遁の術を使っているため、今は可動域が狭いのだ。
彼らの部活帰りを見届けるためにあらゆる場所を試したが、最終的に近所の川が一番会話盗聴に最適だと判断した。

何?盗聴器でもつければいいって?
馬鹿野郎!!!!!!
こちとら犯罪にだけは手を出さねえって決めてんだ!!!!
こちらが汚れてしまえばクリーンな気持ちで田中くんを見つめることができなくなってしまうから…ネ…

それにしても、今日はコンビニの日なのね。
二人が愛を深めるためにも、私は二人がコンビニに行くことを推奨している。
行かなかった日は普通に落ち込む。

コンビニで買い物…
男二人…
何も起きないはずがなく…


――――――――――
――――――――
――――――
――――


「カフェオレ取っとくから」

「うん、ありがとう」

真瀬はカフェオレを棚から取ってカゴに入れる。
ついでにコーヒーも。
それを見て僕は少し羨ましく感じる。
真瀬はブラックが飲めるから大人だなあって。

「田中もこっちにする?」

「い、いい!」

コーヒーを手に取って真瀬は意地悪く笑う。
僕がブラック飲めないのを知ってて、真瀬はたまにこうやって意地悪をしてくる。

「あ、あとあれもいるだろ?」

「?」

「お前の家で絶対使うやつ」

耳元で囁かれて顔が真っ赤になる。
確かに使うけど、でもレジに持っていくのは未だに慣れないよ…


――――――――――
――――――――
――――――
――――


「ダウッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」

ボコボコボコボコ…

「ブハア!!!!!!!!!!!!!」

あぶね。溺死するところだった。
コンドーム買うとき顔真っ赤にする田中くんは解釈一致。
異論は認めない。



毎回帰宅すると異常な制服の汚れ方を見て母がいじめじゃないかと心配してくる。
お母さん…娘は立派に育っていますよ…
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