点数が悪い俺異世界転移したがロクなスキルがなかったので転生者を手に入れる

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ボンカスト編 第7話 とんだ勘違い

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 目が覚める……何処だ?ここ?何故か何もない白い空間にいた「よぉ仲月」うわぁ~視界にゴッヘルトがいる…あぁ夢か「……」「おい!寝るな」「あれ?おかしいな大抵戻れるんだがな…それより夢にまで出てくんじゃねぇ」


「戻る?って……あぁ??何か不満でもあるのか?」「既にプライバシーが侵害されてるってのにここにまで出て来られたら言われても仕方ないだろ?」…にしても、相変わらずの見た目というかなんというか


 そんな事は置いといて仮にここが俺の精神世界であれば無理矢理でも覚める事が出来るんだが……試しても出来なかったそうなると一番最悪なのが……「仲月…やはりお主は面白い奴じゃな」


 そう言いながら目の前のクソガキがニヤニヤしていた「人の頭を覗くな」「何を聞いてもまともに答えん奴が悪い」「結局何しに来たんだ?」「え?暇つぶし」「そうか、じゃあもう帰れ」


(そんな事言って~ホントはもっとここにいて欲しいって思ってるんじゃろ?)何か脳内ちょくせつ聞こえるんだが……まあ、幻聴って事にでもしておこう


天寿越え幼女特殊ロリ変質者を眺めろってか?」これで不貞腐れて帰って貰おうと思ったんだが「ふ~~ん……じゃあさ?」「?」一瞬視界からゴッヘルトが消えたのち顎をくいっと持ち上げられ「仲月はこっちの方が良いってこと?」


 非常に整った顔立ちをしている青年?にそう問われた「……一体どう勘違いしてこうなったんだ?」「あれ?違った?だってさ~余?美少女じゃろ?だが、お主な~んの反応もせんからてっきりそっちなのかと」


 は?何を言ってるんだコイツは……まあ確かに元の顔も整ってるからな「こっちはもう綾瀬で十分間に合ってるんで」「さて、冗談はこの辺にしといて」「へぇ~そんな風に変わって行くんだな」


「ふぅ~やっぱこっちの方が落ち着く~」あれ?てっきりクソガキに戻るのかと思ったんだが予想とは違い何て言うのだろうかイイ感じの姿になっていた「そろそろ帰るがその前に一つ質問に答えろ」


「答えられる事ならな」「お主は何故転生者を殺すんじゃ?」どんな質問が来るか少し考えてたが思ったより簡単な内容だ「そうだな、お前しか居ないし言っても良いか」


 そうして嘘は無しで答えた「やはりお主は面白いな」「そりゃどうも」「暇になったらまた来るかもな」ゴッヘルトが消え視界に映る光景がゆっくり消えていき「……」あぁめたか「スゥゥ……スゥ」


 上から被さっていた形が少し変わり隣でスニージアが寝息を立てていた「……」視界に二つがあったので片方にデコピンをした「んっ」するとぷるんと揺れた……何かとは言わんが少し浮かび上がって来た


 ここからまだ追熟の余地があると考えると……ドンマイあや「何?してるんですか?」……え?俺は視点を声のした方向にゆっくり回転させた「何???してるんですか???」笑顔なのに声が冷たい錦戸がいた
「……」マズイ…慎重に言葉を選ばなければいくつか候補を挙げていた時


「痛てっ」いつの間にか俺は床に寝転がって錦戸に見下ろされていた「ふぅ~助かったわ錦戸ありがとう」その場を立ち去ろうと部屋を出ようとしたが扉との距離が全く縮まらないそれもそのはず


 「あの~錦戸さん?放して貰って良いですか?」ガシッと肩を掴まれていた……あの?ググッっと少しずつ指がめり込んで痛いんですけど??


「何逃げようとしてるんですか?」……綾瀬が居ない所を見るとスニージアに会いたく無いのかそれとも寝てるかってところか「それより綾瀬はどうしたんだ?」「晴ちゃんはまだ寝てます」


「そうか、それと今何時か分かるか?」「えぇっと確か」「お前達は一体何者なんだ?」聞き覚えのある声が扉から聞こえた「あ!もしかしてあなた達が仲月さんが遊んだって言ってた子?」


「「!?」」まあそんな反応になるわな「あぁそうだちょっと過激だったかもな~」「あはっはは」「そっそうだったね~」ここはどうしても合わせるしかないよな?「どうして?そんな俺達の事が気になるんだ?」


「それは……」錦戸って人はともかくお前は気付いてるだろ??ちょっと落ち着きなさいここで強気に出ても意味無いでしょ?…そうだねごめん「どうしたらスニージアさんとあんな風に会話が出来るんですか?」


「う~ん……」いいぞ~その調子だ「ムムムッ~」確か妹の方だったか?睨んでる様にしてるみたいだが睨むの下手くそだな何だよ?そんな羨ましいのか?まあ実際は気に入らないんだろうな俺の事が「そうだなアイツがまだ成し遂げてない研究とかをしてみたらどうなんだ?」


「……私達にそんな事が出来たらどれだけ良かったか」「ここにはお二人の他にもいらっしゃるんですか?」「他にもメンバーはいますがあの人より優れた者はいません」「それより二人の名前聞いても良いかな?」「えぇっと私は……」「ふぁぁ~~」「「!!」」


「やあ~二人共おはよう」「おはよう」「…おはようございます」「そう言えば玲那ちゃん昨日のつづ」「晴ちゃん起こしてきます」「……仲月何かした?」「普通に嫌われたんじゃね~の?」


「えぇ~それは残念だな~うぅ~んっと」あの二人は……コイツが起きた瞬間にどっか行ったか「今日どうすんの?」「まだ、この国を全然回れてないから散歩でもしてくるかな?良かったら」


「別に興味ないからパ~ス」「じゃあ行って来るわ」「はいハーイ」寝転がり背中を向けた状態でノールックで手をひらひらさせていた……


 部屋を出てすぐそばに錦戸と綾瀬が待っていた「ちょっと街でも歩くか?」「……」二人して何も言わずに歩き始めた……錦戸はともかく綾瀬は寝起きだからって事で良いんだよな??


 ――その後街を歩いて三十分後俺達は公開処刑を見る事になった
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