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シルドルク10

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 ―目が覚めた確か首ちょんぱされたよな俺?身体は…動かないってか何だ?この視点「おっ!目が覚めたようじゃな」女子の声それも非常に幼い

「余はこの地獄界」うーん顔が見えないな…てかこれって「黒のハーフバッぐっ」顔を踏まれた「…なっいきなり何を言い出す!?」あーしまった~つい口が動いてしまった~

「あの姫様でさえそんな下着は付けてなかったのになそれよりのじゃを付けるのを忘れているのじゃ」「うっうるさい」

「今全く見えないがお前多分幼い見た目してるだろ?そんなの履くとかどうなってんだよ?」「ぐぬぬっ余を愚弄しているのか?」ボソッ「?」「聞け!余は軽く千年は生きているのだぞ!!」

「…」「フンッこれで分かったか?つまり」つまり「ロリババアって事だ」「…うぅぐすっ」流石に言い過ぎたか?「あとそろそろ踏むの止めてもらえませんか?」「…すまぬ」足がどけられ後ろに下がってくれたお陰で姿が見えた

 着物姿の幼女だった「うわーいい歳した幼女が泣いてる~」「うっうるさい」幼女が涙を拭って覚悟を決めたのか「それで…」「それで?ここは何処だ?」「さっきからわざとやってるのか?」

「偶然だ」「…分かった先にそっちの疑問に答えるのじゃ」「おぉ!のじゃが戻った」「…」ジトっとした目で睨まれてしまった「悪かったじゃあ一つ目俺は死んだのか?」「そうじゃ首を切られてな」

「死に方を知ってるって事は見てたのか?」「まあそうじゃな細かく言うなら死んだ少し前の出来事も見る事が出来るのじゃ」つまり常に見られていた訳では無いのか

「二つ目ここは何処だ?」「ここはそう死んだ者が来る場所地獄界の審判を下す場所そして余はここの二代目当主ゴッヘルトなのじゃ」こんな奴が偉い…かうーん納得いかねぇ

「地獄があるって事は天界みたいなものもあるのか?」「その通りじゃがあっちに行くのにも色々と条件があるのじゃ」

「そうか次が最後で良いやこの姿ってどうにかならないのか?」「はぁ仕方ないほれ」一瞬視界が閉ざされ再び戻った「生き返ったとは違いそうだな」「そう今のは魂を空の器に戻しただけじゃ」

「そうか」「疑問を抱かないんだな」「そうだな俺は良く魂とか心だとかをここだとか言って心臓にやる奴を見た時に思うんだ」

「本当にそこなのかと」「…」「俺の考えでは全てはここだと思う」頭を指差した「悪い少し長かったな」「いや良い考えだと思うぞ」「それはどうも次はそっちの番だな」

「余が聞きたいのは…ってちょっと待てどういう事じゃ?」突然目の前の幼女が慌てた「どうかしたのか?」「お主の名前を聞いても良いか?」そう言えば名乗って無かった「ジーク…いや仲月喜実紀だ」

「そうか仲月よお主生き返っておるぞ」「そうか」「…余り驚いて無いようじゃが」「恐らくアイツが蘇生させてくれたんだと思うが」「生き返ってしまったのなら余の仕事が無くなってしまったな」

「そう言えば聞きたい事って何だったんだ?」「それは……じゃな」「俺が生き返った後こっちの状況覗けないのか?」「うーむ…じゃあこうしよう」指でひょいッと何かをした「?」特に変化を感じなかったので首を傾げた

「ステータスを見て見ろ」「ステータス」「…あれ?」ステータスが出ない「…」あーこれは「すまんステータス出ないわ」「そもそもお主何でステータス何て言ってるのじゃ?」

「それは俺が聞きたい事だ」「はぁまあ良いホレっ」ゴッヘルトが机に置いてあったボードを見せた…これは俺のステータスか下の方に≪監視対象≫そう追加されていた

「マジかよ」「ホレッ分かったらさっさと行って来い」「送り出してくれるとかじゃないのか?」「はぁ分かった」何故かため息をつかれてしまった「それとすまんが最後にもう一つだけいいか?」

「何じゃ?」俺はそれを聞いたゴッヘルトは少し記憶を整理しているのか口元に手を当て「確かその者等は…じゃな」「ありがとう」「それとお主次に目覚めたら少し良い光景だと思うぞ」は?そして視界が閉ざされた

「…行ったか」それにしても「蘇生…か」蘇生は禁忌の行為の一つそれが出来る奴…恐らく転生者か「絶対神への争い…か」―

 恐らく体感で三秒くらいか視界が閉ざされそして目覚めた視界には二つの果実空も見える仰向け…しかし何だ?後頭部が柔らかいそして程よく硬い非常に心地が良い…つまりこれは

錦戸が覗き込んで来てお互いに目が合う何か片方凄い事になってるがやっぱコイツの目…綺麗だ実に良い目をしている「目が覚めたんですね仲月さん」少し恥ずかしめてやるか「おう最高の目覚めだ特にこの太ももの柔らか…さ」

 しかし俺の思っていた反応と違い泣いてしまった「ここは怒るか顔を赤らめる所だ…」「仲月さん馬鹿…無茶し過ぎですもし蘇生出来なかったらって考えたら私…私」…「悪かった」

「でもありがとうございますそのおかげで分かりました」色々聞きたい事があるがせっかく膝枕というあまり出来ない経験をさせて貰ってるのだ寝返りでも打ってみるか頭を錦戸の腹の方向に向けた「ちょなな仲月さん!?」

 おぉ!!これは先程は後頭部で感じていた感触が頬に…良いなこれ「もう一回死んでみますか?」明るい笑顔しかし冷たい声でそう言われてしまった「もうちょっと夢を見せてくれよ」

「これ現実ですよ仲月さん」これ以上はマズイな「それで?アイツ等は?」「あっちにいます」起き上がり錦戸が向いていた方向を向いた
 
二人がいた「おぉーいるい」る錦戸が俺を抱きしめた「すみません少しだけこうさせて下さい」
震えていたまた泣いているのだろうこういう時抱き返してやるのが正解なんだろうな両腕を錦戸の背中に回した…

こういう時どういう表情が正解なのか分からないが恐らく俺の今のこの表情は間違いだろうだって笑っているのだから泣き止んだのか錦戸が手を離したのでそれに合わせ離した「落ち着いたか」

「はい」二人に近づき立ち止まった「仲月さん」「ん?どうしたんだ?」「二人の治療をしても良いですか?」「まあ止めるつもりもないだが良いのか?」

「確かに私の両親を殺したかのは事実ですでも私の面倒を見てくれたのも事実です」「…そうか」錦戸その考えは甘いぞでもそれがお前という人間なのかも知れないな「失礼します」

錦戸が二人を治した相変わらずすげぇこの治療現代で出来たらいくら稼げるかっとそう言えば「綾瀬は?」「あ」え?何怖いんだけど「一度拠点に戻ってもらいましたちょっと心配なのでもう一人が終わったら戻っても良いですか?」

「そうだなこっちに連れて来ても良いと思うぞ」「分かりました」治療を終わらせ錦戸は拠点に戻って行った

 二人が目を覚ました「何でまだ生きてるんだ?」「錦戸が生かしただけだろ?」「それとお前生き返ったのか?」「そう言う事だ」「…一つ聞きたい」「何か聞くことあるか?」「何処で分かっていた」その質問をした時仲月はにやけ

「答え合わせをしよう」そう俺達に言った
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