11 / 25
第十一糞
しおりを挟む
私の名前は天野小春、今をときめく花の女子高生。
可愛い物が大好きで、今日もピンクのかわいいリボンを頭につけている。
雨がシトシト続くこんな日でもスキップしちゃう。
だって、綺麗なアジサイの花が咲いてるんだもの。
カタツムリさんみーっけ!
うふふ、いいこと思いついちゃった!
「小春ちゃんおはよー」
「こはるんおはよー」
みんながおはようって挨拶してくれる。
今日もとってもいい日だな。
「天野さんおはよー。何か嬉しそうだね。いいことあった?」
前の席の聡美ちゃんも声をかけてくれた。
「ふふ、実はね」
私はピンク色のポーチのチャックを開ける。
「え、あ……え?」
うふふ、びっくりしてるびっくりしてる。
「えっと……」
「カタツムリのむーちゃん」
そう、みんなをびっくりさせようと思って、カタツムリを入れてきたの。
「可愛いでしょ?」
「あ、えと、うん。でもあの、ポーチの中ネバネバしてるけど大丈夫?」
「そうなの、とっても元気な子なの! 小春と一緒にいれて嬉しいのかな?」
「あ、そう……大丈夫ならいいや」
そうだ、今日はむーちゃんと一緒に授業受けちゃお!
ポーチから取り出したむーちゃんを机の上に置いちゃった。
これで、みんなにも見てもらえるね。
「じゃあ、プリント回収するぞー」
配られた授業のプリントはちょっと難しかったけど、むーちゃんが「頑張れ」って応援してくれたから、何とか解けたね。
「あ、じゃあ天野さんプリントもら……うわ、紙食べられちゃってるよ! ベットベトだし……」
「こらむーちゃん、プリント食べちゃダメだぞ」
私はツンとむーちゃんのツノをつつく。
「ごめんね、むーちゃん食いしん坊さんみたい」
「あ、うん……そうなんだ……プリントもらってくね……」
次の授業はグループワーク。
机をくっつけて話し合うの。
ふふ、みんなむーちゃんを見て驚いてる。
ふと、隣のグループの聡美ちゃんを見たら、何だかぎょっとした顔をしてる。
どうしたのかな。
身振り手振りで何か教えてくれてるみたいだけど、分からない。
で・て・る?
何だろう。
「何やってんだ聡美?」
それに気づいた和人君が聡美ちゃんから何か聞いてる。
何か納得したみたいでこっちに向かって歩いてきた。
「天野さん」
「どうしたの?」
「そのカタツムリうんこ出してるよ」
「和人、ばか! そんなに大きな声でっ」
「あ、ほんとだ。うんこ出ちゃってる……可愛い!」
「そうだな、可愛いか可愛くないかで言えば可愛いかもしれないな。『うんこ』っていう言い方もそこはかとなく」
「えぇ……」
聡美ちゃんは何だか複雑な顔をしていたけど、和人君は「可愛い」がわかるみたい。
今日は新しい発見ができちゃった。
あ、むーちゃんのうんこ見てたら私も脱糞したくなってきちゃった。
「せんせー、うんこ行ってきます」
「あ、ああ、うん。うんこね、うんこ。行ってきなさい」
私は今をときめく花の女子高生。
明日もいいことあるといいな。
「ブリッ」
可愛い物が大好きで、今日もピンクのかわいいリボンを頭につけている。
雨がシトシト続くこんな日でもスキップしちゃう。
だって、綺麗なアジサイの花が咲いてるんだもの。
カタツムリさんみーっけ!
うふふ、いいこと思いついちゃった!
「小春ちゃんおはよー」
「こはるんおはよー」
みんながおはようって挨拶してくれる。
今日もとってもいい日だな。
「天野さんおはよー。何か嬉しそうだね。いいことあった?」
前の席の聡美ちゃんも声をかけてくれた。
「ふふ、実はね」
私はピンク色のポーチのチャックを開ける。
「え、あ……え?」
うふふ、びっくりしてるびっくりしてる。
「えっと……」
「カタツムリのむーちゃん」
そう、みんなをびっくりさせようと思って、カタツムリを入れてきたの。
「可愛いでしょ?」
「あ、えと、うん。でもあの、ポーチの中ネバネバしてるけど大丈夫?」
「そうなの、とっても元気な子なの! 小春と一緒にいれて嬉しいのかな?」
「あ、そう……大丈夫ならいいや」
そうだ、今日はむーちゃんと一緒に授業受けちゃお!
ポーチから取り出したむーちゃんを机の上に置いちゃった。
これで、みんなにも見てもらえるね。
「じゃあ、プリント回収するぞー」
配られた授業のプリントはちょっと難しかったけど、むーちゃんが「頑張れ」って応援してくれたから、何とか解けたね。
「あ、じゃあ天野さんプリントもら……うわ、紙食べられちゃってるよ! ベットベトだし……」
「こらむーちゃん、プリント食べちゃダメだぞ」
私はツンとむーちゃんのツノをつつく。
「ごめんね、むーちゃん食いしん坊さんみたい」
「あ、うん……そうなんだ……プリントもらってくね……」
次の授業はグループワーク。
机をくっつけて話し合うの。
ふふ、みんなむーちゃんを見て驚いてる。
ふと、隣のグループの聡美ちゃんを見たら、何だかぎょっとした顔をしてる。
どうしたのかな。
身振り手振りで何か教えてくれてるみたいだけど、分からない。
で・て・る?
何だろう。
「何やってんだ聡美?」
それに気づいた和人君が聡美ちゃんから何か聞いてる。
何か納得したみたいでこっちに向かって歩いてきた。
「天野さん」
「どうしたの?」
「そのカタツムリうんこ出してるよ」
「和人、ばか! そんなに大きな声でっ」
「あ、ほんとだ。うんこ出ちゃってる……可愛い!」
「そうだな、可愛いか可愛くないかで言えば可愛いかもしれないな。『うんこ』っていう言い方もそこはかとなく」
「えぇ……」
聡美ちゃんは何だか複雑な顔をしていたけど、和人君は「可愛い」がわかるみたい。
今日は新しい発見ができちゃった。
あ、むーちゃんのうんこ見てたら私も脱糞したくなってきちゃった。
「せんせー、うんこ行ってきます」
「あ、ああ、うん。うんこね、うんこ。行ってきなさい」
私は今をときめく花の女子高生。
明日もいいことあるといいな。
「ブリッ」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる