今日も僕は君のために

eegww 松実

文字の大きさ
4 / 4

今日も僕は君のために

しおりを挟む
(えっ)私は今目の前で起きた事に対して頭が真っ白になった
嘘でしょ?えっ今何が起き轢かれた?(咲ちゃん)(咲ちゃん!!)

(ハッ!)(何があったの?)神璽さんが私に声を掛けてた
その時私は涙が溢れていた(せりざわが芹澤がぁぁ~)(!!)(取り合えず落ち着こう咲ちゃん)

(直ぐに救急車と警察を呼ぶから)私はその場に崩れ落ちた
(僕ちょっと様子見てくるよ)(・・・)(行って来るよ)

僕は芹澤君の元に向かった
(芹澤君!大丈夫かい?)(・・・)返事が無いこれはマズイな

(ゃくそく)何か喋っている?(何を言ってるんだ?芹澤君?)
(やっやぐそくはっまもれよ)(・・・)

僕は咲ちゃんの元に戻った
(咲ちゃん芹澤君はもう)何も聞こえていないようだ今はそっとしておこう

そうしていたら警察と救急車が来た
僕はさっき起こった事を話した警察はその車を追うらしい

芹澤君は救急車で運ばれていった
そして芹澤君は亡くなった

(咲ちゃん葬式には行ってあげないの?)(うんそうだね見送ってあげなきゃね最後に私の事好きだって言ってくれたしね)(・・・)
私はあの時何も出来ずにその場に崩れていただけだった

助手君はあの場で一番正しい行動をしていたのに
私は何も出来なかった本当に何をしていたんだろう

芹澤の葬式に私達は行った
(あんた何しに来たんだ!!)パンッ(・・・)私は芹澤の母親から殴られた

(すみませ)(謝ったってあの子は戻らないんだよ)(おいやめないか?)(あれは事故だったんだろ?)
(でもっでも)芹澤の母親は顔を手で隠し号泣した

(申し訳ない)芹澤のお父さんが謝った(今の現実を受け入れられないのは君も同じなのにね)
(本当にすみませんでした)私はただ謝る事しか出来なかった

そうして私は芹澤を見送った涙が止まらなかった
その日は泣き疲れたのか私は直ぐに寝てしまった

あーあやっぱ生きてて貰った方が良かったかな
まさか最後にあの時の約束・・の事を言い出す何て芹澤君も律儀りちぎだな~

昨日の夜
俺は椿姫を送って家に帰った時電話が鳴った知らない番号からだった

【もしもし】【あーもしもし誰か分かる?】誰だ【誰だよ】本当に分からんけど聞いたことのある声だった
【寂しいなー今日君の事助けてやっただろ?】!!【お前まさか椿姫が探している奴か?】

【でさちょっと今から合わない?】コイツの正体が分かれば椿姫の助けになるなだが【断る】
【えー断っちゃうの?】【ああ、俺はお前を信用できない】

【そっかーじゃあ君が助けたあの子殺すかー(笑)】コイツ【このクソ野郎が】
【何怒ってんの?で?来るの?来ないの?】そんなの【分かった場所を教えろ】

【それじゃあ】それから俺はそいつに指定された場所に行った
指定の場所に着いた時
一人の人間が待っていた仮面を付けていた

(おー来た来たさっきぶりだねぇ)(っと)(なに?なに?いきなり殴りかかって来てさ)
(うるせえ大人しく一発くらい食らえよ)(嫌だよ俺君に何かしたっけ?)(ふざけるなよ)

(椿姫を人質にしただろ?)(あーだって君が大人しく来てくれないんだもん)(やっぱお前クソ野郎だな)
(そんなに怒んなよーもしかしてあの子の事好きなの?)(好きで悪いかよ)ボソッ

(ん?何か言った?)(好きで悪いかよ!)(ヒュー青春だね)
俺は何とかしてコイツの仮面を外す方法を考えていた

(それで?)(何で俺を呼び出したんだ?)さてアイツはどう出てくるか
(それはねちょっと君には罰を与えないといけないかなって思ってさ)俺はその言葉を聞いた瞬間身構えた

(おお、すぐ反応したそこは偉いねだけどじゃあ何であの時あの子を守れなかったのかな?)
(俺の実力が足りなかったからだ)(へー言い訳はしないんだね)(ああ)それは本当の事だからな

(で?今俺を殺すのか?)(いや違うよ)(じゃあどういう事だ罰って)
(明日罰を受けて貰うよ)明日一体コイツはを考えてるんだ?

(ちなみに罰はほぼ死ぬって思った方が良いよ)(そうかよ)(あれ?もっとビビると思ってたんだけどな)
(今お前とこうして話してる時点で死ぬかも知れないのに今更だろ)

(君結構面白い事言うねじゃあ特別に最後に椿姫って子だっけ?その子に一言だけ何か伝えても良いよ?)
(もちろん条件としてあの子の家の前で電話で伝えて貰うけど)(分かった)

(じゃあ別れの握手でもしようか)(ああ)俺はここしか無いと思って握手する瞬間そいつの仮面を取った
(はっ?!!!!)(何で?)(おい!何で何で何だよ!!)

(あーあバレちゃったかまあ君はそんな事をしてくるかなとは思ってわざと食らってあげたんだけどね)
(一つ条件追加だ)(何だよ今更)

(さっきの最後に伝える言葉だけど君には今選択しがある)
(今日帰ってから直ぐに僕の正体をその子に伝える)(けどそれが分かったら僕はその子を殺す)

(二つ目最後明日君が罰を受ける時に僕の正体を伝える)
(まあこれをしたらそうだな君の知らない誰かが死ぬ)

(三つ目は僕の正体を言わずに君の伝えたい言葉を言う)(この場合は君意外誰も傷つかない)
それを聞いた時俺の答えはもう決まっていた俺のせいで知らない誰かを犠牲にする事も出来ない
椿姫を犠牲にする何て選択しも俺には無い

(さあ君がどう選択するか楽しみだ)
(まあ二つ目を選んだら君の知らないつまり赤の他人が死ぬだけだから二つ目で良いんじゃない?)

(聞かなくてもお前ならもう分かってるだろ?)(そうだね)
(善人だと思ってたのによ)(そう善人が皆良い人だったらあの教師はあんな事はしてないと思うよ)

(まあそうだな)(じゃあ明日)(ああ、明日な)そうして俺は家に帰った
アイツの言葉が嘘に聞こえなかったから俺は椿姫には何も言わなかった

数時間前
(で?頼み事って何なんだよ)(それはねさっき逃げた男の方いただろ?)

(ああ、そうだな)(車を用意するからさサクッとそいつを轢いて欲しいんだよね)
(ふざけるなよこれ以上俺に罪を犯せって言うのかよ)(何か問題?)コイツホントにいかれてんのか?

(じゃあ成功させたらそうだな1000万あげるよ)(!!)マジか
(分かったよやるよ死にたくも無いしな)(それで何処で轢くんだ?)

(明日僕が指定した場所に待機しといてそしたら彼がいると思うから僕の合図で轢いてくれて良いよ)
(分かったよ)もうやるしかないな

俺はこの日死ぬのを覚悟して椿姫の家に行ったそして電話を掛けた
【はいもしもし】電話に出てくれた【ああ、椿姫】【どうかしたの?】【ちょっと外出て来て貰えないか?】

【分かったよ】アイツの言葉どうりなら電話を切らなければ良いと思っただから
【すまん通話は切らないでくれ】俺はそう伝えた【分かったよ】椿姫は出て来てくれた

俺はもう椿姫に伝える言葉は決まっていた本当はもっとちゃんと伝えたかった
【俺さ会った時から椿姫の事ずっと好きだったよ】その言葉を伝えた後隣から車が突っ込んで来た

避ける事が出来たかも知れなかったけど俺はあの時アイツを見てしまったから避けなかった
クソ痛いマズイ意識がその時

(芹澤君!大丈夫かい?)(・・・)コイツわざとだろ顔が笑ってるぞ
俺は声を出そうとしたが上手く出ないでも言うしかない

(ゃくそく)(何を言ってるんだ?芹澤君?)(やっやぐそくはっまもれよ)
俺は聞いた(それはもちろんだよ芹澤君)

アイツの言った通り轢いてやったぞそして俺は誰も居ない所を見つけ車を停めた時電話が鳴った
【もしもし僕だけど?】【俺はちゃんとやったぞ】【あーそうだねお疲れ様】

これで1000万貰えるそう思ってた
【で?早く1000万渡せよ】【悪いけど君はもう用済み何だよね】【はっ?何言ってんだよお前ふざけんな】

【じゃあ俺は無駄に罪を増やしただけじゃねーか】【君は罪で裁かれるのが嫌なんでしょ?】
【お前何言っ】【ボン】その日車が突然爆発したという通報が入った

これで君は死んだからね死んだ人間を裁くことなんて出来ないよね?
あと君も犯罪者何だからこっちの思考を読まなきゃダメじゃんこんな上手い話嘘だってわかれよな

さてこれからどうするかな
てかやっぱめっちゃ良い表情してくれたな~あの目もすごく良かったよ

最近どんな顔あったっけな?目の前であの奥さんが死んでいく時の顔も良かった
あの動物の小屋も見てくれたのかな?

誘拐された時後から出て来たけど僕を見た時の表情も忘れられないよ
あんな顔も出来たんだね

ただ一つだけ勿体なかったのは芹澤君だな~
あの子やっぱりもうちょっと待ってもっと距離が縮まって恋人くらいまでになってからにすれば良かったな~

そしたらもっと表情とか瞳を見れたのにな~
僕としたことが見誤ったかー

君を生かして良いのも壊して良いのも傷つ付けれ良いのもその他全て僕だけの特権だ
あっそう言えば

アイツ叩いてたな良し次はアイツをターゲットにしてやるか
良しやりますか~

僕は君のその表情・瞳を見たいそのためいつか僕にたどり着けるため
今日も僕は君のために・・・・・・・・・・事件を起こすよ

そして僕の正体が分かったその時君がどんな表情・瞳をしてくれるか楽しみだよ
咲ちゃん・・・・
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

処理中です...