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「ユリウスさん! ユリウスさーーーーん!」
クルトに背負われながら、王宮騎士団の本拠地である建物の廊下を駆け抜ける。
医務室の扉を開けると、ユリウスがギョッとした表情でこちらを見ていた。
「ユリウスさん! 大変です!!」
「いや廊下から聞こえてたけどなに。その背中のアホがまた何かやらかしたの」
「誰がアホだって」
ユリウスに事の顛末を説明する。
山林でゴブリン退治の任務中、大方片が付いた頃、見かけた事の無い植物を見つけた。
人に害成す種であると村も近いし、隊も危険だと考え、採取するか観察して判断しようと近付いたところ、突然植物の根が飛び出て、足首と手首に巻きついて来た。そして雄しべらしき蔓が伸びて来たかと思うと、小さな棘状の先端で私の腹部を突き刺して来たのだ。
その様子に気付いたクルトによりその植物は駆除され、突き刺された部分も抜かれ、大きな外傷は無かったが、得体の知れない生物に何かを注入された可能性もある。
隊長にも指示を受け、クルトが私を担いで、王都まで先行して戻って来たのだ。
話を聞き終えると、ユリウスはあからさまな溜息を吐いて私を見上げた。
「お前、迂闊すぎるにも程があるんじゃ無いの? 副隊長の座をこの部下に明け渡した方がいいんじゃない?」
「う、うるさいな! 私に戦闘のセンスはあれど、運の悪さやそこそこの鈍臭さがあるの、あんたも知ってるでしょ」
「そうですよ! 副隊長は鈍臭いですが、今回の負傷も、俺達隊員が被害を被らないようにと自ら調査をした結果です! 副隊長を貶すような事言わないでください!」
「クルト……何て良い子」
「今こいつもお前のこと鈍臭いって言ったけど、そこは気にしないんだな」
ユリウスはクルトに私を椅子へ座らせるよう指示すると、後は自分に任せるように伝え、クルトに退室を促した。
クルトは当初は不本意な素振りを見せたけれど、ユリウスの凄みに観念して部屋を出ていった。
「で、確認するけど、体が熱いとかはある?」
「うん……なんかぽかぽかはする」
「なるほど。刺された箇所に痛みは無いんだよね」
「うん全然。最初ちくっとしただけで」
「ふむ。……吸血種ならまだ良いけど、棘に毒を分泌する種かもしれないし……一旦刺された所見せて」
シャツを捲り上げ、刺された下腹部をユリウスに見せる。
彼の手が私の腹部に触れ、ヒヤリとした冷たい感触に思わず小さく体が跳ねた。
そのまま触診を続けるユリウス。
「……特段腫れていることもないね…………ん?」
ユリウスが顔を顰めた。
「お前の下腹部から、お前のものじゃない魔力を感じる」
「ええっ!? 何かいるってこと?」
「お前、本当に何も違和感とか無いわけ? 体に変化は?」
「……」
正直、めちゃくちゃ気になる箇所はある。
あるのだが、それを伝えたらまた恥ずかしい思いをすることになりそうで、言い出せなかった。
思わず視線を逸らすと、目ざとくそれを見逃さないユリウスはまた眉を顰める。
「……違和感、あるんだな。言って」
「だ、だって、変な所だし」
「いいから。命に関わる病状だったらどうすんの」
そう言って凄むユリウスの眼差しは、真剣そのもので。
とは言え私の羞恥心と、命の危機も天秤に同時に乗せられて拮抗する程度には、恥ずかしい箇所で。
えええ言う? 言うの? 言ってユリウスにそこを見られるの??
ぐらぐら天秤が揺れ動いたが、やや命の危機の方が重みを増してしまったので、私は仕方なく口を開いた。
「おしりのあなが……むずむずする」
「……」
ユリウスの綺麗な顔が弛緩し、蜂蜜色の整った双眸は大きく見開かれた。
「ほ、ほらぁ! 変な顔した!」
「ち、ちがう! あまりにも間抜けで拍子抜けしただけだ!」
だから言いたく無かったのだ。
でも実際にお尻がむずむず痒い……というか、ゾワつく感じがするのだ。ついでに下腹部にも何か質量を感じて、ほんのり甘い疼きすら感じる。
これは痛覚ではなくて、その……信じたくないけど、何となく膣穴の奥を穿たれた時の感覚に似た、わずかな快感を拾っていた。
その証拠にお股を触ってもいないのに、ほんのり濡れてきてしまっている。
何か言いたげなユリウスに、私も負けじと声を上げる。
「こ、今度はお尻を見せろって言うんでしょ! またあんな恥ずかしい思いするのやだ!」
「やだって、お前死んだらどうすんだ! ……この間のだって、……別に、何とも思ってないし、お前の体なんてミリほども興味ないから、……さっさと見せて」
……それはそれで、女として虚しくはあるが。
しかしやっぱり見せねばならんのか。私の秘めたる尻の穴を。
「ほんとに、何とも思わないんだね?」
「お前のその……穴なんてこの間見たくない程見せられてるし。何とも思わないよ」
「……なんか色々漏らしてたのも、イきまくってるのも見てたけど、何とも思わなかったの?」
「イき……っ!?」
そこでユリウスが閉口した。
私はジト目でユリウスを見つめる。
あの日から言及しなかったことを、敢えて突っ込んだ。
正直、私とて思い出したくない、気まずすぎる出来事なんだけど。改めて口に出すとあの時の快感が蘇ってきて、顔が熱くなる。
彼は形の良い唇を引き結びながら視線を彷徨かせたのち、こちらを見据えた。
「……なんともない、あんなもの。お前のことを女として見たことなんかない」
……まあ、そうか。
これだけ私を嫌っていて、昔からもちっとも甘い空気になんてなったことがないユリウスだ。私の恥部を見て性的興奮を感じるなんて、億が一にも有り得ないことなのだろう。
「わかったよ。見苦しいかもしれないけど、我慢してよね」
「……」
私は観念して診察台に向かうと、ズボンと下着を下ろした。
うっ……なんかほんのり気持ち良くなっている分、パンツのクロッチ部分がぬるぬるしてる……。
若干糸を引くそこをユリウスに見えないようにして下着とズボンを置くと、私は診察台の上に上った。
そして言われてもいないけど四つん這いになり、ユリウスの方に向かってお尻を突き出した。
「どう、これで見える!?」
「……っ!」
ひぃい恥ずかしすぎる。恥ずかしすぎるけど、ユリウスが何とも思わないらしい建前、私が恥じらうのも何だか癪だから、思い切ってお尻を持ち上げてお尻の穴がよく見える体勢を取る。
ユリウスの顔は見えないけど、きっと白けた表情をしているのだろう。
しかしユリウスに見られていると思うと、お尻の穴がヒクヒクとヒクついてしまう。なんなら既にじっとりと濡れ始めている花弁までも丸見えで、蕾と呼応して震えているに違いない。
私はユリウスに見えないように腕に顔を埋めたが、耳を見たら真っ赤になっていることが分かってしまうだろう。
ユリウスは私のだらしなく開放されている恥部を見て、何を思っているのか。高まる心臓を抑えながら彼の反応を待っていると、恐る恐る、と言ったように、彼の両手が私の双丘に触れた。
「ひゃっ!?」
ひんやりとした感触に思わず声が出る。
そしてむっちりとした臀部を鷲掴むと、彼は何とそれを反対方向に割り広げた。
ひ、ひぇええ!?
「ちょ、ちょっとユリウス!?」
「……なに」
「そんな広げられたら恥ずかし……」
「我慢して」
尻の窄みは二つの丘の影から丸見えになり、ついでにその姿を横に引き伸ばされ、穴の中までも見えていることだろう。
その様子を想像すると、恥ずかしいのに何故か下腹部がきゅんと疼き、もう一つの穴から蜜が滲み出て来ている気がした。
「わかったよ」
「え?」
「こいつ、パラサイトヴァインだ」
「??」
「俺も書物でしか見たことがないんだけど、植物種の魔物で、寄生できそうな生物を見つけると、その生物へ卵を産み付けるんだ」
「たま……っ!?」
あまりの恐ろしい響きに、私は思わずユリウスを振り返る。
背後の彼と目が合うと、急に恥ずかしくなって、私は慌ててまた前方へ視線を戻した。
「人間だと、膣内、若しくは直腸へ針よりも細い棘を挿入して卵を入れるらしいんだけど、お前の場合、直腸の方へ産み付けられたようだな」
「み、見て分かるの」
「お前の尻の穴から、複数の卵を繋げる蔓の先端が少しだけ出てる」
「えっ、やだ」
お尻の穴から紐のような蔓がチョロっとだけこんにちはしている光景を思い浮かべて、あまりの間抜けさにカッと顔面が熱くなる。
「そ、それで……これからどうしたら良いの?」
「肥大化している卵をまず孵化する前に取り出す必要がある。パラサイトヴァインの卵は最初棘から排出できるほどに小さいが、寄生先を見つけると大きく膨らむんだよ。で、取り出したら残っているかもしれない卵の元を殺すために体内を消毒する」
「ひっ……」
あまりに生々しく恐ろしい現状に、私は身震いした。だって、このまま卵が孵化したら体の中にあの植物型の魔物の幼虫が現れ、下手したら体を食い破る、なんて事もあり得るかもしれない。どうしよう、怖い、怖すぎる。
「ゆ、ゆりうす……」
「ん?」
「なんでもするので、助けて、ください……」
「……!」
うっすら視界をぼやけさせながら、ユリウスを振り返り懇願する。嫌だ、そんなグロテスクな死に方したくない。私はまだ、騎士として大成する夢があるのだ。
「……分かったから、あまりこっち見ないでくれる。気が散る」
「わ、わかった……」
「じゃあまず、自力で手前の方にある卵をひり出せそう?」
「……えっ!?」
ひり出すとは……自分で踏ん張って、お尻の穴から中のものを出すってことだよね? それをユリウスの前でやれと?
「卵と繋がってる蔓の長さが短すぎて、俺の手じゃ力を入れて掴めそうにないんだよ。ある程度連結している卵を外に出してから、それを掴んで一気に引き出そうと思う」
「え、え、」
「できるの、できないの」
あまりに突拍子も無いことを説明され、頭の中がパニックになりながらも、ユリウスに凄まれたものだから。
「でき、できます! やらせていただきます!」
叫んで、診察台の上で急いで体勢を変え、しゃがみ込んだ。踏ん張り易い体勢に、だ。
下半身丸出しで、またこの体勢。この間もユリウスに前側を披露していたなとぼんやりと思い、顔が熱くなった。
とにかく、ユリウスの言う通りにこなさないと。
私は下腹部に力を込め、ナカに潜む卵が出て来るよう、踏ん張った。
「んっ……ッ!」
力むと、ほんのり、体の中にある何かが動いた気がした。
こんなお尻丸出しの状態で、ユリウスにそれを眺められながら、排便宜しい行為をしてしまっている。そう考えると、酷く屈辱的な状況なのに何故かきゅんっ、と子宮が強く唸り、おまんこがヒクヒクと疼いてしまった。
引き続き踏ん張っていると、中の卵が、腸内を擦れ、ゴリっと、イイところを押したようで、下腹部を甘い刺激が襲った。
「んぅっ…、はぁあんッ、…」
「……? どうした、痛むのか?」
「ち、ちがっ……なんか……っ、ぁッ…」
みちみち…っと、少しずつ卵がお尻の穴からこんにちはして、外気に晒され始めているのを感じる。お尻の穴が広がって、ピクピクと震える。
きっとユリウスに捲り上がり、広がり切ったひだも、体液で滑りを帯びた卵の様子も丸見えなことに違いない。
ユリウスに見られている! と思うと、また愛液がアソコから溢れて、ポタポタと診察台に染みを作っていった。
ぶぽッ! と、情けない音を立てて、卵が一つお尻の穴から排出された。
やっ、やった!
安堵と緊張で、心臓が早鐘を打っている。
「はぁ、はぁ…、ゆり、うす……ッ」
「一つ出て来た。……すごいよ、本当に鶏の卵くらいの大きさがある……ハァ…こんなん、よく尻の穴から出せるよな……やらしすぎ……」
「……え、なに? よく聞こえないよ」
「なんでもないよ。蔓でいくつも繋がってるみたいだから、あと一つ出せそう?」
「えぇっ!?」
まだこの恥ずかしすぎる行為を披露しなければならないのか。
でもユリウスの言う通りにしないと、恥ずかしがってなどいたら、恐ろしい事態になる。
私は再び下腹部とお尻に力を入れて、まだ腸内に残る卵を外へ押し出すよう踏ん張る。
ぷらぷらと、お尻の穴から先ほど出した卵がぶら下がり、揺れているのを感じて、あまりの情けない姿に恥ずかしさでちょっと泣きそうになった。
それでも、おなかのナカをごりごり擦れ、Gスポットを押しつぶしてくる卵は気持ち良くって。
「ユリウス、んっ…、見てる、…ッ…?」
「ん……見てるよ」
「あまり、ハァ…みっ、見ないで…ぁっ、ほし……んん…」
「無理だよ。何が起きるかわからないから、1秒たりと目を離すわけにいかないでしょ」
「だ、だってぇ… 、お尻のあな広がってるし、ぶらぶら卵はぶら下がって揺れてるしぃ…ッ、」
「うん、全部見えてる。恥ずかしいね」
「んひぃッ…、はぁ、 や、ぁあ、ッ」
ぶぽんッ!
また一つ、卵が排出された感覚がした。
お尻の穴がびっくりして、ヒクヒクと震える。
……うう、だめだ、このままじゃお尻が、体の中が、変に開発されそう……アソコまでびくついて、触って欲しいってそわついてる。私、いつからこんなにやらしい女になってしまったんだろう。
診察台に手を突き、開脚しながらしゃがむ私の足の間には、愛液でできた小さな水溜りが鎮座していた。
「ん、よく頑張ったね」
「へ、」
ぽんぽん、と頭を撫でられ、ふやけた思考でそばにやって来た彼を見上げる。
「あとは一気に引っこ抜くから」
そう耳元で囁かれ、ビクッと全身が跳ねた。
まって、一気にって、
「まってゆりうす、あれを一気にされたら、わたしーー」
私の制止も虚しく、ユリウスは卵を掴むと、蔓ごと勢い良く引き抜いた。
ぷぽぽぽぢゅぽんッッッ!!
「~~~~、、 かっ…、ぁあ゛ああッ!?」
強烈な連続快楽攻撃に、目の前に星が散る。
立て続けに体の中で叩かれたGスポットに、何度も擦り上げられた肛門。
下腹部がお腹を空かせた獣のように唸り、快楽のあまりおまんこからは触ってもいないのにショバッッと潮が噴き出た。
びしゃっびしゃっと、診察台に叩きつけられる水温と、私の情けない断末魔が医務室に響き渡る。
うそ、うそ、お尻で、イッちゃった……
お尻の穴での絶頂の残滓は強烈で、腸内から卵が除去された後もまだちょっとイッている。
はくはくと震える陰唇と、ガバガバになっているであろうお尻の穴は、私の体液でびしょ濡れになっており、ひんやりとした空気が触れて身震いした。
「……うわ……見てよフィオナ。こんなのがお前の腹ん中入ってたんだって。聞こえてる?」
「ひっ……、ハァ…、はずかし、から……ハァ、それ、どっかやって」
ユリウスが見せて来た、蔓で繋がった卵たちは、よく私の体の中に入っていたほど大きく、6つの卵が連なっていた。
ユリウスは私の反応を見ると、ニヤリと笑いながら、ぶらぶらと目の前で卵を揺らして来た。
「恥ずかしいんだ。ふぅん、」
「い、いじわるしないで……」
「というかお前、尻でもいけるんだね。……経験、あったの。それとも単に変態なの」
「んな……! そんなわけないでしょ!?」
お尻を蹂躙されるなんざ、初めての経験だ。そんなマニアックな趣味は持ち合わせていない。
「ま。どっちでも良いけど。この後のこと考えたら、その方が都合が良いし」
「へ? この後……?」
ユリウスは卵をトレーの上に置くと、こちらを振り返った。
卵も取り出せたみたいだし、これで終わりじゃなかったっけ。
「……説明したでしょ。まだ消毒が残ってるからね」
そう言って笑ったユリウスの蜂蜜色の瞳が、どろりと仄暗く揺れた気がした。
クルトに背負われながら、王宮騎士団の本拠地である建物の廊下を駆け抜ける。
医務室の扉を開けると、ユリウスがギョッとした表情でこちらを見ていた。
「ユリウスさん! 大変です!!」
「いや廊下から聞こえてたけどなに。その背中のアホがまた何かやらかしたの」
「誰がアホだって」
ユリウスに事の顛末を説明する。
山林でゴブリン退治の任務中、大方片が付いた頃、見かけた事の無い植物を見つけた。
人に害成す種であると村も近いし、隊も危険だと考え、採取するか観察して判断しようと近付いたところ、突然植物の根が飛び出て、足首と手首に巻きついて来た。そして雄しべらしき蔓が伸びて来たかと思うと、小さな棘状の先端で私の腹部を突き刺して来たのだ。
その様子に気付いたクルトによりその植物は駆除され、突き刺された部分も抜かれ、大きな外傷は無かったが、得体の知れない生物に何かを注入された可能性もある。
隊長にも指示を受け、クルトが私を担いで、王都まで先行して戻って来たのだ。
話を聞き終えると、ユリウスはあからさまな溜息を吐いて私を見上げた。
「お前、迂闊すぎるにも程があるんじゃ無いの? 副隊長の座をこの部下に明け渡した方がいいんじゃない?」
「う、うるさいな! 私に戦闘のセンスはあれど、運の悪さやそこそこの鈍臭さがあるの、あんたも知ってるでしょ」
「そうですよ! 副隊長は鈍臭いですが、今回の負傷も、俺達隊員が被害を被らないようにと自ら調査をした結果です! 副隊長を貶すような事言わないでください!」
「クルト……何て良い子」
「今こいつもお前のこと鈍臭いって言ったけど、そこは気にしないんだな」
ユリウスはクルトに私を椅子へ座らせるよう指示すると、後は自分に任せるように伝え、クルトに退室を促した。
クルトは当初は不本意な素振りを見せたけれど、ユリウスの凄みに観念して部屋を出ていった。
「で、確認するけど、体が熱いとかはある?」
「うん……なんかぽかぽかはする」
「なるほど。刺された箇所に痛みは無いんだよね」
「うん全然。最初ちくっとしただけで」
「ふむ。……吸血種ならまだ良いけど、棘に毒を分泌する種かもしれないし……一旦刺された所見せて」
シャツを捲り上げ、刺された下腹部をユリウスに見せる。
彼の手が私の腹部に触れ、ヒヤリとした冷たい感触に思わず小さく体が跳ねた。
そのまま触診を続けるユリウス。
「……特段腫れていることもないね…………ん?」
ユリウスが顔を顰めた。
「お前の下腹部から、お前のものじゃない魔力を感じる」
「ええっ!? 何かいるってこと?」
「お前、本当に何も違和感とか無いわけ? 体に変化は?」
「……」
正直、めちゃくちゃ気になる箇所はある。
あるのだが、それを伝えたらまた恥ずかしい思いをすることになりそうで、言い出せなかった。
思わず視線を逸らすと、目ざとくそれを見逃さないユリウスはまた眉を顰める。
「……違和感、あるんだな。言って」
「だ、だって、変な所だし」
「いいから。命に関わる病状だったらどうすんの」
そう言って凄むユリウスの眼差しは、真剣そのもので。
とは言え私の羞恥心と、命の危機も天秤に同時に乗せられて拮抗する程度には、恥ずかしい箇所で。
えええ言う? 言うの? 言ってユリウスにそこを見られるの??
ぐらぐら天秤が揺れ動いたが、やや命の危機の方が重みを増してしまったので、私は仕方なく口を開いた。
「おしりのあなが……むずむずする」
「……」
ユリウスの綺麗な顔が弛緩し、蜂蜜色の整った双眸は大きく見開かれた。
「ほ、ほらぁ! 変な顔した!」
「ち、ちがう! あまりにも間抜けで拍子抜けしただけだ!」
だから言いたく無かったのだ。
でも実際にお尻がむずむず痒い……というか、ゾワつく感じがするのだ。ついでに下腹部にも何か質量を感じて、ほんのり甘い疼きすら感じる。
これは痛覚ではなくて、その……信じたくないけど、何となく膣穴の奥を穿たれた時の感覚に似た、わずかな快感を拾っていた。
その証拠にお股を触ってもいないのに、ほんのり濡れてきてしまっている。
何か言いたげなユリウスに、私も負けじと声を上げる。
「こ、今度はお尻を見せろって言うんでしょ! またあんな恥ずかしい思いするのやだ!」
「やだって、お前死んだらどうすんだ! ……この間のだって、……別に、何とも思ってないし、お前の体なんてミリほども興味ないから、……さっさと見せて」
……それはそれで、女として虚しくはあるが。
しかしやっぱり見せねばならんのか。私の秘めたる尻の穴を。
「ほんとに、何とも思わないんだね?」
「お前のその……穴なんてこの間見たくない程見せられてるし。何とも思わないよ」
「……なんか色々漏らしてたのも、イきまくってるのも見てたけど、何とも思わなかったの?」
「イき……っ!?」
そこでユリウスが閉口した。
私はジト目でユリウスを見つめる。
あの日から言及しなかったことを、敢えて突っ込んだ。
正直、私とて思い出したくない、気まずすぎる出来事なんだけど。改めて口に出すとあの時の快感が蘇ってきて、顔が熱くなる。
彼は形の良い唇を引き結びながら視線を彷徨かせたのち、こちらを見据えた。
「……なんともない、あんなもの。お前のことを女として見たことなんかない」
……まあ、そうか。
これだけ私を嫌っていて、昔からもちっとも甘い空気になんてなったことがないユリウスだ。私の恥部を見て性的興奮を感じるなんて、億が一にも有り得ないことなのだろう。
「わかったよ。見苦しいかもしれないけど、我慢してよね」
「……」
私は観念して診察台に向かうと、ズボンと下着を下ろした。
うっ……なんかほんのり気持ち良くなっている分、パンツのクロッチ部分がぬるぬるしてる……。
若干糸を引くそこをユリウスに見えないようにして下着とズボンを置くと、私は診察台の上に上った。
そして言われてもいないけど四つん這いになり、ユリウスの方に向かってお尻を突き出した。
「どう、これで見える!?」
「……っ!」
ひぃい恥ずかしすぎる。恥ずかしすぎるけど、ユリウスが何とも思わないらしい建前、私が恥じらうのも何だか癪だから、思い切ってお尻を持ち上げてお尻の穴がよく見える体勢を取る。
ユリウスの顔は見えないけど、きっと白けた表情をしているのだろう。
しかしユリウスに見られていると思うと、お尻の穴がヒクヒクとヒクついてしまう。なんなら既にじっとりと濡れ始めている花弁までも丸見えで、蕾と呼応して震えているに違いない。
私はユリウスに見えないように腕に顔を埋めたが、耳を見たら真っ赤になっていることが分かってしまうだろう。
ユリウスは私のだらしなく開放されている恥部を見て、何を思っているのか。高まる心臓を抑えながら彼の反応を待っていると、恐る恐る、と言ったように、彼の両手が私の双丘に触れた。
「ひゃっ!?」
ひんやりとした感触に思わず声が出る。
そしてむっちりとした臀部を鷲掴むと、彼は何とそれを反対方向に割り広げた。
ひ、ひぇええ!?
「ちょ、ちょっとユリウス!?」
「……なに」
「そんな広げられたら恥ずかし……」
「我慢して」
尻の窄みは二つの丘の影から丸見えになり、ついでにその姿を横に引き伸ばされ、穴の中までも見えていることだろう。
その様子を想像すると、恥ずかしいのに何故か下腹部がきゅんと疼き、もう一つの穴から蜜が滲み出て来ている気がした。
「わかったよ」
「え?」
「こいつ、パラサイトヴァインだ」
「??」
「俺も書物でしか見たことがないんだけど、植物種の魔物で、寄生できそうな生物を見つけると、その生物へ卵を産み付けるんだ」
「たま……っ!?」
あまりの恐ろしい響きに、私は思わずユリウスを振り返る。
背後の彼と目が合うと、急に恥ずかしくなって、私は慌ててまた前方へ視線を戻した。
「人間だと、膣内、若しくは直腸へ針よりも細い棘を挿入して卵を入れるらしいんだけど、お前の場合、直腸の方へ産み付けられたようだな」
「み、見て分かるの」
「お前の尻の穴から、複数の卵を繋げる蔓の先端が少しだけ出てる」
「えっ、やだ」
お尻の穴から紐のような蔓がチョロっとだけこんにちはしている光景を思い浮かべて、あまりの間抜けさにカッと顔面が熱くなる。
「そ、それで……これからどうしたら良いの?」
「肥大化している卵をまず孵化する前に取り出す必要がある。パラサイトヴァインの卵は最初棘から排出できるほどに小さいが、寄生先を見つけると大きく膨らむんだよ。で、取り出したら残っているかもしれない卵の元を殺すために体内を消毒する」
「ひっ……」
あまりに生々しく恐ろしい現状に、私は身震いした。だって、このまま卵が孵化したら体の中にあの植物型の魔物の幼虫が現れ、下手したら体を食い破る、なんて事もあり得るかもしれない。どうしよう、怖い、怖すぎる。
「ゆ、ゆりうす……」
「ん?」
「なんでもするので、助けて、ください……」
「……!」
うっすら視界をぼやけさせながら、ユリウスを振り返り懇願する。嫌だ、そんなグロテスクな死に方したくない。私はまだ、騎士として大成する夢があるのだ。
「……分かったから、あまりこっち見ないでくれる。気が散る」
「わ、わかった……」
「じゃあまず、自力で手前の方にある卵をひり出せそう?」
「……えっ!?」
ひり出すとは……自分で踏ん張って、お尻の穴から中のものを出すってことだよね? それをユリウスの前でやれと?
「卵と繋がってる蔓の長さが短すぎて、俺の手じゃ力を入れて掴めそうにないんだよ。ある程度連結している卵を外に出してから、それを掴んで一気に引き出そうと思う」
「え、え、」
「できるの、できないの」
あまりに突拍子も無いことを説明され、頭の中がパニックになりながらも、ユリウスに凄まれたものだから。
「でき、できます! やらせていただきます!」
叫んで、診察台の上で急いで体勢を変え、しゃがみ込んだ。踏ん張り易い体勢に、だ。
下半身丸出しで、またこの体勢。この間もユリウスに前側を披露していたなとぼんやりと思い、顔が熱くなった。
とにかく、ユリウスの言う通りにこなさないと。
私は下腹部に力を込め、ナカに潜む卵が出て来るよう、踏ん張った。
「んっ……ッ!」
力むと、ほんのり、体の中にある何かが動いた気がした。
こんなお尻丸出しの状態で、ユリウスにそれを眺められながら、排便宜しい行為をしてしまっている。そう考えると、酷く屈辱的な状況なのに何故かきゅんっ、と子宮が強く唸り、おまんこがヒクヒクと疼いてしまった。
引き続き踏ん張っていると、中の卵が、腸内を擦れ、ゴリっと、イイところを押したようで、下腹部を甘い刺激が襲った。
「んぅっ…、はぁあんッ、…」
「……? どうした、痛むのか?」
「ち、ちがっ……なんか……っ、ぁッ…」
みちみち…っと、少しずつ卵がお尻の穴からこんにちはして、外気に晒され始めているのを感じる。お尻の穴が広がって、ピクピクと震える。
きっとユリウスに捲り上がり、広がり切ったひだも、体液で滑りを帯びた卵の様子も丸見えなことに違いない。
ユリウスに見られている! と思うと、また愛液がアソコから溢れて、ポタポタと診察台に染みを作っていった。
ぶぽッ! と、情けない音を立てて、卵が一つお尻の穴から排出された。
やっ、やった!
安堵と緊張で、心臓が早鐘を打っている。
「はぁ、はぁ…、ゆり、うす……ッ」
「一つ出て来た。……すごいよ、本当に鶏の卵くらいの大きさがある……ハァ…こんなん、よく尻の穴から出せるよな……やらしすぎ……」
「……え、なに? よく聞こえないよ」
「なんでもないよ。蔓でいくつも繋がってるみたいだから、あと一つ出せそう?」
「えぇっ!?」
まだこの恥ずかしすぎる行為を披露しなければならないのか。
でもユリウスの言う通りにしないと、恥ずかしがってなどいたら、恐ろしい事態になる。
私は再び下腹部とお尻に力を入れて、まだ腸内に残る卵を外へ押し出すよう踏ん張る。
ぷらぷらと、お尻の穴から先ほど出した卵がぶら下がり、揺れているのを感じて、あまりの情けない姿に恥ずかしさでちょっと泣きそうになった。
それでも、おなかのナカをごりごり擦れ、Gスポットを押しつぶしてくる卵は気持ち良くって。
「ユリウス、んっ…、見てる、…ッ…?」
「ん……見てるよ」
「あまり、ハァ…みっ、見ないで…ぁっ、ほし……んん…」
「無理だよ。何が起きるかわからないから、1秒たりと目を離すわけにいかないでしょ」
「だ、だってぇ… 、お尻のあな広がってるし、ぶらぶら卵はぶら下がって揺れてるしぃ…ッ、」
「うん、全部見えてる。恥ずかしいね」
「んひぃッ…、はぁ、 や、ぁあ、ッ」
ぶぽんッ!
また一つ、卵が排出された感覚がした。
お尻の穴がびっくりして、ヒクヒクと震える。
……うう、だめだ、このままじゃお尻が、体の中が、変に開発されそう……アソコまでびくついて、触って欲しいってそわついてる。私、いつからこんなにやらしい女になってしまったんだろう。
診察台に手を突き、開脚しながらしゃがむ私の足の間には、愛液でできた小さな水溜りが鎮座していた。
「ん、よく頑張ったね」
「へ、」
ぽんぽん、と頭を撫でられ、ふやけた思考でそばにやって来た彼を見上げる。
「あとは一気に引っこ抜くから」
そう耳元で囁かれ、ビクッと全身が跳ねた。
まって、一気にって、
「まってゆりうす、あれを一気にされたら、わたしーー」
私の制止も虚しく、ユリウスは卵を掴むと、蔓ごと勢い良く引き抜いた。
ぷぽぽぽぢゅぽんッッッ!!
「~~~~、、 かっ…、ぁあ゛ああッ!?」
強烈な連続快楽攻撃に、目の前に星が散る。
立て続けに体の中で叩かれたGスポットに、何度も擦り上げられた肛門。
下腹部がお腹を空かせた獣のように唸り、快楽のあまりおまんこからは触ってもいないのにショバッッと潮が噴き出た。
びしゃっびしゃっと、診察台に叩きつけられる水温と、私の情けない断末魔が医務室に響き渡る。
うそ、うそ、お尻で、イッちゃった……
お尻の穴での絶頂の残滓は強烈で、腸内から卵が除去された後もまだちょっとイッている。
はくはくと震える陰唇と、ガバガバになっているであろうお尻の穴は、私の体液でびしょ濡れになっており、ひんやりとした空気が触れて身震いした。
「……うわ……見てよフィオナ。こんなのがお前の腹ん中入ってたんだって。聞こえてる?」
「ひっ……、ハァ…、はずかし、から……ハァ、それ、どっかやって」
ユリウスが見せて来た、蔓で繋がった卵たちは、よく私の体の中に入っていたほど大きく、6つの卵が連なっていた。
ユリウスは私の反応を見ると、ニヤリと笑いながら、ぶらぶらと目の前で卵を揺らして来た。
「恥ずかしいんだ。ふぅん、」
「い、いじわるしないで……」
「というかお前、尻でもいけるんだね。……経験、あったの。それとも単に変態なの」
「んな……! そんなわけないでしょ!?」
お尻を蹂躙されるなんざ、初めての経験だ。そんなマニアックな趣味は持ち合わせていない。
「ま。どっちでも良いけど。この後のこと考えたら、その方が都合が良いし」
「へ? この後……?」
ユリウスは卵をトレーの上に置くと、こちらを振り返った。
卵も取り出せたみたいだし、これで終わりじゃなかったっけ。
「……説明したでしょ。まだ消毒が残ってるからね」
そう言って笑ったユリウスの蜂蜜色の瞳が、どろりと仄暗く揺れた気がした。
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