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私フィオナ・アルバートは、優秀な騎士であり、魔術師である。
訓練学校にて、剣術、武術、弓術、槍術、そして攻撃魔術、殆どの分野で高位成績を残し、国家でも誉ある職と名高いヴァルトレア王宮騎士団の第一師団に入団した。
所謂、才能に恵まれた、エリートである。
ヴァルトレア王国には王都に王宮騎士団が備えられ、王都のみに留まらず国内の各町村へも影響を及ぼしている。
王宮騎士団は第一師団と第二師団で構成され、私が所属する第一師団は主に通常任務、攻撃分野を担っている。全ての騎士は、武器と魔術を併用して戦い、その力は盗賊や蛮族はもちろんのこと、魔物にまでも絶大な力を発揮する。
ちなみにもう一つの第二師団は回復魔術の担い手が所属しており、遠征の任務等外部へ長期に渡って戦闘に出向く際は、第一師団の中に派遣される形で、合同で任務を行うこともある。
特段仲が悪いわけでも無い、この二つの師団だが、私の天敵が一人。
「失礼します」
王宮敷地内にある、騎士団の所有するとある部屋をノックし、入室する。
扉を開けると、本と薬品の匂いが鼻腔を通り抜けた。
「またお前かよ」
「いやー、すまんねぇ。ちょっと無茶しちゃいまして」
部屋の奥に位置する、書籍だらけの机に肘を突きながら、こちらへ視線をやる男。彼はうんざりしたように、蜂蜜色の瞳を片目を細めた。
ヴァルトレア王宮騎士団第二師団の純白の隊服にとても似合わない表情である。
私が男の目の前の椅子に腰掛けると、彼は仕方なくと言ったようにこちらへしっかりと顔を向けた。
「で。なに? 今日はどこを怪我したわけ?」
「ここ。魔物に引っ掛かれちゃって。血が止まんないの」
手巾で抑えた片腕を見せると、彼は分かりやすく眉を顰めた。私の二の腕を掴むと、血が染みた手巾を外し、傷口をしげしげと眺める。
「ざっくりとやられてんね」
「うん」
「じっとしてて」
そう言うと、彼は片手を傷口へ翳した。
すると、温かい液体の中に浸されたような感覚が傷口を覆うように広がり、次第にむず痒さが傷口を這い踊る。そうして見る間に、傷口は塞がってしまった。
「流石。ありがとう、ユリウス。いつも助かるよ」
そう言って微笑むと、彼ーーユリウスは、私の天使のような微笑みを真っ向から受けているにも関わらず、煩わしそうに嘆息を吐き、こちらを睨み付けた。
「……あのさ、いくら魔術で治せるからって無茶するなよな。魔術だって万能じゃないんだ。あまりにも酷い怪我は治せなくなるの分かってんのか」
「そりゃ……分かってるよ。でも前線に出る以上、怪我しちゃうのはしょうがないじゃん」
「それを避けてこそが第一師団のエリート様だろ。それとも、副部隊長サマはそんなことも難しいヘナチョコだった?」
かっちーん。
これだ。私が怪我をして医療室を訪れる度、この男はこうして嫌味を言ってくる。
だから私も負けじといつも言い返す。
「いつもぬくぬく王宮内でお留守番してるエリート(笑)には何も言われる筋合いはないね。そんなこと言うなら、あんたも前線に立ってあの攻撃を避けてみればー?」
「なんだと……ッ!?」
「なんだよ!」
二人で椅子から立ち上がり、睨み合う。
「おーい、フィオナ? 怪我の具合はどうだー?」
折が良いのか悪いのか、私が所属する第一師団 第二部隊の隊長、ギリアムさんが医療室へ入ってきた。
「あれ? お取り込み中だった?」
「全くもってそんなことないです。行きましょう、隊長」
「あ、おい! 待て!」
私は何かを言おうとするユリウスを振り返り、あっかんべーをしてやる。
怪我を治してもらったら、これ以上お前と話すことなど無いのだ。
「また喧嘩をしたのか?」
「喧嘩というか……あっちがねちっこいこと言ってくるんで。言い返しただけです」
「ふぅん。でも同期なんだろ? 何でそんなに仲悪くなっちゃったの」
ギリアム隊長の言葉に、私は俯く。
何でだろう。いつからこうなったんだっけ。
ユリウスとは王宮騎士団の訓練学校時代からの同期だ。
訓練学校へ入ったのは齢12歳の頃。王宮騎士団へ入団したのは20の時であるから……かれこれ10年以上の付き合いになるのか。
ユリウスもまた、優秀な生徒だった。ただ、その優秀さが魔術に特化しており、第一師団ではなく、所属は第二師団となった。
回復魔術がからっきしだった私は、最初の頃はしばしばユリウスに課題の手伝いなどしてもらっていたし、共に切磋琢磨して訓練していたはずが……いつからこんなに仲が悪くなったんだっけ?
ちなみに彼は第二師団の中で三部隊あるうちの第三部隊隊長だ。位で言ったら、副部隊長を務める私よりも上なので、非常に悔しい。
ついでにこれまた悔しいことに、顔もいい……と、思う。訓練学校時代から奴は大変モテていた。当人の性格がアレだから特定の女性を作っているのは見たことがないが……。
夜をそのまま落とし込んだような藍色の髪に、蜂蜜色の瞳を持った中性的な甘い容姿は女性心を擽るそうで、今も城勤めの女中やご令嬢、数少ない女性騎士からの人気も高いーーらしい。性格あんななのに。
詰まるところ、とても優秀な回復魔術師な上に人気者(女性に)なのだ。彼は。
回復魔術は本来かなり時間を要するものなのだが、ユリウスの魔術は速く、傷跡も残らない。そう言う訳で彼の治療を望む者は後を絶たず、彼は基本的に王宮内に常駐していた。私も彼の魔術に治療して欲しくて、何やかんや嫌味を言われながらも彼のところに通ってしまっていた。
* * *
林の奥は薄闇が濃く、幹の影に半透明の塊がじっと潜んでいる。
足元の落ち葉が濡れているのは、朝露のせいではない。これから討伐する魔物が這った跡だ。
「今日の任務は、スライムの群れの討伐でしたっけ?」
「そうそう。まぁ弱小種だからと言って、油断しないようにね」
ギリアム隊長に任せてくださいのグーサインを見せると、私は剣を構えた。
* * *
「ユリウス! ユリウスーーッ!」
ギリアム隊長に背負われながら、医療室に駆け込むと、ユリウスを求めて声を上げる。
ユリウスは隊長に背負われる私を見上げると、いつもの如く眉を顰めた。
「今度はなに。第一師団第二部隊の隊長さんまで連れてきて。元気に喋れてるみたいだけど」
「スライムが、スライムが……」
「は? スライムが何だって?」
「スライムが、体の中に……!」
「はぁ!?」
流石に驚愕の表情で上体を前のめりにさせたユリウスに、事の経緯を説明する。
ちなみに身動きを取るのは怖いので、隊長に担がれた状態のままである。
なんて事は無い。目の前のスライムの攻撃を躱そうとしたら、背後にいた別の個体の存在に気づかず、そいつがズボンの隙間に入り込み、更に事もあろうに下着の中へまで侵入してきたのだ。
その時の恐怖たるや、お察しいただきたい。
私の秘めたる前の方の穴を見つけると、このどスケベスライムは図々しくもツルツルッとナカに侵入し、居座りやがったのである。
「……顔が赤いぞユリウスくん」
「ちょっと、何変な想像してるんだよ。こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際だって言うのに」
「な……ッ、ば、そんなんじゃない! あまりの間抜けな状況に呆れていたんだ。……状況は理解したが、前例が無さすぎてどうしたものか……」
顎に手を当て、思案するユリウスを隊長の背中の上から不安な気持ちのまま眺める。
今も現在進行形で私の膣内から下腹部にの中にいるソレは、質量こそ感じるものの、その体の素材のせいか特段痛みもない。けれどこいつが暴れ出したらと思うと、ゾッとする。
もしお腹の中で暴れた末、そのまま外に出ようとした時には私のお腹はーーぞぞぉ。
「ひとまず、患部を見ないことには、何とも……」
「え?」
「フィオナ。お前とりあえず服を脱げ」
「はぁ!?」
突然何を言い出すのだコイツは。
心底軽蔑の意を込めた眼差しで、ユリウスを見下ろす。
「回復魔術をお腹に当てたら、ぱぱっとこのスライムを取り出せたりしないわけ?」
「そんな万能な魔術あるか。魔術で鎮静化させながら、力づくで取り出すしか無いだろこんなもん」
「や……やだ! 絶対やだ! なんであんたに私のお股を晒さなきゃならないんだよ!」
「おま……っ!? ……じゃあ、このままお前は、その腹ん中のスライムと今生を共にするわけだな? いつ腹を食い破られるか分からない恐怖に慄きながら過ごすがいいさ」
「うぐっ……」
「あのー」
ギリアム隊長の声に、私達は一瞬言葉を飲み込む。
「俺はどうしようか? このままいた方が良い?」
「そんなもん出て行ーー」
「いちゃだめです! 絶っっ対出て行ってください!」
「やっぱりか」
咄嗟に大声が出た。ユリウスが何か言い掛けていたがそれどころじゃない。
いや絶対にだめでしょう。隊長に私の生まれたままの姿のアレやソレやを見られるなんて、耐えられない。
不意にユリウスの視線を感じて、彼の方を見た。
「なんだよ」
「……なんでもないよ。……じゃあギリアムさん、そいつをこの診察台の上に置いてもらえます?」
「なんだその物みたいな言い草は」
また睨み合う私達に隊長は困ったように息を吐くと、私を部屋の中央にある大きな診察台にゆっくりと下ろした。
私は恐る恐る体勢を整え、診察台に腰掛ける。
今のところスライムが暴れ出す様子は無い。
「じゃあ、俺は行くけど、ユリウスくん。くれぐれもフィオナのことよろしく頼んだよ」
「はいはい」
「私フィオナ、さっさと治療を終わらせて任務に復帰させていただきますので!」
隊長へ向かって力強く敬礼すると、彼はおかしそうに笑って部屋を出て行った。
笑ったお顔も素敵だ。
と、突然頭を何かに叩かれた。
「ぼーっとしてんな。さっさと始めるよ」
コイツに叩かれたらしい。
私はユリウスをジト目で睨み付けるも、彼がピンセットやら何か液体が入った小瓶やら医療器具らしき物を準備し始めたので、大人しく座って待つことにした。専門分野はプロに任せた方がよかろう。
「ちなみに痛みは?」
「ぜーんぜん無い」
「だろうな。腹の中に違和感は」
「何かいる感じはするけど、特段耐え難い違和感はないよ」
「ふむ、なるほどな……」
「ぅわっ!? なにすんの」
「ちょっとじっとしてろ」
ユリウスに下腹部へ手のひらを当てられ、思わず体が跳ねる。
暫く軽く動かしながら私のお腹を触診すると、ユリウスは手を離した。
「んじゃ下脱いで診察台に上がって」
「……っ! ……どうしても脱がなきゃだめ?」
「そこから入ったスライムをどこから出すって言うんだよ」
「……口とか?」
「バカなの?」
「じゃあじゃあ、ユリウスが目隠しするとか」
「……俺も暇じゃないんだ。さっさとしてくれ」
「……」
いい加減腹を括るしかないらしい。
他にも回復担当の魔術師はいるけど、ユリウスほど腕は良くないだろうし、こんな非常事態、彼以外の相手に己の身を任せるのは怖かった。
私のことを嫌ってはいるけれど、私はユリウスの魔術の腕は信頼し切っているのだ。
私はそろそろと診察台から降りると、隊服のズボンをゆっくりと下ろす。屈辱、なんたる屈辱……。
下着へ手を掛けた時、視線を感じて、腕を組みながらこちらを眺めるユリウスを睨み付けた。
「まじまじと見てるんじゃないよ! スケベ!」
「んな…ッ!? 誰がスケベだ!」
「脱ぐまであっち向いてて!」
そう言うとユリウスは不服そうにしながらも、こちらへ背を向けた。
私は手早く下着も脱ぎ捨てると、診察台に登り、股間が見えないよう手で隠しながら座った。
「……もういいよ」
「……」
ユリウスがこちらを振り返り、視線が合う。
ユリウスの目線がわずかに下がり、私の腰回りを確認したのが分かった。その顔はわずかに赤い。
下半身丸出しの姿を見られ、私も顔に血が昇るのを感じる。思わず腰がもじもじと揺れた。
「その体勢じゃ何もできないから。診察台に足乗っけて」
「へ!? や、やだよ!」
「そんな隠したままで何ができるって言うんだよ。ほら、早く」
分かっている。下の穴から入った魔物を取り出すには、その下の穴をコイツに晒すしかない。
……のだけど、足上げろって……恥ずかしい体勢にも程がないか? 私は花街の看板女優では無いのだが。
暫く逡巡したのち、私は仕方なく両足を診察台の上に上げた。
両手で股間を隠したままでいると、ユリウスはうんざりしたように息を吐いた。
私に歩み寄ると、両手首を掴まれ、そのまま無理矢理万歳の体勢を取らされた。
「うぎゃっ!? 何するんだ、離せバカ!」
「お前がチンタラしてるからだろ。…………てかお前毛濃いな」
「!! バカっ! 最低!!」
自分の顔がカッと熱くなるのを感じる。
毛深いの気にしているのに、なんて奴。なんて奴だ……。もうお嫁に行ける気がしない。
ユリウスに掴まれた手はそのまま診察台に突かされ、私の秘部はユリウスに丸出しになった。
茂みも、秘裂も、お尻の穴に至るまで、ユリウスに丸見えだろう。
恥ずかしさと屈辱で死ねる。もうどうにでもなれだ。
「……スライムはすっかりお前の体の中に居座っているようだな」
「そうだねぇ……」
ユリウスは真面目な顔で私の秘処を観察し、思案している。私もいい加減観念して、熱くなる顔を冷ますべく、なるだけ彼の方を見ないようにして耐えた。
「んっ!?」
突然割れ目近くの部分に刺激を感じたので、下半身を見ると、事もあろうにユリウスが己の人差し指と中指を用いて私の割れ目を広げていた。ちょちょちょ、
「な、なにしてんの!?」
「見て分かるだろ。お前の患部を確認してるんだよ」
「いやいや、だめでしょ! うら若き乙女のそんなとこそんな風にしたらーーひぁっ!?」
突然アソコに鈍い刺激が走り、変な声が出た。
驚いて視線を下へやると、にゅぷぷ、と、ユリウスがもう片方の人差し指を私の膣穴へ侵入させているではないか。
「ちょ、なに勝手にーーあ、ぁああっ…」
「ん? いないな……どこだ……?」
「ぁっ…ん…んんッ、」
「……おい、変な声出すなよな」
「だ、だってそんな風にうごかしちゃ…ッ…ぁあっ」
くぱぁ、と片手で私の花弁を広げ、もう片手の人差し指と中指を秘裂へ挿入し、くちゅくちゅ弄ってくるものだから。ばらばらと動く指が度々良い所を擦れて、びくびく震えてしまう。
ど、どうしよう……ほんのり気持ち良くなってしまっている……!
でも相手はユリウスで。しかもユリウスは、私の治療をするために仕方なく弄ってるわけで。
こんな風に感じてる場合じゃないと思うと、余計に蜜穴から愛液が滲み出てしまうのを感じる。
ユリウスの方を見るのも恥ずかしくて、私は明後日の方を向いてひたすら鈍い快感に耐えた。
そんじょそこらの訓練や任務よりも、よほど辛い仕打ちだぞこれ……
「! 見つけた!」
「っぁああッ!?」
ずりゅりゅりゅっ! と、下腹部で出口に向かって激しく擦れた快感。が、爆発、した。
なに、これ、なに……?
快感の余波に震えながら下半身を恐る恐る見ると、彼の指には細く伸びた薄水色の透明な物体が握られ、それは私の足の間から伸びているようだった。今のはスライムが外に半分引き摺り出された感触か……
ユリウスの指とスライムは私のお汁に塗れ、てらてらと光っていて恥ずかしくなった。
「ゆ、ゆりうす……それ……」
「……ああ、ちょっと待ってろ……っと、うわっ!?」
「ひゃぁん!?」
ユリウスがもう片手でスライムをしっかりと掴んだ瞬間、スライムは勢いよく私のナカに逃げようとしたようで。ごちゅんっ! と、奥へ向かって激突した。
「ぁあ…あ、…あっ…?」
衝撃に近い快楽に視界がパッと白くなり、きゅんきゅんと子宮は唸り、びくびくと足が震える。
「くそ、こいつめっ」
「ま、まって、ゆりうすっ、あひぃっ!?」
「っ……だから変な声出すなって!」
「む、……む、りぃっ! …こんな、ぁっ、じゅぽじゅぽされたらぁっ、あぁんッ、!」
ユリウスがスライムを引っ張り、スライムが私の膣穴に逃げ、またユリウスがスライムを引っ張る攻防戦。まるで性交を交わすような激しいスライムの動きは、的確に私の隘路を抉りながら子宮口までぶつかり、また抉りながらおまんこの入り口まで戻り、次第に素早くなっていく。
まって、まってまって、激しすぎ……!
何度も爆発する甘い快楽に私は思わず腰を浮かせ、先ほどよりもだらしなく開脚をして、思わず舌を突き出して喘ぎ散らかしてしまう。
繰り返される刺激に既にぐずぐずになったおまんこからは、びしゃびしゃに溢れた涎がスライムが出入りするたびに飛び散っていた。
「あっ、んぁあ、あっあっあっ!」
「……ッ…お前、何感じてんだよ、バカっ! ぬるついて持ちにくいったら……」
「あっ、ひ、…ぃっ、 だ、だめっ! い、くぅ、…ッイッちゃうぅぅ!」
ぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽ
スライムの高速ピストンに腰が更にのけぞる。診察台の上で、痙攣する足腰でつま先でガニ股でしゃがみ込み、ユリウスに向かってぐちゃぐちゃに暴かれたおまんこを披露している私はなんと無様なことだろう。
なのに私を嫌いな彼に、この痴態を見られていると思うと何故かまた下腹部がゾクゾクとして、アソコが熱くなる。
またスライムが私の雌穴の奥目掛けて激突すると、私は腰をガクつかせながら盛大にイッた。
ユリウスの、目の前で。
ぴゅぴゅっと散った私のえっちなお汁が、ユリウスの頬に飛んだ。
ガクガクと揺れる腰とひくつくおまんこ、涙目になりながら顔を真っ赤にして肩で息をする私を、ユリウスは呆然と見ていた。
どうし、よう。こんな、こんなえっちな姿をユリウスに見られてーー
ぼやけた思考が徐々に冷静になり、ユリウスの様子を視認する。
彼もまた、私と同じように耳まで紅潮させ、驚愕の眼差しで私の痴態を射抜いた。
改めてユリウスに視認されていると思うと、何故かスライムを咥え込んだままの陰唇がひくりと疼く。
すると、再びスライムが私の穴に逃げ込もうと活動を再開した。
「!? ぁああッ…! だ、だめ! まだイッ、た、ばっかだからァっ!」
再び私は喘ぎ声を上げるただの穴と化してしまう。
ユリウスはハッとすると、慌てた様子でスライムを掴む片手はそのまま、私とスライムの結合部に片手を当てた。
「……! くそッ……これならどうだ!」
「ぁああああああッ!?」
突然敏感なお豆の部分に、激しい痺れが伴う快感が貫いた。またちょっとイッて、ぴゅっぴゅっと、蜜穴から愛液が飛び散る。
「ゆり、うす…これ、…いったいなに、を」
「……軽い電流を流して、スライムを麻痺させるんだよ。ちょっと我慢しろ」
「が、がまん、って、…あひっ、ひぅうっ、これ、だめぇえッ、」
ちくちくとした鋭い刺激が、陰核の上で何度も弾ける。電流がスライムを通じて中まで入って来て、クリと媚肉とを細かく震わせて攻撃してきた。そんな中でもしつこくスライムはぐちゅぐちゅ動こうとするものだから、私は、
「やら、あっあっあっらめ、くり、きもちよく、うゥう! なっちゃ、…や、ぁああっ、ぁあん!」
「……っ」
涙でぼやけた視界の中、顔を真っ赤に染めたユリウスが、必死に私を助けようとしてくれてる。なのに、私はこんなだらしない姿で魔物にも快感にも負けて。騎士失格だ。
見られているのに気持ちいい感情と、ユリウスに見られたくない感情がない混ぜになり、私は、わたしは、
「や、…ぁあっ! また、イッちゃ…っ、んんぅう、 ゆり、うすっ、見ないで、みないでぇっ!」
震える淫芽に快楽が募り、同時に振動するスライムが一際深くを抉ると、尿意と共に強すぎる快感が暴発した。
「~~~~! んぁあぁああーーーーーっ!」
ぷしゃっっ……じょぉおおおおおお
おまんこが溶けるほどの絶頂に、気づくと私は透明の飛沫を噴射しており。次いで生温かい感覚が足元に広がり始めたかと思うと、私の足元と診察台の下は黄色い液体が溜まっており、失禁したことにぼんやりと気付いた。
霞がかった思考の中、ユリウスを見上げる。
彼は相変わらず顔を朱色に染めながらも、「おい、しっかりしろ、」と、ぺちぺち私の頬を叩いている。その片手には諸悪の根源であるスライムが握られており、無事取り出すことができたのだと理解した。
そうして安堵したのか、私はがはくはくと痙攣する花弁を晒したまま、その場に倒れて気を失ったのであった。
訓練学校にて、剣術、武術、弓術、槍術、そして攻撃魔術、殆どの分野で高位成績を残し、国家でも誉ある職と名高いヴァルトレア王宮騎士団の第一師団に入団した。
所謂、才能に恵まれた、エリートである。
ヴァルトレア王国には王都に王宮騎士団が備えられ、王都のみに留まらず国内の各町村へも影響を及ぼしている。
王宮騎士団は第一師団と第二師団で構成され、私が所属する第一師団は主に通常任務、攻撃分野を担っている。全ての騎士は、武器と魔術を併用して戦い、その力は盗賊や蛮族はもちろんのこと、魔物にまでも絶大な力を発揮する。
ちなみにもう一つの第二師団は回復魔術の担い手が所属しており、遠征の任務等外部へ長期に渡って戦闘に出向く際は、第一師団の中に派遣される形で、合同で任務を行うこともある。
特段仲が悪いわけでも無い、この二つの師団だが、私の天敵が一人。
「失礼します」
王宮敷地内にある、騎士団の所有するとある部屋をノックし、入室する。
扉を開けると、本と薬品の匂いが鼻腔を通り抜けた。
「またお前かよ」
「いやー、すまんねぇ。ちょっと無茶しちゃいまして」
部屋の奥に位置する、書籍だらけの机に肘を突きながら、こちらへ視線をやる男。彼はうんざりしたように、蜂蜜色の瞳を片目を細めた。
ヴァルトレア王宮騎士団第二師団の純白の隊服にとても似合わない表情である。
私が男の目の前の椅子に腰掛けると、彼は仕方なくと言ったようにこちらへしっかりと顔を向けた。
「で。なに? 今日はどこを怪我したわけ?」
「ここ。魔物に引っ掛かれちゃって。血が止まんないの」
手巾で抑えた片腕を見せると、彼は分かりやすく眉を顰めた。私の二の腕を掴むと、血が染みた手巾を外し、傷口をしげしげと眺める。
「ざっくりとやられてんね」
「うん」
「じっとしてて」
そう言うと、彼は片手を傷口へ翳した。
すると、温かい液体の中に浸されたような感覚が傷口を覆うように広がり、次第にむず痒さが傷口を這い踊る。そうして見る間に、傷口は塞がってしまった。
「流石。ありがとう、ユリウス。いつも助かるよ」
そう言って微笑むと、彼ーーユリウスは、私の天使のような微笑みを真っ向から受けているにも関わらず、煩わしそうに嘆息を吐き、こちらを睨み付けた。
「……あのさ、いくら魔術で治せるからって無茶するなよな。魔術だって万能じゃないんだ。あまりにも酷い怪我は治せなくなるの分かってんのか」
「そりゃ……分かってるよ。でも前線に出る以上、怪我しちゃうのはしょうがないじゃん」
「それを避けてこそが第一師団のエリート様だろ。それとも、副部隊長サマはそんなことも難しいヘナチョコだった?」
かっちーん。
これだ。私が怪我をして医療室を訪れる度、この男はこうして嫌味を言ってくる。
だから私も負けじといつも言い返す。
「いつもぬくぬく王宮内でお留守番してるエリート(笑)には何も言われる筋合いはないね。そんなこと言うなら、あんたも前線に立ってあの攻撃を避けてみればー?」
「なんだと……ッ!?」
「なんだよ!」
二人で椅子から立ち上がり、睨み合う。
「おーい、フィオナ? 怪我の具合はどうだー?」
折が良いのか悪いのか、私が所属する第一師団 第二部隊の隊長、ギリアムさんが医療室へ入ってきた。
「あれ? お取り込み中だった?」
「全くもってそんなことないです。行きましょう、隊長」
「あ、おい! 待て!」
私は何かを言おうとするユリウスを振り返り、あっかんべーをしてやる。
怪我を治してもらったら、これ以上お前と話すことなど無いのだ。
「また喧嘩をしたのか?」
「喧嘩というか……あっちがねちっこいこと言ってくるんで。言い返しただけです」
「ふぅん。でも同期なんだろ? 何でそんなに仲悪くなっちゃったの」
ギリアム隊長の言葉に、私は俯く。
何でだろう。いつからこうなったんだっけ。
ユリウスとは王宮騎士団の訓練学校時代からの同期だ。
訓練学校へ入ったのは齢12歳の頃。王宮騎士団へ入団したのは20の時であるから……かれこれ10年以上の付き合いになるのか。
ユリウスもまた、優秀な生徒だった。ただ、その優秀さが魔術に特化しており、第一師団ではなく、所属は第二師団となった。
回復魔術がからっきしだった私は、最初の頃はしばしばユリウスに課題の手伝いなどしてもらっていたし、共に切磋琢磨して訓練していたはずが……いつからこんなに仲が悪くなったんだっけ?
ちなみに彼は第二師団の中で三部隊あるうちの第三部隊隊長だ。位で言ったら、副部隊長を務める私よりも上なので、非常に悔しい。
ついでにこれまた悔しいことに、顔もいい……と、思う。訓練学校時代から奴は大変モテていた。当人の性格がアレだから特定の女性を作っているのは見たことがないが……。
夜をそのまま落とし込んだような藍色の髪に、蜂蜜色の瞳を持った中性的な甘い容姿は女性心を擽るそうで、今も城勤めの女中やご令嬢、数少ない女性騎士からの人気も高いーーらしい。性格あんななのに。
詰まるところ、とても優秀な回復魔術師な上に人気者(女性に)なのだ。彼は。
回復魔術は本来かなり時間を要するものなのだが、ユリウスの魔術は速く、傷跡も残らない。そう言う訳で彼の治療を望む者は後を絶たず、彼は基本的に王宮内に常駐していた。私も彼の魔術に治療して欲しくて、何やかんや嫌味を言われながらも彼のところに通ってしまっていた。
* * *
林の奥は薄闇が濃く、幹の影に半透明の塊がじっと潜んでいる。
足元の落ち葉が濡れているのは、朝露のせいではない。これから討伐する魔物が這った跡だ。
「今日の任務は、スライムの群れの討伐でしたっけ?」
「そうそう。まぁ弱小種だからと言って、油断しないようにね」
ギリアム隊長に任せてくださいのグーサインを見せると、私は剣を構えた。
* * *
「ユリウス! ユリウスーーッ!」
ギリアム隊長に背負われながら、医療室に駆け込むと、ユリウスを求めて声を上げる。
ユリウスは隊長に背負われる私を見上げると、いつもの如く眉を顰めた。
「今度はなに。第一師団第二部隊の隊長さんまで連れてきて。元気に喋れてるみたいだけど」
「スライムが、スライムが……」
「は? スライムが何だって?」
「スライムが、体の中に……!」
「はぁ!?」
流石に驚愕の表情で上体を前のめりにさせたユリウスに、事の経緯を説明する。
ちなみに身動きを取るのは怖いので、隊長に担がれた状態のままである。
なんて事は無い。目の前のスライムの攻撃を躱そうとしたら、背後にいた別の個体の存在に気づかず、そいつがズボンの隙間に入り込み、更に事もあろうに下着の中へまで侵入してきたのだ。
その時の恐怖たるや、お察しいただきたい。
私の秘めたる前の方の穴を見つけると、このどスケベスライムは図々しくもツルツルッとナカに侵入し、居座りやがったのである。
「……顔が赤いぞユリウスくん」
「ちょっと、何変な想像してるんだよ。こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際だって言うのに」
「な……ッ、ば、そんなんじゃない! あまりの間抜けな状況に呆れていたんだ。……状況は理解したが、前例が無さすぎてどうしたものか……」
顎に手を当て、思案するユリウスを隊長の背中の上から不安な気持ちのまま眺める。
今も現在進行形で私の膣内から下腹部にの中にいるソレは、質量こそ感じるものの、その体の素材のせいか特段痛みもない。けれどこいつが暴れ出したらと思うと、ゾッとする。
もしお腹の中で暴れた末、そのまま外に出ようとした時には私のお腹はーーぞぞぉ。
「ひとまず、患部を見ないことには、何とも……」
「え?」
「フィオナ。お前とりあえず服を脱げ」
「はぁ!?」
突然何を言い出すのだコイツは。
心底軽蔑の意を込めた眼差しで、ユリウスを見下ろす。
「回復魔術をお腹に当てたら、ぱぱっとこのスライムを取り出せたりしないわけ?」
「そんな万能な魔術あるか。魔術で鎮静化させながら、力づくで取り出すしか無いだろこんなもん」
「や……やだ! 絶対やだ! なんであんたに私のお股を晒さなきゃならないんだよ!」
「おま……っ!? ……じゃあ、このままお前は、その腹ん中のスライムと今生を共にするわけだな? いつ腹を食い破られるか分からない恐怖に慄きながら過ごすがいいさ」
「うぐっ……」
「あのー」
ギリアム隊長の声に、私達は一瞬言葉を飲み込む。
「俺はどうしようか? このままいた方が良い?」
「そんなもん出て行ーー」
「いちゃだめです! 絶っっ対出て行ってください!」
「やっぱりか」
咄嗟に大声が出た。ユリウスが何か言い掛けていたがそれどころじゃない。
いや絶対にだめでしょう。隊長に私の生まれたままの姿のアレやソレやを見られるなんて、耐えられない。
不意にユリウスの視線を感じて、彼の方を見た。
「なんだよ」
「……なんでもないよ。……じゃあギリアムさん、そいつをこの診察台の上に置いてもらえます?」
「なんだその物みたいな言い草は」
また睨み合う私達に隊長は困ったように息を吐くと、私を部屋の中央にある大きな診察台にゆっくりと下ろした。
私は恐る恐る体勢を整え、診察台に腰掛ける。
今のところスライムが暴れ出す様子は無い。
「じゃあ、俺は行くけど、ユリウスくん。くれぐれもフィオナのことよろしく頼んだよ」
「はいはい」
「私フィオナ、さっさと治療を終わらせて任務に復帰させていただきますので!」
隊長へ向かって力強く敬礼すると、彼はおかしそうに笑って部屋を出て行った。
笑ったお顔も素敵だ。
と、突然頭を何かに叩かれた。
「ぼーっとしてんな。さっさと始めるよ」
コイツに叩かれたらしい。
私はユリウスをジト目で睨み付けるも、彼がピンセットやら何か液体が入った小瓶やら医療器具らしき物を準備し始めたので、大人しく座って待つことにした。専門分野はプロに任せた方がよかろう。
「ちなみに痛みは?」
「ぜーんぜん無い」
「だろうな。腹の中に違和感は」
「何かいる感じはするけど、特段耐え難い違和感はないよ」
「ふむ、なるほどな……」
「ぅわっ!? なにすんの」
「ちょっとじっとしてろ」
ユリウスに下腹部へ手のひらを当てられ、思わず体が跳ねる。
暫く軽く動かしながら私のお腹を触診すると、ユリウスは手を離した。
「んじゃ下脱いで診察台に上がって」
「……っ! ……どうしても脱がなきゃだめ?」
「そこから入ったスライムをどこから出すって言うんだよ」
「……口とか?」
「バカなの?」
「じゃあじゃあ、ユリウスが目隠しするとか」
「……俺も暇じゃないんだ。さっさとしてくれ」
「……」
いい加減腹を括るしかないらしい。
他にも回復担当の魔術師はいるけど、ユリウスほど腕は良くないだろうし、こんな非常事態、彼以外の相手に己の身を任せるのは怖かった。
私のことを嫌ってはいるけれど、私はユリウスの魔術の腕は信頼し切っているのだ。
私はそろそろと診察台から降りると、隊服のズボンをゆっくりと下ろす。屈辱、なんたる屈辱……。
下着へ手を掛けた時、視線を感じて、腕を組みながらこちらを眺めるユリウスを睨み付けた。
「まじまじと見てるんじゃないよ! スケベ!」
「んな…ッ!? 誰がスケベだ!」
「脱ぐまであっち向いてて!」
そう言うとユリウスは不服そうにしながらも、こちらへ背を向けた。
私は手早く下着も脱ぎ捨てると、診察台に登り、股間が見えないよう手で隠しながら座った。
「……もういいよ」
「……」
ユリウスがこちらを振り返り、視線が合う。
ユリウスの目線がわずかに下がり、私の腰回りを確認したのが分かった。その顔はわずかに赤い。
下半身丸出しの姿を見られ、私も顔に血が昇るのを感じる。思わず腰がもじもじと揺れた。
「その体勢じゃ何もできないから。診察台に足乗っけて」
「へ!? や、やだよ!」
「そんな隠したままで何ができるって言うんだよ。ほら、早く」
分かっている。下の穴から入った魔物を取り出すには、その下の穴をコイツに晒すしかない。
……のだけど、足上げろって……恥ずかしい体勢にも程がないか? 私は花街の看板女優では無いのだが。
暫く逡巡したのち、私は仕方なく両足を診察台の上に上げた。
両手で股間を隠したままでいると、ユリウスはうんざりしたように息を吐いた。
私に歩み寄ると、両手首を掴まれ、そのまま無理矢理万歳の体勢を取らされた。
「うぎゃっ!? 何するんだ、離せバカ!」
「お前がチンタラしてるからだろ。…………てかお前毛濃いな」
「!! バカっ! 最低!!」
自分の顔がカッと熱くなるのを感じる。
毛深いの気にしているのに、なんて奴。なんて奴だ……。もうお嫁に行ける気がしない。
ユリウスに掴まれた手はそのまま診察台に突かされ、私の秘部はユリウスに丸出しになった。
茂みも、秘裂も、お尻の穴に至るまで、ユリウスに丸見えだろう。
恥ずかしさと屈辱で死ねる。もうどうにでもなれだ。
「……スライムはすっかりお前の体の中に居座っているようだな」
「そうだねぇ……」
ユリウスは真面目な顔で私の秘処を観察し、思案している。私もいい加減観念して、熱くなる顔を冷ますべく、なるだけ彼の方を見ないようにして耐えた。
「んっ!?」
突然割れ目近くの部分に刺激を感じたので、下半身を見ると、事もあろうにユリウスが己の人差し指と中指を用いて私の割れ目を広げていた。ちょちょちょ、
「な、なにしてんの!?」
「見て分かるだろ。お前の患部を確認してるんだよ」
「いやいや、だめでしょ! うら若き乙女のそんなとこそんな風にしたらーーひぁっ!?」
突然アソコに鈍い刺激が走り、変な声が出た。
驚いて視線を下へやると、にゅぷぷ、と、ユリウスがもう片方の人差し指を私の膣穴へ侵入させているではないか。
「ちょ、なに勝手にーーあ、ぁああっ…」
「ん? いないな……どこだ……?」
「ぁっ…ん…んんッ、」
「……おい、変な声出すなよな」
「だ、だってそんな風にうごかしちゃ…ッ…ぁあっ」
くぱぁ、と片手で私の花弁を広げ、もう片手の人差し指と中指を秘裂へ挿入し、くちゅくちゅ弄ってくるものだから。ばらばらと動く指が度々良い所を擦れて、びくびく震えてしまう。
ど、どうしよう……ほんのり気持ち良くなってしまっている……!
でも相手はユリウスで。しかもユリウスは、私の治療をするために仕方なく弄ってるわけで。
こんな風に感じてる場合じゃないと思うと、余計に蜜穴から愛液が滲み出てしまうのを感じる。
ユリウスの方を見るのも恥ずかしくて、私は明後日の方を向いてひたすら鈍い快感に耐えた。
そんじょそこらの訓練や任務よりも、よほど辛い仕打ちだぞこれ……
「! 見つけた!」
「っぁああッ!?」
ずりゅりゅりゅっ! と、下腹部で出口に向かって激しく擦れた快感。が、爆発、した。
なに、これ、なに……?
快感の余波に震えながら下半身を恐る恐る見ると、彼の指には細く伸びた薄水色の透明な物体が握られ、それは私の足の間から伸びているようだった。今のはスライムが外に半分引き摺り出された感触か……
ユリウスの指とスライムは私のお汁に塗れ、てらてらと光っていて恥ずかしくなった。
「ゆ、ゆりうす……それ……」
「……ああ、ちょっと待ってろ……っと、うわっ!?」
「ひゃぁん!?」
ユリウスがもう片手でスライムをしっかりと掴んだ瞬間、スライムは勢いよく私のナカに逃げようとしたようで。ごちゅんっ! と、奥へ向かって激突した。
「ぁあ…あ、…あっ…?」
衝撃に近い快楽に視界がパッと白くなり、きゅんきゅんと子宮は唸り、びくびくと足が震える。
「くそ、こいつめっ」
「ま、まって、ゆりうすっ、あひぃっ!?」
「っ……だから変な声出すなって!」
「む、……む、りぃっ! …こんな、ぁっ、じゅぽじゅぽされたらぁっ、あぁんッ、!」
ユリウスがスライムを引っ張り、スライムが私の膣穴に逃げ、またユリウスがスライムを引っ張る攻防戦。まるで性交を交わすような激しいスライムの動きは、的確に私の隘路を抉りながら子宮口までぶつかり、また抉りながらおまんこの入り口まで戻り、次第に素早くなっていく。
まって、まってまって、激しすぎ……!
何度も爆発する甘い快楽に私は思わず腰を浮かせ、先ほどよりもだらしなく開脚をして、思わず舌を突き出して喘ぎ散らかしてしまう。
繰り返される刺激に既にぐずぐずになったおまんこからは、びしゃびしゃに溢れた涎がスライムが出入りするたびに飛び散っていた。
「あっ、んぁあ、あっあっあっ!」
「……ッ…お前、何感じてんだよ、バカっ! ぬるついて持ちにくいったら……」
「あっ、ひ、…ぃっ、 だ、だめっ! い、くぅ、…ッイッちゃうぅぅ!」
ぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽぢゅっぽ
スライムの高速ピストンに腰が更にのけぞる。診察台の上で、痙攣する足腰でつま先でガニ股でしゃがみ込み、ユリウスに向かってぐちゃぐちゃに暴かれたおまんこを披露している私はなんと無様なことだろう。
なのに私を嫌いな彼に、この痴態を見られていると思うと何故かまた下腹部がゾクゾクとして、アソコが熱くなる。
またスライムが私の雌穴の奥目掛けて激突すると、私は腰をガクつかせながら盛大にイッた。
ユリウスの、目の前で。
ぴゅぴゅっと散った私のえっちなお汁が、ユリウスの頬に飛んだ。
ガクガクと揺れる腰とひくつくおまんこ、涙目になりながら顔を真っ赤にして肩で息をする私を、ユリウスは呆然と見ていた。
どうし、よう。こんな、こんなえっちな姿をユリウスに見られてーー
ぼやけた思考が徐々に冷静になり、ユリウスの様子を視認する。
彼もまた、私と同じように耳まで紅潮させ、驚愕の眼差しで私の痴態を射抜いた。
改めてユリウスに視認されていると思うと、何故かスライムを咥え込んだままの陰唇がひくりと疼く。
すると、再びスライムが私の穴に逃げ込もうと活動を再開した。
「!? ぁああッ…! だ、だめ! まだイッ、た、ばっかだからァっ!」
再び私は喘ぎ声を上げるただの穴と化してしまう。
ユリウスはハッとすると、慌てた様子でスライムを掴む片手はそのまま、私とスライムの結合部に片手を当てた。
「……! くそッ……これならどうだ!」
「ぁああああああッ!?」
突然敏感なお豆の部分に、激しい痺れが伴う快感が貫いた。またちょっとイッて、ぴゅっぴゅっと、蜜穴から愛液が飛び散る。
「ゆり、うす…これ、…いったいなに、を」
「……軽い電流を流して、スライムを麻痺させるんだよ。ちょっと我慢しろ」
「が、がまん、って、…あひっ、ひぅうっ、これ、だめぇえッ、」
ちくちくとした鋭い刺激が、陰核の上で何度も弾ける。電流がスライムを通じて中まで入って来て、クリと媚肉とを細かく震わせて攻撃してきた。そんな中でもしつこくスライムはぐちゅぐちゅ動こうとするものだから、私は、
「やら、あっあっあっらめ、くり、きもちよく、うゥう! なっちゃ、…や、ぁああっ、ぁあん!」
「……っ」
涙でぼやけた視界の中、顔を真っ赤に染めたユリウスが、必死に私を助けようとしてくれてる。なのに、私はこんなだらしない姿で魔物にも快感にも負けて。騎士失格だ。
見られているのに気持ちいい感情と、ユリウスに見られたくない感情がない混ぜになり、私は、わたしは、
「や、…ぁあっ! また、イッちゃ…っ、んんぅう、 ゆり、うすっ、見ないで、みないでぇっ!」
震える淫芽に快楽が募り、同時に振動するスライムが一際深くを抉ると、尿意と共に強すぎる快感が暴発した。
「~~~~! んぁあぁああーーーーーっ!」
ぷしゃっっ……じょぉおおおおおお
おまんこが溶けるほどの絶頂に、気づくと私は透明の飛沫を噴射しており。次いで生温かい感覚が足元に広がり始めたかと思うと、私の足元と診察台の下は黄色い液体が溜まっており、失禁したことにぼんやりと気付いた。
霞がかった思考の中、ユリウスを見上げる。
彼は相変わらず顔を朱色に染めながらも、「おい、しっかりしろ、」と、ぺちぺち私の頬を叩いている。その片手には諸悪の根源であるスライムが握られており、無事取り出すことができたのだと理解した。
そうして安堵したのか、私はがはくはくと痙攣する花弁を晒したまま、その場に倒れて気を失ったのであった。
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