スパダリかそれとも悪魔か

まめ太郎

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76R-18

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 怜雄は俺の内部に先端の一番太いところを差し込むと、すぐに抜いてしまう。
 それを何度も繰り返され、ちゅぽっ、ちゅぽっという水音が背後から聞こえる。
 俺は後ろの入口がじんじんと痺れ、中がもっと奥まで欲しいと蠢いているのを感じた。 
 俺は怜雄を見上げて言った。
「何で奥までくれないの?」
「欲しいなら、ちゃんと言わないと。」
 怜雄は口もとを斜めにし、笑みを浮かべて言った。
「いれて。」
「何を入れてほしい?」
「怜雄のちんぽいれて。」
「俺のどんなちんぽ?」
 俺が恥ずかしさで答えられずにいると、怜雄は性器を内部から引き抜いて言った。
「いらないみたいだな。」

 俺は、首を何度も振ると後ろを振り返って、怜雄に片手を伸ばした。
「いる。欲しいから。お願いっ。」 
「じゃあ、ちゃんと答えて。」
 冷静な怜雄の声と対照的な熱く濡れた性器を俺の尻に押し付けられ、快楽で頭が真っ赤に染まった。
「怜雄のおっきな勃起ちんぽちょうだい。硬くて太いの俺にいれてっ。」
「いれてどうしてほしい?」
「いつもみたいに前立腺いじめて、奥までずぼずぼ突いて、ぐりぐりしてっ。」
 俺は涙と唾液をこぼしながら、そう答えた。

「よくできました。」

 怜雄が一気に腰を進め、俺の奥の入口をずんっと突いた。
「ああっ、これ。これ欲しかったっ。あんっ。いいっ、気持ちいいよお。」
 焦らされたぶん、感じてしまい、俺は怜雄の性器を何度もきつく締め付けた。
 怜雄が性器を抜いてしまうのが嫌で、自ら腰を押し付ける。
 左右に揺らめく俺の腰を撫でながら、怜雄が言った。
「腰つきが細くなってすっかりいやらしくなったな。男に可愛がられるための体だ。」
「いやっ。だめっ。そんなこと言うなあ。あっ、やあっ。」
 俺はそう言いながら、自分の体が熱くなるのを感じた。

 怜雄がふいに俺の片足を持ち上げた。犬がおしっこをする時のような姿勢をとらされ、俺は顔を赤くした。
「ほら、どうだ。今、誰か入ってきたら俺と繋がっているところ、丸見えだな。」
 緩く腰を突き上げながら、怜雄がそんなことを言う。
「あっ、だめえ。見られちゃやだあ。恥ずかしいよ。あんっ。」
「よく言うぜ。他人に見られる想像して、気持ちよくなっちまったんだろ。お前のここ、すげえ締まった。」
 俺と繋がっている部分を人差し指でゆっくりと撫でると、怜雄が本格的に腰を使い始めた。
「あんっ。あん。あっ。あっ。だめえ。恥ずかしい。イッてるとこみられちゃう。だめなのにっ・・・。見られちゃダメなのにぃ、気持ちいいよお。もっ、だめ。いっちゃう。」
「見せてやれよ。お前のスケベな穴もイッてどろどろになったちんぽもみんな見せてやれっ。」
 俺の奥の入口に怜雄の性器の先端がこすれて、俺は「ひんっ、ひんっ」とあえいだ。

 怜雄が俺の足を降ろし、腰を両手で強く掴むと、俺の腹を突き破る勢いで突き上げた。

「はあっ、あああああっ。」

 俺は奥のくぼみに怜雄の亀頭が刺さるのを感じながら、絶頂に達した。
 しばらくして怜雄も達し、ぬちゃぬちゃと俺の内部に自分の白濁をなじませるように動かした後、ゆっくりと性器を引き抜いた。
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