転移した世界で魔王を倒せって言われたから、あずきのアイスで無双します。

春似光

文字の大きさ
4 / 37

Bar4本目:新世界について

しおりを挟む
 チュンチュンチュンチュンチュン。
 木々の上で小鳥達が唄う声が聞こえる。

 背中を、冷たい感触が襲う。
「ここが、異世界……」
 眩しい日差しに目を開けると、何処までも続く広い空が広がっていた。
 知らない筈の空は、今まで見て来た空とは変わらない様に感じる。
 頭を横に向けると、カサッと、草が揺れる音がした。
 さっきから背中を濡らしているのは、それに付いた露だろうか。
「ん……」
 直ぐ目の前に、無防備に眠る高茶屋の顔が見えて、思わず身体ごと背中を向けた。
 今まで女性と付き合った事が無い俺に、高茶屋の整った顔は、まるで凶器の様に俺の鼓動を高鳴らせる。
 あの頃のクラスメートの女子達は皆、やっかんでただけなんだよな。
 不意に中学の頃を思い出して少し落ち着きを取り戻した俺は、上体を起こした。
 服装はコンビニに出掛けていた時のシャツにジーンズで、汚れも全く無く綺麗になっていた。
 改めて隣に寝そべったままの高茶屋を確認すると、同じくコンビニで会った時の時の緑のパーカーにデニムスカート、スニーカーと云った出で立ち。
 ……と、寝ている女性の姿をマジマジと眺めるなんて良くないと思い直して目を逸らそうとした時、丁度目を覚ました高茶屋と目が合った。
「ふぇ、善哉ぜんざい……」
 俺の目を見たままボソッと呟いたかと思うと、高茶屋は両腕で体を抱いてガバッと体を起こした。
「……寝顔、見た?」
 身体を引き気味に、上目遣いで言う高茶屋。
「いや、顔は別に……」
「えっ?! じゃあ身体?!」
 その顔が、一気に真っ赤に染まる。口許が何かを発したいかの様に蠢くが、何も言葉は出て来ない。
「ち、ちがっ! 服装を確認した処で高茶屋が起きたから!」
 慌てて否定すると、高茶屋は大きく溜め息を吐いた。
「良かったぁ。善哉ぜんざいもそんな変態さんかと思っちゃったよぉ」
 ……直ぐに信じてくれて――信用されているのは嬉しい反面、誰かに騙されやしないかと少し心配にもなる。
「それはまたご挨拶だな」
 笑い交じりに返す。
 少し笑った高茶屋は、着いたばかりのこの世界を見渡した。
 俺も、それに合わせて見渡す。
 少し離れた所に草が禿げた道が出来ていて、その脇にはサラサラと流れる小川が。
 その更に遠くには木々が林立していて、遠方には山々が見える。
 空は、青く澄んで晴れ渡っている。
「あーしら、本当に違う世界に来たんだね!」
「ああ、そうだな」
 噛み締める様に言った高茶屋に、相槌を打つ。
 正直元の世界に残した親の事とか、友達の事とか、色々と心残りは有るがもう考えてもどうしようも無い。
「……うん」
 高茶屋を見ると、少し寂しげな表情で頷いた。同じ事を考えていたのだろうか。
「お父さん、お母さん、先だった不幸をお許し下さい……」
 再び空を見上げ、高茶屋は呟いた。
「高茶屋……」
「うん、これで元の世界を考えるのはおしまい! ホームシックになったらなった時だし!」
 立ち上がって、そう叫んだ高茶屋。それに従う様に、俺も立ち上がる。
「ね、善哉ぜんざい、ルナ様、泣いてたね。女神さまでも、寂しいのかな」
「ああ、そうだな。直ぐに皆別れる事になるって言っていたし」
「うん……」
「俺達は俺達で、ルナ様の願い通り、ちゃんと魔王を倒してやろうぜ」
「そうだねっ!」
 差し出した俺の手の平にパチンと思いっ切り手を打ち付けた高茶屋は、そう言って元気に笑った。
 やっぱり、こいつには元気に笑っていて欲しい。
「で、まずはどうしよっか!」
「うん、取り敢えずはこの世界についての情報なんか仕入れたいところだけどな……。泊まる処なんかも見当を付けておきたいし」
「じゃ、街とかを探さなきゃね! ……どっちに行けば有るんだろ?」
 躊躇いなく宣言した高茶屋は、暫く固まった後、口許に手を当ててキョロキョロし出した。
 分かってる訳じゃ無いのか。まあ、そうだよな。
「多分、この草が禿げてて土が露出している所が人や何かが良く通る道だろうから、どっちかに行けば有るんだろうけどな」
「あっ、そっかっ! 凄いね、善哉ぜんざいっ!」
「おっ、おう……」
 無邪気に褒めて来た高茶屋の笑顔に、ドキッとさせられる。
 こいつ、中学の時の経験から、自分の容姿には無頓着なんだよな。……と、まあそれは良いか。
 手のひさしで陽光を遮って、見える限りの道の先を見てみる。
 片や森、型や、平原。ただ、平原の方は小高い丘になっている為、その先は見えない。
 ――とすると、行ってみるとするならまずはこっちかな。
「じゃ、こっちの丘の方に行ってみようか。森に行っていきなり強い魔物とか居たら、ヤバいしな」
「魔物っ!」
 提案してみたところ、急に叫んだ高茶屋はビクッとその身を跳ね上がらせた。
「や、や、やっぱ、居るのかなっ?! 魔物っ!」
「そりゃ、が居るんだから、魔物も居るだろ?」
「だ、だ、だ、だよね……」
 見える範囲には居なさそうだが。ルナ様がそういう場所に送ってくれている可能性も有るし、ゲームなんかでは森には強い魔物なんかが居るのは定番だ。
 最初に戦うのは弱い魔物、ゲームで云う処のゴブリンなんかが良いだろうけど、何よりも情報取集が先決だ。
「でも、さっきまであんなにやる気だったのに、急にどうしたんだよ、高茶屋」
「……だってぇ、さっきまでは何かゲームみたいなイメージだったんだけど、この世界を見れば見る程、リアルなんだなって思って、怖くなっちゃって……」
 段々声が小さくなって言った高茶屋は、控えめに俺の服の裾を掴んだ。
 そりゃまあ、俺だって怖いは怖いけど、でも――。
「俺が守ってやるよ、ルナ様に貰った、あずきボーの能力で」
 そう。俺には信じられる能力が有るから、堂々としていられる。
「あずきボー……」
 高茶屋は小さな声で繰り返した後、俺の服を離した。
「どうだ、少しは落ち着いたか、高茶屋?」
「うん……」
 俺から顔を逸らして頷いた高茶屋の頬は、いつもより血色が良い様に感じた。
「……ねえ、善哉ぜんざい。……村井君がもう一度、私の事を名前で――七妃ななひって呼んでくれたら、もっと勇気、出るかも……」
 ……元気に笑っている方が安心するけど、不意にに戻られると、ドキッとする。
「あ、あれ、呼んだっけ?」
「呼んだしっ! トラックが来てて、駆けつけてくれた時っ!」
 呼んだ……か。
「い、いや、呼んだっけ?」
 思い出しはしたけど、物凄く恥ずかしいので誤魔化してみる。
「呼んだっ!」
 身体を寄せて、プンプンと頬を膨らませる高茶屋。
「……七……」
「んんっ?」
 言い掛けると、コロッと嬉しそうな表情になって人の顔を覗き込んで来る高茶屋。
 コロコロコロコロと忙しい奴だ。
「やっぱ、今の無し! 高茶屋が俺の事をちゃんと名前で呼ぶのと交換だ!」
「ちょっ、何よそれっ! 善哉ぜんざいはぁ、善哉ぜんざいじゃんっ!」
「じゃあこの話は無しだな、高茶屋」
 ダメ押しをすると、高茶屋は唇を突き出して、不満そうな顔を見せた。
「ムウウッ、いぢわるっ!」
 そのまま両手でこぶしを握って下に付き出したその姿は、控えめに言って可愛い。
 ――別に、俺だって高茶屋を名前で呼ぶのは嫌じゃ無い。
 ただやっぱり恥ずかしいし、せめて代わりの何かが欲しい。
「もう良いしっ! ぢゃ、呼んでやんよ! よ、よ、よ、よし、よし、よし……」
 怒った七妃は、顔を真っ赤にしたまま、壊れたテープレコーダーの様に繰り返した。惜しい、あと一文字。
「よし……よし……よし…………村井君……」
「何でそこで後退する」
 あと一歩だという音を繰り返したのちに顔を落として名字呼びをした高茶屋に、ついついツッコミを入れてしまう。
 恐る恐る顔を上げる、高茶屋。
「あー、……私、ギャルモードはさ、ほら、高校デビューだし、かなり気合を入れた状態なんだよね……」
「ああ」
「1年間なり切っていて、大分無意識でもやれる様になって来たんだけど、やっぱり、極度に緊張したりすると、解けちゃうんだよね、変身……」
 という事は、今は極度の緊張をしていたという事か。
 だが。
「取り敢えずは俺と2人切りだし、無理をする必要は無いんじゃないか?」
「ありがとう……。……でも、素の私って、つまらなく無いかな……」
 何でそうなる。……じゃ、無いか。それだけ中学の時の事が、こいつの心に陰を落としたんだな。無理も無い。
「……あー、っと。俺は、そんな事は無いぞ?」
 口に出すと意外と照れ臭くて、視線を外してしまう。
「あれっ? 善哉ぜんざい、照れてるっ?!」
 ――何でこいつは俺が照れると急に余裕が出るんだ?
 まあ、それはそれとして、名前呼びの件はどうにか流れたかな……。

 チチチチチチチ――。
 親子連れの鳥が木の太い枝に並んで、俺のヘタレな内心を嘲笑うかの様に囀る。

 ……うるさいよ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜

ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」 「街の井戸も空っぽです!」 無能な王太子による身勝手な婚約破棄。 そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを! ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。 追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!? 優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。 一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。 「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——! 今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける! ※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます

竹桜
ファンタジー
 ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。  そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。  そして、ヒロインは4人いる。  ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。  エンドのルートしては六種類ある。  バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。  残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。  大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。  そして、主人公は不幸にも死んでしまった。    次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。  だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。  主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。  そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。  

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~

ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。 彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。 敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。 この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。 「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」 無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。 正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

処理中です...