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「勝った!ストレートフラッシュ!!」
「雑魚が!!こちとらロイヤルストレートフラッシュじゃ!!」
「うぁあああああ!!!俺の五千円んんん!!!」
大学の食堂内でダチが死闘を繰り広げてる中、おれはゴミみたいな手札を山札に放り投げて机に突っ伏した。ダメだ、今日はとことんついてねえ。マジで一回も勝てない。
「もっかいやらせろ!」
「は?お前金あんの?」
「余裕。俺、親に土下座すんのだけは得意だから」
「おっまえマジ最悪だな」
大負けした山田は「絶対次は勝てる。今日はなんか行ける気がする」とか言いながらトランプをきってる。お前そんなんだからおれたちのカモにされんだよとか思いつつも、貴重なカモがいなくなるのは困るからだれも止めない。
「てかこないだの健康診断マジウケたよな」
「ぶははは!!あれマジでおもろすぎた!」
「笑い事じゃねーしな」
田中が「健康診断」って言葉を発した瞬間、山田のうるせー笑い声が食堂中に響いた。田中のやつ、自分のこと棚に上げておれのことネタにしてきてっけど、お前も相当だからな。お前、春休みにクラブで引っかけた女持ち帰って性病にかかってただろ。お前の方がヤバいからな、フツーに。
ま、そんな感じで、おれたちFラン大学生の好物は他人の不幸だ。だから、おれが大学の健康診断で一人だけ引っかかったことは今でもいじられる。
「診断の結果出たん?」
「どうせ性病だろ」
「いや、不治の病的なやつじゃね」
「まあそんな感じだったわ」
「ウケる。余命は?」
「一年だって」
「ぶは、短すぎだろ」
いや、笑い事じゃねーから。ガチだから。とか思いながらも、おれはなんとか一勝を掴むために手元の手札に視線を落とした。てかおれ、明日病院に行く日じゃね?うわ、最悪。手札も最悪だし。
「てかさ、ガチ余命一年だったらどうするよ」
「大学辞めて毎日クラブしかねえだろ」
「余命の前に性病で死ぬな、お前」
「だっははは!!死因が性病とか最悪すぎ」
「あ、『余命一年の俺が毎日動画投稿してみた』とか」
「再生数稼げるやつな」
山札から数枚のトランプを引いて、ため息。やっぱり今日はツイてない日らしい。
つーかコイツらおれの話信じてねえだろ。
「なあ、さっきのガチなんだけど」
「なにお前、病弱キャラ目指してくわけ?」
「だからガチだってば」
「くは、その冗談不謹慎すぎだろ」
「冗談じゃねーし」
急にだれも喋らんくなったから手札から視線を上げたら、山田も田中も森も無言でおれのことめっちゃ見てる。
え、何事?
「え、なに、怖いんだけど」
「いや……、お前ってそういう冗談言うキャラだっけ、と思って」
森の一言に山田と田中もうんと頷く。山田の手元はもう丸見えで、その手札はやっぱりおれ以下のゴミカードしか揃ってなかった。
「ま、余命一か月じゃなかっただけマシじゃね」
もうだれもポーカーを続ける気なんてなさそうだったから、おれは手札を机に投げ捨ててそう言い放った。このままだったら確実に負けてたからありがたい。
てか、いつもギャーギャーうるさいおれらが静かにしてる状況が珍しいからか、周りの視線がすごい。しかも三人がひたすらおれのこと見てくるから、コイツがなにかやらかしたのか?的な視線が周りからちくちく。
「冗談きついって」
笑ってるんだか引きつってるんだかみたいな顔の田中が一言。たしかに、いきなりダチから余命一年でなんだあとか言われても信じられんか。喋っててもラチが明かないから、カバンの中を漁って、出しそびれたレポートと一緒に挟まってた診断書を机に置いた。そしたら三人ともすごい勢いでそれに食いついて、必死で読んでた。ちなみにおれは三分読んでも全然理解できなかったから早々に諦めた。いやむずいんだって、診断書読むの。
心臓がやばいですよってのを限界まで小難しくした病名を、森がスマホに入力。メンヘラ女とのメッセージで鍛えた腕のおかげで、森の指さばきは凄まじいものがある。スマホ入力世界大会とか出場したら優勝するんじゃね?知らんけど。
「っ」
おれの言ってることが正しいって気付いたらしい森の顔色がどんどん青くなってく。田中と山田が慌てて画面を覗きこんで、そんで森と同じような反応してた。
「てかさー髪染めたいんよね」
不意に毛先が視界に入ってきて、思ってる以上に色が落ちてることに気付いて焦るおれ。これもうほぼ金髪じゃん。最後に染めたの二か月前くらいか?そろそろ染め直さんとヤバい。とりあえず根本がプリン状態だから、そこブリーチかけ直して、んで色入れたい。前はピンクだったけどうっすい色はすぐ落ちるからな。グレーとかチャレンジしてみたいけど、おれ派手な色の方が似合うんだよな。うーん、悩む。
「なあなあ何色がいいと思う?」
類はダチを呼ぶってやつで、コイツらも全員派手髪だ。だからおれ一人で悩むよりも、コイツらから客観的に見てもらった方が手っ取り早い。ちなみに森は青、山田は赤、田中はオレンジ。
にしても三人とも喋らなさすぎじゃね?もう余命の話いいから、それより髪の毛の話したいんだけど。
「なあって「お前さ」
リーダー気質で、おれらん中じゃ割と大人びてる感じの森がおれの言葉を遮る。さらに森の手からスマホが抜け落ちて床に落ちた。画面大丈夫か?
「ふざけんなよ」
田中は落ちた森のスマホをじっと見たまま石みたいに固まってるし、山田は口を開けて穴が開くらいおれを見てる。え、おれなんで怒られてんの?って呆然としてたら、森がいきなりガタガタッって立ち上がって、おれ、田中、山田はもれなく全員肩をびくって揺らした。
傍から見て200%喧嘩してるっぽいシチュエーションに、周りの奴らは息をひそめておれらの様子をうかがってる。
「いっつもテキトーなことばっか言いやがって、どうせこれもタチの悪い嘘なんだろ!?」
「も、森、やめろって……」
「っせえ!触んな!」
山田が頑張って森を制止しようとしてたけど思いっきり叩かれてた。かわいそう。
森は今までに見たことない剣幕で怒鳴り散らしてくるから、おれは内心首をかしげまくってた。余命一年って暴露しただけなのに、ダチに怒られてんだけどなんで?てか噓じゃねーし。
「噓に決まってんだろ、こんなの!!普通ならこんな、こんな軽いノリで言うもんじゃねえだろ!!」
肩を上下させながらあーだのこーだの散々キレてた森の勢いがどんどん無くなってく。片手で目元を抑えながら、震える声で話を続ける。
「……これ、いつ診断されたんだよ……、なんで、俺らに、言わなかったんだよ……っ」
最後にはスイッチが切れたみたいに森はうなだれた。もう食堂内の視線はおれたちが独り占め状態で、森が黙ると連動して食堂も静まり返ってた。田中も山田もなんか泣いてた。
「……なあ、嘘って言えよ」
おっもい沈黙のあと、森はか細い声でそう言った。おれはへらりと笑う。
「嘘じゃないけど」
「雑魚が!!こちとらロイヤルストレートフラッシュじゃ!!」
「うぁあああああ!!!俺の五千円んんん!!!」
大学の食堂内でダチが死闘を繰り広げてる中、おれはゴミみたいな手札を山札に放り投げて机に突っ伏した。ダメだ、今日はとことんついてねえ。マジで一回も勝てない。
「もっかいやらせろ!」
「は?お前金あんの?」
「余裕。俺、親に土下座すんのだけは得意だから」
「おっまえマジ最悪だな」
大負けした山田は「絶対次は勝てる。今日はなんか行ける気がする」とか言いながらトランプをきってる。お前そんなんだからおれたちのカモにされんだよとか思いつつも、貴重なカモがいなくなるのは困るからだれも止めない。
「てかこないだの健康診断マジウケたよな」
「ぶははは!!あれマジでおもろすぎた!」
「笑い事じゃねーしな」
田中が「健康診断」って言葉を発した瞬間、山田のうるせー笑い声が食堂中に響いた。田中のやつ、自分のこと棚に上げておれのことネタにしてきてっけど、お前も相当だからな。お前、春休みにクラブで引っかけた女持ち帰って性病にかかってただろ。お前の方がヤバいからな、フツーに。
ま、そんな感じで、おれたちFラン大学生の好物は他人の不幸だ。だから、おれが大学の健康診断で一人だけ引っかかったことは今でもいじられる。
「診断の結果出たん?」
「どうせ性病だろ」
「いや、不治の病的なやつじゃね」
「まあそんな感じだったわ」
「ウケる。余命は?」
「一年だって」
「ぶは、短すぎだろ」
いや、笑い事じゃねーから。ガチだから。とか思いながらも、おれはなんとか一勝を掴むために手元の手札に視線を落とした。てかおれ、明日病院に行く日じゃね?うわ、最悪。手札も最悪だし。
「てかさ、ガチ余命一年だったらどうするよ」
「大学辞めて毎日クラブしかねえだろ」
「余命の前に性病で死ぬな、お前」
「だっははは!!死因が性病とか最悪すぎ」
「あ、『余命一年の俺が毎日動画投稿してみた』とか」
「再生数稼げるやつな」
山札から数枚のトランプを引いて、ため息。やっぱり今日はツイてない日らしい。
つーかコイツらおれの話信じてねえだろ。
「なあ、さっきのガチなんだけど」
「なにお前、病弱キャラ目指してくわけ?」
「だからガチだってば」
「くは、その冗談不謹慎すぎだろ」
「冗談じゃねーし」
急にだれも喋らんくなったから手札から視線を上げたら、山田も田中も森も無言でおれのことめっちゃ見てる。
え、何事?
「え、なに、怖いんだけど」
「いや……、お前ってそういう冗談言うキャラだっけ、と思って」
森の一言に山田と田中もうんと頷く。山田の手元はもう丸見えで、その手札はやっぱりおれ以下のゴミカードしか揃ってなかった。
「ま、余命一か月じゃなかっただけマシじゃね」
もうだれもポーカーを続ける気なんてなさそうだったから、おれは手札を机に投げ捨ててそう言い放った。このままだったら確実に負けてたからありがたい。
てか、いつもギャーギャーうるさいおれらが静かにしてる状況が珍しいからか、周りの視線がすごい。しかも三人がひたすらおれのこと見てくるから、コイツがなにかやらかしたのか?的な視線が周りからちくちく。
「冗談きついって」
笑ってるんだか引きつってるんだかみたいな顔の田中が一言。たしかに、いきなりダチから余命一年でなんだあとか言われても信じられんか。喋っててもラチが明かないから、カバンの中を漁って、出しそびれたレポートと一緒に挟まってた診断書を机に置いた。そしたら三人ともすごい勢いでそれに食いついて、必死で読んでた。ちなみにおれは三分読んでも全然理解できなかったから早々に諦めた。いやむずいんだって、診断書読むの。
心臓がやばいですよってのを限界まで小難しくした病名を、森がスマホに入力。メンヘラ女とのメッセージで鍛えた腕のおかげで、森の指さばきは凄まじいものがある。スマホ入力世界大会とか出場したら優勝するんじゃね?知らんけど。
「っ」
おれの言ってることが正しいって気付いたらしい森の顔色がどんどん青くなってく。田中と山田が慌てて画面を覗きこんで、そんで森と同じような反応してた。
「てかさー髪染めたいんよね」
不意に毛先が視界に入ってきて、思ってる以上に色が落ちてることに気付いて焦るおれ。これもうほぼ金髪じゃん。最後に染めたの二か月前くらいか?そろそろ染め直さんとヤバい。とりあえず根本がプリン状態だから、そこブリーチかけ直して、んで色入れたい。前はピンクだったけどうっすい色はすぐ落ちるからな。グレーとかチャレンジしてみたいけど、おれ派手な色の方が似合うんだよな。うーん、悩む。
「なあなあ何色がいいと思う?」
類はダチを呼ぶってやつで、コイツらも全員派手髪だ。だからおれ一人で悩むよりも、コイツらから客観的に見てもらった方が手っ取り早い。ちなみに森は青、山田は赤、田中はオレンジ。
にしても三人とも喋らなさすぎじゃね?もう余命の話いいから、それより髪の毛の話したいんだけど。
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リーダー気質で、おれらん中じゃ割と大人びてる感じの森がおれの言葉を遮る。さらに森の手からスマホが抜け落ちて床に落ちた。画面大丈夫か?
「ふざけんなよ」
田中は落ちた森のスマホをじっと見たまま石みたいに固まってるし、山田は口を開けて穴が開くらいおれを見てる。え、おれなんで怒られてんの?って呆然としてたら、森がいきなりガタガタッって立ち上がって、おれ、田中、山田はもれなく全員肩をびくって揺らした。
傍から見て200%喧嘩してるっぽいシチュエーションに、周りの奴らは息をひそめておれらの様子をうかがってる。
「いっつもテキトーなことばっか言いやがって、どうせこれもタチの悪い嘘なんだろ!?」
「も、森、やめろって……」
「っせえ!触んな!」
山田が頑張って森を制止しようとしてたけど思いっきり叩かれてた。かわいそう。
森は今までに見たことない剣幕で怒鳴り散らしてくるから、おれは内心首をかしげまくってた。余命一年って暴露しただけなのに、ダチに怒られてんだけどなんで?てか噓じゃねーし。
「噓に決まってんだろ、こんなの!!普通ならこんな、こんな軽いノリで言うもんじゃねえだろ!!」
肩を上下させながらあーだのこーだの散々キレてた森の勢いがどんどん無くなってく。片手で目元を抑えながら、震える声で話を続ける。
「……これ、いつ診断されたんだよ……、なんで、俺らに、言わなかったんだよ……っ」
最後にはスイッチが切れたみたいに森はうなだれた。もう食堂内の視線はおれたちが独り占め状態で、森が黙ると連動して食堂も静まり返ってた。田中も山田もなんか泣いてた。
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